最近、イタリアに興味深々です。
オペラや三大テノール、赤ワインやスパークリングワイン、パスタにチーズ・・・。
塩野七生さんやヤマザキマリさんの著作も愛読書です。
クルマもイタイア車に乗り替えました。
古代ローマ帝国から続く伝統、工業力はイマイチですが、デザインやブランド、センスは世界最高水準です。
1人当たりのGDPは下落し続けるニッポンと同じくらいですが、イタリアの人たちは日本の人たちより幸せそうに見えます。
ラテン系だからなのか、楽観的なのか、その明るさが魅力的です。
決して豊かではないけれども日々明るく楽しく生きて行く・・・そのスピリットは実に羨ましいです。
寒い冬の日・・・珈琲を飲みながら世界地図と世界史でイタリア史を学んでみました。
イタリア共和国が成立したのは、なんと1948年。
わずか75年前です。
それ以前は、イタリア王国。
第一次大戦後にファシスト・ムッソリーニが台頭し最後は処刑、第二次大戦後にイタリア共和国になりました。
ローマが首都になったのは1871年・・・これも意外でした。
いろいろ調べてみると、イタリアの礎となったのが都市国家・・・ヴェネチアやフィレンツェといった経済力のある都市が群雄割拠していました。
このため、国民国家という欧州の波に飲み込まれず、自主独立自尊で都市国家を運営していきました。
このためイタリアの統一は、長い時間がかかることになりました。
ミラノを中心とするお金持ちの北部と、ナポリやシチリアなどのビンボーな南部という図式も、この無理やり統一に起因しているようです。
今宵は、ドミンゴのヴェルディを聴きながら、スパークリングワインをいただきたいと思います。
VIVA!VERDY