【主張】不払い養育費問題/実効性ある対策へ実態調査を

2020年09月12日 11時48分59秒 | 社会・文化・政治・経済

2020年9月12日公明新聞

離婚相手が子どもの養育費を支払わないことが、ひとり親世帯の貧困原因の一つとされている。解決に向け手だてを検討すべきである。


 「不払い養育費」の問題について公明党は、政府による実態調査などを求める提言をまとめ、加藤勝信厚生労働相と森雅子法相にそれぞれ申し入れた。

 2019年の国民生活基礎調査によると、中間的な所得の半分(貧困線)に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合を示す「子どもの貧困率」は、「大人が一人」の世帯では48・1%に上り、「大人が二人以上」の世帯の10・7%に比べて著しく高い。

 その理由の一つとして指摘されているのが、養育費の不払いである。

 離婚の9割近くは協議離婚が占めるが、養育費の取り決めをしている割合は、ひとり親世帯の大半を占める母子世帯で42・9%にとどまる。このうち「現在も養育費を受けている」のは24・3%にすぎない。養育費について取り決めても実際には不払いが横行しているのではないか。

 加えて見過ごせないのは、取り決めをしていない母子世帯が5割以上あることだ。

 厚労省の調査によると、養育費の取り決めをしていない理由として最も多かったのが、「相手と関わりたくない」の31・4%、次いで「相手に支払う能力がないと思った」の20・8%だった。DV(配偶者などからの暴力)をはじめ、さまざまな事情が背景にあることが推察できる。

 この点、公明党が提言したように、不払い養育費について実態調査を行うことは、実効性のある対策づくりを進める上で重要だ。

 また、養育費に関する細かな交渉が負担になっていることにも目を向ける必要がある。

 とりわけ養育費の算定について提言では、自動計算ツールの提供や法律の専門家によるオンライン相談の体制拡充を要請している。政府はしっかりと検討してほしい。

 まして今は、新型コロナがひとり親世帯に与える経済的な影響も懸念される。未来を担う子どもたちの生活を守り、健やかに成長できるよう、不払い養育費問題の解決に取り組むべきである。


「ドコモ口座」で相次ぐ不正出金、なぜ地銀だけが狙われた? 専門家の見解は

2020年09月12日 11時29分58秒 | 事件・事故

ドコモ口座不正どこに問題が?


2020年09月09日 07時00分 
[井上輝一,ITmedia]

NTTドコモが提供する電子決済サービス「ドコモ口座」を利用して、銀行から不正に現金を引き出す被害が相次いでいる。七十七銀行(宮城県仙台市)は9月7日、同行の顧客に被害があったとしてドコモ口座への新規登録を当面停止すると発表。中国銀行(岡山県岡山市)、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)、東邦銀行(福島県福島市)も8日、同様の理由で新規登録の停止を発表した。

地銀ばかりで被害 なぜ?

 今回被害が発生しているのはいずれも地方銀行。NTTドコモはITmedia NEWSの取材に対し「被害のあった銀行はいずれも『Web口振受付サービス』を使ってドコモ口座と連携していた」と話す。

 Web口振受付サービスは、地銀ネットワークサービス(東京都中央区)が提供する、収納企業(決済サービス提供社)と地方銀行の連携サービス。ユーザーは収納企業のWebサイトを通じて預金口座振替の新規登録などの手続きを行える。

地銀ネットワークサービスの「Web口振受付サービス」 決済サービス提供社と地方銀行を結ぶ

 ユーザーが自身のドコモ口座へ銀行口座から入金するには、ドコモ口座のWebサイトから銀行口座を登録する必要がある。ドコモは「銀行のWebサイト側での作業ではあるが、いずれの銀行も登録には『口座番号』『名義』『4桁の暗証番号』の3点を利用していた」と明かす。

 ドコモは、これらの情報が何らかの理由で第三者に漏れたことが不正利用の一因ではないかとしている。

 一方、最初に不正利用の被害を発表した七十七銀行は「自社のシステムから顧客の口座番号やキャッシュカードの暗証番号などの情報が漏えいした事実はない」という。

 不正利用の被害にあった人のネットへの書き込みなどから、ネット上では「リバースブルートフォース」や「パスワードスプレー」と呼ばれる攻撃があったのではないかという臆測が上がっている。

「リバースブルートフォース」とは? 原因について専門家の意見は

 Webセキュリティ専門家の徳丸浩さんは「リバースブルートフォースやパスワードスプレーが使われた可能性はある」としながらも、「ドコモ口座側の防御策に問題があった可能性もある」と話す。

EGセキュアソリューションズ代表取締役の徳丸浩さん

 「リバースブルートフォースはパスワード(ここでは4桁の暗証番号)を固定してID(ここでは口座番号)を総当たりする攻撃のことで、パスワードスプレーは数千~数万のIPアドレスを使っていろいろなIPアドレスから少しずつ攻撃し、攻撃を気付かれにくくする手法。これらが使われたかどうかは臆測でしかいえないが、いずれにせよ今回は暗証番号が4桁という部分が狙われたと考えられる。しかし、4桁の暗証番号を決済アプリとの連携に使っていても被害を受けていないケースもある」(徳丸さん)

 「例えばゆうちょ銀行は、『LINE Pay』や『ゆうちょPay』などとの連携に4桁の暗証番号を使っている。しかしこれらで被害が発生していないのは、いずれもアプリがスマホ専用のものだからだと考えられる。『スマホを利用する』ということ自体が一種の認証であり、防御策になっている」

 一方、ドコモ口座はPCからでも利用できる。ログインに2段階認証は必要なものの、口座開設時に携帯回線をひも付けていなければ登録メールアドレスにセキュリティコードが送られてくるため、攻撃者自身がドコモ口座を開いた場合はPCのみで操作が完結する。

 徳丸さんは「こうした防御策の差で、今回は地方銀行とドコモ口座が狙われたのではないか」と分析している。

 銀行が取るべき対策としては「アプリとの連携に4桁の暗証番号を使うのをやめ、ネットバンキングと同等のセキュリティ対策を取れるようにするべきだ」と話した。

ドコモ口座は「なりすまして開設できる状況」

ドコモ口座のロゴ

 ドコモは「他人になりすましてドコモ口座を開設することが可能な状況だった」として、ドコモ口座にも不備があったことを認めた。

 ドコモ口座の開設にはドコモの「dアカウント」が必要となるが、dアカウントはドコモの携帯電話などの契約は関係なく、任意のメールアドレスさえあれば作成できる。ドコモ口座の開設はこのdアカウントでログインした上で利用規約に同意すれば完了してしまう。

 名前や生年月日などを入力する欄もあるが、運転免許証など本人確認書類による確認ステップがないため、でたらめな情報や他人の情報でも登録できてしまう。

 ユーザーのドコモ口座から他のドコモ口座に送金したり、銀行口座に出金したりするには本人確認が必要としているが、本人確認の方法は「銀行口座の登録」であるため、今回のように第三者が銀行口座を登録できてしまった場合の防壁としては機能しない。また、本人確認をしなくてもドコモのモバイル決済サービス「d払い」でネットや街の店舗での支払いに利用できる。

 ドコモは、セキュリティ強化などの対応策を急ぎ検討するとしている。

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自民党総裁選の最中 “10月解散・総選挙”論に波紋

2020年09月12日 11時24分11秒 | 事件・事故

2020/09/10

ANNnewsCH

自民党総裁の座を巡って三つどもえの争いが続くなか、河野防衛大臣から飛び出した「10月総選挙」論が波紋を広げています。

河野防衛大臣:「恐らく10月のどこかで、解散・総選挙が行われると思います。来年の東京五輪・パラリンピックを考えれば選挙を行う時期は限られています」
 総裁選のさなか、解散風がくすぶっています。総裁選後の近い時期に衆議院の解散はあるのか・・・。
安倍総理大臣の後任を決める自民党の総裁選挙。
石破元幹事長(63)は10日、東日本大震災の被災地を訪問。防災省の創設に向けて原点に立ち帰りました。同じく被災地に足を運んだ岸田政調会長(63)。
おにぎりのもてなしを受け、農業政策に耳を傾けました。
公務のため地方行脚できない菅官房長官(71)は地方の県議らとのリモート会議で声を聞きました。
14日に行われる総裁選挙。16日の臨時国会で新しい総理大臣が決まります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

 


平成30年間の労働市場を振り返る。非正規雇用はどう変化したのか

2020年09月12日 11時19分33秒 | 社会・文化・政治・経済

2019年5月1日より「令和」が始まりました。そこで今回は「平成」の30年間における厚生労働省などの労働市場の調査結果をもとに、アルバイトを含めた非正規労働市場の変化をまとめました。

nalevi

平成30年間での人口推移と就業者層の変化

平成30年間では全体人口数はほぼ横ばいですが、65歳以上の割合が11.6%から28.3%まで上昇し、約2.5倍増加しています。そのため、今後は少子高齢化が進むことで労働人口の減少が懸念されます。

 

出典:平成15年以前は総務省統計局「人口推計」、平成15年以降は「我が国の推計人口」を加工
(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.html)

出典:総務省統計局「労働力調査」を加工(https://www.stat.go.jp/data/roudou/index.html)

就業者の年齢層をみると、就業人口自体は平成元年と比較すると増加はしていますが、15歳~64歳以上は平成元年比が約1倍に比べて、65歳以上は2.57倍に増加しています。就業者層の高齢化が進んでいることがわかります。

非正規社員の高年齢化が加速

少子高齢化により高齢者の人口比率が上がり続けていることに伴い、就業者における高齢者の割合も増加しています。

非正規社員の増加傾向を見ても、40代以降の割合の増加が特徴的です。女性は、45~54歳と55~64歳でそれぞれ200万人以上、65歳以上でも157万人の増加となっています。

 

出典:総務省統計局「労働力調査」を加工(https://www.stat.go.jp/data/roudou/index.html)

男性は非正規社員の割合が元年比の2.92倍となり、とくに65歳以上の非正規社員の割合は元年から166万人も増えています。

女性は元年比2.47倍に上昇し、45~54歳、55歳~64歳の層の非正規社員が200万人以上増加と、男性女性ともに非正規社員の年齢が高くなっている傾向にあるため、就業者人口の高齢化が進むことで非正規社員の高齢化も今後進んでいくことが考えられます。

 

賃金格差の存在

最低賃金(全国加重平均額)は30年間で382円と大きく上昇してきました。とくに平成27年からは3年間で年間で76円上昇しています。

全国的に賃金水準は高くなったようにみえますが、実は賃金の格差が広がっています。男女間(正規/非正規社員を含む)の賃金差をみると、50~54歳で最大15.5万円の開きがあります。

男女格差の是正について平成では様々な法改正や取り組みが行われてきましたが、今後の令和においてもこの開きを埋める取り組みが必要と思われます。

男女格差の是正については、日本は各国に大きく遅れをとっています。男女雇用機会均等法、女性活躍推進法に伴う取り組みの効果が出て、格差が縮小していくことが期待されます。

 

出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」を加工(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/)平成13年以前は「地域別最低賃金に関するデータ(時間額)」を参照(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1202-3.html)

出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」を加工
( https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)

正規/非正規社員の間の賃金格差も男女格差と同じく50~54歳がもっとも差が大きくなっています。

正社員の月収の平均が40万円に対し、非正規社員は20.4万円で月収で19.6万円もの差が生じています。

単順に年間(12ヶ月)に換算すると235.2万円もの開きです。

ボーナスの有無もこの差を生み出す大きな要因になっていると考えられます。

非正規社員の雇用が拡大している一方で、社会全体の賃金格差が拡大している傾向を受け、同一労働同一賃金制への動きが強まっています。

政府もガイドライン制定や法改正を進めており、2021年には中小企業まで法適用となるため、対象の企業は準備していく必要があります。

有効求人倍率は再び上昇傾向

平成30年間の有効求人倍率の推移を見ると、バブル崩壊後、平成5年あたりで急速に減少。経済低迷が影響し、低倍率の状況が10年ほど続きました。

平成18年頃にはやや回復したものの、平成20年のリーマンショックで再び大きな減少を経験しています。平成21年以降は、少子化や景気回復などの要因が重なり、高い上昇率で年々増加してきました。

平成26年には平均有効求人倍率が1倍を突破し、平成30年には全体で1.61倍、パートタイマーの有効求人倍率は1.82倍と大きく伸びています。働き方の多様化が進み、企業と労働者双方の「非正規」ニーズの高まりが数値にも反映されています。

 

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」を加工
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1.html)

職業別の有効求人倍率をみると、「介護サービス」「接客・給仕」などの倍率の上昇が著しく、平成30年の倍率はいずれも4倍を上回っています。冒頭の「人口推移」のグラフから分かるように高齢化が進む影響を受けて「介護サービス」における人材不足は顕著に表れています。

一方で「一般事務」の求人倍率は0.38倍と非常に低くなっており、機械化や自動化が進んでいる現代の動向も見て取れます。

 

まとめ

少子高齢化の状況が色濃くなり、労働や雇用の環境にも大きく影響が出始めた平成。非正規社員の増加、高年齢化、賃金格差が進んだ時代でもありました。

介護に関しては、高齢化に伴い、関連職種の人材不足だけでなく、介護をしながら働く従業員も増えることが予測されます。

今後の採用や雇用においても、切り離せない課題となってくるでしょう。令和でも非正規社員の割合が拡大していく可能性が高く、企業は正規/非正規社員両方の管理、協働しやすい環境づくりをしていくことが人材確保、定着につながるのではないでしょうか。

 


あんたが大将 あくまでも直線勝負

2020年09月12日 11時00分16秒 | 未来予測研究会の掲示板

妻は自分の意志を持つのが面倒くさいので、「あんたが大将」といってるほうが楽なのだ。 …
作家・田辺聖子『ブス愚痴録』より引用

競輪の競り合い。
「あんたが大将!」とあったりと引くが賢明だろう。
競り合いを続けて共倒れも。

周回での競りは互いに脚の消耗に過ぎないのでは?
あくまでも直線勝負。


アベノミクスの「負の遺産」、低生産性と非正規依存の労働市場

2020年09月12日 10時54分38秒 | 社会・文化・政治・経済

野口悠紀雄:早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問

連載 野口悠紀雄 新しい経済成長の経路を探る

2020.9.3 4:45 ダイヤモンド・オンライン

安倍晋三首相が退陣を表明したが、アベノミクスの期間に日本経済は停滞したため、日本の国際的地位が顕著に低下した。

 企業の利益は増加し、株価が上昇したが、非正規就業者を増やして人件費の伸びを抑制したため、実質賃金は下落した。

 その結果、「放置された低生産性と、不安定化した労働市場」という負の遺産がもたらされた。

日本経済の国際的な地位低下が
物語るアベノミクスの“幻想”

 アベノミクスとは何だったのかを考えるにあたって、一番簡単なのは、アベノミクスが始まった2012年と19年を比較してみることだ。

 第1に見られる変化は、世界経済における日本の地位が顕著に低下し続けたことだ。

 12年では中国のGDP(国内総生産)は、日本の1.4倍だった。ところが、19年、中国のGDPは日本の2.9倍になった。つまり、乖離が2倍以上に拡大した。

 


非正規社員が直面した非情な格差「給与は時給1000円のまま上がらないのに、職務内容のみ重くなっていく」

2020年09月12日 10時45分35秒 | 社会・文化・政治・経済

キャリコネニュース

契約社員やパートタイマー、派遣社員などの雇用形態で働く「非正規雇用」。

総務省が2020年1月に公表した労働力調査によると、昨年の非正規の職員・従業員数は2165万人で、前年に比べ45万人増加している。
2014年以降、6年連続で増加し続けている非正規雇用者だが、正規雇用者との待遇の差や給料の少なさなどが話題になることも多い。

企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた、非正規雇用に関する口コミを見てみよう。
「非正規雇用で人件費を大幅に抑制して利益を生むといった印象が強い」
「入社当初は正社員雇用ばかりの会社でしたが、ここ最近、非正規雇用への依存度が高まり従業員の団結がなくなりました。同じ部署での協力体制も希薄で、非正規社員への要求が高くなりがちである」(その他、40代前半、男性、正社員、年収450万円)

「非正規雇用率が急激に上がり今や約四割に迫る。正社員と非正規社員の潜在的対立も目立つようになる。人件費圧縮を軸とした経費削減が得意でとにかく給与が上がらない」(ルートセールズ、30代後半、男性、正社員、年収500万円)
「非正規社員の数がとても多いと感じます(正規社員:非正規社員=2:8)。非正規雇用で人件費を大幅に抑制して利益を生むといった印象が強い。非正規社員が多いことで、必然的に正社員に大きな業務負担がかかります。非正規社員の退社までの期間は1~2年くらいでしょうから、知識や技術の蓄積やノウハウの継承が出来るわけありません」(医療福祉関連、30代前半、男性、派遣社員、年収300万円)
「キャリコネ」に寄せられた投稿では、「非正規雇用が増えた」と感じている口コミが多く見られた。人件費の削減を目的に、正規雇用から非正規雇用の転用を進める企業や非正規雇用者の採用を増やす企業も増えている。
その結果、待遇の差などから正社員と非正規社員の対立が深まるケースが出てくる。「社員の仕事を押し付けられている」と感じる非正規雇用者がいる一方で、「非正規が多いことで正社員に負担がかかる」と感じている正社員もいる。
両者の溝が深まれば、業務で協力体制を取ることも難しくなるだろう。これは企業にとってもマイナスだ。
「報酬はかなり低い」「待遇の差は歴然」正社員に転職した人も
中には、正社員との待遇差や先行きの不安を感じて退職したという体験談もある。
「社員と同等、あるいはそれ以上の業務があるが、やはり契約社員なので報酬はかなり低い。社員雇用制度を活用したくても現実は中々難しく、結局は時給Maxの非正規雇用社員のまま続けて行くしかない」(金融関連職、40代前半、女性、契約社員、年収220万円)
「正社員と、非正規雇用社員の仕事が非常に明確に分かれている。非正規雇用社員は単純作業で、毎日同じことの繰り返し。考えなくても良い仕事は全て非正社員任せで、仕事の面白みや広がりはなかった。非正規雇用社員の正確な業務がないと正社員はやっていけないにも関わらず、給与の差、待遇の差は歴然としていた」(財務・会計関連職、10代後半、女性、契約社員、年収300万円)
「非正規雇用に正社員並みの仕事内容を求める。給与は時給1000円程度のまま上がらないのに、職務内容のみ重くなっていく。正社員に契約社員やアルバイトが仕事を教えていたり、正社員の研修をアルバイトがしていたりと、正社員としての責任を果たそうという気概が感じられない。ここにいても成長出来ることが無いと感じたので退職した」(Web関連職、30代前半、女性、契約社員、年収250万円)
「非正規雇用では安定した生活を送る事が難しく、将来を考えて正規雇用の就職先を見つけ、退職しました」(その他、30代前半、男性、派遣社員、年収330万円)
正社員と同等の仕事をしても給料が時給制で低い、または上がらない。単純作業の繰り返しでやりがいがないなど、正規雇用と非正規雇用の違いを痛感している人が少なくない。このままでは未来がないと退職したという実体験も見られた。
あまりにも不公平な待遇差や、日々の張り合いを感じない業務で悩んでいる場合は、転職という道もあるだろう。
2020年4月からは大手企業で「同一労働同一賃金」がスタートする。非正規労働者の待遇改善のための取り組みだが、実際にどのように反映されるのかは未知数だ。非正規雇用者は働き方改革の状況をふまえながら、納得いく雇用形態を選択していく必要があるだろう。【参照元:キャリコネ】

外部サイト

"同一労働同一賃金"の現状は? 「正社員との賃金格差はハッキリ」「実力主義の会社がとてもうらやましい」
"若者の恋愛離れ加速"に反論続出「いや、お金無いんですよ」「定時で帰れて給料いっぱいなら若者も違ってくる」
"馬鹿ブス貧乏"は必読!? 低スペ女子に「愛を込めて書いた」という自己啓発本が優しすぎる


日本企業が非正規社員への依存から脱却する方法

2020年09月12日 10時38分33秒 | 社会・文化・政治・経済

2015年03月16日 17時46分 huffingtonpost


日本企業は近年、正社員にとって替わる低コストで柔軟性のある労働力として、非正規社員にますます依存するようになってきた。


ロッシェル・カップ ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社社長

非正規社員を雇用することは、日本企業が過去長期間にわたって実施してきた経済の変調に対する緩衝法である。

しかし日本企業は近年、正社員にとって替わる低コストで柔軟性のある労働力として、非正規社員(パートタイム社員、アルバイト、契約社員、および派遣社員)にますます依存するようになってきた。

過去20年間で非正規社員は16.5ポイントも急増し、今では日本の労働人口の約40%をも占めるようになった。

日本の非正規社員の大多数(契約社員と派遣社員の三分の一以上を含む)は、正社員として働くことを希望している。

非正規社員の仕事は、給与、保障、昇進の機会といった側面においてあまり魅力的でないのが現実だ。非正規社員は正社員と比較して、満足度とモチベーションが低く、結果として生産性が75%低いと推測されている。

企業が非正規社員の教育への投資に積極的でないことも、非正規社員の生産性が低い理由の一つだろう。

非正規社員から正社員になる確率は1.7~10.3%と低く(イギリスでは30%、ドイツでは45%)、日本では一度非正規社員になると、その状況から逸脱することが難しい。

そのことが一層、非正規社員のやる気のなさに拍車をかけている(私の著書、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』参照)

私は、非正規社員への依存が日本の社会と経済を弱くすると考えている。日本の伝統的な社会的一体性を侵食し、人生の成功から取り残されたと感じている市民階級を作り出している。

これは社内で二流市民の扱いを受けていると感じることに加えて、非正規社員の魅力的とはいえない労働条件が原因となっている。実際日本の非正規社員は正社員と比較して幸福に感じる度合いと仕事の満足度が低い。

非正規社員の低い給与、明確なキャリアパスの欠如、および全般的な不安定性は、若い人々が結婚して家庭を築くことを躊躇する傾向に加担している可能性もある。

また、結婚候補者とその家族の目にも、これらの若者達は結婚能力が低いと映っているのが実情である。

実際、国際的な研究でも、非正規社員への依存が生産性の低下につながるという結果が出ている。

さらに、今の正社員と非正規社員がはっきり別れた二階層の雇用形式は、社内に否定的な雰囲気を作って、非正規社員の立場にある人々の士気をくじき、日本企業の人材に関する考え方を必要以上に歪めている。社員のエンゲージメント、モチベーション、生産性のすべてにおいて、悪影響を及ぼしているように見える。

それではどうすれば、非正規社員への過度の依存から脱却できるだろうか。もちろん最もシンプルなのは、正社員として雇用する社員の数を増やすことだ。

しかし、日本企業が正社員を増やしたがらない大きな理由の一つは、非正規社員は正社員より、給与および福利厚生の両面でずっと安上がりなことである。

しかしながら私は、日本企業は非正規社員に現在支払っているより高い給与を払うことを覚悟で、より多くの正社員を雇用することが道理にかなっているのではないかと考えている。

さらに、日本企業は現在よりもっと高い給与を社員に払うことができるのではないかと感じている(円安を考慮して2015年に企業収益の増加が期待されていることを考えるとなおさらだ)。

また、昨今日本企業の歴史的な山積みになった現金資産や海外で高価な買収を行っているのを見ると、社内での支出が不可能ではないように思えて仕様がない。実際、安倍総理大臣は、デフレ対策と景気への刺激として、日本企業に賃金の引き上げを呼びかけているが、これには企業が抵抗を示している。

日本企業が賃金を倹約しようとしている根底にあるのは、経済不振に対する過剰反応であろう。

短期的なミクロレベルでは、そのようなアプローチは賢明であるように思われるが、長期的なマクロレベルの視点から考えると、それは日本経済に害を与えかねない。
なぜなら、悲観的な消費者が支出を控えて経済が停滞するという悪循環を作り出し、企業がコストダウンの必要性を更に感じるようになるからだ。
日本で流動的な労働市場が欠如していることも、日本の賃金が低い理由の一つであろう。

アメリカのように流動性が激しい労働市場では、企業はスキルのある社員を惹きつけ留めるために賃金を引き上げざるを得ない。
将来の労働力不足も労働者に加勢する要因となり、賃金アップにつながる可能性がある。

日本企業が非正規社員を正社員として雇用したがらない2番目の理由は、解雇に関する制限が厳しい日本の労働法により、固定費となる正社員の数を増やすことを企業が懸念しているためである。
もちろん労働法を改正して社員を解雇しやすくすれば解決に繋がるだろう 。
会社に貢献していない社員の解雇が行いやすくなれば 、価値のある社員に費やすお金も増える。
しかし現実問題として、労働法の改正は今の所難しいかもしれない。そう考えるとより現実的な対策は、現在の非正規社員と正社員の間に属するような、ハイブリッドの範疇を作ることではないだろうか。
つまり、現在の「忠誠心がなく報酬も低い」非正規社員と、「高い報酬と雇用の安定と引き換えに忠誠を誓わされる」正社員という両極端の間に位置する社員の範疇である。

これらを踏まえると、日本企業はまず、社員に期待すべきことは何か、また社員が企業に期待すべきことは何か、および社員はどの程度の報酬を支払われるべきかについて、 深く再考することが必要だと考えられる。
さらに、 二階層の雇用形式から脱却し、雇用条件(会社が指定する勤務場所をそれが単身赴任であっても言われるままに受諾することなど)に基づいて地位や扱いを決めることを見直し、実際に処理された仕事とその仕事の価値に焦点を置く方向に移行することも重要なのではないか。

 


「非正規」をいくら増やしても、問題ないのか? 

2020年09月12日 10時36分39秒 | 社会・文化・政治・経済

今野晴貴 | NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。
2019/2/24(日) 16:13

「非正規は違法ではないのだから、何も問題はない」という主張もある。彼らの主張によれば、どんなに非正規雇用を活用していても、違法行為をしていなけいのだから、「優良企業」だというのだ。

 確かに、非正規雇用を「活用」すること自体は合法である。しかし、何らの問題もないと言えるだろうか。

 むしろ、その多くは有期雇用という不安定な立場に置かれ、低賃金であるという問題が以前から指摘されてきたはずだ。

 そこで今回は、非正規雇用が「なぜ問題なのか」を改めて考えていこう。

有期雇用という問題

 まず、非正規雇用の多くは有期雇用であるという問題から見ていこう。

 非正規雇用のうち、有期雇用の割合はどれくらいなのだろうか。「平成29年就業構造基本調査」によれば、非正規雇用全体に対して、有期雇用の割合は55.2%である。

 さらに、非正規雇用ごとに分類してみると、派遣社員の内72.7%、契約社員では93.0%が有期雇用である。つまり、非正規雇用の大半は有期雇用なのだ。

図1 非正規雇用のうち有期雇用の割合(「平成29年就業構造基本調査」)
図1 非正規雇用のうち有期雇用の割合(「平成29年就業構造基本調査」)

 では、有期雇用の契約期間はどうなっているのだろうか。

 やや古いデータになるが、「平成23年有期労働契約に関する実態調査」によれば、有期雇用契約の1回あたりの契約期間は、「6ヶ月超~1年以内」が48.6%と最も多く、次いで「3ヶ月超~6ヶ月以内」が21.3%と続いている。

 さらに、契約更新回数は「6~10回」が最多となっている。

 このように、非正規雇用では、非常に短い期間の細切れ雇用を、何度も繰り返し更新していることが分かる。

 その結果として、有期契約でありながら長期雇用となっている労働者も少なくない。

 労働政策研究・研修機構「第2回 日本人の就業実態に関する総合調査」(2016年)によれば、勤続年数が5年以上の労働者が約半数に上る。

 しかも、パートでは、勤続年数が「5~9年」:24.4%、「10~19年」:20.5%となっており、契約社員でも「5~9年」:19.5%、「10~19年」:17.8%、「20年以上」:10.6%にも上っている。

図2 非正規雇用の勤続年数(「第2回 日本人の就業実態に関する総合調査」)
図2 非正規雇用の勤続年数(「第2回 日本人の就業実態に関する総合調査」)

 つまり、「長く働かせたいが、いつでも首を切れるようにしたい」というのが非正規雇用が活用される理由なのだ。

 

 だからこそ、有期雇用は法律上の正義から見て「不合理」だと以前から考えられてきた。そして、2013年に改正された労働契約法によって、5年以上の勤続後には、企業は無期転換の申し入れをしなければならなくなった。

 ところが、今度は5年ごとに入れ替えるという新たな「不合理」が生み出されている。

 参考:「中年フリーター」を同時に襲う奨学金の「2019年問題」と非正規雇用の「2018年問題」

 こうなると、そもそも「非正規雇用」を禁止するしかない、という話になる。

 事実、欧州では「入口規制」といって、最初から産休の代替など、短期雇用に「合理性」のある場合にしか、有期雇用で雇うことができない国もある。

低賃金という問題

 次に、非正規雇用は低賃金であることも問題を引き起こしてきた。

 特に、正規雇用との賃金格差は著しい。内閣府「平成29年度 年次経済財政報告」によれば、2016年時点での正規と非正規の賃金格差は、所定内給与額ベースで1.5倍、年収ベースで1.8倍となっている。

 所定内給与に各種手当やボーナスが加わることで、より一層正規との賃金格差が拡大するのである。

 また、時給ベースの賃金カーブを見てみると、正規の賃金が年齢に比例して上昇して行くのに対し、非正規はほとんど上昇することはない。

 その結果、45~49歳の時点で賃金格差がほぼ2倍にも及ぶことになる。

図3 正規と非正規の賃金カーブ(厚生労働省「平成29年 賃金構造基本統計調査」)
図3 正規と非正規の賃金カーブ(厚生労働省「平成29年 賃金構造基本統計調査」)

 それでは、正規と非正規の賃金格差は世界的にはどうなっているのだろうか。

 労働政策研究・研修機構「データブック 国際労働比較2016」によれば、正規の時給を100とした時の非正規の時給の水準は、日本で56.6であるのに対し、ヨーロッパでは70~80台となっている。

図4 フルタイム労働者に対するパートタイム労働者の賃金水準(労働政策研究・研修機構「データブック 国際労働比較2016」)
図4 フルタイム労働者に対するパートタイム労働者の賃金水準(労働政策研究・研修機構「データブック 国際労働比較2016」)

 日本に比べてヨーロッパで正規・非正規間の格差が小さい理由は、雇用形態のいかんに関わらず、「同一労働同一賃金」の原則が存在するからである。

 逆に日本では、同じ労働を従事していたとしても、雇用形態によって賃金差別をすることが容易に可能である。

 同一労働同一賃金については、60年以上前の1951年にILOが条約で規定している。つまり、戦後の国際社会のスタンダードな考え方だと言えよう。

 ちなみに日本は1967年に批准はしているが、実態が全く追いついていないと言わざるを得ない。

 先進国では異例の、「差別自由の非正規雇用」ともいえる状態が日本の非正規雇用の特徴なのである。

 尚、アメリカで格差が大きい要因は、移民が低賃金のサービス業に集中するなどして、特定の職業に非正規が集中していることが要因であると考えられる(つまり、「違う仕事」に従事しているので賃金格差が大きい)。

 さらに、非正規雇用の低賃金は正規との格差だけでなく、未婚率を上昇させる。

 図5の通り、正規と非正規の有配偶率は25~29歳の時点で2倍以上に開き、格差は拡大し続ける。

図5 年齢別でみた有配偶率(労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」)
図5 年齢別でみた有配偶率(労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」)

 非正規雇用で何ら問題ないのであれば、結婚相手としてこれほど格差が生じることはあり得ない。

 

 非正規雇用が「差別的」に扱われているからこそ、「結婚相手」として不適格になっていることが明瞭に示されているといえよう。

 事実、結婚紹介所では「正社員」ではない者の登録を受け付けないところもある。

 そのような「差別的雇用」を大量に活用することが「何も問題ない」といえるのだろうか?

非正規雇用に「依存」する社会

 以上のように、非正規雇用は明らかに「差別」される存在である。それにもかかわらず、彼らは今や、多くの産業の「基幹的」な担い手となっている。

 労働力人口の37.3%にまで増加した非正規雇用が、周辺的な業務にとどまらず、恒常的に基幹的な業務にも充当されているのだ。

 コンビニチェーン店や市役所の窓口など、私たちの生活を支える重要な労働の多くが非正規雇用に「依存」している。

 そうした「依存」の異常さは、私立学校教員のケースを見ればわかりやすい。2011年の文科省の調査によると、私立高校では公立高校の約2倍に当たる4割弱が非正規となっている。

 例えば、非正規教員の雇止めを巡ってストライキが起こった京華商業高校では、「有期専任」という1年契約の非正規教員が専任(正規雇用)と同じく担任や部活といった基幹的な業務を担っていた。

 生徒の教育にとって重要な基幹的業務を担っているにも関わらず、都合が悪くなると使い捨てられるような不安定な立場では、まともに教育ができないというのが、非正規教員たちがストライキを決行した動機であった。

 教育を壊す「非正規先生」問題 京華商業高校でユニオン結成!

 実際に、非正規雇用の雇止めのために、担任が変更され、部活が廃部となり、生徒の進路指導や学校生活に支障をきたす例もある。

 ZOZOTOWNにおいても、顧客の個人情報を非正規雇用が扱い、配送を手配している。果たして細切れ・低賃金の雇用で顧客サービスの安全を守れると、いえるのだろうか。

 もちろんそれはZOZOTOWNに限ったことではない。ここで問題にしていることは、同業他社や、他業種(例えば行政の窓口など)、多くの「非正規依存」の職場に共通する。

 すなわち、「非正規依存」そのものが問題ではないか、ということだ。

非正規雇用はなぜ問題なのか

 確かに非正規雇用は「違法」ではないかもしれない。

 しかし、本記事で見てきたように、非正規雇用は法的に差別され、そのために、結婚すら困難な状態に置かれている。

 また、不安定で低賃金の非正規雇用では、社会を再生産するために必要不可欠な仕事を全うすることができないのである。

 そうした意味で、非正規雇用の拡大は重大な社会問題のはずだ。

 思うに、最近の雇用論議の「水準」は、あまりにも「後退」しているといえないだろうか?

 違法行為をして、社員を次々にうつ病にしたり、過労死を出していなければ、問題ないのだろうか? 2008年に「派遣村」が問題化し、政権交代まで引き起こしたように、「違法」ではなくとも社会問題は発生する。

 「非正規は違法ではないから、どんなに使っていてもホワイト企業だ」という主張を続けても、社会問題・労働問題は解決しないのである。

ぜひ専門家に相談を

 最後になるが、日本の非正規雇用の異常な状況は、労働者としての権利を行使することで改善していくことが可能である。

 一見すると「法律を守っている」と思われる行為でも、裁判を起こすことで「違法」となり、法律自体が変わることもある。

 例えば、現在不合理な雇止めは禁止されている。だが実は、それは、この法律ができる前に裁判で争われ、労働者側が勝訴したことで、法律そのものが改正されたからなのだ。

 また、ユニオンによる団体交渉や裁判などを通じて、雇止めを撤回させたり、有期雇用を無期雇用に転換させることや、そうした約束を「労働協約」という法律で守られる社内規則に「昇格」させることもできる。

 これらの「規則の変更」は、ひいては社会全体を正常に運営していくことにもつながるだろう。

 非正規雇用で問題を抱えている方は、まずは、専門家に相談してほしい。

無料相談窓口

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*筆者が代表を務めるNPO法人。訓練を受けたスタッフが法律や専門機関の「使い方」をサポートします。

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「非正社員への依存度が高い」500社ランキング

2020年09月12日 10時19分56秒 | 社会・文化・政治・経済
小売り・飲食・学習塾などの業界で特に多い
 
東洋経済オンライン編集部 2020/04/10 5:25
 
新型コロナウイルスの感染が広がっている東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に安倍晋三首相は緊急事態を宣言した。期間は5月6日まで。ただ、休業補償が明言されず、政府が提案した事業者への支援策に反発の声も上がっている。
 
感染拡大の影響が多方面におよび、日本の労働市場も影響をもろに受けている。全労働者の約38.4%(労働力調査2019年10~12月期の結果より)まで非正社員は拡大しており、非正社員なくして成り立たない企業も多い。コロナショックの影響で実際には非正社員の雇い止めが生じていたり、収入が急減し不安定な生活を強いられている労働者も少なくない。
 
東洋経済オンラインは上場企業で働く非正社員の実態を毎年調査している。今回のランキングでは非正社員比率の高い会社を紹介したい。
 
 
本記事に関連したさらに詳しいデータのほか『会社四季報』、企業、役員、大株主、地域、大学、小売店などの各種データを販売する「東洋経済データベースサービス」 。各種データのカスタマイズにも対応します。
有価証券報告書にはいわゆる「非正規社員」が「臨時従業員」として規定され、その数が全従業員数の1割以上を占める場合、年間の平均人数を開示することが義務づけられている。
 
そこから、上場企業の非正規社員比率を割り出して、上位500社をランキングした。
 
データは各社の決算期に合わせて、2018年12月期~2019年11月期の有価証券報告書より取得した。非正社員数、従業員数、5年前と比べた非正社員の増減数も併載している。5年前との変化を比較することで、各企業が置かれた状況や人事戦略の一端もわかるだろう。
 
業績好調と不振が併存
 
昨年のランキング結果同様、100円ショップチェーンのセリアが95.9%でトップに。セリアは、デザイン性の高い商品ラインナップで人気を集める業界2番手だ。全国への新規出店を加速する格好で、非正社員数も大きく拡大している。続いて東京個別指導学院の95.5%となった。
 
 
最新の『会社四季報』2020年2集春号は現在発売中。書影をクリックすると東洋経済のストアサイトにジャンプします
トップ10の業種は、流通・小売りや外食関連産業などサービス系がほぼ占める結果となった。ココスジャパン、パレモ・ホールディングス、CSSホールディングスがトップ5に入った。
 
3位のココスジャパンは92.3%となった。なお東証1部上場のゼンショーホールディングスの子会社である日本レストランホールディングスがココスジャパンを株式交換で完全子会社化。 それにより2020年2月18日に上場廃止となっている。直近の有価証券報告書(2019年3月期)提出時点で上場している企業を対象としているため、今回ランクインした。
 
非正社員比率が90%以上の企業は7社、80%以上は89社だった。一般的な従業員より非正社員の人数が多い会社(非正社員比率50%超)は453社あった。
 
観光・宿泊、外食業界などは特にこのコロナショックの影響を大きく受けている。経済全体が停滞する中で企業はどのように雇用を維持していくのか、難しいかじ取りが続いている。
 
 

道路の端の下水からの悪臭

2020年09月12日 03時17分39秒 | 日記・断片

コロナ禍で、歩くことが多くなった。
6月以降バスには乗っていない。
ウエストの脹らみに、「何とかならないか」とうんざりする。
炎天下、道路の端の下水からの悪臭にもうんざりである。
マスクをしているが、「下水にコロナウイルスが潜んでいるのでは」と想ったりする。
部屋の冷房を1日中切らずにいるが、通称「芸大通り」の元寺田建設ビル跡地周辺の道路拡張工事を横目で見ながら、「御苦労さん」と声をかけて通過する。
工事現場には女性の方も居て、過酷な力仕事である。
「地獄のような灼熱なのだろう」と想うばかり。
次男も、高校を出て道路工事の現場で汗を流して居たことも思い出す。
宅建の資格を取る合間に働いていたのだ。
9月10日なのに、街中は真夏のまま。


伊勢谷友介もおしまいか、逮捕歴のある芸能人が復帰できなくなった背景

2020年09月12日 03時11分42秒 | 事件・事故

9/11(金) 20:01配信

週刊女性PRIME

大麻取締法違反の疑いで9月9日に現行犯逮捕された、俳優の伊勢谷友介容疑者。伊勢谷容疑者は大麻所持について「自分が吸うため」と容疑を認め、さらなる捜査が続いてい

違法薬物と芸能界の距離

薬物の使用や所持による有名芸能人の逮捕は、この数年だけでも数多いが、なかでも衝撃的だったのが、昨年逮捕されたピエール瀧(3月、コカイン使用による麻薬取締法違反)と、沢尻エリカ(11月、合成麻薬MDMAを含む粉末所持による麻薬取締法違反)ではないだろうか。

両者とも大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(ピエール)、『麒麟がくる』(沢尻)に出演しており、それぞれ代役を立てての収録となったことでも大きな話題を集めた。

「伊勢谷容疑者も複数の待機作を抱えており、それぞれ対応を協議中の段階ですが、ピエールや沢尻のように、大きな仕事で活躍中の芸能人が、常習的に薬物を使用していたところに問題がありますね。

 伊勢谷容疑者も捜査の状況から常習していた可能性が高そうです。かつて薬物は、ちょっと仕事がうまくいかなくなった芸能人の心の隙間につけこむようなパターンが多かった。それなのに最近では、常習性が高く、しかも違法薬物が出回る世界が芸能人にとって身近になっているように思います」

 と、ある芸能ジャーナリストは言う。

 過去数年、薬物により逮捕された有名人は数多くいる。ざっと振り返ってみると、2000年代以降、以下のような顔ぶれが逮捕されている。

<2001年>
・いしだ壱成……大麻取締法違反
・田代まさし……覚せい剤取締法違反('04年、'10年、'19年にも逮捕)

<2002年>
・西川隆宏(元DREAMS COME TRUE)……覚せい剤取締法違反('06年にも同容疑で逮捕)

<2003年>
・岡村靖幸……覚せい剤取締法違反('05年、'08年にも同容疑で逮捕)

<2006年>
・大森隆志(元サザンオールスターズ)……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反

<2007年>
・赤坂晃(元光GENJI)……覚せい剤取締法違反('09年にも同容疑で逮捕)

<2008年>
・加勢大周……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反

<2009年>
・小向美奈子……覚せい剤取締法違反('11年、'15年にも同容疑で逮捕)
・押尾学……麻薬取締法違反
・酒井法子……覚せい剤取締法違反

<2010年>
・中村耕一(元JAYWALK)……覚せい剤取締法違反('77年にも大麻取締法違反で逮捕)

<2014年>
・ASKA……覚せい剤取締法違反・麻薬取締法違反

<2016年>
・清原和博……覚せい剤取締法違反
・杉田あきひろ(元歌のおにいさん)……覚せい剤取締法違反
・高知東生……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反
・高樹沙耶……大麻取締法違反

<2017年>
・田中聖(元KAT-TUN)……大麻取締法違反

<2019年>
・ピエール瀧……麻薬取締法違反
・田口淳之介(元KAT-TUN)……大麻取締法違反
・小嶺麗奈……大麻取締法違反
・沢尻エリカ……麻薬取締法違反

<2020年>
・槇原敬之……覚せい剤取締法違反('99年も同容疑で逮捕)

「作品に罪はない」論争
 前記の顔ぶれを見るに、薬物で逮捕された後、逮捕以前のような華やかな活躍がみられる芸能人は、ほぼいないとみていいのではないだろうか。この中に“仲間入り”となってしなった伊勢谷友介。公開前の作品は、今度どうなるのかを前出の芸能ジャーナリストに聞いてみる。

「伊勢谷容疑者も初犯であり、おそらく執行猶予付きの判決が下されると思います。最近の傾向としては、観客が自分の意思で入場料を払う映画などに関しては、少し期間をおいてそのまま公開、地上波でのテレビドラマはカットし、代役を立てて再撮影というケースが多いです。ミュージシャンの場合も、店頭から作品の撤去や配信停止などの措置がとられますが、最近は『作品に罪はない』というファンの主張も多く、裁判などの経緯にともなって、徐々に再発売となるケースが多いです」

 実際、来年公開の伊勢谷容疑者が出演する映画『いのちの停車場』は、出演シーンをカットせず、そのまま公開することが決まった。とはいえ、今後の活動として、今までのような俳優としての仕事の減少は免れない。

 薬物での逮捕はイメージの回復は難しい。芸能活動に大きな影響を及ぼすと、テレビ関係者は言う。

「昭和の時代では、研ナオコさん、美川憲一さん、錦野旦さん、井上陽水さんなども逮捕歴があります。相当、どん底も味わってきたはずですが、みなさんその後も華々しく活躍されています。禊次第で復帰することも可能ですが、現在はコンプライアンスも厳しく、『なんであいつを出してるんだ』と指摘され、簡単に炎上したりする時代です。そのため、あえてリクスを犯してまで出す必要はない、という判断で、逮捕歴のある人の復帰はなかなか難しいものとなりました」

 独自の存在感を放ち、俳優としても評価の高かった伊勢谷友介。今後、彼の演技が見られる日は来るのだろうか。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉

渋谷恭太郎

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伊勢谷容疑者「大麻常習」隠せず仕事場でも〝禁断症状〟

2020年09月12日 03時08分15秒 | 事件・事故

9/11(金) 5:15配信

東スポWeb

伊勢谷友介容疑者

 大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された俳優の伊勢谷友介容疑者(44)はここ数年、仕事現場でも〝禁断症状〟をたびたび見せることで有名だったことが分かった。同容疑者は〝紙巻き大麻〟を常用していた可能性が10日、強まった。このやり方は常用者に多い吸い方。やはりジャンキーだったことがうかがえる。最近は禁断症状もハンパなく、仕事場でも異常なほどたばこに執着していたという――。

【写真】モクモクとした煙の中で笑う伊勢谷友介

 警視庁組織犯罪対策5課による東京都目黒区の伊勢谷容疑者宅へのガサ入れで、たばこの巻き紙数枚が丸められた状態でリビングのテーブルに放置されていたことが10日に分かった。この「丸められた状態」だったことがポイント。大麻を紙に巻き、たばこのように筒状にして火をつけて吸う「ジョイント」と呼ばれる方法だった可能性が高い。いわば、紙巻きたばこならぬ〝紙巻き大麻〟だ。

 大麻の吸い方は他にガラスパイプ、ボング(水パイプ)などがあるが、ジャンキーはジョイントが好きだという。伊勢谷容疑者の常習性がうかがえる。

 使用歴は20年ともいわれ、最近は仕事現場でも禁断症状を隠せなかったというから、もはや末期的だ。

 大麻ユーザーは禁断症状を抑えるため、また大麻使用そのものをやめるため、大麻の代わりにたばこを吸うケースがあるといわれる。

「伊勢谷はたばこで大麻の禁断症状をまぎらわそうとしていた可能性が高い。愛煙家だったら、たばこをしょっちゅう吸っていても周囲から怪しまれないし」(事情通)

 銀座の黒服は「伊勢谷さんが銀座で頻繁に目撃されていたので、どこかのホステスに入れ込んでるのかと思いきや、クラブでの目撃はゼロ。シガーバーに頻繁に出入りしていたんですよ」と語る。

 銀座周辺はテレビ局や映画会社が多く、仕事の合間にシガーバーを利用していたのだろうか。

 ただ、禁断症状があまりにハンパなかったのか、最近は仕事現場でもたばこへの執着を隠せなかったという。数年前に大手配給の映画に出演した際、PRのために受けたインタビュー中にも堂々とふかしていたという。

「映画の場合、インタビューを受ける日が設けられ、その日は1日で何社もの取材を受ける。それで耐えられなかったのかもしれないけど、伊勢谷さんはインタビュー中、自分が持ってきた水たばこをフツーに吸っていたんです。携帯用の水パイプで。友達ならともかく取材を受ける時に水たばこなんて普通は吸わないから、周りはドン引きでした」(映画関係者)

 水たばこは、水パイプと呼ばれる喫煙器具を使い、火皿で燃えたたばこの煙を水にくぐらせ、ろ過された煙を吸う。別名シーシャ。イランが発祥とされる。

「鼻をスースーさせていて、なんというか普段の伊勢谷さんとは違う雰囲気でした」(同)

 本紙も伊勢谷容疑者の〝禁断症状〟を目撃したことがある。2015年10月、都内で行われた環境省のイベントに伊勢谷容疑者は出席。当時、環境相だった丸川珠代元五輪相も来場した。

 休憩時間中、伊勢谷容疑者は会場の外で積極的に関係者と名刺交換し、環境に関して議論を交わしていた。そこにミニスカの女子大生が割って入ろうとした。

 すると、伊勢谷容疑者の様子が何だかおかしくなった。そわそわし、急に大きな声で「ちょっと待って! たばこ吸いたい!」。そのまま喫煙所へ猛ダッシュ。「ドラゴンボール」ばりの瞬間移動に、女子大生はじめ関係者はあっけに取られていた。

 女子大生があいさつに来る前から頭の中が「たばこ、たばこ、たばこ…」とグルグル回っていたに違いない。名刺交換していたのが会場の外で、あれこれ報道されるメディアは誰もおらず気が緩んでいたか、たばこへの衝動を隠さなかった。

「大麻への欲求をたばこでまぎらわしていたけど、時に激しい禁断症状で、たばこさえも異常なほどの勢いで求めていたのかもしれないです」(前出事情通)

 禁断症状を隠すことができないほど、常習だった可能性が高い。

東京スポーツ

 

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小柳ルミ子、宝塚首席卒業を証明 卒業式プログラム発掘で「青春の宝物」

2020年09月12日 02時56分12秒 | 社会・文化・政治・経済

9/10(木) 16:56配信

デイリースポーツ

歌手の小柳ルミ子が10日、ブログを更新し、1970年に卒業した宝塚音楽学校の卒業式のプログラムを公開。答辞を読み、社長賞を受賞と書かれており「ねっ!宝塚主席で卒業 嘘じゃないでしょ!」(原文ママ)と胸を張った。

 小柳は「凄いのが見つかった」と題するブログを更新。「何年も何年も気になっていた私の【宝物】がやっと見つかったぁーーー!」と切り出した。

 小柳は9日に放送された日本テレビ系「今夜くらべてみました」で、藤井隆から宝塚首席と言われ「たいしたことない」と謙遜していたばかりだった。

 小柳は黄色く変色した卒業式のプログラムの写真をアップ。第56期卒業生として、小柳の名前が筆頭に記されている。また総代として、答辞も小柳が行い、社長賞、優等賞にも小柳の名前が記されていた。

 「ねっ!宝塚主席で卒業。嘘じゃないでしょ!!」と胸を張り「皆さんに取っては只の紙切れでしょうが私にとっては青春の【宝物】見つかって良かった」とホッとしていた。

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阪急電車への一礼、やめます 宝塚音楽学校が不文律廃止

2020年09月12日 02時56分12秒 | 社会・文化・政治・経済

9/11(金) 21:06配信

朝日新聞デジタル

先輩が利用する阪急電車への一礼、先輩の前での決まった表情、先輩への過度な提出物――。タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)が、生徒間に受け継がれてきた不文律をなくした。上級生が下級生を一対一で指導する「伝統」もあったが、下級生に負担が生じていたとして廃止に踏み切った。

【解説】宝塚音楽学校が見直した「伝統」や「不文律」一覧

 舞台人を目指す同校の生徒としての姿勢や規律を、先輩が後輩へ教え伝えてきたが、近年、部活動などでの行きすぎた指導や、ハラスメント(嫌がらせ)に対する社会の目は厳しくなっている。

 今回の見直しについて木場(こば)健之(けんし)副校長は「子どもたちの気質も変わっており、生徒の自主性を尊重しつつ、時代にあわせて改善を進めている」としている。

 宝塚音楽学校は2年制で各学年に40人在籍する。上級生は「本科生」、下級生は「予科生」と呼ばれる。

 予科生は朝の校内掃除が日課となっており、個々の予科生が掃除場所を分担。前年の担当者だった本科生が一対一で掃除方法から生活態度まで指導してきた。

 しかし、数年前に体を壊した予科生がおり、学校側が調べたところ、予科生の一部に、過度な提出物が課せられていたことがわかった。5年ほど前から、予科生が掃除方法や学校生活に関する質問などをノートに記して本科生に提出する慣習ができていたという。書く量が多いほど評価される面もあり、睡眠時間を削ってノートを書いていた予科生もいたという。

 学校側は上級生の指導に行き過ぎたところがあったとして、このノートをやめさせ、寮内での午前0時消灯を徹底。一対一の指導も昨年春に廃止した。校内掃除は、一人ひとりに場所を割り当てるのではなく、グループで担当する方法に変えたという。

朝日新聞社

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