ローマクラブ 現在、五つのテーマを掲げて活動を推進

2020年09月17日 17時48分28秒 | 社会・文化・政治・経済

マンペラ・ランペレ・ローマクラブ共同会長マンペラ・ランペレ(黒人意識運動の発起人

①地球的危機回避のアクションプラン②経済再構築③金融の再考④人間革命に基づく新たな人類文明の創出⑤青年リーダーの育成と世代間対話による未来の構築――です。


 私は、平和は人間の内面から始まるものと考えます。

自分自身が平和でなければ、平和の構築者にはなりえません。心に平和がなければ、家庭の平和も築けないし、地域も、国も、平和にできません。平和とは単に戦争がない状態をいうのではなく、調和した状態をいうのです。


 本当の価値とは、「生命」そのものです。「人間の幸福」です。他者の喜びに尽くしてこそ、私たち自身の幸福もある。「新たな人類文明」とは、そうした考え方・価値観へと変革するために、人類が力を合わせて取り組んだ結果、出現するものです。それが「平和の文化」の建設でもあるのです。


 そのためにも私は、残された人生を次の世代の人々との「対話」に費やしたい。青年こそが、私たちが夢見た未来を築き、人間革命を推進して新たな人類文明を構築する主役なのです。

南アフリカの黒人女性による自伝的作品: マンペラ・ランペレの自己変革

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ローマクラブ(Club of Rome)は、スイスのヴィンタートゥールに本部を置く民間のシンクタンク。
1972年発表の第1回報告書「成長の限界」は世界的に注目された。
発足
イタリア・オリベッティ社の副会長であったアウレリオ・ペッチェイ(Aurelio Peccei)は、世界の人口が幾何級数的に増加するのに対して、食糧・資源は増やせるにしても直線的でしかなく、近い将来に地球社会が破綻することは明らかであり、世界的な運動を起こすべきだと考えていた。

それに対して、スコットランド人科学者で政府の政策アドバイザーでもあったアレキサンダー・キング(英語版)が賛同し、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な「人類の根源的大問題(The Problematique)」に対処するために設立した。

世界各国の元国家元首の政治家、外交官、産業人、自然・社会科学者、各種分野の学識経験者などが集まり、1968年4月に立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった。1969年にアウレリオ・ペッチェイを初代の会長に選出した。1970年3月に正式発足し、フルメンバー(正会員)は発足当時より増えたが、今でも世界で100人となっている。


松戸駅で電車にはねられ女性死亡 線路内に降りて横たわる姿目撃

2020年09月17日 17時45分49秒 | 事件・事故

9/17(木) 11:42配信

千葉日報オンライン
 16日午後4時半ごろ、千葉県松戸市松戸のJR常磐快速線松戸駅で、成人とみられる女性がホームに到着した取手発品川行き上り快速電車(15両編成)にはねられた。女性は負傷し、搬送先の病院で死亡が確認された。松戸署は身元確認を急ぐとともに事故原因を調べている。

 同署によると、女性が線路内に降りて横たわる様子が目撃されている。ほかにけが人はなかった。

 JR東京支社によると、上下4本が運休、特急4本を含む上下15本が最大54分遅れ、乗客約1万1千人に影響した。

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駅で女子高校生切りつけられる 男は逃走 宇都宮

2020年09月17日 16時57分01秒 | 事件・事故

9/17(木) 11:22配信

宇都宮市にあるJR岡本駅で女子高校生が何者かに右手を切りつけられました。容疑者とみられる若い男は現場から逃走していて、警察が行方を追っています。

17日午前8時20分ころJR岡本駅西口のトイレ付近で、16歳の女子高校生に若い男がカッターナイフのようなものを示しながら「金目の物を出せ」などと脅しました。

警察などによりますと、女子高生は右手の薬指を切りつけられ病院に運ばれましたが、けがの程度は軽いということです。

宇都宮市教育委員会から市内の中学校の保護者へのメールによりますと、逃げた犯人は白色の半そでTシャツとカーキのズボンを着てサングラスをつけ手提げバッグを持っているという情報もあります。

警察は強盗致傷事件として捜査しています。

最終更新:9/17(木) 14:34
とちぎテレビ


オリジナル恋愛リアリティーショー 16歳で出産した重川茉弥

2020年09月17日 16時41分12秒 | 事件・事故

「親に甘えすぎ」の声に反論「全く頼ってない」「2人でしっかり育ててます」
9/16(水) 12:01配信

スポーツ報知

 7月9日に第1子女児を出産した“まや”ことモデルの重川茉弥(16)が16日までに自身のインスタグラムを更新。“しゅん”ことモデルで夫の前田俊(18)と「2人でしっかり育ててます」と思いをつづった。

 重川は14日の投稿で黒髪の自撮りショットをアップ。そして15日から16日にかけてストーリーでフォロワーからの質問に回答。「お仕事復帰する予定ですか」との問いに「少しずつお仕事にも戻ってます 楽しみがいっぱい」と答えた。

 
これに「復帰するの早すぎん、親に甘えすぎ」とのコメントが上がると、重川は「親に甘えすぎ。親の金で。ってよく言われるけど金銭面はしゅんくんもまやもお互い親には全く頼ってないです」とキッパリ。「自分達のお金で生活してます。2人とも学校も卒業します!!」とつづり、「里帰りもしてないし親に預けたりも今は全くしてないです。2人でしっかり育ててます 仕事しないとお金は入りません」と主張した。

 さらにフォロワーから「ちょっとぐらい親に頼ってもいいと思う」との声が寄せられると、重川は「そりゃこの先、息抜きしたい時もあるやろうし預ける事もあるかもしれんけど それが当たり前にならんかったらいいだけ」と記していた。

 2人は「ABEMA(アベマ)」のオリジナル恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」ハワイ編に参加し、交際がスタート。今年4月に重川が妊娠8か月であることを発表し、6月に結婚。7月9日に第1子長女が誕生した。


4歳児に殴る蹴るの暴行…腸破裂で死亡させる 29歳母親に再び『懲役9年』

2020年09月17日 16時36分51秒 | 事件・事故

9/15(火) 14:04配信

関西テレビ

「暴行は理不尽で、同情の余地はない」と控訴棄却

4歳の長男に暴行して死亡させたとされる母親の控訴審で、大阪高等裁判所は1審の懲役9年の判決を支持し、控訴を棄却しました。

筒井麻衣被告(29)は3年前、大阪府箕面市の集合住宅で、交際相手ら男2人と共謀し、長男の歩夢くん(当時4歳)と次男(当時2歳)に繰り返し暴行。

クリスマスイブの夜から翌朝にかけて、歩夢くんの腹を強く殴り腸の膜を破裂させて死亡させた傷害致死などの罪で、大阪地裁で懲役9年の判決を言い渡されました。

筒井被告は「男らの暴行を止められなかっただけだ」などと一貫して無罪を主張し、控訴していました。

9月15日の控訴審判決で、大阪高裁の和田真裁判長は「男らによる全身を殴る・蹴る・噛むなどの暴行を筒井被告が主導・容認していて、共謀が成立する」とした1審の判断を支持。

「幼い被害者らに加えられた暴行はひどく理不尽で、母親として子どもを守るべき立場にありながら、共同生活から生じるストレスを紛らわせるなどの目的で日常的に暴行が繰り返されていた経緯にも同情の余地はない」として控訴を棄却し、懲役9年を言い渡しました。


SNSで知り合った当時16歳の少女にいかがわしい行為…26歳"小学校教師"の男逮捕 補導の一環で発覚

2020年09月17日 15時52分14秒 | 事件・事故

9/16(水) 17:06配信

北海道ニュースUHB

16歳少女にいかがわしい行為をしたとして教師の男を逮捕した北海道警釧路署

 SNSで知り合った当時16歳の少女に、自宅でいかがわしい行為をしたとして、小学校教師の26歳の男が逮捕されました。

 北海道青少年育成条例違反の疑いで逮捕されたのは、北海道帯広市に住む小学校教師、松浦恒一郎容疑者(26)です。

 松浦容疑者は3月23日、当時釧路市内にあった自宅で当時16歳の少女にいかがわしい行為をした疑いが持たれています。
 
 警察の少年補導活動の一環で事件が発覚しました。
 
 松浦容疑者は調べに容疑を認めていて、警察が動機や事件の経緯を詳しく調べています。

 北海道警釧路署は9月14日にもSNSを通じて知り合った当時16歳の少女に自宅でわいせつな行為をしたとして、中学校教師の24歳の男を逮捕していて、公務員による不祥事が相次いでいます。

 帯広市教育委員会によりますと、松浦容疑者は市内の小学校に勤務する教師で、池原佳一教育長は「教員として採用される前の3月に18歳未満の女性に対していかがわしい行為をした疑いで逮捕されました。今後、任命権者である北海道教育委員会と連携し、厳正に対処してまいります。教員採用前の行為とは言え、現在は本市の教員であり、学校教育に対する市民の皆様の信頼を大きく損ねたことは、誠に遺憾であります。このたびの事態を重く受け止め、市内全学校、全教職員が一丸となって、不祥事の再発防止に取り組み、市民の皆様からの信頼回復に全力で努めてまいります」とコメントしています。

UHB 北海道文化放送

 

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事故車放置や少女とみだらな行為・中学校教諭に執行猶予付きの判決 長野

2020年09月17日 15時50分00秒 | 事件・事故



9/16(水) 16:12配信

SBC信越放送

事故を起こした車の放置や18歳未満の少女へのみだらな行為などの罪で起訴された中学校教諭の男に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
松本市の中学校の教諭だった小澤健治被告44歳は今年3月20日の未明、酒を飲んで車を運転し松本市美須々で信号機の柱に衝突して車を放置した道路交通法違反の罪に問われています。
また去年5月に、かつて指導していた18歳未満の少女とみだらな行為をし、わいせつな画像を撮影したとして児童福祉法違反などの罪でも起訴されています。
長野地裁松本支部で開かれたきょうの公判で、髙橋正幸裁判官は「中学校の教諭に向けられた信頼を根底から覆す悪質な犯行というほかない」などと指摘し、懲役3年の求刑に対し懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
小澤被告は現在休職中で、判決について弁護人に「特に異論はなく控訴する考えはない」と話したということです。

最終更新:9/16(水) 16:12
SBC信越放送


勤務先の中学校の女子生徒にみだらな行為…高松市の元教員に1年8カ月の実刑判決

2020年09月17日 15時48分10秒 | 事件・事故

9/17(木) 15:07配信

KSB瀬戸内海放送

勤務先の中学校の女子生徒にみだらな行為をして、その様子を撮影するなどした高松市の元教員の男に高松地裁は
懲役1年8カ月の実刑判決を言い渡しました。

 児童福祉法違反などの罪で判決を受けたのは、高松市の中学校の元教員、柴田恒被告(52)です。

 判決によりますと、柴田被告は教員の立場を利用して、2019年2月と今年2月、勤務先の中学校や高松市のホテルで
女子生徒にみだらな行為をしてその様子を撮影するなどしました。

 判決公判で、高松地裁の高橋貞幹裁判官は、「教員という立場にありながら被害者に長期間にわたり継続的に影響を与え、健全な育成を大きく阻害した」として、懲役3年の求刑に対して懲役1年8カ月の実刑判決を言い渡しました。

 

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JA女子職員2300万円横領 今治(愛媛県)

2020年09月17日 15時40分41秒 | 事件・事故

9/16(水) 16:24配信

南海放送

JAおちいまばりの女性職員が商品券を換金するなどして8年間でおよそ2300万円を横領していたことがわかった。

JAおちいまばりによると横領していたのは本店の40歳代の女性職員。
女性職員は職員が積み立てた親睦会費を着服したり、業務上管理していたJA全農が発行している商品券を換金するなどして2012年5月から先月までに合わせておよそ2300万円を横領したという。
親睦会費に使途不明金が見つかり、発覚したもので女性職員は横領を認め「借金の返済や生活費に使った」などと話しているという。

JAおちいまばりは今月10日付で女性職員を懲戒解雇していて「今後の対応については弁護士と相談する」としている。

最終更新:9/16(水) 16:24
南海放送ああ


松山聖陵高 野球部監督、不適切指導「自分の顔たたけ」指示

2020年09月17日 15時34分36秒 | 事件・事故

9/17(木) 9:22配信

愛媛新聞ONLINE
 松山聖陵高校(愛媛県松山市久万ノ台)野球部の男性監督(39)が、部員に自分自身の顔をたたくよう指示するなど不適切な指導をしたとして、8月下旬以降、練習の指導から外れていることが16日、分かった。来春の選抜高校野球大会につながる秋季県大会の出場が決まっているが、監督は指揮を執らない。同校は県高野連に報告し、上部団体などの判断を踏まえて今後の対応を検討するとしている。
 監督は2016年夏を皮切りに同校を甲子園に3度導いた。同校は今夏の県夏季大会でも優勝した。
 同校によると、先月9日に県夏季大会が閉幕して新チームに移行後、練習で怠慢プレーが見られたとして、監督が部員4人に「自分の頬をたたいておけ」「頭をたたけ」「壁に頭をぶつけておけ」などと指示したという。部員にけがはなく、現在も練習に参加している。
 監督は昨年2月、部員に対する暴力行為などを理由に日本学生野球協会から2カ月の謹慎処分を受けている。

 

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キャンプ場で不明、娘を探して1年 母への中傷と励まし

2020年09月17日 15時30分10秒 | 社会・文化・政治・経済

9/17(木) 13:30配信

朝日新聞デジタル

小倉美咲さんの母とも子さんは、情報を求めてスマートフォンからSNSで発信を続けている=2020年9月8日、千葉県成田市、玉木祥子撮影

 山梨県道志村のキャンプ場で昨年9月、小学1年だった千葉県成田市の小倉美咲さんが行方不明になってから21日で1年になる。新型コロナ禍で外出が難しい状況のなか、母とも子さん(37)はSNSを使って情報提供を呼びかける。再び娘を抱きしめられる日が来ることを信じて。

【写真】小倉美咲さんの情報を求め、7月に母とも子さんらが作ったホームページ

 美咲さんは家族、友人らと一緒だった。友達がいる場所に向かうと言って、みんながいた広場から走っていったまま、その後の足取りが分からない。4月から小学2年になり、5月には8歳になった。とも子さんは「あのとき、一緒に行っていれば」と悔やむ。

 当初は山梨県内や成田市内で、写真や特徴を記したチラシを配った。新型コロナの感染が広がってからは難しくなり、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックを使った発信に力を入れる。7月には美咲さんのためのホームページを作り、好きな本や食べ物、性格などを書き込んだ。

 行方不明から10日目に美咲さんの写真を公開し、メディアの取材にも応じてきた。だが、SNSでは「写真の公開が遅い」「うそ泣きに見える」などと心ない言葉も書き込まれた。それでも「美咲のほうが苦しい思いをしている」と自らに言い聞かせてきた。

 昨秋には「殺しに行くぞ」というメッセージまで送られてきた。外出が怖くなり、夜は物音や車の音で目が覚めた。メッセージを送った男は8月、千葉県警に脅迫容疑で逮捕された。

 一方で、励まされたこともあった。中傷コメントに苦しめられて亡くなった娘を持つ親や、事故で子どもを亡くした親たちとつながり、お互いに投稿し合った。「無事に戻ってくることを祈っています」。温かい言葉に勇気づけられた。

朝日新聞社

 

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【独自】トランク監禁強盗 命を救ったのはGPSアプリ

2020年09月17日 15時23分44秒 | 社会・文化・政治・経済

9/17(木) 10:42配信

FNNプライムオンライン

東京都内で起きた連続タクシー強盗事件で、容疑者からトランクに押し込められたものの、無事助け出された女性運転手。
彼女を救ったのは、人気のスマホのアプリだった。

女性運転手「粘着テープで縛られて、どっか連れて行かれて殺されるのかなと思った」

この女性運転手は、小椋一正容疑者(53)にナイフを突きつけられたうえ、トランクに押し込められた。

事件当日、都内の最高気温は、34.2度。

狭いトランクの中の温度はどんどん上昇し、女性は身の危険を感じていた。

女性運転手「時間の感覚がなくて、もう死ぬんだなと。暑くて汗がすごくて、手も震えて怖かった」

女性は、小椋容疑者に気づかれないよう隠し持っていたスマホを使い、家族にLINEで「トランクの中。死ぬかも」と助けを求めた。

LINEに気づいた家族が、警視庁に通報するが、ここで活躍したのが、GPSでお互いの居場所を確認することができる、若者に人気のアプリ「Zenly」だった。

女性運転手「忘れていたんですけど、『Zenly』ってアプリ知ってますか? 居場所確認アプリを家族で入れていた。旦那がそれを見ながら、警察に、今ここを走っていると言って助かった」

スマホのアプリが、素早い救出につながった。

女性運転手「怖かったです。サイレンが聞こえてきて、(警察官の)声が聞こえた時に、初めて涙が出て、本当に助かったと思って」

 

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成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート

2020年09月17日 15時12分38秒 | 社会・文化・政治・経済

ドネラ H.メドウズ (著)

人口増加や経済成長を抑制しなければ、地球と人類は、環境汚染、食糧不足など100年以内に破滅——その衝撃の警告。

著者について

[著者] ドネラ・H・メドウズ Donella H. Meadows
1941年~2001年。化学と生物物理学(ハーバード大学で博士号を取得)を修め、その後マサチューセッツ工科大学(MIT)の特別研究員。

1972年、『成長の限界』(ダイヤモンド社)の主執筆者として、限りある地球の人口と経済成長のダイナミクスを一般の人々に向けて解説。『成長の限界』は37の言語に翻訳され、地球が人間活動を支えられる力や人類の選択に関する論争を世界中で巻き起こす火付け役となった。

その後、グローバル・モデリングと持続可能な開発に関する本を9冊書き、社会情勢や世界における複雑なつながりをじっくり振り返って考えるコラム『The Global Citizen(地球市民)』を15年間、毎週書き続けた。1990年には『世界がもし100人の村だったら』の原案となったコラム「村の現状報告(State of the Village Report)」を執筆。

1991年、ピュー財団の保全・環境分野の研究者として認められ、1994年にはマッカーサーフェロー賞を受賞。1996年、サステナビリティ研究所を設立し、システム思考や組織学習を用いて、経済、環境、社会分野の課題に取り組む。1972年から2001年に亡くなるまで、ダートマス大学の環境研究プログラムで教鞭をとった。

 

この本が出版された当時の統計を基にした予想以上に技術が進歩して限界コストが低いままでいるが、何れ気候変動でリーンシステムは破綻する。その前に確実にくる高齢化で日本は破綻する。この本は、再生可能システムの重要性と日本などの消費拡大システムを採用する国への警鐘と思って良い。どういう変革を日本は遂げるのか。面白い。

 

今から約三十年前、世界に衝撃を与えた名著。
ローマ・クラブという賢人会議が、当時のスーパーコンビュータを使い、資源・食料生産性・人口・環境汚染など
様々な要素から、人類の未来をシミュレート。近いうちに、産業革命以来続いてきた経済成長がピークを迎え
人類の衰退が始まる事を予想した本書は、当時のオイルショックとあいまって、深刻な予想と受け止められました。

この本から三十年、予想を裏切るかのように、未だ世界は成長しつづけていますが、科学の進歩や自然環境への
過大な負荷によって、問題を先送りにしているだけなのではないか、問題の前提は何も変わっていないのではないか
という疑念は消えません。

グローバリゼーションが進み、世界中が経済成長というオブセッションにとらわれている今こそ、この本が読まれ
経済成長と言う概念がもたらす危険性を、一人でも多くの人が認識するべきだと思います。

 

本著は、いまだに数々の論文に引用され、
発表当時は新しい発想であっただけに
世界中に衝撃を与えた論文であります。
そのため、タイトルだけでもご存じの方は多いと思います。
先日、榊原慶應義塾大学教授が讀賣新聞か何かのコメントで
本著を推奨しておられましたが、
いまだに増版を重ねている本著は
タイトルを知っているだけにとどまらず
当時の状況を鑑みながら読んでみると
興味深いものを今でも感じとることができます。

 

一口で言うと、需要の伸びは幾何級数的(まさに鼠算的)だが、供給は等差級数的にしか伸びないので、需給バランスが破綻するのは時間の問題、ということをこねくり回して指摘したもの。もっと一般化した議論にしていれば、時代を超えた名著になったかも知れない。

 

本書の存在は以前から知ってはいたが、本格的に読んだのは今回が初めてであった。発刊以来、三十数年が経つが内容的な新鮮さには驚きの念を隠せない。もっと早く読んでおくべきだったとの後悔の念を強く感じた。

昨今の環境関連の話題やCO2削減に関する世界的な動向、持続可能な成長論はすべて、このローマクラブの「人類の危機」レポートでもある本書が発端になっていると言っても過言ではなく、環境問題や経済成長・人口問題等を論じる際の必読書であると思う。
その主張を要約すると、幾何級数的な成長対象(人口、資本)を制御しようとする場合には、その制約条件(成長の限界)を除去または拡大する対処療法的な技術的手段は必要ではあるが、結局は問題の先延ばしに過ぎず、また系の遅れにより破壊的影響をもたらす場合もあり、本質的な対策としては幾何級数的な成長自身をコントロールして、漸増的で安定した成長に切り替えていかなければいけない、ということである。

そのためには、均衡社会実現に向けた現実的かつ長期的目標を立案するとともに、何よりもそれを達成するための人間の意志と価値観(メンタルモデル)の変革が求められている。これにより、初めて不安定な拡大成長路線から制御された安定した状態への秩序ある移行が可能となるのである。目指すべき動的平衡状態としての均衡とは、外部安定化と内部最適化が同時に成立する状態であるとも言える。

本書前半では、システムダイナミクスを活用した色々な世界モデルの紹介が順序を追って説明されており論理的説得力に富んでいる。また、後半では富の配分問題や均衡社会において新たに追求すべき知的・精神的価値観や生活におけるクォリティ(QoL)等について触れており、多分に哲学的な思考も感じられる。21世紀は全人類的な観点から『衣食足りて礼節を知る』ことを目標とし、仏教における『足るを知る』という観点から地球資源を浪費しない精神的な豊かさを追求していく必要があると思う。

最後に、元祖である安定化世界モデル1において採用されたいくつかの制約条件を、今後の具体的な施策立案・運用上の参考(理想的な究極条件)として掲げておきたい。(相互依存関係あり)
1)出生率=死亡率、資本の投資率=減耗率、2)資源消費削減(省資源)、3)物財主体から教育・サービスへの転換、4)環境汚染防止、5)食料生産重視(敢えて不経済でも)、6)土壌の肥沃化と保存(農業資本投下)、7)工業資本の長寿命化

 

ローマ・クラブが人類の未来についての研究をまとめた「成長の限界-ローマ・クラブ人類の危機レポート 」は1972年の発売当初大きな反響をよび、ベストセラーとなった名著です。そして人類の未来は決してバラ色ではないということを明確にしました。客観的事実を扱う歴史と異なり、未来を予測するという極めて困難な作業を当時まだ発展途上にあったコンピュータのシミュレーションを駆使して本書にまとめあげた。当時、この本を読んで未来に対してかすかな不安を覚えたのを今でも覚えている。そして今、そのかすかな不安が現実となりつつあることを実感する。

「成長の限界 」では加速的に進みつつある工業化、急速な人口増加、広範に広がっている食料不足、天然資源の枯渇、環境の悪化の5つの問題を成長の限界(人類の危機)の根拠として捉えている。これらの問題は相互に密接に関連している。たとえば、石油が枯渇すれば、単に燃料としてだけでなく、プラスチックや化学繊維、薬品等々広範囲に利用されているので、人口増加や工業化に大きな制約を与える。

そして、「(1)世界人口、工業化、汚染、食糧生産、および資源の使用の現在の成長率が不変のまま続くならば、来るべき100年以内に地球上の成長は限界点に達するであろう。もっとも起こる見込みの強い結末は人口と工業力のかなり突然の、制御不可能な減少であろう。(2)こうした成長の趨勢を変更し、将来長期にわたって持続可能な生態学的ならびに経済的な安定性を打ち立てることは可能である。この全般的な均衡状態は、地球上のすべての人の基本的な物質的必要が満たされ、すべての人が個人としての人間的な能力を実現する平等な機会を持つように設計しうるであろう。(3)もしも世界中の人々が第一の結末ではなくて第二の結末にいたるために努力することを決意するならば、その達成するために行動を開始するのが早ければ早いほど、それに成功する機会は大きいであろう。」(本文より)と結論づけている。そしてさらに、「われわれはそうした結論を述べる最初のグループではけっしてない。過去何十年もの間、全体的、長期的な視野で世界をながめてきた人々は同様な結論に達している。それにもかかわらず、政策決定者の大部分は、こうした結論と両立しえない目標を熱心に追及しているように思われる。」(本文より)と述べている。

この本の述べている本質は、初版出版より約半世紀経た現在でもなんら変わっていない。

以下に約半世紀を経た現時点で現状を検証した。

世界人口は1970年当時36億人であったが、2016年の推計73億人に倍増している。「成長の限界 」では、2000年に70億人に達すると予想していた。これは中国の国策による人口抑制(一人っ子政策)及び先進国における出生率の低下が影響していると考えられる。食糧の供給については、アフリカや紛争地域などの一部地域を除きほぼ満たされている。一方供給過剰による食品ロスの新たな問題も起きている。しかし次に述べる新たな脅威により食糧の供給が大きな問題となる可能性がある。

工業化による資源の枯渇については、例えば石油について言えば、相次ぐ新しい油田の発見やシェールオイルの開発など、この本の出版当時には予測出来なかった出来事もある。資源の再利用などによる延命策が実施されているが、資源は有限であり時間の問題であることに変わりはない。一方新たな要因として、中国などの後発国における近年急速に進む工業化により、資源の枯渇の更なる加速が懸念される。

汚染については、本書では主に環境汚染が扱われ、CO2の排出については「熱汚染は、地球が正常に吸収する太陽熱のある量を上まわるほどになると、気象上の影響をもつようになるかもしれない」(本文より)と懸念が記されているが、この当時、「地球温暖化」の問題はほとんど認知されていなかった。もしこの問題がなければ、この本にあるように人類の危機はソフトランディングできたかもしれない。

「地球温暖化」のクローズアップにより、人類の危機は新たな段階を迎えている。

地球の表面積の7割を占める海洋は、ご存じの通り、温まりにくく、冷めにくい性質がある。この大量の海水のおかげで急激な温暖化がある程度抑えられてきた。しかし近年、地球温暖化の進行に伴い、海水温の上昇、さらには深海における海水温の上昇も報告されている。
海水温の上昇と、地球温暖化による海水面の温度上昇により大量の水蒸気が発生し、これが原因で近年頻発しているスーパー台風や50年に1度の集中豪雨により大きな被害がもたらされている。また近年、世界各地で地球温暖化による異常気象が多数報告されている。

そして今後想定される更に深刻な問題は、食料生産マップの変更である。

干ばつや豪雨による被害、砂漠化や高温化による作物の不作、海水温の上昇により海の絶妙な生態系のバランスが崩れることによる漁獲量の激減等々、今後大規模な食糧の供給不足が懸念される。

この本が出版されてから既に約半世紀になるが、この本により提起された問題に人類の英知はなんら解決策を見出していない。

結論として、「成長の限界 」により提起された問題、これらは全て「産業革命」に起因している。人類は「産業革命」という「パンドラの箱」を開けたことにより、取返しのつかない事態を招いているということである。

「産業革命」により人類は快適性、利便性を享受してきた。しかし、それと引き換えに破局への道を突き進んでいたのである。「産業革命」の到来により、地球の営みが長年の年月を経て蓄えてきた化石燃料や鉱物資源の大量消費の時代に突入し、大きな戦争による人口の増減はあったものの産業革命以前のような飢餓の不安もなくなり安定して食物供給できるようになり、人口も急激に増加してきた。

これらの問題が「産業革命」に起因している以上、この問題を解決するには「産業革命」以前の暮らしに戻るしかないのだが、高度に発達した現代社会に於いて、それは不可能である。
もし仮に多くの人がこうした暮らしを志向すれば、今の経済システムは崩壊し、企業は倒産し、失業者が巷にあふれ、大恐慌を引き起こすことは明白である。仮に全てがうまくいったとしても自給自足に近い当時の生活様式で70億の人口を養うことは不可能である。

旧人類が登場してから今日まで約40万年、ギリシャのアテネに民主主義が成立してから約2800年、一方「産業革命」が18世紀後半にイギリスで起こってから約250年。人類の長い歴史におけるこのわずか250年の間に人類を取り巻く環境は大きく変わってしまった。138億年の宇宙の歴史を考えるとこの250年はほんの一瞬にも満たない時間である。いかなる文明も高度に発達すれば、その文明を長期にわたって維持することは出来ないということをこの本は著している。

⇒地球温暖化が加速を続け、地球環境は極めて深刻な状況にある。今、如何なる行動をとるべきかについては、「+6℃地球温暖化最悪のシナリオ」のレビューを読まれたい。

今地球は地球温暖化に匹敵する環境問題に直面している。

日々家庭から、企業から、あるいはインフラの解体で大量のごみが排出されている。地上だけでなく海ではマイクロプラスチックをはじめとするごみによる海洋汚染で海の生態系は深刻なダメージを受けている。
地球だけでなく地球の周囲の宇宙空間にも使用済みの衛星の破片が猛スピードで飛び回っている。このまま大量のごみの排出が続けば将来地球はごみに溢れた惑星になる。

さらには原発より出される処分できない大量の放射性廃棄物がある(主な成分は原子爆弾と同じプルトニウム)。これらの廃棄物と大量の核兵器は後世への負の遺産である。
ごみの排出を抑えることは資源の温存にも繋がる。またごみを処理する際には大量の二酸化炭素が発生する。さらには不要な食品の消費(食品ロス)を抑えることは、将来地球温暖化の進行により食物の供給不足が生じたとき、より多くの人に食物が行き渡る行為にも繋がる。

地球を取り巻く環境は大きく変わってしまったが、少しでも美しい環境を後世に残すためにもごみの排出を抑えるべきである。ごみの削減なくして持続可能な社会はあり得ない。

地球上に存在した生物で地球環境を変えたのは人類だけである。

IEA(国際エネルギー機関)による2030年のエネルギー需要予測によると、化石燃料が依然として総エネルギー需要の90パーセントを占めると予測している。

地球温暖化については、更なる懸念材料がある。地球温暖化の進行に伴う負の連鎖である。
今北極圏ツンドラ地帯の永久凍土が溶け出し、二酸化炭素より遥に温室効果の高いメタンガスが噴出している。更に毎年地球上の数百か所で自然発火による森林火災が発生し、大量の二酸化炭素が放出されている。今後こうした現象により、地球温暖化の進行が加速することが予想される。

また、今後夏季に急増が想定される熱中症について、救急体制の確立、入院病棟の拡充等の早急な対策が求められる。他の事象についても同様だが、地球温暖化の進行と予想される被害については最悪のシナリオを想定し対策するべきである。そうすればより深刻な事態は回避することができるであろう。

太陽などの自然エネルギーを使う再生可能エネルギーは廃棄物を出さない地球環境に優しい発電である。また太陽は地球上の全ての生物の生命の根源でもある。しかし天候や日照時間等により発電力が大きく左右されるので、需要に応じて発電力をコントロールできる火力発電や原子力発電と異なり、主力電源とするには課題が多い。また各所に点在する発電設備からの電力供給(分散型エネルギー供給)は、集中的に発電して大きな送電網で供給する従来の電力供給(集中型エネルギー供給)と異なり、再生可能エネルギーの占める割合が増えると電力供給が不安定になり、ブラックアウト(発送電システムの崩壊)の危険性が避けられない。

こうした状況から地球温暖化対策の最後の切り札として原発が残る。但し将来の資源の枯渇を考える時、核燃料サイクルの確立が不可欠である。核燃料サイクルが稼働すれば使用済み核燃料を長期にわたり再利用が可能となる。

現在、日本はほぼ全ての燃料を海外からの輸入に頼っているが、国内に大量の使用済核燃料を保有しており、核燃料サイクルが実現すれば、再生可能エネルギーと合わせてエネルギーについては持続可能な社会が実現する。更に電気自動車や燃料電池車が普及すれば、ほとんど全ての燃料を国内で供給できる。

原発の運用にあたってはまず安全ありきであり、想定外を考慮したうえで安全対策に万全を期し、40年を越える老朽化した初期の原発は廃炉とし、より安全で効率の良い原発を建造すべきである(原発は第4世代を迎え、安全性は初期のものに比べて格段に向上している)。また日本列島は複数のプレート上にあり、地殻変動が極めて多い島国である。地震や津波に対する安全基準については十分考慮する必要がある。福島第一原発の二の舞は許されない。

そして節電、省エネや公共交通機関の利用は個人のレベルで可能な重要な温暖化対策である。

地球温暖化の進行をどこまで抑えられるかは、今後の対策のスピードにかかっている。それも世界各国が協調して対策する必要がある。

地球温暖化について世界を俯瞰したとき、資源エネルギー庁発行の資料(日本のエネルギー2017 http://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/)の『発電電力量に占める再生可能エネルギー比率の比較』を見れば分るように、日本の地球温暖化に対する取り組み(水力、再エネ、原子力の合計)は主要国のなかでは最低である。

特に注目すべきはフランスで、化石燃料(石炭、天然ガス、石油その他の合計)による発電は僅か6.3%にすぎず(日本は83%)、ほぼ脱炭素化を実現している。内訳の77.6%は原子力によるものである。

一方ドイツは福島第一原発事故の3日後に脱原発を決め、2022年までに全ての原発を停止し、再生可能エネルギーへの転換を標榜している。然るに現実は再生可能エネルギーの比率が27.7%にとどまり、代わりに最も効率の悪い、つまり大量の二酸化炭素を排出する石炭による発電が44.3%と総発電量の半分近くを占めている。更にはフランスから電力の供給を受けている。

また『発電電力量に占める再生可能エネルギー比率の比較』を見れば分る通り、石油はほとんど発電には使用されない。石油の大半は輸送手段に使用され、電力発電に匹敵する二酸化炭素の大量の排出源となっている。こうした状況からも電気自動車や燃料電池車の普及が急がれる。同時に普及を促進するためにもインフラの整備を早急に進めることが必要である。また、鉄道による物流を促進すべきである。

更に世界の二酸化炭素排出量(JCCCA資料2014年http://www.jccca.org/chart/chart03_01.html)では、中国(28.3%)、アメリカ(15.8%)、インド(6.2%)の3か国の合計で世界の総排出量の5割を超えている。特に中国やインドは今後二酸化炭素排出量の更なる増加が見込まれる。地球温暖化の進行はこれらの国の二酸化炭素排出量がどれだけ抑えられるかにかかっている。

中国では、国のエネルギー政策として着々と原子力発電所の建造を進めている。過去の環境汚染による経験が生きているものと思われる。電気自動車の分野でも世界に先行している。

一方、自国の経済を最優先とするアメリカのトランプ政権は先に自国に不利益だとしてパリ協定からの離脱を表明している。
アメリカでは東芝の原子力産業からの撤退でも明らかなように、福島第一原発の事故以降原発の廃炉が進んでいる。これは米原子力規制委員会による安全対策の強化によるものと、国のエネルギー政策が政府により決定される日本と異なり、発電が民間業者の自由競争に任されているため、シェール革命により天然ガス生産世界一となったコストの安い天然ガスによる発電が急速に伸びており、今後もこの傾向が続くものと思われる。また世界最大の自動車大国であり、オイルメジャーをはじめ、新興のシェールオイルなどの化石燃料関連産業に従事する者が多く、この問題を難しくしている。そして最大の問題は、地球温暖化が多くのアメリカ人に認知されていないという現実である。

⇒この辺の事情については「ケネディとユダヤの秘密戦争」のレビューを読まれたい。

そしてインドについては今後の国際協力でクリーンな発電システムを建造していく必要がある。

現状では多くの国でコストの安い石炭や天然ガスによる発電にたよっている。一方原発については、福島第一原発の事故以来その安全性に慎重な姿勢が続いている。こうした状況を鑑み、東日本大震災の被災国である日本が早期に世界に向けて脱原発の撤回を宣言し、より安全な原発の新造に早急に着手するべきである。

下記IPCCの文書にもある通り二酸化炭素の急激な排出削減は厳しく、排出削減に向けたハードルは相当高い。二酸化炭素の排出量をゼロにしても、既に放出された二酸化炭素が空気中に留まるので気温は上昇し続けるが、気温の上昇率は抑えられる。また対策が早ければ早いほど効果は高い。気温の上昇を止めるには大規模な植林をする等により大気中の二酸化炭素を減らす必要がある。現在大気中の二酸化炭素を減らす技術あるいは温暖化を防ぐ技術(ジオエンジニアリング)は確立していないので、出来るだけ早く二酸化炭素の排出量を抑えることが重要である。

京都議定書が採択されて(1997年12月)から20年余経過しているが、この間ほとんど真摯な地球温暖化対策が打たれていない。今後の10年は人類にとって貴重な10年になる可能性が高く、今後10年の世界の動向で人類の未来が決まると言っても過言ではない。

(関連情報)

2018年7月27日 IPCCが1.5℃報告書のドラフトを政府関係者に照会

2018年6月27日に環境専門情報サイトが報じたところによると、国連気候変動政府間パネル(IPCC)は2018年10月に公表予定の報告書ドラフトを意見照会のため、政府関係者に配布した。
COP21で採択されたパリ協定では2℃目標に加えて、1.5℃以内に気温上昇を抑える努力を行うことが目標とされたため、IPCCに対して1.5℃に抑える場合の排出削減量や対策コストなどの検討が依頼されている。
現在各国が設定している削減目標では、気温上昇は3℃以上に達することが試算されているため、1.5℃以内とするためには、直ちに急激な排出削減が必要となり、IPCCでも達成可能か否かは簡単に答えることができない(no simple answer)とされ、計算上は、2℃目標の3~4倍のコストがかかることになる。
エネルギー関係では2050年に世界の電気事業からの排出量をほぼゼロとする必要があるなど、達成に向けたハードルは相当高い。
現在のドラフトは政府関係者の意見を踏まえて修正し、10月に報告書として公表されるが、今後の排出削減目標の深堀を主張する国もあり、12月に開催されるCOP24以降の国際交渉への影響が注目される。(電気事業連絡会資料より)

Our problems are man-made; therefore they can be solved by man. Man’s reason and spirit have often solved the seemingly unsolvable. I believe they can do it again.
John F Kennedy

私たちが抱える問題は、私たち人間が生み出したものです。従って私たち人間はそれを解決できるのです。人間の理性と精神は解決不可能と思われることをしばしば解決してきた。これからもそうできると私は信じる。
ジョン F ケネディ

Our most basic common link is that we all inhabit this planet. We all breathe the same air. We all cherish our children’s future.
John F Kennedy

私たちの最も基本的なつながりは、私たちは皆この惑星に住んでいるということです。私たちは皆同じ空気を吸っているのです。私たちは皆子供たちの未来を慈しんでいるのです。
ジョン F ケネディ

 

昔はこういう問題は一部のエリートだけの関心事だったが、最近はTEDのプレゼンテーションや先進国の低成長が明らかになるにつれ、一般の人にも身近に感じられるようになった。成長の限界は過去のやり方の延長線上には未来がないという意味で、やり方を変えればまだまだ可能性も未来もあると思う。

 

 


丸刈り虐待の長女 義父に「何度も暴力を受けた 逆らうと殴られた」 母親は「そばで見ていた」と説明

2020年09月17日 15時11分36秒 | 事件・事故

9/17(木) 12:00配信

小学6年生の長女の頭を丸刈りにしたなどとして、暴行・傷害の疑いで義理の父親が逮捕された事件で、長女は「何度も暴力を受けた」と話していることが分かった。

 神戸市垂水区の塗装業笹谷正夫容疑者(34)は先月、自宅で小学6年生の長女(11)の頭をバリカンで丸刈りにした上、顔を蹴り、眼の下を骨折させるなどの重傷を負わせた疑いが持たれている。

 警察によると、長女の両腕などには複数のあざがあり「これまでに何度も暴力を受けていて、逆らうと殴られた」と話していることが分かった。

 また、長女の母親は「そばで見ていた」と説明しているという。

 母親は、4年前に笹谷容疑者と再婚し、他にも2人の子どもがいるが、ケガの跡はなく、警察は、長女への日常的な虐待があったとみて、母親からも事情を聴いている。

【関連記事】


わいせつ教員、再登用歯止め 処分歴閲覧、3年→40年に延長

2020年09月17日 12時54分21秒 | 事件・事故

毎日新聞2020年9月16日 東京朝刊

文部科学省は15日、都道府県や政令市の教育委員会が全国の教員の懲戒免職処分歴を閲覧できるシステムを見直し、閲覧期間を現行の3年から40年に延ばすと発表した。わいせつ行為などで懲戒免職となった教員がそれを隠して採用されることを防ぐのが狙い。11月に閲覧情報を過去5年分に拡大し、来年2月から本格運用する。

 教員免許を失効した教員名や失効理由は官報に掲載される。文科省は2018年度から過去3年分の情報を検索できるシステムを都道府県教委などに提供してきたが、これでは各教委が古い処分歴に気づかない可能性がある。わいせつ行為による処分歴を隠して採用され再犯するケースも出ており、さかのぼれる期間を大幅に延長することにした。

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わいせつ教員「原則免職」 全都道府県教委が規定整備 
文科省、処分の徹底要求

2020/9/16 9:35

文部科学省は16日までに、全ての都道府県と政令指定都市の教育委員会が今月中に、児童生徒にわいせつ行為をした教員を原則として懲戒免職にする規定の整備を終える見通しになったと明らかにした。わいせつ行為などで教員免許を失効したことを確認できる期間を40年に延長し、教委には処分や刑事告発の徹底、採用時の厳格なチェックを求めている。

文科省はわいせつ行為などで教員免許を失効したことを確認できる期間を40年に延長する

2018年度にわいせつや性的言動で処分された教員は過去最多の282人。文科省は04年以降、原則懲戒免職にするよう繰り返し通知し、規定に明記することも求めてきた。

懲戒免職になれば教員免許を失効し、官報に名前や生年月日などが掲載される。文科省は18年度以降、「官報情報検索ツール」と呼ばれる官報の失効歴をまとめたシステムを教委や学校法人に提供。これまでは直近3年分しか確認できなかったが、刑法上の有期刑の上限が30年で、刑を終えた10年後に前科とみなされなくなることを踏まえ、確認期間を40年に延ばすことにした。

今年7月時点で教委や学校法人など計831団体がシステムを利用。個人情報の漏洩を防ぐため、利用の際は厳重な管理を求めている。〔共同〕