松下村塾(しょうかそんじゅく)に行ってきました。
山口県萩市の郊外にあります。
小学校6年生の時、修学旅行で訪れてから、今回で5度目の訪問になります。
ここに来ると、モチベーションとヤル気をいただくことが出来ます。
武士道や大和魂、至誠や志が、この地にはあります。
萩市の郊外・旧松本村に造られた小さな松下村塾。
わずか1年ちょっとしか松陰先生の指導は行われなかったようですが、ここから伊藤博文、山縣有朋という2名の総理大臣や明治政府の多数の元勲を輩出しました。
この塾がなければ、明治維新はなかったでしょうし、また、日本が欧米列強の植民地になっていたと思います。
松下村塾。
本当に小さな質素な造りです。
続いて、奥にある松陰神社に参拝。
おみくじは「吉」。
そのまま進めば、よし!とのこと。
松陰神社のおみくじには、「凶」があるとのこと。
松下村塾門下生の山田顕義と吉田松陰先生のパネルがありました。
山田顕義は、武人、軍人で明治維新前後の国内戦争で連戦連勝。
岩倉具視欧米視察団に参加し、法律制定、法治国家に向けた法整備を推進、東洋の「小ナポレオン」と言われました。
明治政府の初代司法大臣に就任、明治22年には日本法律学校(現日本大学法学部法律学科)を創設します。
当時の日本はフランス法やドイツ法をコピーしていこうと動きが主流でしたが、山田は日本の独自性を活かした法律制定を主張します。
同時に、国内法の整備、法治国家への移行により、欧米列強との間にかわされた不平等条約の廃止のために奔走します。
松陰神社は、明治、大正、昭和と様々な政治的な思惑に翻弄されたようです。
ただ、明治維新の原動力となった日本の底力を後世に遺すことは必須だと思います。
敗戦後、GHQや進駐軍、東京裁判で否定、廃棄された、大和魂、武士道、志、至誠・・・。
安岡正篤先生も「ナショナリズムがなければ、インターナショナリズムもあり得ない」と喝破されています。
今回の訪問で、志(こころざし)を新たに、気持ちを新たに、仕事に励んでいこうと思います。