「志村どうぶつ園」16年半の放送に幕 志村けんさん未公開映像に相葉「早く出さないと」

2020年09月27日 03時24分17秒 | 事件・事故

9/26(土) 20:51配信

スポニチアネックス

今年3月に新型コロナウイルス感染による肺炎で死去した志村けんさん(享年70)の冠番組、日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」(土曜後7・00)が26日、最終回を迎え、16年半、577回にわたる放送にピリオドを打った。

 19日の放送に続いて、過去の名場面を振り返る「最終回スペシャル」を放送。オープニングでは、ありし日の志村“園長”の「VTR、スタート!」という振りで、名場面が放送された。番組に何度も登場しているチンパンジー・パン君の映像が流され、喜ぶ志村さんの姿も映し出された。

 番組終盤には、今年2月末に志村さんが行った最後の番組ロケを放送。志村さんが、パン君の娘プリンちゃんに自転車の乗り方を教える未公開映像だった。山瀬まみ(50)は「いろんなことが起きて、時が過ぎて、編集されないまま手つかずだったんですけど、今回お見せできるようにちゃんとしてきました」と説明。「嵐」の相葉雅紀(37)も「園長も怒ってるんで。早く出さないとっていうことで」と続き、志村さんの生き生きした姿に目を凝らしていた。

 番組は志村さんの名が入ったタイトルを変えぬまま、相葉や山瀬、「ハリセンボン」らレギュラー陣が番組をもり立てながら約7カ月間、放送を続けてきた。10月3日からは、志村さんの遺志を継いだ動物番組「I Love みんなのどうぶつ園」(土曜後7・00)がスタートし、相葉は新番組でもMCを務める。

【関連記事】


志村どうぶつ園は笑顔で幕「お別れじゃない」相葉

2020年09月27日 03時19分58秒 | 社会・文化・政治・経済

9/26(土) 21:26配信

日刊スポーツ

今年3月29日に新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさん(享年70)の冠番組の日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」が26日、最終回を迎えた。「16年半ありがとう…志村園長と一緒に最終回2時間スペシャル」と題して、志村さんがスタジオにいてVTR紹介をするような演出で、山瀬まみ(50)、嵐の相葉雅紀(37)らレギュラー陣とともに2時間スペシャルで16年半の番組の名場面を振り返った。

【写真】16年10月「天才!志村どうぶつ園」での志村けんさんと犬のちび

今年2月27日に熊本で収録した未公開の志村さん最後のロケ映像で、志村さんが孫のように溺愛していたチンパンジーのプリンちゃんに、自転車の乗り方を教える様子が流された。志村さんは曲がり方、ブレーキの掛け方を教え、覚えの早さに「すごいね」を連発。プリンちゃんから70歳の誕生祝いの花束を渡されると「70歳だからね。ありがとうね」と抱き上げて「重てえよ、20キロだからね」と笑顔を見せた。

相葉は「志村園長の優しさが、本当に伝わるVTR」。山瀬は「ちゃんと放送できてよかった。園長も喜んでる」と笑顔を見せた。DAIGO(42)は「ファミリーになれて、志村さんとお話をいろいろできて本当に良かった。SDF!志村動物園フォーエバーです」と話した。

相葉は「この16年、志村園長とみんなに会えたのは、僕の人生の財産になりました。さよならじゃない、お別れじゃない。僕らのそばにいて、いつも見ていてくれます」と、最後にチンパンジーのパンくんと志村さんの映像を紹介。パンとのロケを終えた志村さんが「バイバイね」と別れるが、パンくんがすがりついて抱きつき、笑顔を見せる志村さんの笑顔のアップで、通算577回目の放送を終えた。

来月3日からは志村さんの思いを受け継ぎ、相葉がMCを務める「I LOVE みんなのどうぶつ園」(土曜午後7時)が始まる。初回放送では、志村さんが飼っていた愛犬・殿くんに相葉が会いに行き、現在の様子を伝える。

【関連記事】


虫大量混入の「マイプロテイン」が調査報告書 倉庫内で増殖、3000件に混入の恐れ

2020年09月27日 03時09分04秒 | 事件・事故

マイプロテイン(英語: Myprotein)は、イギリスのオンラインの小売業者で、プロテインやビタミン、プロテインスナックなどのスポーツ栄養食品やフィットネスウェアなどを製造および販売している。拠点はマンチェスターにある。

2020年9月11日、20代男性がスポーツ栄養食品であるカーボクラッシャーを開封したところ、「大量の虫が生きたまま出てきた」とツイッターに報告した。同様の報告が他のユーザーからも数件投稿された。これを受け、マイプロテイン社は9月15日、公式ブログに謝罪文を掲載した。

9/26(土) 18:29配信

J-CASTニュース

日本でも人気の英プロテインブランド「マイプロテイン」の商品に異物が混入していた問題で、販売会社は2020年9月25日、原因や再発防止策をまとめた調査報告書を公表した。

 

【動画】虫が混入したプロテインバーの開封シーン

 同ブランドをめぐっては、プロテインバーに虫が大量に付着していたとの報告が消費者から続々と上がっていた。その後、謝罪して収束を図ったものの、説明が不十分だったこともあって不安が払しょくできずにいいた。

■謝罪文は目立たない場所に掲載、再発防止策も示されず

 マイプロテインは英国上場企業のハットグループが製造・販売する。破格の値段を武器に110か国以上に展開し、日本でも16年から公式通販サイトを始めた。

 同社が公表するレポートによれば、マイプロテインの日本での売上は16年が100万ポンド(約1億3500万円)に対し、19年は7600万ポンド(約103億円)と急成長している。

 異物混入が報告されたのは、20年9月11日。プロテインバー「カーボクラッシャー」の購入者による「大量の虫が生きたまま出てきました。茶色の米粒くらいの虫と、その幼虫らしきもの、白いダニのようなものまで」などとするツイートに端を発し、品質異常の訴えが続出。愛用者からは廃棄の報告や不買を宣言する声が少なくなかった。

 ハットグループは通販サイト上で15日、謝罪文を発表し、調査したところ輸送中に異物が混入したと事実関係を認めた。しかし、具体的な原因や再発防止策は示されず、「最高品質の製品とサプライチェーン基準を保っております」と安全性を強調するばかりで、不信感を払しょくできたとは言い難かった。

 さらに、謝罪文はサイト上の目立ちづらい場所に掲載され、日本版公式ツイッターでの報告ではリプライ(返信)できるユーザーを制限したことも火に油を注いだ。

包装を変更し、冷蔵状態を保つ物流体制に
 ハットグループは25日、通販サイトのトップページに改めて「カーボクラッシャーに関するご報告」と題した文章を掲載した。マイプロテイン事業の代表を務めるルーシー・ゴーマン氏の名義で書かれている。

 報告書によれば、虫の混入は4人の購入者からカスタマーサポートに連絡があり把握した。その後、カーボクラッシャーの注文・発送を停止し、自社および第三者機関2社ですべての関連施設を調査したところ、シンガポールの倉庫にあるパレット(荷役台)1万3000枚のうち5枚がコナダニとチャタテムシの被害にあっていた。

 混入の恐れのあるカーボクラッシャーはこれまでに3000件の注文(同期間にアジア圏内からの総注文数の1%未満)があり、対象者には廃棄を依頼した上で返金対応した。

 原因は、包装資材の不具合と輸送中の高温状態が重なったためだとしている。商品をイギリスからシンガポールに輸送中、虫がシール内に侵入し、倉庫内で増殖した可能性が高いという。

 コナダニ、チャタテムシは高温多湿の環境下で発生しやすいものの、「人体に有害なものではない」とし、万が一口にした場合も問題はないと強調する。

 再発防止策として、包装をプラスチックでの「シュリンク包装」に変更する。また、輸送・保管時は冷蔵状態を保つよう物流体制を見直す。

 ルーシー・ゴーマン氏は「今回の件で、ご迷惑、ご心配をおかけしたすべてのお客様に、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

【関連記事】


中古スマホのガイドライン改定へ 状態の表示を義務化

2020年09月27日 02時59分09秒 | 社会・文化・政治・経済

9/26(土) 22:02配信

産経新聞

国内の中古スマートフォン販売事業者などでつくる業界団体「リユースモバイル・ジャパン(RMJ)」が、中古スマホの品質表示についての統一基準(ガイドライン)を今秋にも見直す方針を固めたことが26日、分かった。代金が未納のスマホを誤って購入するといったトラブルの予防に向け、値札や通販サイト上で、端末ごとに「代金支払いが未了」などの注釈表示を義務付ける。

 新型コロナウイルスの感染が広がり、スマホをネット通販などで取引するケースが増加する中、通販などの利用者が安心して中古スマホを購入できる環境を整備し、中古市場の活性化を図る狙いがある。

 新たなガイドラインでは、分割払いが終わらないなど代金の支払いが未了の端末は、未了であることを明示するよう義務化する。スマホは分割払いが終わらない状態でも、購入者が支払いを続ければ使用できるが、購入者が分割払いを滞らせると使用制限がかけられることがある。だが、現行のガイドラインではこうしたリスクの表示については「推奨」程度にとどまっていた。

 また、端末買い取り時の本人確認を強化するほか、スマホのバッテリーの劣化度合いについても、各メーカーごとの独自基準ではなく、劣化を診断するアプリを指定して数値を明示するなど、第三者の客観的な評価を付け加えることを推奨する方向だ。

 スマホは高機能化による高価格化が進み、安く購入できる中古スマホのニーズは高まっているが、見た目では状態が分かりにくい中古品への不信感も根強く、中古市場が活性化しない一因とされる。

 現行のガイドラインは昨年3月に公表。外部の損傷具合など、中古スマホの品質を5段階で評価するなど、事業者が販売する際の基準を定めている。

【関連記事】


藤浪悪くなかった、阪神言い訳できない/大石大二郎

2020年09月27日 02時59分09秒 | 野球

9/26(土) 22:16配信

日刊スポーツ

ヤクルト対阪神 6回裏ヤクルト無死、村上(左)に中越え本塁打を浴びた阪神藤浪(撮影・足立雅史)

<ヤクルト2-1阪神>◇26日◇神宮

阪神は大量に選手が入れ替わっての戦いが続いているが、それを言い訳にはできない。1点差で決着がついた両軍の「4番」は対照的だった。

【写真】6回に失点し厳しい顔でベンチに戻る藤浪晋太郎

同点の6回。この回先頭糸井が四球で出塁。しかし何を思ったか、4番サンズが初球にセーフティーバントを試みた。それを処理した投手スアレスが二塁送球でアウトにした。

競った展開とはいえ、あそこで4番のバントはあり得なかった。チームが置かれた状況に加え、サンズ自身も調子を下げているから考えたことだったのかもしれない。

しかし、本人が4番の責任を感じてバントを選択したのなら、その時点で気持ちで負けていた。阪神ベンチは仮にゲッツーになったとしても納得していたはずだ。

続く5番大山は遊ゴロ併殺に倒れた。サンズにはフルスイングで、打って貢献する姿勢をみせてほしかった。あのバントで流れが変わってしまった。

その裏には、リリーフにでて2イニング目に入った藤浪が、無死から4番村上に勝ち越しの1発を運ばれた。一振りで決めた村上のほうが見事だった。4番が明暗を分けた。

阪神では1軍に昇格したばかりの選手が続々登場した。藤浪の内容も悪くなかった。北條も2番で働いた。代走起用の植田、島田の盗塁も評価できた。それぞれがチャンスと思って戦い抜いてほしい。

(日刊スポーツ評論家)

【関連記事】


阪神3連敗…打線ちぐはぐ、サンズ奇襲バント決まらず 村上の一発に沈み藤浪負け投手

2020年09月27日 02時54分31秒 | 野球

9/26(土) 21:51配信

デイリースポーツ

ベンチで渋い表情の阪神・矢野監督(撮影・金田祐二)

 「ヤクルト2-1阪神」(26日、神宮球場)

 阪神が接戦に敗れ、3連敗を喫した。コロナ禍で主力を含む10選手が離脱する中で迎えているヤクルトとの3連戦。現有メンバーで何としても乗り越えたいが、苦しい状況が続いている。黒星は村上に決勝18号ソロを許した藤浪につき、6敗目(1勝)。

【写真】抗議する矢野監督、詰め寄られた審判も口とんがらがせ…

 3カ月ぶりの先発となったガンケルが初回に先制点を献上した。先頭の坂口に死球を与えると、続く青木には左中間への二塁打、さらに山田哲には四球を与えて、無死満塁。迎えた4番・村上に初球を右前に運ばれる適時打で1点を失った。

 1-1の五回からは、藤浪が2番手で登板。先頭の投手・スアレスを三振に仕留めると、坂口も三振に。青木には二遊間を抜かれる中前打を許したものの、続く山田哲を中飛に打ち取り、五回を無失点とした。

 しかし2イニング目の六回、先頭の村上にバックスクリーンへの勝ち越し18号ソロを被弾。その後の3人は打ち取ったものの、痛恨の失点となった。

 打線は決め手を欠いた。同点の六回に先頭の糸井が四球で出塁。続く、4番・サンズは初球にセーフティーバントを試みた。打球は投手の前に転がり、スアレスは二塁送球。糸井は二塁封殺となった。ベンチが4番に犠打のサインを出すとは考えにくく、本人の判断と思われるが、裏目に出てしまった。

 1点を追う八回には2つの四球などで2死二、三塁と一打逆転のチャンスを作った。だが、5番・大山は空振り三振。得点を奪うことはできなかった。九回も1死二塁の得点機をものにできなかった。

【関連記事】


阪神・矢野監督が猛反論 審判からの“判定について記者とコンタクト”の疑義に

2020年09月27日 02時50分58秒 | 野球

9/26(土) 22:19配信

デイリースポーツ

8回の攻撃を終え審判に詰め寄る阪神・矢野燿大監督ら=神宮(撮影・金田祐二)

 「ヤクルト2-1阪神」(26日、神宮球場)

 八回裏の開始前に、阪神・矢野監督が、審判団と激しく言葉をかわす場面があった。

【写真】疑いをかけられた近本と井上コーチの前で審判がアウトコール

 試合中の七回表、本塁クロスプレーの判定を巡るリクエストを受けたリプレー検証を待っている時間に、ネクストバッターズサークルにいた近本と、井上コーチが記者席にいる報道陣と“当該プレーのアウト・セーフについて”何らかのコンタクトをとったのではないかと、審判団が疑義を持った。

 神宮球場の記者席は、テレビ中継にも映るように、ホームベース裏側の低い位置に設置されている。

 この後、八回裏が始まる前に矢野監督が選手交代を告げた際、審判から疑わしい行動をとらないように矢野監督に求める声がかかった。矢野監督は激しく反論し、約6分間が経過した。

 試合終了後にも審判団と矢野監督が話し合った。矢野監督は「疑われるようなあれがあったのなら申し訳ない」と謝罪した上で、「それは試合終了後に注意してくれたらいいんじゃないの。信頼関係の中でやっている中で、試合中にそれはどうなの」などの意見を述べた。

 この日の責任審判である二塁塁審の森氏は「こちらとしては、イニング間にどこの新聞社の人間かということを記者席に向かって聞いていた。たまたま矢野監督が交代を告げにきたときに、その場で話しになってしまっただけです」と説明した。

 森塁審は報道陣の問いかけに「何もありません、NPBに報告します」と語った。

 矢野監督は試合後の取材に「審判の人も分かるんだよ」と、審判団の心情を思いやった。その上で「あそこで『試合を止めてまでせなあかんことですか』と言って。それやったら試合終わった後に『何していたんですか?』『外部の情報なりますよ、どの記者がやっていたんですか?』というのを後から俺はやればいいと思うんだけど」と、一方的に疑われたと受け止め、反論に至ったと振り返った。

 「審判の人もやっぱり自分らが判定する前にそういうこと言われると、気分も良くないだろうし。向こうの気持ちも俺は理解しているんだよ。理解しているんだけど、こちら側のことでは、それが何か試合に影響するような外部の情報でもないし、何か俺らがズルすることなんかないわけよ。そういうふうに言われているような感じがするから」とお互いの立場を踏まえて振り返った矢野監督は、「でも最後はちゃんとそれを説明したし、向こうもそれを理解して、お互い分かったということなんでね」とした。


コロナ「血しょう投与」承認

2020年09月27日 02時29分41秒 | 医科・歯科・介護

9/26(土) 22:08

新型コロナウイルス患者の治療法の候補である回復した人の血液の成分「血しょう」を別の患者に投与する臨床研究が、国内の医療機関の倫理委員会で初めて承認されました。

回復した人の血液の成分「血しょう」には、新型コロナウイルスに対抗できる「抗体」が含まれていて、十分な抗体を含む血しょうを別の患者に投与すれば、回復を早める可能性があると考えられています。

アメリカでは緊急の使用が許可されていますが、国内でも、国立国際医療研究センターで研究が進められ、今月15日に内部の倫理委員会で、実際の患者へ投与する臨床研究が、正式に承認されました。厚生労働省も17日に受理したということです。

国内初となる臨床研究では中等症の患者56人に、血しょうを投与し安全性や効果を調べるということです。

担当する忽那賢志医師は「血しょうを提供していただいた方々の思いをかなえられるように効果が証明されればいいと思う」と話しています。

【関連記事】


《座間9人殺害事件》白石隆浩被告、いまも止まらぬ性欲と「殺人を犯した理由」を語る

2020年09月27日 02時13分59秒 | 事件・事故

週刊女性2020年9月22日号

ロフト付きワンルームの部屋からは、切り落とされた9人の頭部が見つかった。

残忍な犯行をわずか2か月の間に繰り返したのは特徴のないヤサ男だった──。約1年ぶりに面会するヤサ男は仙人のようないでたちで現れた。これまで3回にわたり面会したジャーナリストが明かされなかった白石の生い立ちに迫る。なぜ白石は殺人犯になったのか──。(取材・文/渋井哲也)


金にならない女ならレイプする

「スカウト時代の人間関係は、お金か、性欲かという感じでした。金にならない女ならレイプする。そんな感じで殺してしまった。スカウトにならなければ、人を殺していなかったんじゃないか」

 筆者の問いに、新型コロナ対策でマスク姿の、白石隆浩被告(29)は迷うことなく、冒頭のようにアクリル板の向こう側から答えた。9人を殺害し、自宅に死体を遺棄。まるでサイコパスのような犯行だが、取材を通じて彼に特別変わった何かは感じられない。どこで価値観が狂ってしまったのだろうか? 

  ◇   ◇   ◇  
 神奈川県座間市のアパートで、男女9人を殺害したなどとして、強盗、強制性交等、強盗殺人、死体損壊・遺棄などで起訴されている白石被告の初公判が9月30日に迫った。Twitterなどでやりとりした女性8人(うち7人は自殺願望あり)と、女性の知人男性を殺害した疑いが持たれている。


座間9人殺害事件をめぐる経緯
 筆者は7月28日午前、白石被告と立川拘置所で接見した。話をするのは3回目だが、9人を殺害したとは思えないほど普通の青年という印象が強く、猟奇性を感じられない。

 秋葉原通り魔事件の加藤智大死刑囚のような強烈な負のコンプレックスもなければ、「やまゆり園」事件の植松聖死刑囚のような独断的な思想もない。複数を殺害する犯人にありがちな自己顕示欲も承認欲求も感じられない。

 私は、白石が自分の人生をどのように思っているのかを知りたくなった。

子ども時代はおとなしく地味だった

 今回の接見は面会室「11」で午前9時5分からの約30分、行われた。

 紺のTシャツ、緑の半ズボン。無造作に伸びた長髪に無精髭を生やしていた。おしゃれなロン毛ではなく仙人のようだ。感染対策で布マスクもしていた。面会室に入るなり「よろしくお願いします」と深く頭を下げる。

 まずは子ども時代の話から聞くと、「興味ある人いますかねぇ?」などと言いながらも淡々と答えていく。

「小・中・高校と暗くて、おとなしい、地味な感じでした。勉強は可もなく、不可もなく。成績は、(評定は)2から4の間。得意科目は算数・数学と体育でした。動物は好きで、インコを飼っていました」

 得意科目といっても評価は4どまり。

 白石はこれまで家族のことを積極的に語ろうとはしなかった。家族について聞くと「普通」を繰り返す。

「父と母と妹の4人家族でした。母はとても優しく料理が上手な方でした。

 親からの愛情という意味では恵まれたと思います。歯の矯正をしてくれましたし、視力矯正で病院に通わせてくれました。お母さんの料理も美味しかったです。妹とは幼いころは遊んでいましたが、だんだん疎遠になっていきました。思春期になると兄妹ってそんなものじゃないですか?」

 習い事などはせず、中学になると母親から塾に行かされたという。

「地域の総合進学塾へ行っていました。母親に言われて、なんとなく通っていた感じですね。父親は、仕事中心でしたので、子育てに関わっていませんよ」

 子どものときの白石も今と同様どちらかといえば受け身だ。自分から何かをしようとしたことはあるのだろうか。部活動について聞いても、

「小学校のときは陸上クラブ。中学にあがってからは1年のときは野球部、2年と3年のころは、陸上部。なかでも長距離をしていました」

 特別熱心に何かをやっていた様子はない。


白石隆浩被告
すべての写真を見る
家族は1度も面会に来ていない

 高校は商業科を選択した。

「このころ父親と仲が悪く、早く自立したかったんです。ただ思春期的なやつで、些細なことでケンカしました。“早くお風呂に入れ”とか」

 両親との間にも、強烈なエピソードはない。ごく普通の高校生といった印象だ。高校進学後は柔道部に所属する。

「格闘技が好きで、年末のK-1の番組はよく見ていました。アンディ・フグが好きでした。中学でも高校でもボクシング部がなかったので、(高校は)柔道部に入りました。でも、1年でやめました。バイトを始めたんです。相武台のホームセンターや、もう閉店していますが、座間のスーパーです。当時の時給は850円でしたが、部活よりも楽しかったんです」

 格闘技が好きだというわりには執着せずバイト(カネ)を選ぶ。

 高校を卒業後、白石被告はスーパーに就職する。

「横浜市戸塚区に住むことになり、給料の手取りは14万円だったと思います。このころパチンコやスロットにはまってしまい、お金が足りませんでした。『タウンワーク』を見ていたら、手取り20万円の仕事が書いてあり“いいな”と思った記憶があります」

 その後、職場を転々とする。このころ両親は離婚し、母親と妹は家を出ていくことに。それ以来、ほぼ連絡はとっていないという。

 さらに気になるのは、拘置所に収監後、1度も家族が面会に来ていないというところだ。手紙のやりとりもないという。白石はそのことについて何も思っていないというが、少しだけ家族は自分と関係ない、とかばっているように感じた。

「父と母と妹の4人家族でした。母はとても優しく料理が上手な方でした。

 親からの愛情という意味では恵まれたと思います。歯の矯正をしてくれましたし、視力矯正で病院に通わせてくれました。お母さんの料理も美味しかったです。妹とは幼いころは遊んでいましたが、だんだん疎遠になっていきました。思春期になると兄妹ってそんなものじゃないですか?」

 習い事などはせず、中学になると母親から塾に行かされたという。

「地域の総合進学塾へ行っていました。母親に言われて、なんとなく通っていた感じですね。父親は、仕事中心でしたので、子育てに関わっていませんよ」

 子どものときの白石も今と同様どちらかといえば受け身だ。自分から何かをしようとしたことはあるのだろうか。部活動について聞いても、

「小学校のときは陸上クラブ。中学にあがってからは1年のときは野球部、2年と3年のころは、陸上部。なかでも長距離をしていました」

 特別熱心に何かをやっていた様子はない。


白石隆浩被告
すべての写真を見る
家族は1度も面会に来ていない

 高校は商業科を選択した。

「このころ父親と仲が悪く、早く自立したかったんです。ただ思春期的なやつで、些細なことでケンカしました。“早くお風呂に入れ”とか」

 両親との間にも、強烈なエピソードはない。ごく普通の高校生といった印象だ。高校進学後は柔道部に所属する。

「格闘技が好きで、年末のK-1の番組はよく見ていました。アンディ・フグが好きでした。中学でも高校でもボクシング部がなかったので、(高校は)柔道部に入りました。でも、1年でやめました。バイトを始めたんです。相武台のホームセンターや、もう閉店していますが、座間のスーパーです。当時の時給は850円でしたが、部活よりも楽しかったんです」

 格闘技が好きだというわりには執着せずバイト(カネ)を選ぶ。

 高校を卒業後、白石被告はスーパーに就職する。

「横浜市戸塚区に住むことになり、給料の手取りは14万円だったと思います。このころパチンコやスロットにはまってしまい、お金が足りませんでした。『タウンワーク』を見ていたら、手取り20万円の仕事が書いてあり“いいな”と思った記憶があります」

 その後、職場を転々とする。このころ両親は離婚し、母親と妹は家を出ていくことに。それ以来、ほぼ連絡はとっていないという。

 さらに気になるのは、拘置所に収監後、1度も家族が面会に来ていないというところだ。手紙のやりとりもないという。白石はそのことについて何も思っていないというが、少しだけ家族は自分と関係ない、とかばっているように感じた。

類似の事件の感想は「もったいない」

 座間事件後、類似の事件が起きている。’19年9月、Twitterで知り合った自殺願望のある女性(享年36)を、大学生(当時22)が殺害したとして懲役5年を言い渡された。被告人尋問を傍聴したが、大学生は「自殺願望者の力になりたかった」と話していた。

「(被告は)学校の先生になりたかったんですよね。うーん、なんで殺したんだろう。大学まで行ってもったいない」

 また、今年7月、ALS患者の女性(享年51)が、安楽死を希望し、Twitterで知り合った医師(42)が殺害したという、嘱託殺人事件があった。京都地検は8月、起訴した。

「報酬が130万円ですよね? 医者だったのに、もったいない」

 類似の事件の感想は、白石被告が起こした事件でも「報酬が50万」「安い」と言っていたが、価値観は、ほかの事件を見ても変わっていないようだ。報酬額で判断している。


死にたいという女性をこのようにして“釣って”いた白石。結局この女性は殺害されないですんだ
すべての写真を見る
外に出られたら女性と性行為をしたい

 最後に、「外に出られるとすれば、何をしたいのか?」を聞いてみた。

「女性と性行為をしたいですね。好みは、橋本環奈と深田恭子。

 あんなに旺盛だった性欲が今は、ほとんどないんです。拘置所内で自慰行為は週1回する程度ですね。女性と会っていないからネタがないんですよ。女の人を触りたいですねぇ。レイプを思い出すこともないですし、あまりもう(勃起もしない)」

 ヘラヘラした様子でそう答える。

 好みの女性の話に及んだとき同席していた女性編集者に、「Kさんおきれいですよね」とネットナンパ師だった過去の面影を見せた。

 白石被告は事件の背景となったスカウト時代から最後まで「お金と性」を欲していた。

 裁判では起訴事実は認める方向のため、死刑を覚悟しているようだ。性への執着は強いが生に対しては投げやりに見える。それでも「外に出られるなら食べたいもの」の話には食いぎみで、

「ラーメン、辛いのが食べたいです。あとは焼き鳥! 寿司!」と前のめりに話した。

 裁判では、まだ話していないことが明るみになるのだろうか。

取材・文/渋井哲也
ジャーナリスト。長野日報を経てフリー。東日本大震災以後、被災地で継続して取材を重ねている。『ルポ 平成ネット犯罪』(筑摩書房)ほか著書多数。


《熊本・死体遺棄事件》美人リケジョと前科もち元ホームレスの「不可解な関係」

2020年09月27日 02時11分22秒 | 事件・事故

9/26(土) 21:01配信

週刊女性PRIME

「まさか、あんなおとなしくて、かわいらしか子が殺されたとは」

「お母さんは、“あの子はひとりっ子だから、好きなことをやらせたい”と言うて、立派な女性研究員になったのに……」

【写真】殺害された楢原知里さんのフェイスブックでの写真

 と殺害された楢原知里(ならはらちさと)さん(享年35)の福岡の実家近くの人たちは悲嘆に暮れている。

女性研究者殺害遺棄事件に迫る
 巨大台風10号が九州・沖縄地方を襲った直後の9月7日の朝、熊本市を流れる白川沿いの古びたマンションの側溝で、身元不明の女性の遺体が発見された。

「台風前日はお母さんとお父さんは近くの小学校に緊急避難しとった。翌日、お母さんが避難所でそのテレビのニュースで公開された似顔絵を見て“うちの子も熊本に住んどって似とる”と言うて熊本県警に連絡したことが、身元判明につながったとよ」(実家近所の主婦)

 楢原さんは、遺棄現場そばの熊本大学の研究員で、死因は首を絞められたことによる窒息死。

 犯行は台風が迫る6日夕方から深夜にかけてだった。

「着衣に乱れはなく、不思議なことに抵抗した痕跡(こんせき)もなかったようです。容疑者は犯行後、前に住んでいて土地勘のある熊本北部に逃走したようですが、12日に死体遺棄の疑いで逮捕されました」(地元メディア記者)

 逮捕された熊谷和洋容疑者(67)は、遺体が捨てられていたマンションの住人で、楢原さんが住んでいた近くのマンションの元清掃員だった。

「容疑者は楢原さんの連絡先を知っていて、2人は顔見知りでしたがどこまで親しかったかは不明。死体遺棄と殺害についても認めているが、動機や殺害場所についてはまだ明らかになっていません。台風が来る夜に2人に何があったのか……」(同・記者)

 熊谷容疑者は、熊本市内でホームレスをしていた時期があり、2007年には市内の百貨店で芸能プロダクション社長と名乗り、3000円の寸借詐欺をして逮捕されたこともある。

 今から約7年前に病気を患い病院に担ぎ込まれ、今回の現場マンションの部屋に住むようになった。

熊谷容疑者はどんな人物だったのか
 支援団体の関係者が語る。

「当時は別の団体が借り上げていた部屋で食事を与えて、その間に生活保護の申請をして、2週間ほどで自立して退去したそうです。しかし、4年前の熊本地震の直後に“家賃の安いところに住みたい”と、また今のマンションに住むようになった。まだ、生活保護は受けとるはずです」

 ときどきアルバイトはしていて、楢原さんのマンションの清掃員もそのひとつだったと思われる。

「容疑者はきれい好きで、毎日、洗濯と掃除をしとった。身長は170センチくらいでほっそりしていて、おとなしくて真面目そうな人やった。酒は飲まんやったと思う」

 と同じマンションの住人。犯行の日の夕方以降については、

「(容疑者の)部屋から何か言い争っとるような物音や声はしなかったし、ふだんから静かだった」

 と証言する。

楢原さんはどんな人物だったのか
 容疑者のマンションの目と鼻の先にある熊本大学のヒトレトロウイルス学共同研究センターで、特定事業研究員(有期)として、この春から働いていた楢原さんは福岡県久留米市の出身。

 地元の小学校を出たあと、中高一貫の私立校へと進学。熊本の私立大学を卒業後、熊本大学の修士課程を経て、長崎大学の熱帯医学研究所で助教として研究を続け、博士号を取得したようだ。

 実家近所の住人は楢原さんのことをこう覚えている。

「かわいらしゅうて、おとなしい子。すましとるときもあるけど、“べっぴんさん”と冷やかすと、ニコっと笑って愛嬌があったとよ。170センチ近い身長があって、新垣結衣を少しぽっちゃりさせたような美人ばい。

 お母さんと仲がよく、長崎から熊本への引っ越しも、手伝いに行っとったぐらい。独身の娘を気遣って、お母さんは“どっかにいい人おらんね?”と昔は、よう婿(むこ)探しをしていたけど、最近じゃ“早く結婚しろと言うと、けんかになるけん”って……」

 別の近所の住人からはこんな証言が。

「知里ちゃんのお父さんは、運送会社で働いていて、容疑者とちょうど同い年。忙しかったのもあるやろうが、昔からあんまり子育てには関わらなかったというか、構ってやらん人やったみたい。だから、知里ちゃんは寂しい思いをして、年上の男に憧れるというか、ファザコンみたいなところがあったのかも……」

 ただ、自宅マンションの清掃員だったとはいえ、楢原さんが容疑者とそこまで親しくなるのかという疑問は残る。

友人が語る楢原さんの人柄
 長崎大学時代の元留学生が、悲しみをこらえながらその真相を本誌に語ってくれた。

「ドクター楢原はとても親切で、研究熱心な女性でした。亡くなる少し前まで連絡を取り合い、いろいろな話題や冗談を交わしていましたね。私は彼女にはよく、喜多川歌麿(うたまろ)の浮世絵に出てくるような美人だと言ったものです。

 新型コロナウイルスについても、ウイルスをコントロールできるまで時間がかかりそうだということで、懸念を示していました」

 この元留学生が楢原さんの長崎大学時代を振り返る。

「熱研時代には同い年くらいの彼氏はいたようですが、彼女が病気のために数週間入院した後に、別れてしまったようです。その後は彼女が研究に没頭していたこともあって、彼氏はいなかったと思います」

 楢原さんのフェイスブックには、飲み会をしたり動物と触れ合ったりする様子が紹介されているが、留学生たちにも頼りにされていたようだ。

「私が税金や年金の手続きで困っているときも、アドバイスや手助けをしてくれたのでとても感謝しています。将来的には、正規の研究職に就いて、いいパートナーと出会い家庭を築くことを望んでいるようでしたね」

 そんな、しっかり者の“リケジョ”が、なぜ世捨て人も同然の容疑者と接点を持ってしまったのだろうか?

「楢原さんは偉そうな人が好きではなく、虐げられた弱者や私のように困っていた人間に心を寄せてくれる女性でした。だから、彼女にとっては相手の地位や職業は関係なかったのでは……」(元留学生)

 熊谷容疑者は楢原さんの親切心につけこみ、台風直前の頼みごとや心配を装ったのだろうか。そんな犯行だとしたら、容疑者の身勝手さは到底、許されるものではない。

「もう生きがいがなくなった」と肩を落とす楢原さんの母親や、容疑者を支援してきた人たちに、どう許しを乞うのだろうか。