偶然 東京大衆歌謡団と出会う

2018年01月15日 08時56分50秒 | 医科・歯科・介護
中高年の方々の熱烈な支持を得ている
東京大衆歌謡団の路上ライブを浅草で聴いたのが1月14日で3度目。
家人が浅草のあんみつ屋「梅園」を探す。
自分の記憶と家人の記憶が曖昧で、歩きまわる。
すると、路地の裏の空き地に東京大衆歌謡団の人たちが待機していた。
昭和メロディーを謳う彼らをNHK「新・BS日本のうた」を観ていた家人が声をかける。
「どこで、今日は唄うのですか?」
「桜の下で2時30分から、3時30分からもやります」とアコーディオンの高島雄次郎さん(32)が答える。
「そうですか」家人は歓喜する。
「梅園は、行かなくいから、聴こう」と桜の木の下を目指す。
ところが既に多くの人たちが会場に待機していた。
「凄いね。半田さん(浩二)もこんなに集まらないよ」と驚く。
ご老人ばかりで、人がきの合間からろうじて聴く状態となる。
立錐の余地もないの形容どおり。
唄は高島孝太郎さん(34)、ウッドペースは高島龍三郎さん(30)。
ギター、ハーモニカ、ドラムも加わっての演奏。
30代の若い兄弟が懐メロである。
この落差が受けているのだろう。
孝太郎さんは以前はマイクなしであった。
300人近いファンの群れであっただろうか。
多くの人が動画で映していた。
スマホやタブレットの映像であるが、実に鮮明に撮れていた。
ご老人たちの多くがもITに強くなっていた。















抗がん剤、化学療法は必然であったのか

2018年01月15日 07時55分34秒 | 沼田利根の言いたい放題
大腸がんの手術をして約1年。
生かされている-という気持ちであるが、抗がん剤、化学療法は必然であったのか、別の治療法もあったのでは、と思う日々。
副作用の事前説明を受け、同意書にサインもしたのだが・・・
やはり、副作用の現実にはまいった、まいったの心情。
軽減するのか、更に悪化を辿るのかを懸念している。
沼田利根


だまされたものの罪

2018年01月15日 06時37分30秒 | 社会・文化・政治・経済
映画監督の伊丹万作の(1900~1946)の年賀状をノンフィクション作家の保坂正康さんが紹介していた。
毎日新聞の「昭和史のかたち」
友人の人生と伊丹万作
<年賀状文化>
1946年8月の映画春秋」創刊号に書いた一節が年賀のあいさつの代わり。
この年に亡くなっている。
「多くの人が、今度の戦争でだまされたという。みながみな口を揃えてだまされていたという(略)だますものだけでは戦争は起こらない。(略)だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまさるほど判断力を失い、思考力を失い、信念を失い、(略)自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などの悪の本体なのである」
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度もだまされるだろう―と結論づけている。
こういうメッセージが今もっとも重いし、時代を突いている。
----------------------------
伊丹 万作(いたみ まんさく、1900年1月2日 - 1946年9月21日)は、日本の映画監督、脚本家、俳優、エッセイスト、挿絵画家。
本名は池内 義豊(いけうち よしとよ)。
「日本のルネ・クレール」と呼ばれた知性派の監督で、挿絵画家として活躍後、同窓の伊藤大輔の勧めで映画界に入り、片岡千恵蔵プロダクションへ入社。
作風は風刺と諧謔、人間味に富み、これまでの立ち回り主体の時代劇とは一線を画す現代的な時代劇で稲垣浩とともに新生面を開いた。
その後は闘病生活を余儀なくされるが、シナリオ執筆や映画論、社会批評など著述に専心した。
主な監督作に『國士無双』『赤西蠣太』、シナリオに『無法松の一生』『手をつなぐ子等』など。
1942年(昭和17年)、戦時統合による合併で日活は大映となり、万作は大映所属となる。同年、山本有三原作の『不惜身命』を脱稿し、映画化も企画されるが、情報局の事前脚本審査で却下された。
大映の1946年(昭和21年)度の正月映画に予定されるが、連合軍総司令部民間情報教育局(CEI)の検閲により映画化不許可となった。
肺結核を患って闘病生活を送った。満46歳没
長男は映画監督・俳優の伊丹十三、長女は大江健三郎夫人の大江ゆかり、孫は俳優の池内万作、池内万平。

---------------------------------------------
このような痛切な警句を発した人がわが国に存在したのか!
いわゆる<大本営発表>や<神の国>などのだましと幻想。
当時の軍部指導者、国家権力、政治家や右翼たちが国民を総動員して、無謀な戦争に突き進んだのだ。
「勝つまでは欲しがりません」
「天皇の兵隊」
国民は洗脳されていた。
戦争に反対した人たちは投獄され、極死した人もいたのだ。
特高警察が加担し、国民を恐怖で縛りもした。
拷問で殺された人もいた。
実業の世界、労働運動の世界、政治の世界、宗教の世界、教育の世界、一般世間にも適合する。
なぜ、今、憲法改正なのか?
特定秘密なども怪しい。
ナチを評価する動きや排除の論理、差別、ブラック企業、非正規雇用の問題など悪い方向へ向かっている。
特殊詐欺の横行、これまでにない犯罪も。
連合赤軍問題、オウム事件は単なる過去の問題ではないはず。
いじめ問題、過労死問題、自殺問題を含め、まさに人間の劣化である。
脆弱になっていく生命力が現代の病の源では?
沼田利根

------------------------------------------------
映画界で戦争遂行に協力した責任者を指弾し、追放することを主張していた団体に名前を使われた伊丹が、自分の考え方を明らかにして、当該の団体に自分の名前を削除するよう申し入れたことを公にした文章です。
伊丹は「現在の日本に必要なことは、まず国民全体がだまされたということの意味を本当に理解し、だまされるような脆弱(せいじやく)な自分というものを解剖し、分析し、徹底的に自己を改造する努力を始めることである」と言い切っていました。

1月14日(日)のつぶやき

2018年01月15日 03時15分53秒 | 医科・歯科・介護