エネルギー、食糧、水・・・ライフラインとして最重要な資源。
その中でも、温暖化ガス削減、ノンカーボンへのシフトは、どんどん加速して行きます。
このまま行くと宇宙船・地球がもたない・・・ヨーロッパの危機感は半端ではありません。
政府の第6次(2021年)の目標は、あと10年弱で本当に達成できるのか?というチャレンジングな目標です。
再生可能エネルギー 36~38%
原子力 20~22%
液化天然ガス 20%
石炭 19%
本当に実現可能なのでしょうか?
海上や海辺で風力発電のプロペラが回り、山の斜面には太陽光パネルが敷き詰められ、山ではバイオマス発電、地熱発電がフル稼働・・・そんな風景になるのでしょうか?
今週号の日経ビジネス誌2021.9.20号の特集は、「再エネ 不都合な真実 三重苦の現場を歩く」。
地味でも真面目に重要課題に取り組む日経ビジネス誌の特集記事・・・。
なかなかチカラの入った役立つ記事でした。
コンテンツ
Part1 環境対策か環境を壊すジレンマ 開発は陸から海へ 「風力の街」募る不安
Part2 遠い需要地、脆弱な送電線 整備に5兆円必要 直流革命に期待
Part3 原発停止10年 先細る技術と人材
「三重苦」とは、再エネ、送電線、原子力の3つ。
これらがうまく機能しなければ、政府が目指す2030年の目標達成が出来なくなり、世界の笑いものになります。
逆に言うと、日本の国際競争力が年々低下する中、停滞感、低成長を吹っ切る絶好のチャンスであるともいえます。
環境とエネルギーで世界をリードできるニッポンの実現・・・。
明日を切り拓いていくためには、イノベーションとテクノロジーに賭けるしかありません。
菅政権が打ち出した難易度の高い第6次(2021年)目標・・・これを具体化していくのは、次の政権になります。
実行力、執行力のある総理総裁を選んでいただきたいものです。