未来の果は現在の因にある

2018年01月11日 21時52分21秒 | 社会・文化・政治・経済
崇高な目的に生きることで人は大きな力を得る。

誠実に生きていても、人は時に、不運としか言いようのに環境に翻弄され、悩む。
そんな時に有効な処方箋は何か?
当事者が立ち上がるまで寄り添い、励ます周りの人々の温かい心と姿勢だ。

未来がどうなるかか、それはだれもわからない。
わかるのは「未来の果は現在の因にある」ということだ。
環境問題もその通りである。
身近な知恵と努力が地球環境を守る。

啓発本をどのように読むべきか?

2018年01月11日 21時31分40秒 | 社会・文化・政治・経済
自己啓発本等、能力開発の市場が9千億円。
時代の焦点は人間の変革に。

啓発本をどのように読むべきか?
本を通して、著者との交流を図り、一つ一つの啓発の内容を自身にとっての新たな意味を、その啓発からくみ取っていくことだ。
言い換えれば、成功者の物語を読んだ一人一人が、自らの<成功>の物語を綴り残せるように努めていくことだ。
著書を通じた<著者との対話>が、自身の成功への道を大きく開いていくのである。

地域包括ケアシステムの課題

2018年01月11日 21時01分24秒 | 医科・歯科・介護
地域包括ケアシステムは医療や福祉にとどまらない。
住宅や経済、雇用、交通、子育て支援など、まちづくりの全てが含まれている。
同システムの構築は持続可能なまちづくりにつながるものであり、どう築くかが、その自治体にとっての一番の総合政策となる。
啓発は、大きな会場での講演会だと来る人が固定化されるので、公民館単位での小集会が望ましい。
中高生なども交えた多世代で地域のことを話し合えれば、より効果的だ。
そこから、地域の課題解決や活性化に向けたヒントとなる話題が出てくる可能性もある。
取り組みが世代を超えて浸透している地域は、認知症の高齢者が徘徊していても近所の中学生が気付き、連れて帰ってくることがある。
子どもがそういうことができるが、地域共生の理想的な社会であり、高齢者が尊厳を持って地域で暮らすことにもつながる。
放送大学大学院教授・田城孝雄さん


健康の源

2018年01月11日 06時47分09秒 | 創作欄
玉恵は60歳の時に、カラオケ仲間に誘われ三味線と民謡のサークルに入る。
「あなたの声、どうして良く通るの?」と泉雅子に聞く。
「民謡をやっているから」と雅子が明かす。
「民謡なの。どこで習ったの?」
「毎週、水曜日に取手市民会館で練習しているの。文化祭で民謡を披露しているわ」
「そうだったの」玉恵は文化祭に顔を出したことがない。
旅行好きでお花(生け花)の仲間6人と秋は旅行をしていた。
海外はシンガポール、香港、台湾、韓国へ。
国内は温泉地巡りである。
みんなが月々、旅行のためにお金をため春と秋に観光に行くのを楽しみにしていた。
地元のキリンビールやキャノン、日清食品で働いて友もいたが、玉恵は専業主婦である。
民謡と三味線を習って5年、民謡仲間二人で老人施設に慰問に行く。
時には日本舞踊をやっている多田里江も加わった。
社交のネットがあるいことやボランティア活動が玉恵を心身とも健康にした。
「人に尽くすことが、健康の源ね」と雅子が言う。
玉恵は取手市民会館の大ホールでの文化祭でも民謡を歌い、三味線も弾いた。
まだ、元気であった夫と息子の嫁が最前列で聞いてくれた。
そんな玉恵が夫の死後、パチンコ屋通いをするようになるとは・・・
「人生を楽しむ」と玉恵はお茶会で言ったが、みんなが呆れていた。
仲間の二人が亡くなってから旅行の会も途切れたままであった。

玉恵の心情

2018年01月11日 06時36分24秒 | 創作欄
何歳になっても、楽しく生きていたい。
それが玉恵の心情であった。
「俺の分まで、長生きしろ」夫の裕樹が布団から腕を出す。
玉恵はその手を握り締めた。
道楽者の夫にはなぜか憎めないところがあった。
12歳で戦災孤児になり、悲惨をなめてきたのだ。
60歳まで大工として働き、息子の悟に後を継がせた。
「俺は道楽で生きるぞ」と宣言するように言う。
「これまでも、さんざ道楽してきたじゃないの」玉恵はあきれた。
最初のがんは63歳の時の胃がんであった。
そして72歳で肝臓がんと診断された。
すでに末期のがんで2度目の手術ができない夫の裕樹は日々痩せていく。
ホロコーストから解放されたユダヤ人のように夫は骨と皮だけになってゆく。
肌が露わになった寝巻を直そうとしたら、あばら骨が不気味など浮き出ていた。
「お前も人生を楽しめ。金なんぞ残そうなんて思うな」
所有する3軒のアパートと駐車場は、夫の酒友だちの不動産屋の倉持健吉に管理を委ねていた。
玉恵の従姉は独身で65歳まで地元の総合病院で看護師を務めてきたが、67歳でクモ膜下出血で亡くなる。
3000万円余の遺産は弟夫婦のものとなる。
「春子さんの人生は、何だったの。給与ほとんど銀行や郵便局に預けて置いて旅行にも行かなかった。嗜好はタバコだけ」
「恋愛の経験はあったのだろうか?」と想ってみた。

「死も歓喜」

2018年01月11日 05時44分46秒 | 沼田利根の言いたい放題
道を歩いていたら体が沈んでいくような感じがした。
それは目まいなのだろうが、快感に近い恍惚としたもので、倒れる恐怖は起こらず酔いしれる感じに似ていた。
死ぬ時は、こんな感じならいいがと思った。
「生も歓喜、死もまた歓喜」と想ってみた。

友人の一人が夜の会合へ向かった時に、道で倒れたという体験を語る。
そのまま会場へ向かったらみんなに迷惑がかかると思い自宅へ引き返し、自宅で倒れた。
脳梗塞であったのだ、回復して8か月と言う。
「幸い、後遺症もなくこうして、皆さんのお会いできて本当によかったです」と述べていた。
彼とは、若い頃に同じ合唱団で練習をした間柄であった。

日本の文化政策

2018年01月11日 05時26分33秒 | 社会・文化・政治・経済
「文化芸術立国」を目指す日本の文化政策。

日本では「文化はタダだ」と思っている人が多いような気がします。
文化政策は年度予算だから、3年越しとか長期的なものに予算がつきにくい。
日本は長い歴史の伝統文化を持っていて「大事」と言われているけど。
伝統文化にさえ本当に誇りを持っているのかなと思う。
劇作家・演出家・俳優 野田秀樹さん

日本文学の特徴の一つである「日記文学」は、普段から日記を書く日本日本人の文化的習慣として現代に息づいている。
人形や三味線を使った文楽の豊かな表現力は、言葉が分からない外国人にも理解しやすい。
だからこそ無形文化遺産なのだろう。
国文学を学ぶ学生が減っているが、文楽や歌舞伎などを通じて、西洋芸術に劣ることのない日本の伝統文化の魅力や日本文化の最大の特徴である自然との関わりも知ることができる。
古代から和歌(短歌)に親しんできた日本人にとって、四季は生活の中で欠かせない要素である。
日本での手紙の書き出しに時候のあいさつ文が必ず入る。
一見、大した意味もない表現の中に、私は日本人の文学性と豊かな自然観を感じる。
それだけに最近の日本語の乱れを危惧している。
特にカタカナのはんらんは何とかならないものか。
外国語を表現する安易な言葉になってしまい、英語の発音もすべてカタカナ。
これではいくら若い年齢で英語を始めても、きちんとした発音が身に着くはずがない。
新聞の見出しも分かりにくいものが増えている。
美しい日本語を見つめ直す時期に来ている。
日本文学者 ドナルド・キーンさん
 




1月10日(水)のつぶやき

2018年01月11日 03時14分08秒 | 医科・歯科・介護