Windows95が世に出て、25年・・・四半世紀です。
あれだけ言われていたペーパーレスの推進、ダラダラ会議の撲滅、チンタラ営業からの脱皮など今までやろうとして出来なかったことが、この5か月間で一気に進みました。
新型コロナウイルス・・・恐るべし。
そういえば、最近、Zoomでの会議、遠隔打ち合わせなどが増えています。
背景の書棚を知的に見えるように整理したり(笑)、プレゼン資料をシンプルにまとめる等の小技の工夫をしていのます。
DX、MA、CRM、SFA・・・対人営業がメインだった営業の世界も、激変。
コロナ感染防止のため、お客さんのところに行けない、新規開拓が出来ない・・・。
景気の減速の中で、ご苦労されている営業マン/ウーマンは、多いと思います。
日経文庫からも、ついにリモート営業の本が出版されました。
リモート営業入門
水嶋玲以仁著 日経文庫 日本経済新聞出版社 850円+税
著者の水島さんは、グローバルインサイト合同会社の代表。
マイクロソフトやグーグルなどのインサイトセールスを経て起業された方です。
同書は、時代の流れについていけない気合と根性の昭和の営業マン/ウーマンの目線に立ちながら、具体的に出来る事を解説していきます。
おじさんが読んでも大丈夫です(笑)。
目次
1章 リモート営業がニュースタンダードとなる理由
2章 アポイントはこうして獲得!顧客開拓の進め方
3章 信頼を得られるテレコミュニケーションのコツ
4章 個の経験をチームの力にする底上げマネジメント
同書では、具体的なツールも提示されており、実践の中で活用できれば、リモートワーク、テレワークで成果に結びつけることが出来ると思います。
技法「POINT」やエレベータピッチ、コールドメールなどが紹介されています。
キーワードは「お客さまを育てる」「クライアントとともに伸びる」ということだと思います。
面倒くさいステップが必須となりますが、MAやSFAを駆使すれば、それは一つのゲームになります。
そのためには、今まで以上の相手方との「信頼(トラスト)」が必要となってきます。
従来の対人営業、ゴリゴリの体育会営業は、ブラック企業でしか生き残れないような気がします。
そして、このテレワーク、リモートワークは決して元には戻らない・・・。
ニューノーマル(新常態)になります。
こんな時代に仕事が出来る事・・・実に面倒ですが、幸せに感じます。
まだ、リモート営業に関する書籍が少ないということもあり、営業マン/ウーマン必読の一冊です。