人民とは?

2019年11月07日 14時30分55秒 | 社会・文化・政治・経済

人民は、法学・政治学の用語で、近代以降における「政治的主体としての民衆」のことをいう。
近世以前には「被支配民としての民衆」のことを意味した。
四民平等の政策を実施した明治国家は、憲法制定の前まで、様々な公文書で「人民」という語を多く用いた。官吏と軍人を除く一般人を指す法律・政治用語である。
日本帝国憲法は、かわりに「臣民」という語を持ち込み、ただの人ではなく、臣下の人に対して権利を与える形式をとった。こうして法文上の用語から外された「人民」は、権力者に支配される状態は不当だという語感をまとうようになった。
1901年に発行され、ベストセラーとなった竹越與三郎の『人民讀本』には、当時のそうした「人民」の含意が反映されている。
「人民」と「国民」は、意味が区別される。国籍と無関係な概念が「人民」、ある国の国籍を持つ者が「国民」である。

エイブラハム・リンカーンが1863年に行った「ゲティスバーグ演説」に民主主義の本質を語ったものとして世界的に知られる「人民の人民による人民のための政治(government of the people, by the people, for the people)」という有名な一節があるように、本来「人民」の語は民主主義の主体を示す用語として用いられた。

20世紀前半以降、共産主義運動や共産諸国家では、国際共産主義の立場から「国民」(nation)よりも「人民」(people)を好んで用い、そのため本来の語義を離れて「人民」という言葉に、共産主義のイメージが感じ取られる場合が多くなった。

特に毛沢東時代の中国共産党において人民とは、国民から漢奸や反革命分子を除いたを指すやや狭い概念であった。
そこには黒五類や臭九類などと呼ばれた、反革命階級出身者(成分)への敵視があった。


日本の左翼勢力は、戦前から「人民」の語を用いていたが、おおむね1930年代前半まではさほど頻繁にではなかった。
しかし、1930年代、特に後半となると、それぞれ封建主義・ファシズムの含みもある「臣民」・「国民」の概念を脱却するべく「人民」の呼称を積極的に用いた。
また、終戦後にそれまで弾圧されていた左翼勢力が解放されると、「人民共和政府」「人民大衆」「人民闘争」など左翼的・階級的な「人民」を含む表現が多用されるようになった。


しかし暴力闘争路線が市民多数派に敬遠されるようになると、議会主義路線の左翼政党は極左的な印象を避けるべく人民という言葉の使用を控えるようになった。
上の経緯から現代日本では通常は「人民」という言い方は避けられ、「国民」という言葉が用いられる。


大衆とは

2019年11月07日 14時18分52秒 | 社会・文化・政治・経済

人間(大衆)の中へ
一人と会い、一人を心からはげます。
共に歓喜に燃えて立ち上がる。

大衆とは
社会を占める「大多数の・大勢を占める」とされる人々、またはそれに属する個人を指す言葉である。
類義語には主に政治用語として使用する民衆(みんしゅう)、危機管理の対象としては群衆(ぐんしゅう)などがある。
政治学、社会学などの社会科学分野においては大衆は匿名性を帯びた無責任な集団としての意味合いを持ち、顕名性をもつ市民との対比で用いられる。
仏教用語における大衆とは、仏法によって調和のとれた人々の集まりの意。
多くの場合では、単なる「社会の大多数を占める大勢の人々」といった程度の意味で用いられる。
大衆と良く似た語法に庶民があるが、「庶民」は社会的な特権をもたない諸々の人、一般市民の意であり、大衆とは標記するものがことなる。
社会の変革において、大衆は常にその圧倒的な数をもって主役となる。
対比させる対象としては、知識階級や権力階級、または生産者に対する消費者と言った意味合いで同語が用いられる。


希望の人間学

2019年11月07日 13時40分47秒 | 社会・文化・政治・経済

人間の発心を促す希望の人間学
発心と?
やむにやまれぬ強い動機のことです。
志といってもいいでしょう。

人間に関する哲学的な研究を意味するものである。

人間学(独:Anthropologie 英:anthropology)は、一般に「人間とは何か?」「人間の本質とは何か」という問いに哲学的な思考と実証的な調査で答えようとする学問である。

通常は哲学の一部門として扱われ、哲学的人間学(独:Philosophische Anthropologie、英:philosophical anthropology、仏:anthropologie philosophique)の名で呼ばれることもある。
その他、民族学、文化人類学、生物学的人間学などの諸科学にもその学問分野での人間学を語る人たちも少なくない。

哲学史における「人間」という問題は極めて重要な位置を占めている。人間とは何かという問いかけは、古代から問われつづけてきた問題である。

人間学が「学」として現われるためには、近世哲学の出発点であるルネ・デカルトによる自我概念の発見以降の、18世紀の啓蒙思想まで待たねばならなかった。

イマヌエル・カントは、この「人間学」の立場を明確にした代表的な哲学者でもある。カントは、哲学には、「わたしは何を知ることができるのだろうか」(Was kann ich wissen?)、「わたしは何をすべきなのであろうか」(Was soll ich tun?)、「わたしは何を望むのがよいのだろうか」(Was darf ich hoffen?)、「人間とは何だろうか」(Was ist der Mensch?)という4つの問題に対応する4つの分野があるとした上で、最後の問題について研究する学を「人間学」であるとした。

19世紀、「歴史の世紀」と呼ばれる時代には、歴史学のみならず、化学生理学から地理学民族学民俗学心理学などが発展し、人間についてのさまざまな情報が溢れ返るようになった。チャールズ・ダーウィンジークムント・フロイトの名前もその中にある。

以上のような流れの中で、ダーウィンの進化論が当時の学界を震撼させ、人間の動物的で惨い部分が次第に見られていくようになった。

フリードリヒ・ニーチェはダーウィンを明確に否定したが、その思想の一部を影響を受け、人間はサルから超人への綱渡り(発展途上)であると説いた(このニーチェによって「ディオニソス的人間」という哲学的人間学に繋がっていく脱人間中心主義の立場が提唱されたともいえる)。

20世紀に入って、それまで構想されていた理想的な人間社会が無残に打ち砕かれ、社会と国家、科学技術の発展で我々は「人間不在」というあらたな問題を直視せざるを得ない状況となり、改めて人間として生きる意義について問われ、実存思想が一時流行したりしたが、現代では、この人間学の問題は既に哲学という学問だけでは解決できない事態になっている。

そのため、経験科学としての生物学的人間学、ドイツ系の民族学ないしアングロサクソン系の文化人類学は哲学的人間学とは異なる別のアプローチからこの問題の解決を目指そうとしている。

 






 


「学校に行かない」という選択 ~経験者と語る不登校 前編~NHK

2019年11月07日 13時12分22秒 | 社会・文化・政治・経済

記事公開日:2019年02月13日

 
現在、小中学生の不登校は14万人を超え、5年連続で増え続けています。学校に行かないことに悩む人もいる一方で、“学校”とは別の学びを選び、成長した人たちもいます。学校には行かなければいけないの?学校以外の学び場とは?現在学校に行っていない中学生と、学校に行かなかった先輩たちが本音をぶつけ合います。


不登校の中学生が抱える罪悪感

現在学校に行っていない「不登校」状態の中学生3人に、ふだんどんな風に過ごしているのか、いま抱えている悩みなどを聞いてみました。

「学校を思い出すとちょっと罪悪感が浮かびます。学校に来た時でも教室に寄るのがちょっと億劫になったり、部活に普通に行こうと思っても勝手に空いた部屋にこっそり入って、引きこもったりして怒られましたけれど。みんな学校に行って勉強をちゃんとしているのに、私だけやらないとみんながどういう目で見るのかな、とか。私みたいな中学生がいてもいいのかなと思ったりします。」(ゆりなさん)

ゆりなさんが学校に行かないことを受け入れているというお母さんは、ゆりなさんが抱いている罪悪感についてどう感じているのでしょうか?

「1人であの子が出かけることもあるんですけど、帰宅する友だちと遭遇しちゃって隠れたとか、そういうのを聞いたりすると、そういう思いはまだあるんだな、と感じますね。身内とか近しい人たちからも、レッテルじゃないですけど色々言われますので、社会性が育たないとか、耐性がないんだねとか言われて、スクールカウンセラーの方にも学校は行っておいた方がいいのよ、って言われたり。そういうこと言われてしまうとちょっと気弱になってしまいます」(ゆりなさんのお母さん)

気弱になることがあるというゆりなさんのお母さん。ゆりなさん自身も将来のことを考えると不安になることがあるといいます。

「自立とかいつかしなきゃいけないとなると、自分で考えて行動とか、そういうのができるようになりたいです。社会は協調性とかないと、この先ちょっとうまくいかないのかもしれないし。あんまり私は集団に馴染めないからそういうのが不安になってきました」(ゆりなさん)

塾での厳しい宿題と学校でのいじめなどが重なり、5年生の時から学校に行かなくなった中学2年生のあおいくんや、小学3年生頃から学校に行くのがつらくなり、中学2年生からほとんど行かなくなった中学3年生のななこさんも、ゆりなさんと同じような気持ちになると話してくれました。

「僕はもう、友だちとかに会っても、『僕は不登校だから』って言えるようになったんですけど。その前はやっぱりすごい罪悪感があって、隠れたいとか家を出たくないとか、結構ありました。僕は本当にお父さんに申し訳なくて、生きていることがつらかった時期がありました。お父さんも怖くって、ひどい日は下敷きを机にバンっていって、下敷きが砕けるまでずっと怒ってて。それを見ているしかなかったです。今となっては、もうだいぶ家でも何でもやらせてくれるんですけど、初期は本当にひどかったですね。どうやったら死ねるのかなとか、そういうことばかり思ってました」(あおいくん)

「友だちと遭遇したりすると、隠れたくなる気持ちもすごくわかるし、あそこにいるから逃げようかなみたいな時もあるので、すごくわかります。学校には今のところ、復帰の予定はないですけれど、家でも勉強したり、将来なりたい夢があるので、それに向かって勉強をしたりしています。一応フリースクールに行きますということになっているんですけど、あんまり最近は行けてなくて、という感じです」(ななこさん)

「尾木ママ」として親しまれている教育評論家の尾木直樹さんは、不登校中の子どもがおかれる環境についてこう話します。

「登校しなきゃいけないという登校圧力、登校するのが普通の子だという、社会的な常識みたいなのが渦巻いていたでしょ。そういう中では多様ではないんです、子どもたちは。学校に行かなかったらダメみたいな、二者択一なの。だから、しんどい思いをしちゃうんだと思う」(尾木さん)

「好きなこと」が原動力に

不登校であることから抱く罪悪感と、ゆりなさんが話してくれた、もう1つの悩みである「将来への不安」。そんな悩みを軽くすることができるかもしれない経験を重ねてきたのが、みきさんです。

現在、社会人のみきさんは小2から中3までほとんど学校に行かず、自宅を拠点としたホームエデュケーションというスタイルでいろんな学びを得ていました。短大を卒業して、今はアルバイトとボランティアを掛け持ちして忙しい日々を送っています。高校1年生から始めたもんじゃ焼き屋のアルバイトでは店長を任されています。

今は日々、明るく元気に過ごしているみきさんですが、中学・高校を通して、ほぼ8年間学校には行きませんでした。みきさんが学校に行かなくなったのは小学2年生の9月1日。学校に行こうとランドセルを背負って立とうとしたら動けなくなってしまったのです。

「学校に行かなきゃいけないけど行ってない自分を毎日毎日責め続けて、毎日泣いて泣いて。みんなは学校に行けているのに自分は学校に行かないで家で何もしないで泣いてばっかりで、何してるんだろう自分、みたいな」(みきさん)

母のみずえさんは、みきさんを最初は何とか学校に行かせようとしました。しかし、学校に行かせようとするとみきさんはますます不安定に。悩んだみずえさんがインターネットで見つけたのが、ホームエデュケーションというものでした。

ホームエデュケーションとは自宅を拠点として学ぶ方法。学校でする勉強を保護者が代わりに教えるのではなく、子ども自身の好奇心を軸にさまざまな体験を通して学ぶことが多く、方法は家庭ごとに異なります。

 

みきさんの転機となったのは、ホームエデュケーションの団体の会報で母親のみずえさんが見つけた、犬のボランティアの記事。もともと犬が大好きだったみきさんは、母の勧めに応じて、捨て犬を保護するボランティアに通い始めました。

朝、電車で向かい、70頭の犬の散歩、食事、掃除などの世話を夕方までやります。それぞれの犬の特徴を覚えて、任されることが増えると、どんどん楽しくなっていきました。

好きなことと出会って取り組むうちに、自信がついてきたみきさん。家で泣いていた日々から一転、さまざまなことに挑戦できるようになってきました。英語のミュージカルに挑戦したり、そのために英語を勉強し始めたり。高校は自分のペースで学べる通信制高校を選択。さらに世界をもっと知りたいと英語を学べる短大に入学しました。

「学校に行かなくても大丈夫だよって本当に言ってあげたいです。学校に行ってなくても、世界は本当に無限にあるし、自分が知らない世界なんかたくさんあるじゃないですか。もし行きたくない、行かないことを決めるんだったら、他のことに目を向けてみてほしい。それだけがすべてじゃないということを伝えたいです」(みきさん)

大学4年生のもえさんも「好きなこと」が原動力になりました。

もえさんもみきさんと同じホームエデュケーションを経験。小学2年生から自宅を拠点として学んできました。19歳で通信制高校に入学。今はアルバイトをしながら大学に通う4年生です。

「一番のきっかけは通信制高校の先生から『白衣が似合いそう』『薬剤師とかいいんじゃない』と言われたことです。医療系の職も今の自分の立場でありなんだと。そこで思い出したのが『鋼の錬金術師』という漫画です。主人公の義足を整備している女の子に憧れがあって、そういう仕事って現実にないのかなと思って探したのが今、目指している義肢装具士という職業」(もえさん)

今、もえさんは夢に近づくための学校に通っています。

「一般的な科目は全然できないんですけど。今は自分が目指す職業のために必要なことが明確になっているから、どんなに難しいことでも、専門的なことでも覚えられるし、理解しようと努力することができます」(もえさん)

先輩たちの経験談を聞いたあおいくんは、将来について感じることがあったようです。

「やっぱり夢があるってすごいんだなと思いました。確かに好きなことって自分から率先して勉強できるし、やる気ががぜん違うので、好きなものを学習した方が将来のためになるのかなというのは思いました」(あおいくん)

不登校は充電期間 無駄ではない

好きなことを見つけ、それを軸に学んでいた先輩たち。でも、好きなことなんて見つからない、そんな気力もない、という人もいるかもしれません。実は先輩たちも、そんな時期を経験しています。

福祉について学んでいる専門学校2年生のたくみさんは、中学生の時、友だちからのしつこいからかいが数年間も続いたことをきっかけに、学校に行かなくなりました。

その後、フリースクールに通って元気を取り戻したたくみくんは、2016年の夏、学校に行くのがつらい子どもたちに向けた動画をフリースクールの仲間たちと製作。ニュースや新聞でも取り上げられ、注目を集めました。

「私個人の考えとしては、不登校は充電期間の1つかなと考えていて。休んでいいんだというメッセージを親御さんにわかってほしい。親御さんの理解がなければ家にいることができないし、泣きつくこともできない、相談することもできない。唯一の拠り所で、味方であってほしい存在だからこそ、そこに理解をしてもらうことが、不登校を無駄なものにしない第一歩かなという風には思ってます」(たくみくん)

「充電期間」とたくみくんが呼ぶ「休む時間」の大切さを、実は国も認めています。
教育機会確保法第13条には「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と明記されていて、小・中学校は出席日数に関わらず卒業できるのが通例。高校受験も不登校が不利にならないよう各都道府県で配慮がされています。

あおいくんも、たくみくんの話を聞いて「休むこと」の経験を語ってくれました。

「最初は親に一切理解してもらえなくて、『給食を食べにお昼に学校行きなさい』、『我が家の恥だ』とか言われたりした。お父さんもあの頃はつらかったんでしょうし、お互い理解ができないと本当に辛いんだなと思いました。本当、無理矢理行かされていたら私は今ここにいないと思うんです」(あおいくん)

不登校の子どもが持つ罪悪感や将来への不安。そんな子どもたちの気持ちを親がしっかりと受け止める。そして、学校に行かない時間をどうとらえ、どう過ごすのかが、その後に子どもたちが歩んでいく道のヒントになるのかもしれません。

「学校に行かない」という選択
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経験者と語る不登校 後編
子どもたちの思い
進路はどうする?



 

# 学校へ行けない

2019年11月07日 13時05分36秒 | 社会・文化・政治・経済

まず大事なことは、「登校できない」という子どものサインを「人に会えないくらいの大きな情緒的混乱や落ち込みの状態が起きている」というように周囲の人たちがしっかりと認識することです。

 しかも「何がなんだかわからないけれど学校に行けない」ということは、理由がはっきりとしないし、言葉にも言い表せないので、余計に辛く、苦しいということを知っておくということです。

 登校できない子の混乱や落ち込みがどのようなものなのかというと、例えば、大人の場合で考えると「理由もなく、仕事を何日も何週間も休んでしまう」ということが起こったときの自分の辛さと対比してみると分かりやすいと思われます。

 通常、仕事を持っている大人が、たったの1日でも理由もなく仕事を休まねばならないとしたら、その心労はというとたいへんなものでしょう。
 精神的な落ち込みが相当なものでなければ、そう簡単に休むことはまずないでしょうし、それが何日も続くとしたら、身体に変調をきたしたとしても不思議ではありません。

 さらにそのような状態が仮に1ヶ月も引き続くとしたら、まさに「言葉に言い表せないほどの」辛さ、苦しさであることは容易に想像できます。大人であれば、自分の混乱や落ち込みに対する言い訳や理由づけを後からでも言葉にして伝えることもできますが、子どもの場合、年齢が低いほど、そうはいかないことのほうが多いわけです。

 そして「学校に行けない状態」は、副次的に「勉強が遅れる」「友達がいなくなる」という状態も同時に引き起こし、それに伴う不安も高じて子どもの情緒的混乱と落ち込みは大きなものとなります。

 さらに「こんなことでは将来が心配で・・・・」という親の不安や焦りが子どもの不安の増大に拍車をかけることになります。
 登校できない子の家族も長く続くとイライラしてきますから、学校へ行くように説得したり叱ったりすることにもなります。
 そのような説得や期待に応じられなくて子どもイライラが高じてきますから、暴れたり何かに当たり散らしたりすることも起きてきます。

 それを見た家族はまたイライラしたりビクビクして生活することになりますから、家族のなかで相乗的に不安や緊張が膨らむこともあります(Fig.11)。

こうして登校できない子は、このようないわゆる「心の緊張状態」を回避しようと、周りには一見、「怠け」とも映る過ごし方をすることもあると考えられます。

みんなは学校に行っているのに自分だけは行かないという孤立感、親の期待に応えられない罪悪感からくる「イライラ」を回避するため、登校しなければならない時間には布団から出られなかったり、朝は眠って過ごさないといられなくなったりするわけです。

登校できない子どもの「緊張状態」と「怠けの状態」とを区別をすることは容易ではなく、はっきりと線引きできるものではないと思われます。
Fig.11 「学校に行けない状態」
 
 おそらくこのような「学校に行けない状態」にある子どもは、素直であり優しい子どもであり、そして必ずどこか生真面目なところがあるからこそ、このような状態になったのでしょうから、自分で意識して「怠け」ようとしているわけではなく、こころがそのように働いて、「怠け」ざるを得なくなっていると考えた方が当たっているように思われます。


不祥事相次ぐ 福岡県立高校教員など4人に懲戒処分

2019年11月07日 12時59分22秒 | 社会・文化・政治・経済

11/7(木) 九州朝日放送

酒気帯び運転や盗撮、わいせつ行為などをしたとして県立高校の教員など4人が停職や免職の懲戒処分を受けました。

福岡県教育委員会によりますと、筑後地区の県立高校に勤める50代の男性教員は去年7月から9月にかけて校内で盗撮行為をしたとして6日付けで懲戒免職処分となりました。女性職員が利用する更衣室にスマートフォンを設置し、複数回にわたり動画を撮影したということです。

また、筑豊地区の公立中学校に勤める20代の男性教員も今年8月から9月にかけて校内や一般のアパートに小型カメラを仕掛けて盗撮したとして懲戒免職処分となっています。

このほかにも酒気帯び運転やわいせつ行為などをしたとして2人が停職処分を受けています。

 

 

なぜ自衛隊に派遣要請しなかったのか 沖縄県「念頭にあったが…」

2019年11月07日 12時51分07秒 | 社会・文化・政治・経済

2019年11月6日 

沖縄県議会は5日、首里城火災について県の対応などを審議した。県議会総務企画委員会(渡久地修委員長)で、前原正人秘書防災統括監は、那覇市から自衛隊の災害派遣の要請がなかったと明かした上で、上空から数トンの水をかける消火活動は困難だったとの見方を示した。

夜が明けても火災は鎮火せず、消防の放水が続いた=31日午前9時19分

 自衛隊の災害派遣を定めた自衛隊83条では「都道府県知事や政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命または財産の保護のため必要があると認める場合」に要請できることになっている。

 又吉清義氏(沖縄・自民)の質問。

 



首里城火災「空白の5時間」に質問集中 当初の50分から拡大

2019年11月07日 12時42分03秒 | 社会・文化・政治・経済

 首里城火災を受け、設置者の国、管理者の沖縄県、運営管理する沖縄美ら島財団の3者が6日、初めてそろって会見した。財団側は、出火元の正殿から最後に関係者が退出した時間を当初の説明から訂正するなどちぐはぐな回答。一方、高台にあり二重の城壁に囲まれ、消防による消火が困難を極めた首里城の屋内には自動消火設備がなかった。妥当性を問われても、国側は「法令を順守した」との見解に終始した。

【多数の内部写真を入手】建物内や収蔵庫…甚大な被害が明らかに

 火災の経緯で、配布資料には「31日午前1時20分 警備員巡回開始(城郭内)」と明記。この時間、警備員は正殿を巡回しておらず、最後の退出は財団職員の「30日午後9時35分」で、火災に気付くまで約5時間の空白があった。しかし1日の財団の会見では、警備員は午前1時20分に正殿を巡回し、空白の時間は50分との説明だった。

 「前回の説明の根拠は何か」。報道陣から質問が集中し、財団の西銘宜孝事務局長は「勘違いがあった」と釈明。警報発動で駆け付けた警備員が開けたシャッターを閉めたのかを問われ、当初は閉めたとの認識を示すも、「はっきり分からない」と修正するなど、見解は二転三転した。

 沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所の鈴木武彦事務所長は、過去に屋内の自動消火設備の設置について「議論はあったと思う」と述べた。往時の厳正な復元を目指した結果と説明したが、正殿内には往時にはない車いすの昇降設備はあった。

 約2時間の会見は国側が打ち切るように終了した。

 




服役中に児童施設を手紙で脅迫か 刑務所から送る

2019年11月07日 12時31分30秒 | 社会・文化・政治・経済

服役中の男「出所後は園児に危害加える」…出所当日に逮捕

11/7(木) 読売新聞オンライン

園児に危害を加える予告をしたとして、警視庁は6日、住所不定、無職の男(45)を脅迫と威力業務妨害容疑で逮捕した。


 発表によると、男は東京都府中市の府中刑務所に服役していた10月7日、同市内の保育園と幼稚園宛てに「出所後、園児に危害を加える」という趣旨の手紙を送ろうとした疑い。刑務所の検査で差し止められたが、警察から連絡を受けた2園は警備の強化を余儀なくされたという。

 男は6日に出所した。調べに対し、「脅すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。

 

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服役中に児童施設を手紙で脅迫か 刑務所から送る

 
 服役していた刑務所の中から東京・府中市の2つの児童施設に脅迫の手紙を送って施設の業務に支障を与えたとして、45歳の男が逮捕されました。

 阪本亮輔容疑者は先月7日、窃盗の罪で服役していた府中刑務所から府中市内の2つの児童施設に脅迫の手紙を送ったうえ、施設の職員の業務に支障を与えた疑いが持たれています。警視庁によりますと、手紙には「自分は人殺しなど道徳に反することをしてきた」という内容が書かれていたということです。児童に危害が加わる恐れがあったことから手紙は刑務官に差し止められ、児童施設に届くことはありませんでした。阪本容疑者は今月6日に出所して逮捕されました。取り調べに対して「脅迫し、業務を妨害しようとした意図はない」と供述しています。

最終更新:11/7(木) 0:06 
テレビ朝日系(ANN)

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家庭教師を再逮捕 教え子へのわいせつ容疑 /茨城

2019年11月07日 06時19分28秒 | 社会・文化・政治・経済

中3女子に乱暴疑い 茨城

 
県内で約6年半前、家庭教師として教えていた当時中学3年の女子生徒を乱暴したとして、常総署は16日、強姦(ごうかん)の疑いで、埼玉県越谷市越ケ谷、自称、家庭教師の江原忠勝容疑者(60)を逮捕した。
逮捕容疑は平成25年1~3月の間に複数回、被害者宅で性的暴行をしたとしている。容疑を否認している。署によると、昨年末に被害者と家族から相談があり発覚した。
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家庭教師を再逮捕 教え子へのわいせつ容疑 /茨城
毎日新聞2019年11月6日 地方版

県内で7年前に家庭教師として教えていた当時中学3年の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、県警は5日、埼玉県越谷市越ケ谷5、家庭教師、江原忠勝容疑者(60)を強制わいせつ容疑で再逮捕した。容疑を認めているという。

 再逮捕容疑は2012年11月中旬、県内の生徒の自宅で、生徒に抱きつくなどの暴行を加えてわいせつな行為をしたとしている。

県警は他に被害者がいないか調べている。

 

 

 

教え子少女の体触る 容疑の家庭教師逮捕 静岡

2019年11月07日 06時11分36秒 | 社会・文化・政治・経済

2016.5.11 産経新聞

教え子の少女にわいせつな行為をしたとして、牧之原署は10日、強制わいせつの疑いで、吉田町川尻の家庭教師、岩本好央容疑者(31)を逮捕した。岩本容疑者は「やっていない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は先月16日、教え子で県中部に住む10代前半の少女に対し、体を触るなどのわいせつな行為をしたとされる。

同署によると、少女が「体を触られた」と親に相談して被害が発覚。岩本容疑者は個人で家庭教師をしていたといい、余罪についても捜査している。


風俗で収入得ながら生活保護費73万円だまし取る 30歳女を逮捕

2019年11月07日 05時55分26秒 | 社会・文化・政治・経済

11/7(木) 神戸新聞NEXT

兵庫県警生田署は6日、詐欺の疑いで、神戸市中央区の会社員の女(30)を逮捕した。

逮捕容疑は、2017年7月~12月、当時、風俗関係の仕事で収入を得ていたにもかかわらず、神戸市中央福祉事務所に申告せず、生活保護費計約73万円をだまし取った疑い。同署の調べに容疑を認めているという。