高濃度の柿渋、新型コロナ感染抑える効果 食品化に期待

2020年09月18日 11時18分25秒 | 医科・歯科・介護

9/16(水) 11:14配信

朝日新聞デジタル

柿の実に含まれる渋みの成分「柿渋」(柿タンニン)に、新型コロナウイルスの感染を抑える力がある。

そんな研究成果を奈良県立医科大学(橿原市)が15日、発表した。果実よりも高濃度の柿渋が必要で、今後は感染予防に効果のあるアメやラムネなどの食品化をともに進める企業を公募するという。ヒトでの臨床実験はまだ行われていない。

 柿渋は柿の実の黒い点々に含まれていて、防腐剤や染め物などに用いられている。新型コロナウイルスへの有効性について、同大の伊藤利洋教授(免疫学)と矢野寿一教授(微生物感染症学)のグループが実験で確認した。

 実験は、唾液(だえき)などを使って口内や体内を再現した液中に、新型コロナウイルスだけを入れたものと、ウイルスと柿渋を入れたものを混ぜるなどして比較した。

 柿渋を入れた液中では、感染力を持つウイルスの数は1万分の1以下に減り、柿渋が新型コロナウイルスに有効と言える結果が出たという。また、柿渋の濃度を一定程度より薄めると、効果はなくなるという。

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ドーム初G倒に矢野監督は「まだ一矢報いただけ」…ゲーム差「10.5」を追う阪神は残り45試合をどう戦うべきか?

2020年09月18日 11時16分36秒 | 野球

9/18(金) 6:45配信

THE PAGE

エース西が巨人打線を4安打完封。2試合連続の完封勝利で一矢報いた。(資料写真・黒田史夫)

阪神は17日、東京ドームで行われた巨人戦で近本光司の2本塁打を含む14安打11得点を奪う猛攻を見せて11ー0で圧勝。今季の東京ドームでの対巨人戦の連敗を8でストップし、先発の西勇輝は、自身5連勝で2試合連続の完封勝利をマークした。巨人にマジックが点灯、ゲーム差が依然「10.5」ある中で阪神は残り45試合をどう戦うかを問われることになりそうだ。

巨人のミスを突く
 やっと一矢報いた。だが、矢野監督は「まだ一矢報いただけ」と言った。そのコメントは正しい。3連勝を目論んで乗り込んだ東京ドームで巨人にマジックが点灯、負け越してゲーム差が「10.5」と広がっては、一矢報いた「だけ」である。

 しかも、巨人は2試合続けて体調不良の坂本、岡本に休養を取らせた”飛車角抜き”の1軍半の打線。
 阪神は9回二死満塁から途中出場の荒木が三塁ファウルフライに倒れたが、3番手、田中豊の球数が50球を超えようとしていたため、巨人のブルペンでは野手の増田大が準備をしていた。もし荒木がつないでいれば、8月6日の甲子園での巨人戦に続き、また「野手の敗戦処理登板」に話題を持っていかれるところだった。
 それでも阪神には巨人に対抗できる戦力があり、”野球のやり方”次第では、ポテンシャルが残されていることは示す圧勝劇となった。

 東京ドームでの鬱憤を晴らす猛攻は近本の一撃から始まった。15日に開幕11連勝の“無双”菅野智之に2打席連続アーチを浴びせた近本は、巨人の先発、サンチェスの初球の150キロのストレートが真ん中高めに甘く入ってくるのを見逃さなかった。ライトスタンドへ飛び込む先制アーチ。近本は、6回にも2番手の桜井から7号をソロを放ち、この巨人3連戦で4本塁打の大当たりである。
 さらにサンチェスの制球が定まらない不安定な立ち上がりをつかまえ二死満塁から陽川が押し出し四球を選んだ。だが、続く木浪のセカンド、若林へのゴロで一塁走者の陽川が守備妨害を取られた。若林がうまくグラブを陽川の体に絡めた“技あり”の守備妨害である。阪神は、相変わらずの“際のプレー”の弱さを露呈して嫌なムードが漂ったが、二回にも二死から糸原、サンズ、大山の3連打で3点を加え、この日ばかりは流れを渡さなかった。

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「妻の命はもうない」夫は涙 福岡の女性殺害事件

2020年09月18日 11時08分47秒 | 事件・事故

9/18(金) 9:34配信

西日本新聞

記者会見で被害女性の夫は「同じような事件が二度と起きないようにと切に願う」と話した=17日、福岡市

 福岡県粕屋町で昨年7月、会社員の女性=当時(38)=を殺害したとして、殺人や死体遺棄、窃盗などの罪に問われた住所不定、無職古賀哲也被告(36)の裁判員裁判で、福岡地裁は17日、「再犯が強く懸念され、終生その罪を償わせるのが相当」とし、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 判決理由で岡崎忠之裁判長は、被告は乱暴目的で女性を物色し、現場を通りかかった被害者を狙ったと説明。逃げようとした被害者の首を2度絞めたなどとして「執拗(しつよう)に攻撃し、残忍で危険性が高く、身勝手極まりない犯行」と非難した。

 弁護側は被告が性依存症で、治療の継続で更生が可能と主張していた。岡崎裁判長は、被告が性犯罪事件での出所後約2年で今回の事件を起こしたことから常習性を認め、「治療に強制力はなく本人の意欲だけが頼り。家族などの支援が続くか疑問」と指摘した。

 岡崎裁判長は「被害者に思いを致し、どうすればよいのか真剣に考えてほしい」と説諭した。

 判決によると、古賀被告は昨年7月6日夜、粕屋町仲原で、殺意を持って、自転車で帰宅中だった女性の首を絞めて窒息死させ、川に投げて遺棄、財布などを持ち去った。

(木村知寛)

「妻の命はもうない。もう生きることができない」
 「妻の命はもうない。もう生きることができない」。会社員の女性を殺害したとして殺人罪などに問われた古賀哲也被告の判決公判後、女性の夫(47)が記者会見し、心情を述べた。

 「今日、判決が出るからね。あと少し勇気をくれ」。同日朝、事件現場に花を手向け、そう妻に話し掛けたという。事件から約1年2カ月。自身も中学生の長男も「ぽっかり心に穴があき、つらい日々を過ごしている」と振り返った。

 「被告人を無期懲役に処する」。裁判長の声を聞きながら、妻の顔が浮かんだ。「被告はもう社会に出ることはないかもしれないが、生きることはできる」。事件の凶悪性と、奪われた命の重さは裁判員にも伝わったと感じている。

 でも、妻の無念さを思うと、涙がこぼれた。「正直、自分の中ではまだ、被告に死刑を望んでいる」。せめて、同じような事件が二度と起きないようにと切に願う。

 裁判員を務めた女性2人も判決後に記者会見した。40代の女性は「被告にはまず、自分の罪にしっかり向き合って、一生かけて償ってほしい」と求めた。30代の女性は「今まで事件を人ごととして受け止めていたが、誰もが被害者になりうると感じた。同じような事件が再び起こらないよう社会で考えることがとても大事」と述べた。

(森亮輔)

 


山口元会長、マスク姿で前見つめ ジャパンライフ、何も答えず

2020年09月18日 11時03分16秒 | 事件・事故

9/18(金) 9:20配信

共同通信

詐欺の容疑で逮捕され、自宅から連行されるジャパンライフ元会長の山口隆祥容疑者(左)=18日午前7時29分、東京都文京区(画像の一部をモザイク加工しています)

 18日、預託商法を展開し破綻したジャパンライフの幹部らが詐欺容疑で逮捕された。元会長山口隆祥容疑者(78)はサングラスにマスク姿で自宅から姿を現した。終始真っすぐ前を見つめ、しっかりとした足取りで捜査車両へ。集まった報道陣の問い掛けには一切答えなかった。

東京都文京区の2階建てアパートにある山口容疑者の自宅には午前6時半ごろ、警視庁の捜査員が入った。同容疑者は約1時間後、グレーのジャケットを羽織り、捜査員に連れられて出てきた。

 元幹部の一人、松下正己容疑者は午前6時45分ごろ、複数の捜査員に囲まれ、愛知県半田市にある自宅マンションから出てきた。

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ジャパンライフの創業者らを詐欺容疑で逮捕へ 破綻隠し勧誘か 警視庁
9/18(金) 5:00配信

産経新聞

警視庁外観=東京都千代田区

 磁気治療器の預託商法などを展開し約2400億円の負債を抱え破綻した「ジャパンライフ」をめぐり、警視庁が詐欺容疑で、創業者の山口隆祥(たかよし)元会長(78)ら幹部10数人を18日にも逮捕する方針を固めたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。同社は、高齢者ら全国の約7千人から総額2千億円を集めたが勧誘商品の8割程度が実在しなかったとみられ、警視庁は全容解明を進める。

捜査関係者によると、山口元会長らは、同社が債務超過であることを知りながら、利息や元本を支払うなどと装い、顧客12人から計約8千万円を詐取するなどした疑いが持たれている。

 同社は昭和50年に健康器具の製造販売業者として設立し100万~600万円の磁気ネックレスなど高額商品を販売。商品を第3者に貸すオーナーになれば、年6%程度の配当が得られる「レンタルオーナー制度」の預託商法販売を展開した。だが、被害対策弁護団などによると、顧客に販売してレンタルされるはずの治療機器の8割程度は実在せず、集めた金を別の顧客の配当に充てる「自転車操業」に陥っていたという。

 消費者庁は平成28~29年、計4回にわたり一部業務停止命令を出しマルチ商法と認定。民間信用調査機関によると、29年3月末時点の負債総額は2405億円で、30年3月に東京地裁が破産手続きを開始した時点での保有資産は4億円ほどだった。被害は23年、和牛商法をめぐり破綻した安愚楽(あぐら)牧場の約4300億円に次ぐ規模とみられる。

 警視庁と5県警の合同捜査本部は31年4月、山口元会長らが債務超過の事実を隠し、東京都内の60代女性とレンタルオーナー制度契約を結んだとして、特定商取引法違反(事実の不告知)容疑で元会長宅など関係先を家宅捜索していた。

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救いのはずの交番が不在 そこで再びわいせつ被害

2020年09月18日 10時35分03秒 | 事件・事故

9/17(木) 18:55配信

男は交番の中でも女性に対してわいせつな行為を繰り返し、逃走しました。

 捜査関係者によりますと、16日未明、東京・葛飾区の路上で歩いていた20代の女性が自転車に乗っていた男に「可愛いね」などと声を掛けられ、体を触られました。女性は近くの南水元交番に駆け込みましたが、男は追い掛けてきて交番の中でさらにわいせつな行為を繰り返し、逃走したということです。

南水元交番は事件当時、夜間体制で警察官が不在になっていました。警視庁は「当時の状況については現在、確認中です」とコメントしています。

テレビ朝日

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路上で男に胸触られた20代女性、逃げ込んだ交番が警官不在でさらに被害受ける
9/18(金) 7:18配信

読売新聞オンライン
 16日未明、東京都葛飾区南水元の路上で、歩行者の20歳代女性が、若い男に胸などを触られた。女性は近くの警視庁亀有署南水元交番に逃げ込んだが、警察官は不在で、交番内でも体を触られたという。女性が抵抗したため男は逃走。女性にけがはなかった。警視庁は強制わいせつなどの容疑で逃げた男の行方を捜査するとともに、状況を調べている。

 捜査関係者によると、男は自転車に乗っており、「かわいいね」などと女性に声をかけたという。

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人工知能の最大の課題は「空気が読めない」こと

2020年09月18日 10時24分03秒 | 社会・文化・政治・経済

2020.02.01 ainow.ai

AIによるメリット・デメリットは?人工知能の問題点と解決策も紹介

最終更新日: 2020年5月1日

IoTという言葉が生まれ、どんどん身近になってきているAI(人工知能)。AIによって医療や教育、仕事はどのように変化していくのか?生活はどう変わるのか?など、関心を持っている方も多いのではないでしょうか。今回は、AIによるメリットとデメリットについて解説します。

AIとは一体何か?

そもそも、AIとは一体どのようなものなのでしょうか?メリットとデメリットについて知る前に、まずはAIについての知識を深めておきましょう。

AIとは?

AIとは、「Artificial Intelligence」(人工知能)の略称です。AIは人間が行っている行動の1部をソフトウェアによって再現することができるため、ビジネスにおいても日常生活においてもさまざまなタスクをこなせます。

 AI専門ニュースメディア AINOW

今さら聞けない「AI・人工知能」とは?

AI(人工知能)の話題が連日のようにニュースに登場するようになりました。富士キメラ総研による「2019 人工知能ビジネス調査」によると2018年度には5,301億円だったAIの市場規模は、2022年度には1兆20億円に拡大し、2030年には2兆1,286億円になると予想されています...
AIのできること、できないこと

人間の代わりに動いてくれるAIは非常に便利ですが、もちろん”できないこと”も存在します。できることの例としては、

音声認識(テキストの読み上げ、人の声を文字に起こす)
 AI専門ニュースメディア AINOW

精度は人間超え!AI音声認識の活用事例

AIが人の声を認識する「音声認識」の技術発展が進んでいます。この「音声認識」は、人が発した声をAIが分析することで、その内容を推測することができます。近年はこの音声認識を生かしたサービスが増加しており、仕事から日常まであらゆる面で活用することができま...
画像認識(画像に何が映っているか認識できる)
 AI専門ニュースメディア AINOW

画像認識とはー機能・事例・AIとの関係・注目の背景・導入方法など

AIの典型的な活用分野の一つに画像認識があります。画像認識ではその名の通り、画像からパターンを認識して「何が映っているか」を特定することができます。ディープラーニングと呼ばれる手法により飛躍的な精度の向上に成功しました。それでは具体的に、画像認識で...
自然言語処理(言語を理解し、文章を作ることができる)
 AI専門ニュースメディア AINOW

今さら聞けない「自然言語処理(NLP)」とは?

こんにちは、ぱるです。

みなさんの中で、「自然言語処理って何?」という質問に自信を持って答えられる人はどれくらいいるでしょうか?よくわからないけど、つまり言語に関連したAIでしょ?なんて思っている方も多いのではないでしょうか。もし、自然言語処理という...
の3つが主に挙げられます。

一方で”できないこと”は、

ゼロイチで何かを作る
人の感情を理解する
などです。新しいものを作り出す創造性は人間独自のものということになります。

また、人の感情を察し、理解することが求めらるマネジメント業務や、保育士などの仕事はAIに任せることができません。

身近な生活にあるAIの例

私たちが普段何気なく生活している中に、AIが潜んでいるということは知っていますか?

例えばiPhoneやiPadの「Siri」は、AIの音声認識を利用した機能です。携帯やパソコンで文字を打つ時に出てくる予測変換は言語処理能力、かわいく撮れるカメラアプリは画像認識能力…など、便利な生活の裏にはAIが関わっているものです。

AIはどこで使われているのか?

日常生活だけではなく、仕事にも導入されているのがAIです。企業・医療・教育の現場で、業務を効率化するためにAIが使われています。

AIのメリット4つと具体例

AIへの知識が深まったところで、AIのメリットについて深堀していきましょう。実際にどのような使われ方をしているのか、どのように役立っているのかの具体例と一緒に紹介します。

1. 業務の効率化

AIは、企業・医療・教育における単純作業を人間の代わりに行ってくれます。

企業であれば、ルーティーン化している作業をAIに任せることで業務の効率化が図れます。

医療においては、CT・MRI画像などからAIが病状を診断することで診断時間を約80%削減できます。AIは人間の脳では記憶しきれない量のデータを持っているため、さまざまな病気について学習し、診断できるのです。

教育においては、テスト採点の自動化・生徒に合った学習の最適化などにAIが役立っています。テスト採点のように細かい作業が減ることで業務の効率化ができるというのは、企業の業務効率化と同じですね。

2. 労働不足の解消

2つ目のAIのメリットは、労働不足の解消です。日本は高齢化社会ということもあり、労働者人口が年々減っていっています。そこで活躍するのがAIです。

コンビニやアパレルショップなど、さまざまなお店で無人化が行われています。まだAIによる無人店舗は多い訳ではありませんが、今後増えていくと考えられます。

 AI専門ニュースメディア AINOW

レジがない未来のコンビニ「Amazon Go」ついにオープン! 現地からレポート!

Amazon Goとは?アメリカシアトルカラコンニチハ!現地リポーターのサノデス!みなさんAmazon Goって知っていますか?簡単にいうと、タイトルにも書いたように、レジのないコンビニのことです。「えっ、万引きできるじゃん」とか考えちゃいけませんよ。Amazonの技術...
3. データの分析・予測

3つ目のAIのメリットは、データの分析・予測です。

医療現場に導入されている例と同様、AIは膨大な量のデータを集めて分析したり予測したりすることに長けています。人間を上回るこの能力は、企業経営やマーケティングに役立ちます。

日本コカ・コーラや、三重県のお土産品を販売する「ゑびや」などでは、AIのデータ分析によって売り上げを伸ばすことに成功しました。

4. 便利な生活が手に入る

前に具体例で挙げたように、iPhoneのSiriや予測変換、カメラアプリなど、私たちの生活はもはやAIとは切って離せないものとなってきています。

AmazonやYouTubeといった多くのユーザーを抱えるサービスも、過去の閲覧履歴から、ユーザに合った商品をおすすめとして提供しているのです。

近年では音声だけで操作できるスマートスピーカーも一般的になってきました。私たちの生活は、AIによってどんどん便利になっていくと言っても過言ではありません。

AIのデメリット3つと具体例

AIにはメリットがある一方で、どのようなデメリットがあるのでしょうか?続いては、AIのデメリットを3つ紹介します。

1. 責任の所在

AIのデメリットの1つとして、責任の所在が分からないということがあります。

例えば自動運転の車が事故を起こしてしまったときは、車に乗っていた人に責任があるのでしょうか?それとも、車を作った会社や工場に責任があるのでしょうか?

これらは法律で定められていないため、AIを導入する前にリスクとして知っておいた方がいいでしょう。

2. 思考のプロセスが見えない

AIには「ブラックボックス問題」というものが存在します。「ブラックボックス問題」とは、AIの考えのプロセスが見えないという問題のことです。

2016年にAIがプロの囲碁棋士に勝った事例が有名になりましたが、思考のプロセスが見えないため、どうしてAIがプロに勝つことができたのかは誰も知りません。

3. 雇用が減る

AIの技術が進歩していくことで、レジ係や事務員などの仕事は人間がやらなくても良いことになります。企業の中でも単純作業はAIが担っていくことになり、人員削減に繋がるだろうと考えられます。

スポーツの審判や電話オペレーター、ホテルの受付係などで雇用が減るという事象は起こるものです。AIに代替されないよう、専門性のあるよりクリエイティブな能力を身に着けておくと良いでしょう。

AIのデメリット・問題点の解決策

AIにはメリットがある一方、デメリットもあるということがここまでで分かりました。

それでは、デメリットに対する解決策はあるのでしょうか?ここからは、AIのデメリット・問題点の解決策を紹介していきます。

AIが行ったことに対する責任はAIの所持者にある

AIのデメリットとして、「責任の所在が分からない」ということを挙げました。こちらに関しては、「基本的にAIが行ったことに対する責任はAIの所持者にある」という答えがあります。

雇用が減ることにはメリットもある

単純作業はAIが代替していくため、雇用が減ってしまうというデメリットもありました。こちらに関しては、考え方を変えればいくらでもメリットになり得ます。

今まで人間が行っていた単純作業をAIが行うことにより、人間はよりクリエイティブな仕事に専念することができるからです。労働時間が減るということもメリットとして考えられます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、AIについての基礎知識とAIのメリット・デメリットについて解説しました。

AIと上手く付き合っていくことで生活は豊かになり、仕事は効率的になっていきます。AI導入によるメリットとデメリットを把握した上で、適切に活用していきましょう。

ゆりなっぱゆりなっぱ
AIとRPAについて勉強中です!がんばります。

 


東村山「少女狩り」事件 尾行し強制わいせつを繰り返したロリコン男の犯行がエスカレートした理由

2020年09月18日 10時19分11秒 | 事件・事故

9/18(金) 6:01配信

文春オンライン

水と安全はただ、という時代は少なくとも日本に住む子供にとってはとっくに終わってしまったのかもしれない。東京・東村山で1月から6月にかけて、帰宅途中の10代前半の少女に無理矢理わいせつ行為を繰り返していた男が警視庁捜査1課に逮捕された。親がその場にいて助かった事例もあるが、本人は黙秘に転じており、今後、埋もれた余罪が明らかになる可能性もある。

【画像】少女が家に入ってカギをかけるまでの一瞬に……

学校の始業式にあわせて行動開始
 警視庁捜査1課に強制性交致傷容疑などで逮捕されたのは、東村山市本町に住む無職、池川翔悟被告(31)。学校などから帰宅途中の少女を尾行し、自宅を特定して暴力を振るってわいせつ行為に及ぶ、という卑劣な犯行を繰り返していた疑いがある。

 その執拗さは異常以外の何物でもない。

 池川容疑者が今年に入って犯行を始めたのは1月6日。学校が3学期の始業式を迎え、街中に少女があふれ始めるその日にあわせて行動を開始したとみられる。

少女に「こんなことしたらばれるよ」と言われ……
 手口は乱暴だ。学校近くを自転車でうろつき、目当ての少女が出てきたところから尾行し、帰宅途中にわいせつ行為に及ぶというものだ。

 1月6日夕に犯行に及んだ際は10代前半の少女の首を後ろから掴んで押し倒し、「服を脱げ」と命令しながら少女の体をまさぐったが、「こんなことしたらばれるよ」と言われて逃走したという。

 たしかに周囲に防犯カメラはあり、池川容疑者の姿も映っていた。だが、少女の予言とは裏腹に、池川容疑者がすぐ捕まることはなかった。

 後に「子供の体が好きだった」と捜査1課の取調官に打ち明けた池川容疑者だが、警察の手が迫ってこないことに気をよくしたのか、逃走劇の後にその暗い性衝動を抑えるどころか、新たな犯行に及び始めた。

エスカレートした犯行手口
 池川容疑者が犯行をエスカレートさせ始めたのは6月ごろ。折しも新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が明けてまだひと月も経たないころで、感染者数の多い都内では、人通りも例年より少なく、普段よりも監視の目が少ない時期だった。

 犯行の手口も洗練を重ねていた。1月の時点では路上で犯行に及ぼうとしていた池川容疑者だが、遅くとも6月以降は大胆にも少女の自宅で犯行に及ぶ作戦に切り替えたとみられる。

少女が自宅に入るまで待ってから…
 自転車で少女を尾行するところまでは同じだが、少女が自宅に入るまで待つことにしたのだ。少女が家のカギを開けて入り、中からカギを閉める前のわずかな時間を狙ってドアを開け、自宅のなかで暴行してわいせつ行為をしようとするようになった。家の中に家族さえいなければ、周囲には見られず、音は漏れない、というわけだ。

 6月10日には学校から帰宅途中だった10代前半の少女を自宅のアパートまで尾行。少女が玄関のカギを開けようとしたところ、池川容疑者は少女の腕を掴んで「静かにしろ」と脅迫したという。母親が自宅にいたため、わいせつ行為をする前に逃げたが、度重なる犯行にもかかわらず、逮捕を免れたことに気をよくしたのか、翌日以降も池川容疑者は「少女狩り」に繰り出している。

 11日には別の10代前半の少女の後を付け、今度は首を絞めて脅迫。少女が大声を上げたため、再び逃走したが、さらにその次の日の12日にも、同じ少女の自宅周辺を訪れていたことが防犯カメラで確認されている。

「うっぷんを晴らそうと思った」
 防犯カメラの映像などで、7月に入ってようやく、捜査1課は池川容疑者を特定して逮捕した。だが、被害に遭った時点で親がいなかったり、声を上げられなかったりすれば犯行は未遂に終わらない。少女たちが親や警察にすべてを報告しているとは限らず、今後も余罪が増える可能性があるのだ。

 逮捕当初は「イライラしてうっぷんを晴らそうと思った」などと容疑を認めていた池川容疑者。逮捕が重なるにつれ口は重たくなり、いまは黙秘しているという。何を秘しての黙秘なのか。捜査1課は池川容疑者の余罪についても、引き続き捜査を続けている。

末家 覚三/Webオリジナル(特集班)

 

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クオリアと人工意識

2020年09月18日 09時54分13秒 | 事件・事故
クオリアと人工意識

内容(「BOOK」データベースより)

「意識」は「コピー」できるか? 人工知能に「意識」は生まれるか? 茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、 16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!
人工知能の研究の進展が目覚ましい。 だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。 人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。 そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。
人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。 人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか? 人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。

著者について

茂木 健一郎
1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして「意識」を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞を、’09年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。
 
 
 
人工知能(AI)を主な題材として、人間の「意識」や「知性」の本質を考察している本。

本書には抽象的な概念が多く登場し、それらを説明するための具体例も必要最少限にとどめられている。良く言えば「無駄な記述がほんどとない本」だが、脳科学や人工知能に関して予備知識がほとんどない読者にとっては「説明不足で難解」と感じられるのではないか。ほとんどすべてのページに複数の専門用語や(英訳つきの)キーワードが頻出する高密度な文章が連続するため、(速読ではなく)熟読を要した。茂木氏の知識は広範囲に及んでおり、芸術、哲学、文学、心理学などに関する言葉も登場する。一章づつ、別々の本として出版してもよかったのではないか。

クオリアや意識の起源は謎であり、現代の最先端の科学ですら歯が立たない。そのため、本書にその「答え」は(もちろん)ない。また、本書を読んだからといって、次の日からバリバリ仕事や勉強ができるようになるわけでもない。本書を楽しめる人は、おそらく「意識とは何か」、「知性とは何か」、あるいは「人間とは何か」といった本質的な問いに正面から向き合いたい、という哲学肌のタイプだろう。

茂木氏の考え方に特徴的なのは、「人の意識や知性は、<一度きりの命をもつ身体>と不可分である」と考えている点だと感じた。この点で、茂木氏は「人の意識はAIで作れる」とナイーブに考えている(ように見える)人工知能研究者たちとは異なる。私は本書から、「デリケートな体をもち、一度きりの人生を送る、私たちすべての人間」に対する、茂木健一郎の優しくて温かい視線を感じた。
 
 
もう少し、深く丁寧な議論が欲しかった。

渡辺正峰氏の『脳の意識 機械の意識』において、意識が発生するカラクリとクオリアについての仮説はこうだ。

意識の担い手は、神経アルゴリズム、つまり計算手順である。クオリアはそこに勝手に生じる。(なぜクオリアが生じるかは原理的に説明できない)

そして、ここでいう神経アルゴリズムとは、従来の科学の概念で組み立てられたアイデアだ。

一方、本書での茂木はそれを否定するだろう。意識は、従来の科学における「計算」や「モデル」の概念では説明できない、と。

こうした点の相違が分かるような深くわかりやすい説明が欲しかった。やや説明不足な箇所がある。
 
 
あとがきでも触れられてるように、本書の核心はベルクソンの「純粋記憶」の解釈とエピローグで明かされる、理性的な人ほど驚くであろう、意識の在り方の論路的帰結だろう。この部分に関しては、ぼくも大変刺激的だった。‬ ‪そして、著者自身も言っているが、一般向けということもあって、できる限り読みやすく書かれており、内容としても質が落ちていないので、こういう問題に関心がある人には格好の入門書になっていると思う。しかし、意地悪な言い方をすれば入門書止まりである事は否めない。なので著者には、思いきりハードでより詳細な、ある意味では一般の読者を無視するよう(想定しないよう)な本(それは日本語ではなく英語で書かれるかもしれないが)を今後は期待したい。
 
 
あとがきでも触れられてるように、本書の核心はベルクソンの「純粋記憶」の解釈とエピローグで明かされる、理性的な人ほど驚くであろう、意識の在り方の論路的帰結だろう。この部分に関しては、ぼくも大変刺激的だった。‬ ‪そして、著者自身も言っているが、一般向けということもあって、できる限り読みやすく書かれており、内容としても質が落ちていないので、こういう問題に関心がある人には格好の入門書になっていると思う。しかし、意地悪な言い方をすれば入門書止まりである事は否めない。なので著者には、思いきりハードでより詳細な、ある意味では一般の読者を無視するよう(想定しないよう)な本(それは日本語ではなく英語で書かれるかもしれないが)を今後は期待したい。
 
 
「現在の人工知能研究の延長上では、人間の脳に迫れない」と力説されても。。研究者は分かっていると思う。深層学習ベースのシステム研究は、単に工学的に使える代物で、特にある分野では有効だから。過去の人工知能研究(たとえば、M.ミンスキーの考え)に触れられていないのが残念。
 
 
私にはやはり難しい内容でしたが、時間をかけて何度も読むことで
新しい視点で観て・考えることを教えていただけました。
読むたびに新しい発見がある書籍だと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

不正出金「底なし」の様相 本人確認、甘さ露呈 岐路の金融デジタル戦略

2020年09月18日 09時54分13秒 | 事件・事故

9/18(金) 7:22配信

時事通信
 スマートフォンなどを使う電子決済サービスを通じた不正出金の広がりが底なしの様相だ。

NTTドコモの「ドコモ口座」で発覚した提携銀行からの預金流出の被害は他の決済事業者でも相次ぎ、銀行側と決済業者の双方で本人確認の甘さが露呈した。

セキュリティーを強化するまで入金を停止する銀行も続出。利用客の不安は高まる一方で、金融界のデジタル戦略は岐路に立たされた。

 「本人確認と取引の監視など(業界の枠を越えて)安心・安全を確保することが重要だ」。全国銀行協会の三毛兼承会長(三菱UFJ銀行頭取)は17日の定例記者会見で、銀行界を代表して預金者への謝罪を述べた上で、決済事業者とも協議しセキュリティーの強化を急ぐと強調した。

 17日午前0時時点で157件、計2760万円の不正出金を確認した「ドコモ口座」の場合、名義や暗証番号など銀行口座の情報を不正に入手した者が、本人になりすましてドコモ口座に利用登録。盗んだ情報で口座振替を設定して預金を引き出していた。ドコモ口座はメールアドレスによる簡便な登録で利用できたことが被害を拡大させた。

 一方、ソフトバンク系の「PayPay(ペイペイ)」も17日、今年1月以降にゆうちょ銀行や愛知銀行などで18件、計265万円の被害があったと発表した。ペイペイはより安全性が高いとされる携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)による本人確認を導入していた。しかし、不正に入手した携帯電話を使い本人確認の関門を突破されたもようで、容易には埋められない落とし穴が露呈した格好だ。

 被害を防ぐには銀行口座からの振り替え設定時に、ワンタイムパスワードなど口座名義人しか知り得ない情報を入力させるといった銀行側の対応も欠かせない。

 金融庁は15日夜にこうしたセキュリティー対策を導入していない場合は決済サービスへの入金を停止するよう要請。16、17両日だけで全国で地方銀行など40行以上が入金を止めた。 

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日本の地方議会-都市のジレンマ、消滅危機の町村

2020年09月18日 09時38分38秒 | 事件・事故

辻 陽 (著)

内容(「BOOK」データベースより)

最も身近な政治の舞台である地方議会。だが、平成の大合併により議員数は半減、政務活動費などをめぐる不祥事も続き、住民との距離は広がるばかりだ。都市部では、首長と対立すると「抵抗勢力」と批判され、反対に支持すれば単に「追認機関」とされる。一方、過疎地では議員のなり手さえ不足している。本書は地方議会の仕組みやカネ、選挙の実態、そして実は重い職責までを丁寧に描き、いま必要な改革を示す。

著者について

辻陽
1977年、大阪府生まれ。99年、京都大学法学部卒業。2001年、京都大学大学院法学研究科修士後期課程修了。03年、京都大学大学院法学研究科博士課程中退。京都大学博士(法学)。近畿大学法学部講師、同准教授を経て16年より同教授。著書に『戦後日本地方政治史論――二元代表制の立体的分析』(木鐸社、2015年、日本公共政策学会学会賞奨励賞)、『現代日本の政治――持続と変化』(共著、法律文化社、2016年)など。
 
 
 
筆者は『はじめに』で、一口に地方議会といっても、自治体によってその内容は様々であり、議会改革が進んだ自治体もあればそうでない自治体もあるが、それ以上に議会の特性を大きく左右するのは自治体の人口規模だとして人口規模の大小それぞれの議会の問題点を例示し、本書では、これまで人口規模の違いを考慮せず一括りにされてきた地方議会や地方議員について、大規模自治体のそれと小規模自治体のそれとを区別したうえで、「議会改革」を論ずることにしたいとしている。 

筆者はまず『第1章 強い首長、弱い議会』において、日本の地方の執政制度は、首長と地方議会議員のどちらをも住民の代表として選挙で選ぶ「二元代表制」を取ってはいるものの、実際には議会に対する首長の権限が非常に強く、議会の存在価値を低下させており、その身分やサポート体制においても、国会議員に比し弱いという根本的な問題点を明らかにしている。 

『第3章 議員の選挙ーなり手と制度』では、特に町村議会において、地方議員のなり手不足問題がますます深刻化しており、若い世代を直接代表する議員がほとんど存在せず、その結果、長く在籍する高齢議員に依存する状況になっているとしている。また、選挙制度の違いから、市町村議会には無所属議員が多く、市議会で63%、町村議会に至っては9割近くを占めており、その結果、有権者にとって各議員の政策や議案への賛否を把握することが困難になっているとする一方で、政党化が進んだ議会では、議会過半数を首長与党が占める「統一政府」ができれば議会は「追認」するだけの存在に、野党が占める「分割政府」ができれば議会は「抵抗勢力」のような存在に映るとして、それぞれに問題があるとしている。 

『第4章 議員とお金』では、議員定数について、議員定数を削減する風潮が強い現在では、「平均値」がじりじりと下がる傾向にあり、各自治体議会で再検討するたびに「縮小再生産」され、「平均値」をさらに下げるというスパイラルに陥っているとし、それが果たしてよいことかどうかについては検討の余地があろうとして、その理由を述べている。報酬については、小規模自治体においては他に職業をもっていないと生活できない状況にあるとし、それで議会・議員として求められる役割を果たせるのだろうかと疑問を呈しており、政務活動費についても、本来あるべき使途に使うという前提で同様だとし、どちらもより充実させる必要があるとしている。 

最終『第5章 議会改革の行方』では、地方議会自らによる内からの議会改革論、総務省の研究会がとりまとめた外からの議会改革論などを紹介し、双方の目指す方向性がずれていることを示したうえで、双方の方向性とも認めつつ、自治体の規模によって議会に求められる役割が異なるのならば、それにふさわしい多様な制度設計を認めることが望ましいとしている。 

たしかに、一口に地方議会・議員改革といっても、筆者が各章で述べていたように、大規模自治体と小規模自治体とでは、人口、財政規模、事務の所掌範囲、議員数、報酬、専業(専門職)か兼業(名誉職)か、なり手の多寡、議員のサポート体制など、議会改革を進めるための土台が大きく異なっており、それを十把一絡げにして特定の方向からのみ画一的に論じることに意味があるとも思えず、筆者の言うとおりだと思う。 
 
 
 
本書を読んで、国と地方の議会の本質的な違いがよくわかった。国の場合、議員内閣制、つまり国民から選ばれる議員の互選によって総理大臣が決まるのであり、議員が閣僚を兼務し、執行部局に入ることができる。一方、地方の場合、議員も首長も住民から選ばれる二元代表制であり、議会よりも首長の力が強い。また、予算の提案権は首長にしかなく、議員が執行部に入ることもできないので、議員は首長に「要望」を出して政策を実現するという弱い立場であるという。議員の存在感そのものが低く、また、報酬も低いためになり手不足の地方議会も多い、という。

 では、どうしたらいいのか。著者の結論は、画一的な制度から脱却した地方議会改革をすすめるべき、という結論である。たとえば、少数の専業的議員(報酬は高い)による「集中専門型」モデル、逆にすべて非専業の議員(報酬は安い)にし、議会は夜間や休日にする「多数参画型」など、多様な形を地方議会毎にさだめればいい、というのである。実際、アメリカや英国などでは、地方議会は画一的ではない、という。

 確かに、規模や事情も違うなかで、画一的な地方議会から多様な地方議会に変わることが今後の方向だろう。本書を読んで、全体像は理解できた。ちょっともの足りないのは、今後の方向の議論が概論で終わっていること。新書本という制約もあり、概論で終わったのかもしれないが、著者には日本の地方議会の具体的な改革案をぜひ書いて欲しい、と思う。
 
自治体の議会の様子をレポートしたうえで、地方議会の実態とあるべき姿を提言。
地方では議員は専門職ではなく名誉職として位置づけられる傾向にあり、低い報酬のためなり手がおらず、高知県大川村のように議会そのものの存立が危ぶまれるところも。総務省が議会改革の叩き台として示したのは少数精鋭の専業議員がフルタイムで活動する「集中専門型」と兼業を認めて門戸を広げた「多数参画型」。賛否両論で行き着く先が見えないながらも、自治体の実情に応じた形で、これからは地方議会の権限や組織のあり方に多様性を認めざるを得ないのではないかとします。
 
 
 
議会改革については示唆に富む記述と指摘があり、議会や議員の実態や置かれている環境(制度など)を伝えてはいるが、全体を通して深さというかダイナミクスさをあまり感じない。議会改革については読みごたえがあったが、同時期の『日本の地方政府』と比べると、正直物足りなさを感じた。
・誤字がある(P108 2行目 選挙区定数→議員定数)
・回帰分析が雑(統制変数や内生性などの問題、表記上の問題)
・特に権限に注目した(古典的な)一面的な地方議会弱体論
・合併後の地方議会の変容について(あまり)触れられていない
 
 
 
題名のとおり、現在の日本の地方議会のあり方を真摯にまとめた一冊である。
現況から改革の方向性まで、新書とは言え、その内容はいわゆる専門書を超える濃度で読み応えがある。
 
 
地方自治体の議会を分析した名文だと思います。しかし市町村議会、それも比較的、小規模な地方議会を対象としているため、内容的には限定感があります。
とは言え、地方議会をここまで詳らかに検証した著作は近年にはないので、関係者には必須の書籍だと思います。
 
 
 

小泉進次郎氏も「会見中止」の河野太郎氏に同調

2020年09月18日 03時26分50秒 | 社会・文化・政治・経済

9/17(木) 13:52配信

日刊スポーツ

菅内閣で再任が決まり、記者会見する小泉進次郎環境相

菅内閣で再任が決まった小泉進次郎環境相は17日、環境省内で幹部職員らを前にあいさつを行った際、河野太郎行革担当相が深夜に及ぶ官邸での大臣会見を「さっさとやめたほうがいい」と述べたことに触れ「私も同感です」と、足並みをそろえた。「私の記者会見が終わったのは午前0時20分くらいだった」と、説明した。

進次郎氏は、菅義偉首相が就任に当たって「あしき前例主義の打破」を訴えたことを念頭に「前例踏襲主義というものがある。本当はやることに意味や意義を感じていなくても、今までやっているからと続けて来て、結果として誰も幸せになっていないことが省内にもいくつもあるのではないか」と指摘。「省内にも、あしき前例主義があるならぜひ大臣室に上げてほしい。1つ1つ、解消していきましょう」と呼び掛け「(2期目は)いい意味での先例、前例を築くスタートにしたい」と述べた。

自身が環境相にとどまれた背景について「1期目に皆さんに支えてもらえたからだ」と述べ「これからは継続、安定というよりむしろ、新たなスタートだ。支えてくれた皆さんに応えるべく、全力を尽くしていきたい」と抱負を述べた。

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深夜から未明に及んだ初閣議後の閣僚会見 「河野大臣はやめるべきだと言っているが、私も同感だ」…深夜の会見に小泉環境相

2020年09月18日 03時16分46秒 | 社会・文化・政治・経済

9/17(木) 20:50配信

読売新聞オンライン
 河野行政・規制改革相が17日、新閣僚による就任記者会見について「こんなものさっさとやめたらいい」と痛烈に批判した。担当として行政の無駄に早速切り込んだ形だ。

 河野氏がやり玉に挙げたのは、深夜から未明に及んだ初閣議後の閣僚会見だ。組閣や内閣改造の際の恒例で、各閣僚が官邸で順番に会見する。この日、河野氏の登場は17日午前1時で、最後の井上万博相が終えたのは午前1時45分だった。

 河野氏は「記者会見は各省に大臣が散ってやれば、今頃みんな終わって寝ている。前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」とぶちまけた。これに小泉環境相も省内のあいさつで、「河野大臣はやめるべきだと言っているが、私も同感だ」と同調した。

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「縦割り110番」にメール3000通 河野氏、反響大きく受け付け一時停止

2020年09月18日 03時09分40秒 | 社会・文化・政治・経済

9/17(木) 23:53配信

毎日新聞

「縦割り110番」への情報提供を呼びかける投稿

 河野太郎行政改革・沖縄北方担当相が17日午後3時ごろ、自身のホームページ上に誰でも投稿できる「縦割り110番」を開設した。

行政の縦割りによる弊害などの情報提供を呼びかけると、同日午後11時ごろまでに3000通以上のメールが寄せられたという。あまりの反響に河野氏は18日未明、意見を整理するため、新規の受け付けを一時停止するとツイッターで表明した。

「行政改革目安箱(縦割り110番)を立ち上げました」。

17日午後3時半過ぎ、河野氏がツイッターに投稿した内容に、内閣府に困惑が広がった。「政府として開設したものなのか、大臣個人のものなのか」と職員らは確認に追われたが、午後6時からの記者会見で河野氏は「私のホームページにぶら下げちゃうのが一番早い」と個人で開設したことを説明。すでに多くの提案が寄せられているとして「非常によかった」と自賛した。

 110番開設は、縦割り行政の打破を掲げる菅義偉首相からの指示を受けてのものだ。ツイッター投稿の約30分前に開設されたホームページで、無駄な規制、仕事を妨げている規制、役所の縦割りで困っていることなどの情報提供を呼びかけた。「全てのメールを河野太郎本人が目を通します」としている。

 沖縄担当相としても動き出している。16日の就任後、沖縄県の玉城デニー知事から、就任祝いのメールで早期の来県を求められると「土日にでも行きたい」と即答。19日に日帰りで沖縄を訪問し、玉城氏と会談することになった。

 内閣府の職員は、縦割り110番に「これほど注目が集まるとは」と驚きつつ「このスピードについていけるのか」と戸惑いものぞかせる。【田辺佑介】

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【巨人】原監督が11失点の大敗に怒り「こういうゲームは二度とやってはいけない」

2020年09月18日 03時04分43秒 | 事件・事故

9/17(木) 21:48配信

スポーツ報知

阿部慎之助ヘッドコーチ代行(右)と渋い表情で話をする原辰徳監督

◆JERAセ・リーグ 巨人0―11阪神(17日・東京ドーム)

 巨人は17日、阪神に今季ワーストタイの11失点で大敗。3失策もあり、原監督は試合後、「こういうゲームは二度とやってはいけないゲームだね。やりたくないゲームだね」と激怒した。

先発のサンチェスは制球に苦しみ、今季自己ワーストの5失点(自責3)だった。2番手の桜井も、3回を投げ2本塁打を含む5安打で2失点。9回に登板の田中豊は2安打3四死球で、味方の2失策もあり4失点(自責1)だった。

 1試合3失策で、指揮官は「それ以上のことはないね。今日は。先発ピッチャーの点の取られ方も含めてね。(西勇に完封された)攻撃も良いピッチングされているとはいえね。二度とこういうゲームはしないということですね」と語った。

【ハイライト動画】阪神・西に完封許す

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暗証番号決め撃ちの「逆総当たり」で口座番号も名義もバレバレ! 誰もが被害者になり得る恐怖の手口が判明〈AERA〉

2020年09月18日 02時55分25秒 | 事件・事故

9/17(木) 17:00配信

AERA dot.

10日夕に開かれたNTTドコモの会見では丸山誠治副社長(左から2人目)らが謝罪し、被害額を全て補償すると発表した

 送金や決済ができるサービス「ドコモ口座」への不正振り込みが明らかになった。浮かび上がったのは、私たちの口座情報が簡単に入手されるという恐怖だ。AERA 2020年9月21日号から。

*  *  *
 

気になるのは、今回の犯人が被害者の「名義人・口座番号・暗証番号」をどうやって入手したのかだ。

10日のドコモの会見では、一部の不正振り込みで「生年月日」まで使用されていたことも明らかになった。詳細な手段は警察の捜査を待つ必要があるが、複数の専門家が指摘するのが「リバースブルートフォース攻撃」という手法だ。

 ブルートフォースは「総当たり」の意味。一つのID(この場合は口座番号)に対してパスワードを総当たりで試していく手法で、スパイ映画やドラマ「半沢直樹」でもあったように古くから知られているが、近年は数回パスワードを間違うとIDがロックされるシステムになっており、有効とは限らない。

 一方、今回使われた可能性がある手法はその逆(リバース)。「1111」「1234」などと暗証番号を固定した上で、それに合う7桁の口座番号をコンピューターのツールなどを使って総当たりで探っていく。これだと一つの口座番号に対しては1度ずつしかパスワードを試さないので、ロックされずに済むというわけだ。

 暗証番号に合う口座番号さえわかれば、ネットバンキングで途中まで振り込み手続きを進めるなどして、名義人も簡単に割り出せる。暗証番号に生年月日を使っていたら、生年月日までも不正に入手される。4桁の暗証番号はわずか1万通り。犯人側に物量作戦に出る力があれば、私たちの誰もが口座情報を不正入手される危険性がある。

 個人情報を盗むためのホームページに誘導する「フィッシング詐欺」の手口で暗証番号や口座番号を入手した可能性も考えられるが、「その場合はより被害の範囲が大きかったはず」との指摘も出ている。

■利用者側の意識も重要

 今回ドコモは謝罪会見で、銀行の問題点を指摘しなかった一方、逆総当たり攻撃を受けたかどうかなどの情報を銀行から「得ていない」と回答するなど、銀行との連携不足も目立った。

 今後はドコモなど決済業者側の対策に加え、銀行側の本人確認強化が急務だ。さらに、「総当たり攻撃」の懸念が消えない数字4桁の暗証番号のままでいいのかを含め、金融庁が金融システム全体について安全性を見直す必要もありそうだ。

 ただ、事業者が対策を進めても、犯罪者側は更に巧妙にすきを突いてくる「いたちごっこ」になる可能性も高い。消費者としてまず注意すべきなのは、銀行口座に関するサービスを利用する際には、口座からの不審な出金がないかをこまめに確認するなど「自分のお金は自分で守る」という意識だろう。(ライター・平土令)

※AERA 2020年9月21日号より抜粋

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