能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

面白いほど世界が分かる 地理の本・・・地理学ファンとして面白く読みました

2012年11月02日 | 本と雑誌

「面白いほど世界が分かる 地理の本」 

知的生き方文庫 705円+税

高橋伸夫筑波大学名誉教授・井田仁康筑波大教授編著

 

新聞広告を見て買った一冊。

気楽に読める地理の本です。

世界旅行に出かけるという感じで読むに適した一冊だと思います。


内容的には、高校時代の地理B。

地理Aが世界に横串を刺すのに対して、地理Bは国ごとに解説。

アジア、北米、南米、欧州、アフリカ、オセアニアの順番で国ごとの説明が展開されます。

文庫本といっても389ページの大作。

読みごたえありです。

冒頭の中国、韓国は、特に興味深く読むことができました。

中国では、「急激な都市の発展が生んだひずみ」、韓国では「北緯38度で分断された理由」が解説されています。

また、オーストラリアには世界遺産が19もあるなど、新しい発見もありました。


最近では、地理学自体の存在が薄れつつあり、学会や教員の方たちも大変だと思います。

GPSの研究、人口の移動の研究などで、地理学の命綱がやっとつながっているという感じです。

これからの地理学は、地球にとどまらず宇宙や惑星に向かって発展していけば、地理学のカテゴリー、守備範囲が拡大していくのかもしれません。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京チカラめし これで280円... | トップ | 目指せ!エコ検定 環境問題... »
最新の画像もっと見る