今まで経験したことがない新型コロナウイルス・パンデミック・・・。
世界中の会社が、出口の見えない混乱に右往左往しています。
日経ビジネス誌2021.2.1号の特集は、「危機を超えるファウンダーの教え」。
日清食品、ファナック、YKKなど日本を代表する会社が、創業者スピリットに立ち返り経営の舵取りをしているレポートをしています。
ブレないためには、創業者、ファウンダーの教えに立ち返ることが必要であると、原点回帰を薦めています。
三菱の「三綱領」、YKKの「善の循環」など創業者の熱い想いがこもったフィロソフィーは今でも新しさを感じさせます。
コロナ禍の中ということもあるのでしょうが・・・。
ファウンダーの残した言葉、金言・・・温故知新で会社の存続のために行動レベルで実現していただきたいと思います。
日本の経営史とも言える創業者の言葉を同特集から紹介させていただきます。
「仕事と戯れよ」 日清食品
「悪い情報ほどトップに上げろ」 ファナック
「終始一誠意」 東武鉄道
「産業魂」 キッコーマン
「人は一人も減らさない」「好況よし、不況さらによし」 松下幸之助
「やりの名人は突くより引くときのスピードが大切」 「まず自分のために働け」 本田宗一郎
「自由闊達にして愉快な理想工場の建設」「難しいからこそやる価値がある」 井深大
「やってみなはれ」「陰徳あれば陽報あり」 鳥井信治郎
「利他の心」「動機善なりや、私心なかりしか」 稲盛和夫
「大黒柱に車をつけよ」「下げにももうけよ、上げでもうけるな」 岡田屋家訓(イオン)
最近、経営学の中で「パーパス」という言葉が登場するようになっています。
ミッションとかビジョン、パッションと比べると、ちょっと地味なワードですが、目的、目標を認識することによって道を誤るリスクは低下すると思います。
コロナ禍の中、パーパス・マネジメントを進めていくこともアリだと思います。