本当にやるんですね・・・東京オリンピック、パラリンピック。
コロナ禍で中止もあると考えていたのですが、無観客、パブリックビューイングなしといった対策を取りながらの実施です。
今週号の日経ビジネス誌2021.7.19-26号の特集は「コロナ五輪という賭け」。
今回の五輪を取り巻く課題を浮き彫りにしています。
Part1 コロナ五輪で「悪目立ち」の恐れも・・・困惑するスポンサー 費用対効果はどこに
Part2 祭りのあとに残る課題 レガシーかお荷物か 五輪施設をどう生かす?
Part3 1964年と2021年、2つの五輪が映す時代 幸せになった私たち 未来は縮小か再興か
面白かったのが、Part3の「1964年と2021年、2つの五輪が映す時代。
アジアで最初の五輪開催から約半世紀。
この国は、確実に豊かになりました。
一人当たりのGDPや国際競争力は、この20年で急降下・・・新興国にも抜かれる経済力の弱体化。
それでも、半世紀前に比べると、モノ持ち、カネ持ちになっていると思います。
同記事では、集団就職、クーラー、新幹線といった昭和の時代のエポックを取り上げ、頑張ってきた日本人の歴史を振り返ります。
そして、こうまとめます。
「日本は、これからどのような豊かさを追い求めるべきか?
本気で考える契機にすることができれば、五輪を開いた意義は深まるだろう。」
そのとおりだと思います。
単に、パンと見せ物を求めるだけではなく、一度立ち止まって考えてみることが大切だと思います。
この五輪が成功し、コロナ禍の中にある世界の人たちに勇気と希望を発信できればいいのになあ、と思います。