秋の波雲

2018年10月20日 13時46分26秒 | 社会・文化・政治・経済
日常のすぐ外側を流れていく雲は、よい詩と少し似ている気もする。
秋の波雲は、とても好きな雲だ。
五色の光をかすかに乗せる鱗雲は逆さまの牧草の大地が広がっているように思え、儚い断片雲が秋天に流れていくのを見ると、濃い青色がさらに空の奥からじわっと染み出してきそうだ。
詩人 暁方ミセイさん












すばらしい雲

2018年10月20日 12時53分28秒 | 社会・文化・政治・経済
『Les merveilleux nuages 』のタイトルはこのボードレールの詩から引用されました。


   異邦人


― 君は誰を最も好むか、謎の男よ、父か、母か、妹か、弟か?

― 僕には父も、母も、妹も、弟も、ない。

― 友人は?

― 君は今日までに僕に判らぬ言葉を使う。

― 祖国は?

― それがいかなる緯度にあるか僕は知らぬ。

― 美人は?

― 女神で不死の美人ならば、進んで愛しもしようが。

― 金銭は?

― 僕はそれを憎悪する。 君が神を憎むがごとくに。

― ふむ、では一体何を好むのか、不思議なる異邦人よ?

― 僕は好む・・・・・流れ行く雲を・・・・・見よ、

  あそこに・・・・・あそこに・・・・・すばらしい雲が!










雲好きの要因となった映画

2018年10月20日 12時15分11秒 | 社会・文化・政治・経済
「ノンちゃん雲にのる」

私のファンタジー
石井桃子「ノンちゃん雲にのる」
1951年に出版された石井桃子の児童文学作品。
1955年に鰐淵晴子の主演で映画化された。
キャスト
鰐淵晴子 - ノンちゃん
原節子 - お母さん
藤田進 - お父さん
徳川夢声 - おじいさん
小沢路子
名古屋章
大泉滉
高崎淳生
倉田マユミ
谷桃子バレエ団
また、2008年12月24日には作品をモチーフにオリジナル楽曲として大橋のぞみのCDアルバム『ノンちゃん雲に乗る』が発売された。

小学二年生のノンちゃんは森の木にのぼって池を見つめていると、枝が折れて池に落ちた。すると急に白ビゲのお爺さんに拾い上げられて雲にのっていた。
そこには同級生でいたずら坊主の長吉もいる。ノンちゃんはお爺さんにお家の話をした。麦畑の中にあるノンちゃんの家には、お父さんお母さん、兄さんのほかに犬のエスや鶏もいる。お父さんはシュギを持っている。
むずかしいものらしくて、いつも「僕の主義だ」と言いはる。
お母さんは世界中で一番好きなお母ちゃんである。
ノンちゃんは東京に生れ、病気になったので田舎に来たのだが、お爺さんと話しているうちに、はじめてお母さんが雪子という名であることに気づいた。するとお母ちゃんが急に自分から離れた気がして淋しかったが、そのためなおさらお母ちゃんが好きになった。
兄さんは那須の与一が大好きだ。
ノンちゃんは兄さと喧嘩ばかりする。
ノンちゃんは二年生になったら、東京へつれて行ってもらう筈だった。ところがお母さんと兄さんがノンちゃんを置きざりにして東京へ行ってしまった。
ノンちゃんは悲しくて泣いた。そして池へ行って水へ落ちたのだ。
お爺さんは嘘をつけば家に帰れるといったがノンちゃんにはどうしても嘘がいえない。
お爺さんは「それでいいのだよ」といって、ノンちゃんを優しく抱きあげ、雲にのせて下界におろしてくれた。ふと気がつくと、木から落ちて気を失ったノンちゃんを家の人たちやお医者さんが見つめていた。

二紀会(にきかい)

2018年10月20日 11時27分42秒 | 社会・文化・政治・経済
情実を排しつつ新人を抜擢

二紀会(にきかい)は、日本の美術団体であり、法律上の組織としては一般社団法人である。公募展である二紀展を主催している。
旧二科会の活動を第一期とし、戦後新しく第二の紀元を画する意図のもと1947年に旧二科会会員であった熊谷守一、栗原信、黒田重太郎、田村孝之介、中川紀元、鍋井克之、正宗得三郎、宮本三郎、横井礼市によって創立された。
当初の名称は第二紀会であった。
二紀展を開催している。1967年4月27日、法人化され社団法人二紀会となった(元文部科学省所管)。政府の公益法人改革に伴い、現在の一般社団法人となる。
二紀会主張は次の5項目。
美術の価値を流派の新旧に置かず、皮相の類型化を排する。
具象・非具象を論じない。
流行によって時代を誤ることを極力避ける。
真に新たな価値を目指し、創造的な個性の発現を尊重する。
情実を排しつつ新人を抜擢し、これを積極的に世に送ることに努める。


輪子の競輪日記 外れ車券に拘るも・・・

2018年10月20日 10時44分00秒 | 未来予測研究会の掲示板
熊本競輪開設68周年レースは、震災のために久留米競輪場で開かれている。

初日の10レースは、多彩な攻めを持つ古性優作選手が本命として期待されていた。
この日は、9レース、10レース、11レース、12レースが偶然にも2番選手が人気を集めていた。
9レースの2番選手は穴人気、11レースも同様。
輪子はそんなことに拘りを持っていた。
そして、先日の千葉記念の12レースで9番を軸にして車券を逃していた。
その悔しさから9番選手を買おうとしていた。
でも、9レースは2番選手が穴人気で、本命は1番の藤木裕選手。
本命は1-5-9の並び。
9番の上田広選手は不利な3番手。
1-9は買えても、9の頭は買えないと思ってしまう。
未練がましく、千葉記念の12レスの外れ車券を財布にしまっていた。
9-2、9-3、9―6を各1000円。
さらに9-2、9-3の3連単の100円流しなので、合わせて1400円。
「今日は、何が何でも9番から」と自宅を出る時に決意していた。
(この日は看護の夜勤)
それなのに、競輪専門紙「青競」を読み、さらに本命の1-5のオッズを見てから、9番を買う決意が揺らいでしまう。
向日町記念レースを制した藤木選手は一枚上。
「そうかもね」と新聞の予想に納得。
決局は、目をつぶって、9番から買えなかった輪子だった。
藤木選手は7番榊原洋選手を押し上げて落車させ失格。
さらに連携した5番三谷政史選手をも落車に巻き込んでしまった。
輪子は財布の中の外れ車券(1-5、1-9からの3連単)をお守りのように追加。
「捲り選手が本命の時は、荒れる要素があるよ」
輪子は、藤代の武蔵さんの指摘を思いだした。

結果は以下。
本命 1-5-9
別線 8-2-6 4-3-7

2車単 9-3 4万5420円(43人気)

3連単 9-3-4 34万2230円(269人気)

中団に蓋をしていた今泉薫が赤板の2コーナーで踏み上げるも、前受けの藤木裕は突っ張って出せない。
前団のもつれを見ていた宗崎世連は打鐘の4コーナーから巻き返して、藤木を赤板の1センターで捕らえる。
まくられた藤木が2センターで榊原洋を大きく張ると、コースが空いた上田国広が直線を伸びて白星を手にした。
 「藤木君がどうするのかなと思っていました。でも、前の2人(藤木、三谷政史)が何とかしてくれましたね。最後は政史さんが外に行ったので、内に行こうと。感じは悪くないです」
 3着の宗崎世連は、タイミングを逃さずに仕掛けて勝ち上がりを決めた。
 「こっちが100パーセント有利で、あのタイミングで仕掛けても苦しめられました。やっぱりこのクラスは違うなと思いましたね。でも、初めて格上を相手にああいうレースができてよかったです。勝負どころを逃さずに行けたし、調子も良い。初日を突破できたのは嬉しいですね。記念シリーズでの勝ち上がりは初めてです」









藤木選手の負因となった先行争い





失格となった押し上げ


<信頼欠乏症>

2018年10月20日 08時07分35秒 | 社会・文化・政治・経済
「私たちの世界は重度の<信頼欠乏症>にかかっている」
国連のグテーレス事務総長
人々は既存の世界秩序や政治勢力に不信感を募らせている。
強引に物事を進めている国のリーダーもいる。
世界がつながりを深める一方で、社会は分断され、課題が外へ向かって広がりながら人々は内向きになる。
不信に覆われた世界の行き着く先が、暴力の衝突。

地区の会合

2018年10月20日 06時06分07秒 | 日記・断片
昨日は、午後7時から中田宅で地区の会合がある。
男性中心の会合であったが、ご婦人が3人参加した。
仕事からそのまま参加した方が2名。
今年、12月に定年となる人も。
今日は、合唱のあとに、ビジネスマンの職場体験のビデオを観る。
人は何らかのきっかけで、大きく変わることができ、仕事での実績も向上することを教えられた。
人と話すことが苦手であれば、営業成績も上がらない。
性格面の弱さを如何に克服するかである。
上司として見違えるほど変わり実績を上げれば、部下にもその効果が波及し、その部署全体の営業成績の上がり、本人のポストも上がってゆく。
そして、人前で話すことが苦手であったのに、社内での研修の講師にも抜擢されたという体験談であった。
両親も息子の変わりように驚いていた。
「息子を尊敬する」と父親が述べていた。
このあと、参加者の仕事の状況、立場などを話してもらう。
ゴルフ場の支配人としての役割、あるいは大型ショッピングセンターの上司としての立場、役割など。
部下を励ましたり、相談に乗ったり、夏場から秋へ向かっての売上げの状況なども。
また、工事現場責任者としての立場や状況なども聞けた。
地区の会合へ出てこなくなった人の近況も聞くことができた。
「今日も、部下を怒鳴った。怒らずにいられない。重機を扱っているので勇断をすれば命も落としかねない現場だから、若い部下には注意をしている。今は工事現場もAIの時代、AIが仕事に不可欠となる(人工知能)、ドローンも飛ばしてます」と富田さんが言う。
今度の支部の会合(10月21日)はAIがテーマの一つとなる予定だ。
また、林さんが「偶然、高田さんに出会って、話を聞くことができた」と報告した。
大手企業で顧客対応の仕事(クレーム処理なども)から製造の部署へ異動となり、気持ちが楽となったと言う高田さん(仮名)の近況である。
彼は近年、雨戸を閉ざして、人を避けて生活しているような状況である。
テレビの音がするが、玄関に出てくることはまずない。
それなのに、バス停で出会えば何時も笑顔を見せるのである。
どうして人を避けるようになったのだろうか?
我が家の息子たちにとっては、面倒見の良い<おにいさん>であったのだが・・・
会合後、お茶会となり交歓。
柿岡の柿をいただく。
「ゴルフの帰りに買った柿、少し甘みがたりないかな」と中田さんが言う。
孫が不登校で悩んでいた小貫さん(仮名)の話もあった。
その孫が「登校するようになったと喜びの電話があった。女房の励ましだね」と中田さんは奥さんのことを褒める。
確かに中田さんの奥さんには人を包み込む懐の深さ、優しさ思いやりがある。
両親を幼いころ亡くし、親戚をたらい回しのようにされて育ったそうだ。
「温かい家庭が欲しかった」と何時か言っていた。
中田さん20歳、奥さん22歳の時に結婚している。
中田さんのお父さんは戦死している。
床の間の遺影(出兵前の)を当方は改めて見つめた。

10月19日(金)のつぶやき

2018年10月20日 03時16分18秒 | 医科・歯科・介護