若い人からよく相談を受ける質問が、「どうやったら、経営分析や財務諸表が分かるようになりますか?」。
簿記の基礎知識があれば、財務3表や経営分析の理解も早いのですが、別に仕分けや勘定科目が分からなくても大丈夫です。
昔は、大学の先生方が難しい本を出して、財務アレルギーの人がたくさんいました・・・小職もその一人です(笑)。
でも、時代は進化し、今ではビジュアル本で、効率的に、短時間で経営分析、財務諸表の基本をマスターすることが出来ます。
いい時代になったものです。
未来、将来を扱うファイナンスは難解ですが、過去を取り上げるアカウンティングは結構楽勝です。
さて、どこから手をつけるか?
まずは、決算書を読むことや経営分析や財務諸表が苦手な方は、次の2冊をお読みください。
かなりクリアになると思います。
2冊合わせても2300円・・・土日で集中すれば2日間で基本をマスターできます。
「100分でわかる!決算書分析超入門2021」
佐伯良隆著 朝日新聞出版 1100円+税
カラーでビジュアル・・・しかも143ページ・・・読みやすい本です。
著者はハーバードのMBAホルダーでグロービス大学院の教授。
最初の12ページを読むだけでも、BS、PL、キュッシュフロー計算書の理解が大幅に進みます。
「超入門」を読んだら、次はドリル本です。
「書いてマスター!財務3表実践ドリル」
国定勝則著 日本経済新聞出版 1200円+税
財務3表一体理解法で有名な著者が作ったドリル本です。
しかも、わずか99ページの薄い本です。
クイズ風の問題、エンピツで書き込みながら進めていきます。
簿記の基本の基本から、BS、PL、CSの基本を一体的に理解することが出来ます。
継続は力なり・・・この2冊をベースとして、上のステージに向けた勉強を積み重ねていくといいと思います。
あとは、有価証券報告書や週刊ダイヤモンドの会計特集で各社の財務分析、経営分析をし続けることにより、リアルなチカラを獲得することが出来ます。
がんばれ!この国を支えていく若きビジネスパースンたち!