マンペラ・ランペレ・ローマクラブ共同会長マンペラ・ランペレ(黒人意識運動の発起人
①地球的危機回避のアクションプラン②経済再構築③金融の再考④人間革命に基づく新たな人類文明の創出⑤青年リーダーの育成と世代間対話による未来の構築――です。
私は、平和は人間の内面から始まるものと考えます。
自分自身が平和でなければ、平和の構築者にはなりえません。心に平和がなければ、家庭の平和も築けないし、地域も、国も、平和にできません。平和とは単に戦争がない状態をいうのではなく、調和した状態をいうのです。
本当の価値とは、「生命」そのものです。「人間の幸福」です。他者の喜びに尽くしてこそ、私たち自身の幸福もある。「新たな人類文明」とは、そうした考え方・価値観へと変革するために、人類が力を合わせて取り組んだ結果、出現するものです。それが「平和の文化」の建設でもあるのです。
そのためにも私は、残された人生を次の世代の人々との「対話」に費やしたい。青年こそが、私たちが夢見た未来を築き、人間革命を推進して新たな人類文明を構築する主役なのです。
南アフリカの黒人女性による自伝的作品: マンペラ・ランペレの自己変革
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ローマクラブ(Club of Rome)は、スイスのヴィンタートゥールに本部を置く民間のシンクタンク。
1972年発表の第1回報告書「成長の限界」は世界的に注目された。
発足
イタリア・オリベッティ社の副会長であったアウレリオ・ペッチェイ(Aurelio Peccei)は、世界の人口が幾何級数的に増加するのに対して、食糧・資源は増やせるにしても直線的でしかなく、近い将来に地球社会が破綻することは明らかであり、世界的な運動を起こすべきだと考えていた。
それに対して、スコットランド人科学者で政府の政策アドバイザーでもあったアレキサンダー・キング(英語版)が賛同し、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な「人類の根源的大問題(The Problematique)」に対処するために設立した。
世界各国の元国家元首の政治家、外交官、産業人、自然・社会科学者、各種分野の学識経験者などが集まり、1968年4月に立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった。1969年にアウレリオ・ペッチェイを初代の会長に選出した。1970年3月に正式発足し、フルメンバー(正会員)は発足当時より増えたが、今でも世界で100人となっている。