創作「青春の宿題」

2019年11月14日 16時12分02秒 | 創作欄

「野々村、本気で彼女に惚れているのか。本気なら言うがあんな、ふざけた女はいないぞ」源田康太は分厚いレンズの眼鏡を指で押し上げる。
調整されていなのだろう彼の眼鏡はしばしば鼻へずれ落ちるので、野々村三郎は気にかけていた。
源田は何時にない厳しい口調だったので、嫌な予感がした。
それで三郎は言葉を飲み込んだ。
「聞きたくないんだな。それじゃ俺は言わん」源田は机のショルダーバックを肩に掛けると中講堂から出て行った。
休講なので講堂に入る学友は数人に過ぎなかった。
次の講義は1時間30分後である。
中庭の銀杏の葉が散るのを見ると三郎は切ない気持となった。
死に逝く末期がんの母の病棟の窓から銀杏の葉が風に舞いながら散っていたのを思い出した。
「かわいそうだね。こんなに細くなって」母の姉の一人が目に涙を溜めながら、やせ細った腕を両手で包み込む。
もう人の姉はクリスチャンなのでベッドの脇に膝をつき祈っていた。
三郎は2階から古びた石段を下り体育館へ向かう。
ベンチに座る学友たちは如何にも呑気そうであった。
何人かに声を掛けられたが、三郎は右手を挙げただけだった。
三郎は水島政男の言葉を脳裏に浮かべ嫌な気分となった。
「彼女、もしかして、異常な性体験があるんじゃないか」
「水島は、彼女の何をどのように感じたのか?」不可解であった。
「あなたは、日記を書いているのね。でも、私ことは、絶対に書かないでね」三郎は彼女からクギを刺されていた。
最後まで、彼女をモチーフにできなかった。
そこで私小説「最後の文学青年」を書く。
それは三郎にとって最初で最後の雑誌への投稿となった。
自信作と想っていたのに結果は、佳作に過ぎない代物だった。
「客観性に欠ける」と選者の一人から指摘されたことに三郎はしばらく拘り続けた。
「青春の宿題」は、「彼女への宿題」でもった。


男性巡査長が下着1枚を盗んだ疑いで書類送検 

2019年11月14日 15時52分09秒 | 社会・文化・政治・経済
 

「被害者のプライバシーを考慮」岡山県警は事実を公表せず

今年7月、岡山県津山市で岡山県警高速隊の30代の男性巡査長が下着を盗んだとして書類送検されていたことが分かりました。岡山県警は事実を公表していませんでした。

 書類送検されたのは、岡山県警高速隊北部方面隊に所属していた30代の男性巡査長です。

 警察によりますと巡査長は7月14日、津山市で民家のベランダから下着1枚を盗んだ疑いで書類送検されました。巡査長は8月に減給10分の1、6カ月の処分を受け依願退職しました。

 岡山県警では「被害者のプライバシーを考慮して公表しなかった。今後指導を徹底し、再発防止と信頼回復に努めたい」とコメントしています。

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11/14(木) 
KSB瀬戸内海放送

 

 


自宅で女子高生にみだらな行為 34歳市職員を停職3カ月

2019年11月14日 07時01分11秒 | 野球

11/13(水) 神奈川新聞社

 秦野市広報広聴課主任主事の男性職員(34)が自宅で女子高生にみだらな行為をしたとして、8月に県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されていたことが13日、分かった。職員と生徒の間で示談が成立し、職員は10月に不起訴処分(起訴猶予)となった。市は今月13日付で職員を停職3カ月の懲戒処分にした。

 市人事課によると、職員は昨秋、会員制交流サイト(SNS)を通じて女子高生と知り合った。今年8月22日に警視庁高島平署に逮捕され、10月28日に不起訴処分(起訴猶予)となった。8月30日から療養休暇を取っていた。

 市人事課によると、職員は2008年4月に採用。市の聞き取りに対し、「会う回数を重ねていく中で、仲が良くなった」「趣味の写真を通して知り合い、親密な関係になった」などと説明したという。

 市は合わせて、監督責任を問い、上司にあたる課長と課長代理(現・担当課長)を訓告、元市長公室長を口頭厳重注意とした。

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東京・豊島区  文化創造都市宣言

2019年11月14日 06時12分04秒 | 社会・文化・政治・経済

廃校を稽古場や芸術祭会場として活用

平成17年9月22日、区議会の全会一致決議に基づき、未来に向けて、わたしたち一人ひとりが担い手となり、誇りと活力に満ちた文化の風薫るまち、豊島区を築いていくことを決意し、豊島区は「文化創造都市宣言」を行いました。

池袋に新劇場続々

変貌する豊島区
既存の劇場と連携し多様な舞台芸術で新たな賑わいを創出


海外の作品や、公園で開催する大規模イベント、カフェや屋外などまちなかで実施する話題性・意外性のある公演、市民参加型イベントなどを実施。舞台好きも、初めての人も、それぞれのアプローチで芸術の秋を満喫してください。

 

F/T16『フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園』より

 

F/T16『フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園』より
©Ryosu


この宣言は、区民の皆さんとともに、文化創造都市の実現に向けて取り組んでいく決意を表明するものです。

文化創造都市宣言

わたしたちのまち、豊島区は、多様な人々が夢を描き、営みを重ねながら、彩り豊かな文化と芸術をはぐくんできました。

歴史と伝統を受け継ぎ、これを糧として、次の世代に伝える新たな文化を創造し、世界へ発信することは、わたしたちの望みであり、使命です。

わたしたちが享受し、創造する文化は、癒しと勇気を与え、生きる力をもたらし、まちに新たな魅力と輝きを生み出します。

わたしたちは、文化を通じて相互に理解し、共感し、尊重し合う心を育て、人と人とのつながりを何よりも大切にしながら、あらゆる人々と協働し、いきいきとした地域社会づくりを進めます。

未来に向けて、わたしたち一人ひとりが担い手となり、誇りと活力に満ちた文化の風薫るまち、豊島区を築いていくことを決意し、「文化創造都市」を宣言します。

豊島区は2002年(平成14年)の区制施行70周年をひとつの契機として、区民、民間企業、大学、NPOなどの皆様とともに、文化によるまちづくりを進めてきました。

2012年(平成24年)、区制施行80周年を記念し、この10年間の豊島区における「文化によるまちづくり」を振り返る記念誌を作成しました。

本記念誌は、平成25年2月15日(金曜日)あうるすぽっと(区立舞台芸術交流センター)において開催した文化創造都市推進シンポジウム「これからの文化創造都市としまのデザイン」で参加者の皆様に配布しました。