自己分裂や自己矛盾に陥っている

2018年10月01日 15時53分55秒 | 社会・文化・政治・経済
実は皮肉なことに、民主主義の定着と経済の自由化こそが、人々をあらぬ方向へ走らせているのではないか。
現代の「あらぬ方向」の背後にあるもの、民主主義、自由経済、個人主義(個人の利権擁護)といった価値観の広がりが存在している。
自分をつなぎとめる集団(それは宗教なり、民族や地域なり、あるいは「強いアメリカ」的空想空間)に自らをやや無理を重ね合わせる。
その過程で、個人も組織も、自己分裂や自己矛盾に陥っている。
小倉和夫 青山学院大学特別招聘教授

更生に駆ける元不良

2018年10月01日 15時11分13秒 | 社会・文化・政治・経済
ストーリー
更生施設営む元暴走族総長(その2止) 
 毎日新聞2018年9月30日 東京朝刊

◆200人の若者に支援の手

後悔と孤独の末に
 「田川ふれ愛義塾」がある福岡県田川市は、炭鉱で栄えた筑豊地区の中心都市の一つとして全国から労働者が集まっていた。しかし、塾を運営するNPO法人「TFG」理事長の工藤良(りょう)さん(41)が同市で生まれた1977年には既に市内の炭鉱は閉山しており、かつてのにぎわいはなくなっていた。
「他に遊びがないので暴走族に入り、何度も警察の世話になりました。子どもが生まれて初めて真面目になろ…
田川さんの妻優希さん
「少女の更生は少年の何倍も苦労する」と言う。
性的虐待で心に傷を抱えたり、女性を「利用」しようとする男性の存在が更生妨げたりすることが珍しくないからだ」

田川ふれ愛義塾

田川ふれ愛義塾は、「特定非営利活動法人TFG」が設置経営する更生保護施設であり、全国でも数少ない少年専用施設です。
NPO法人が営む施設としては全国で初めて法務大臣の認可を受けました(2009年)。
保護観察中の少年を更生保護の対象としており、全て保護観察所からの委託によって受け入れます。

特定非営利活動法人TFG
理事長である、工藤良氏が暴走族「極連會(ごくれんかい)」を解散した後に結成したボランティア団体「GOKURENKAI」がその起源となります。
各関係機関の連携の下、家庭や学校で居場所を失い、非行に走った遊び・非行型不登校児童生徒などの『立ち直り支援・保護者への相談事業・フリースクール事業』などを行っています。

MESSAGE
BLUECROSS運動実行委員会
工藤 良 会長 

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非行に走る青少年を更生・保護する活動はあまり浸透していないというのが現状です。
この「ブルークロスムーブメント」が犯罪を犯してしまう・再犯傾向がある青少年を排除ではなく、どう受け入れ正しい道へと導けるかを考えるひとつの“きっかけ“になればと思います。
みんなの安心・安全な暮らしのためにも、地域の皆様のご理解とご協力をお願い致します。​


女たちの精神史―明治から昭和の時代

2018年10月01日 11時36分56秒 | 社会・文化・政治・経済
伊藤 由希子【著】

向田邦子は女性の「度しがたい業」を指摘。
そして「普通のひとびとの何気ない日々の暮らしを書くことにこだわった」
それは女たちが日常を壊す「阿修羅」に変わる危うさをはらみ、そこに「本当の意味での<ドラマ>が感じていたから」ではないかと著者は問いかける。

内容説明
この国の女性たちは、近代という時代をどう生き抜いてきたのか。
阿久悠、向田邦子などの作品を題材に、たおやかに力強く今を生きる女性たちのありようを生き生きと描く、出色の論考。
目次
第1章 男の流儀・女の流儀―阿久悠が描いた男と女(現実にはいない男と女―「時代の飢餓感」を歌う;「やせがまん」―男の流儀1 ほか)
第2章 隠された畏れ―向田邦子と女という「阿修羅」(「女を信じてない」;「阿弥陀如来」「調教師」としての女 ほか)
第3章 女性の人生の終いかた―『楢山節考』おりんの死と生(月の光と姨捨の影;おりんはなぜ歯を折るのか ほか)
第4章 “良妻賢母”という近代―下田歌子がめざした女性像(“良妻賢母”のアンビヴァレントな可能性;「欧化主義」「国粋保存」への反省と「温故知新」 ほか)
第5章 「仕合わせ」と「幸せ」の生―中島みゆき『糸』
と西原理恵子『ものがたり ゆんぼくん』(「仕合わせ」と「幸せ」;「ひとりで幸福になろうとしても、それは無理よ」 ほか)
著者等紹介
伊藤由希子[イトウユキコ]
1975年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学死生学・応用倫理センター特任研究員などを経て、現在、鎌倉女子大学専任講師。
専攻は、倫理学・日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
出版社内容情報
この国の女たちは近代をどう生きてきたのか。
阿久悠・向田邦子などの作品を題材に、たおやかに力強く今を生きる女たちの姿を描く。「上代、女性は太陽であった」とは、平塚らいてうの名言である。
だが、はたしてこの国の女性たちは、とりわけ近代という時代をどのように生きてきたのか。本書は、その女たちのありようを、阿久悠や向田邦子などの作品を題材に、生き生きとたおやかに力強く描く、出色の論考。
今を生きる女たちの姿とは。



台風一過

2018年10月01日 11時23分29秒 | 日記・断片
<豪雨に注意>の防災無線
だが、雨はそれほどでなかった。
しかし、凄い猛風であった。
ホンダの自動車販売所のシャッターが破損したり、駐車場の屋根がふき飛ぶ。
バス停の標識も倒れ、自転車はあらゆる場所で横倒しとなっていた。


月おぼろ 台風一過 子犬抱く

嵐去り 不気味に焼ける 夜明け空

餅ではないが、ブドウ入りの食パンで喉がつまる。
このまま、窒息するのかと思った。
水を飲んでも、効果なし。
結局、腹筋頼みで、何度も試みて何とか吐き出すことができた。
テレビを見ながらの朝食。
飲む予定のコーヒーは台所に置き忘れていた。









平凡なかに真実を見る

2018年10月01日 11時05分13秒 | 社会・文化・政治・経済

水の匂いがするようだ
 井伏鱒二のほうへ


野崎歓 著

「私は平凡な言葉を美しいと思うようになりたい」
井伏は勝者や勇者より、失敗した者の方を愛する。
「他者の言葉を発掘しそこに新たな生命を吹き込む」
平凡なかに真実を見る。
観念より生活を大切にする。
死より生に目を向ける。
地に足が着いている。
川本三郎評

思いっきり後ろむきで、
命がけで脱力しよう。
井伏鱒二、生誕120年。
僕たちの新しいイブセがはじまる。

野崎歓さんの新刊は今年生誕120年を迎えた井伏鱒二についてのエッセイ集です。
いま、なぜ井伏鱒二なのかをめぐって、同じく井伏に強い思いを寄せつづけている作家の堀江敏幸さんと対談して頂きました。
構成=江南亜美子

■山川草木との一体感
堀江 「すばる」誌上での井伏鱒二論(二〇一六年五月号から一七年九月号まで隔月連載)の完結、おめでとうございます。これまでの井伏論とはまったく違う、織物でいえば杼(ひ)をさあっと走らせるような、見事な論考でした。
野崎 ありがとうございます。堀江さんも、日経新聞で連載なさっている「傍らにいた人」というエッセイで井伏さんのことを取り上げてらして(二〇一七年三月一八日、二五日付)、たいへん興味深く読みました。実はひそかに、堀江さんには井伏文学の継承者という側面があるのではないかと考えておりまして、今日はお話しできるのを楽しみに来ました。
堀江 こちらこそよろしくお願い致します。まず、最初に伺いたいのは、なぜ井伏鱒二を論考の対象に選ばれたのか、ということです。日本文学の作家論として、『谷崎潤一郎と異国の言語』という谷崎論をお書きになっていますが、これとはアプローチの仕方が異なって見えます。

プロフィール
野崎歓
のざき・かん
1959年、新潟県生まれ。東京大学大学院・文学部教授(フランス文学)。主な著作に『ジャン・ルノワール 越境する映画』『赤ちゃん教育』『異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論』、訳書にウエルベック『地図と領土』、サン=テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』など多数。

堀江敏幸
ほりえ・としゆき
1964年、岐阜県生まれ。主な著作に『おぱらばん』『熊の敷石』『雪沼とその周辺』『河岸忘日抄』『なずな』『その姿の消し方』『オールドレンズの神のもとで』、訳書にソレルス『神秘のモーツァルト』、ドアノー『不完全なレンズで 回想と肖像』、ユルスナール『なにが? 永遠が 世界の迷路III』など多数。

安部晋三首相の妄執 危ない「道徳教科書」

2018年10月01日 10時28分17秒 | 社会・文化・政治・経済
著者:寺脇 研

まことに無意味と言うほかない道徳の教科書化を、誰がやらせたのか。
ざっくり言えば、安部晋三首相。
最高権力者の「」と言うべき考えを側近がそんたく。
本当に道徳を学ぶべきは誰なのか?

2018年「道徳」が正式教科としてスタート!

「ぎせいの精神が分からない人間は
社会へ出たって、社会をよくすることなんか、
とてもできないんだよ」――(「星野君の二塁打」より)

安倍政権が後押しする
「押し付け」教育の実態

監督の「送りバント」の指示を守らず、二塁打を打った星野少年。
チームは勝利したが、試合後、殊勲の星野君を待ち受けていたのは意外な「叱責」だった――。
2018年度より小学校の授業で導入されている「道徳教科書」。
個人の尊厳よりも「集団のなかの一員」であることを強く求める教科書はなぜ生まれたのか。文部科学行政に長くかかわった著者が教育に対する政治介入に警鐘を鳴らす。
はじめに

第1章 「押し付け」道徳

第2章 「道徳教育」の戦後史

第3章 「検定」と教育現場

第4章 「評価」と「教科書採択」

第5章 「道徳」で何を学ぶのか

あとがき 「星野君の二塁打」論争が残した意味
寺脇 研(てらわき けん) プロフィール

1952年生まれ。東京大学法学部卒業後、1975年文部省(現・文部科学省)入省。
1992年に文部省初等中等教育局職業教育課長、1993年に広島県教育委員会教育長、1997年に文部省生涯学習局生涯学習振興課長、2001年に文部科学省大臣官房審議官、2002年に文化庁文化部長等を歴任。2006年、文部科学省退官。現在、京都造形芸術大学客員教授。著書に『国家の教育支配がすすむ』(青灯社)、『文部科学省』(中公新書ラクレ)、『これからの日本、これからの教育』(前川喜平氏との共著、ちくま新書)ほか多数。

浜博也ディナーショーへ行く

2018年10月01日 07時35分45秒 | 日記・断片
安全第一なのだろうが、首都圏の鉄道網は午後8時で全面運休となる。
それでも、帰りは何とかなるだろうと、浜博也ディナーショーへ行く。
知人は帰れないと行くのを中止した。
そのチケット(1万円)を無料でいただき、都営地下鉄三田線の西台前のトシコシ会館2階の中華店「王華」へ行く。
1時間30分前に着いたので、駅前の喫茶店でコーヒーを飲む。
明らかに、浜ちゃんのファンらしい6人のグループのお客が、ドーナツを食べたり紅茶やコーヒーを飲んで待機していた。
その人たちは、30分前に店を出て行く。
台風はどこまで来ているのか?
雨はまだ、ぽつぽつ程度。
ディナーショーは7時30分から、食事は5時30分から。
だが、時間どおり行くと、すでに30前に繰り上げて始まっていた。
ファンの会会長が企画・運営した中華店「王華」でのディナーショーは、2回目。
台風の影響を配慮して、「ショーは30分前に開きますが、まだ2名のファンの方が来られていませんので、しばらくお待ちください」と司会者が告げる。
まず、老酒を1杯。
だが、2杯目は家人に制止される。
仕方なくビールにした。
だが、日本酒も用意されていることに気付く。
「泥酔は止めて」と家人に釘を刺されたが、4合飲む。
家人は浜ちゃんのネーム入りハッピを着ている。
そして、扇型のペンライがあるのに、さらに売りに来たので」1000円を出してそれを買う。
「あるじゃないか」と当方が言うが、「このペンライトには、浜ちゃんのイラストがあるから」と同じ扇形のペンライトを買う。
隣の席のご婦人が「よろしくお願いします。どちらから?」と挨拶する。
「取手から来ました」と伝える。
「取手は、それほど遠くないわね」と言う。
「どこから来たのですか?」
「地元です。蓮沼」
「カラオケはやりますか?」
「歌えないの。それで、カラオケの会の世話人で司会もしているの」
「そうですか」
「あなたは、歌上手でしょう」
「全然、ダメ、下手」と脇で家人が言う。
最も辛口の家人で、一度も当方の歌を評価しない。
20代のころに新宿のナイトクラブでプロ歌手と共演?したこともあったが「ウソだ」と信じない。
「よく、プロの歌手を一緒に歌えるね」と友人たちは呆れていた。
チークダンスを盛りたてるためのムード歌謡はライトが半分落とされた中、ホールに流れた。
クラブ歌手は裏声、当方はムード歌手の物真似の声。






















和中コース
和風前菜
飲茶三種類セイロ蒸し
和食焼き物盛り合わせ
豚肉の唐揚げ フルーツ黒酢の香り
にぎり寿司三貫
デザート