言葉とは、自分と他者をつなぐツール。
分断や憎悪を煽る言論がはびこる現代。
理解と強調を生み出す力は、言葉にある。
「活字には言葉を修練し、社会の秩序を保つ力がある」作家・清水義範さん
読書週間は10/27~11/9
◎文字・活字文化の日
2005(平成17)年に制定された「文字・活字文化振興法」により、「文字・活字文化の日」は10月27日と定められています。
※文字・活字文化振興法
(文字・活字文化の日)
第十一条 国民の間に広く文字・活字文化についての関心と理解を深めるようにするため、文字・活字文化の日を設ける。
2 文字・活字文化の日は、十月二十七日とする。
3 国及び地方公共団体は、文字・活字文化の日には、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めるものとする。
ちなみに「子どもの読書活動の推進に関する法律」では4月23日が「子ども読書の日」と定められています。
本を手に取り言葉を磨こう
言葉とは、自分と他者をつなぐツール。
分断や憎悪を煽る言論がはびこる現代。
理解と強調を生み出す力は、言葉にある。
「活字には言葉を修練し、社会の秩序を保つ力がある」作家・清水義範さん
「子ども読書の豆知識」については「文学館通信」(2011/07/14)をご覧ください。
◎国民読書年
文字・活字文化振興法施行5周年にあたる2010(平成22)年を国民読書年とする「国民読書年に関する決議」が、2008(平成20)年6月に衆参本会議で採択されました。
(財)文字・活字文化振興機構では、座長の安藤忠雄氏(建築家・東京大学特別栄誉教授)など、各界を代表するメンバーによる国民読書年推進会議を2008(平成20)年11月18日に発足させました。
2010(平成22)年には、国民読書年に関連する催事が多数開催されました。
(参考:財団法人 文字・活字文化振興機構ホームページ)
◎読書週間
「読書週間」は、出版社・図書館・取次・書店・報道・文化関連各団体約30が「新生日本を文化国家に」との合い言葉のもと、1947(昭和22)年に読書週間実行委員会を結成し、実施したのが始まりです。第1回の「読書週間」は11月17日~23日で、これは11月16日から1週間にわたって開かれるアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にならったものでした。
各地で講演会・図書に関する展示会が開かれた第1回読書週間の反響は大きなもので、翌年の第2回からは期間も現在の10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、運動が全国に拡がっていきました。
1959(昭和34)年11月には、年間を通して読書運動を推進していくため「読書週間実行委員会」を発展的に解消し、日本書籍出版協会・日本雑誌協会・教科書協会・日本出版取次協会・日本書店商業組合連合会・日本図書館協会・全国学校図書館協議会の7団体の総意によって、読書推進運動協議会(読進協)が設立されました。(その後、昭和44(1969)年10月に社団法人に改組)
現在、読書週間を主催する(社)読書推進運動協議会、「読進協」は、秋の「読書週間」(10/27~11/9)、春の「子どもの読書週間」(4/23~5/12)を主催するだけでなく、「敬老の日読書のすすめ」「若い人に贈る読書のすすめ」など、読書普及のための活動を続けています。また関連他団体と協力して、「子どもの読書推進会議」の活動も進めています。
(参考:社団法人読書推進協議会ホームページ)