広島・平和公園の南側、平和大通りを渡ったところに一つの原爆慰霊碑があります。
1945年8月6日午前8時15分、米国B29エノラゲイ号により一発の原子爆弾が投下されました。
これにより広島市は壊滅、14万人の人々が虐殺されました。
この慰霊碑は、原爆で亡くなった広島市立高等女学校の女学生の慰霊のために建立されました。
広島市高女は、現在の広島市立舟入高校です。
驚いたのが慰霊碑の正面に書かれた数式です。
E=MC2
???
アインシュタインが発見した原子力エネルギーの公式です。
この数式は、当時、原爆の被害情報をひた隠ししたかったGHQ、進駐軍により、「原爆」「被爆」などの情報統制があったため、「慰霊碑」と書くことが出来なかったためだそうです。
十代後半の女学生、無限の可能性があった700名近くの女学生を慰霊する碑に、無機質な数式を書かざるをえなかった・・・。
悲しい歴史です。
ウクライナの市民を戦禍に巻き込んだ露国の大統領は、核保有国であることを前面に打ち出しています。
決して許されることではありません。
亡くなった女学生の無念さ・・・核も戦争もなくさなければなりません。
ウクライナに平和を!