能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

目的と手段・・・「能率」とは、目的と手段のバランスがとれている状態

2010年10月30日 | マネジメント

目的と手段のバランスがとれている状態

これは、能率の父と呼ばれる上野陽一による「能率」の定義。

目的100に対して手段80ならば差異の20はムリ、

目的100に対して手段120ならば差異の20はムダ、

して、このムリとムダを合わせたものがムラということになります。


日頃、仕事を進めていく中で、いつのまにか手段が目的化することが多々あります。

効率化のために組んだシステムのメンテナンスのために多大な労力をとられるとか、

リスク回避のために導入した仕組みのために本来の仕事(=目的)にかける時間が減らされるといったことです。

そういえば、

今年の文部科学省の発表で国立大学法人の研究論文の数が1割程度減少したという発表がありました。

研究者が報告や事務手続で研究時間が減少したのが理由とのこと。


一生懸命取り組んでいる仕事から、一歩離れて客観視してみる、

なぜを5回繰り返してみる、

他者の助言を聞いてみる・・・。

ムリムダムラのない仕事を進めていくために必要なことだと思います。

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