思索に思索を重ね、何度も何度も挑戦

2023年03月03日 11時59分30秒 | その気になる言葉

人間性を薫発して歴史創造の力を結集しながら、危機を好機に転ずることこそ、教育の使命である。

▼仏性薫発とは、心の内面から仏の境涯が顕れる事です。 仏性とは、生命に具わっている仏としての本質、成仏の原因の事です。 薫発とは、心の内面から功徳が顕れる事です。

▼人の痛みを想像するという<ひと手間>がすごく大切。

▼万人に内在する仏を見る仏法は、国籍、人種などによるあらゆる偏見や差別を打ち砕く、生命尊厳と平等の哲理である。

▼人のために、どんな労も惜しまない。

この「共に励ます」生き方の価値を社会に広げる。

▼生命尊厳の時代を開き、人類の平和と幸福を築く。

▼不可能だと思ってしまえば、何も変えることはできない。

<必ず、なんとかしてみせる>と決めて、思索に思索を重ね、何度も何度も挑戦し、粘り強く試行錯誤を重ねていく情熱があってこそ、時代を変えることできる。

 

 


入門 人間の安全保障

2023年03月03日 11時34分36秒 | その気になる言葉
 
 
 
増補版-恐怖と欠乏からの自由を求めて 
 
1994年、国連開発計画によって「人間の安全保障」が提唱された。
国家ではなく、一人ひとりの人間を対象とするこの概念は、頻発する紛争や暴力、世界を覆う貧困や飢餓からの「自由」を目的に発展を遂げてきた。
本書では、最前線で緊急人道支援、地雷禁止条約策定交渉などの活動を長年続けてきた著者が、自身の経験と国際政治学の知見をふまえて解説する。
全面的にデータを刷新し、「人間の安全保障」の最新動向を解説する新章を加えた増補版。
 
女性に対する暴力は「あらゆる文化のあらゆる社会集団に生じる普遍的な問題」
最も見過ごされている人権侵害は、性的暴力であり、いたる所で起こり、本来、安全であるはずの家庭で、慢性的、集団的かつ邪悪な形で現れる。
DV(配偶者)などからの暴力)や性犯罪などジェンダーに基づく暴力の根絶へ、関係法令の整備や相談体制の強化が急がれる。

著者について

長有紀枝
1963年、東京都に生まれ茨城県で育つ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
外資系銀行に勤務後復学、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。
外資系企業に勤務しつつ、1990年より認定NPO法人難民を助ける会(AAR)にてボランティアを開始、1991年よりAARの専従職員となる。
2003年にAARを退職後、2004年より東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士課程に在籍し、2007年博士号取得。
2008年7月よりAAR理事長。2010年4月より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・立教大学社会学部教授。2019年10月より立教大学副総長。福島県相馬市復興会議顧問会議委員(2011年-)、国連中央緊急対応基金(CERF)諮問委員会委員(2012年-2015年)、国連訓練調査研究所(UNITAR)理事(2016年-)、日本ユネスコ国内委員会委員(2013年-2017年)などを歴任。著書に『スレブレニツァ』(東信堂、2009)、『地雷問題ハンドブック』(自由国民社、1997)ほか。
 
 
 
人間の安全保障は、我が国が旗を振ってできた概念ですが、帰納法的発想なので外国人にはわかり難いものです。
この本の旧判(2012年刊)を読んで、形成時点の1990年代の時代背景や問題意識がよくわかりました。
 新判が出たので、コロナの影響でどう加筆されたかに関心があり(実は、これが最大の購入のモチベーション)購入したのですが、我が国の難民対応の章が拡大されており、期待外れでした。 
他の章は、いくつか旧判で気になったページを新判であたったところあまりページずれがなかたので本文はあまり修正・追加されていないようです。これは、著者のコミットメントの強さによるものか、あるいは、この概念の限界なのか自問します。 
徹底した弱者視点が貫かれており、共感を覚える一方、個人的感想ですが、コロナで浮かび上がった国際社会の現実を見るに綺麗ごとだけで済まない、国際政治の荒波を乗り切る概念としては、とてもか細く見えてなりません。 一方、人間の安全保障論としては一番読みやすくまた、基本はしっかり押さえてあるので、初めの1冊としておススメです。
 
 
国連や国際法の基本から説明してくれているので、とても読みやすかったです。
「人間の安全保障」実現にはどの課題も一筋縄ではいかなそうですね...中でもジェノサイドへの人道的介入は、最も「安全保障」が必要な問題であるにも関わらず、ダルフールや近年のロヒンギャでも正直打つ手なしの感があります。
内戦や権威主義体制など現状が見えにくいところで起きているだけに直接的な予防も難しいですが、国際世論の高まりや国際刑事裁判所(ICC)の活動によって間接的に圧力をかけていくしかなさそうに思います。
筆者が専門に関わってきたというスレブレニツァでのジェノサイドも是非一般書にしていただきたい(簡単にはお願いできない、重いテーマではありますが)です。
 
 
人間の安全保障の理論的枠組みとその実践について知見が得られることを希望して、本書を購入したが、学術的見地からの知見は全体の3割ほどだという印象。国際協力の実務者としての感想が大半を占めている感じを受けた。

著者が国際NGOで長く働いていたからなのだろうが、NGOに関する(私見であるが、必ずしも人間の安全保障というタイトルと合致しないのではないかと思われる)記述が多い印象を受けた。

また、後半の東日本大震災と原子力利用に関して書かれた章及び日本の難民の受け入れ状況に関する記述については意見としては著者に同意するものの、「人間の安全保障」を前面に出した本の中で、筆者の主張ともいえる内容に多くのページを割くのには疑問がある。

ただし、国際協力や人間の安全保障について知見がない読者にとっては大いなる道しるべになる可能性もあるのではないかと思う。
 

長 有紀枝(1963年~)氏は、早大大学院政治学研究科修士課程修了、認定NPO法人難民を助ける会(AAR)勤務、東大大学院総合文化研究科博士課程修了、AAR理事長、立教大学教授などを経て、現在立教大学副総長。国連中央緊急対応基金諮問委員会委員、日本ユネスコ国内委員会委員などを歴任。
本書は、2012年出版の同名書のデータを刷新し、最新動向を解説した新章を加えた増補版である。
「人間の安全保障」とは、国家の安全に焦点を当てる従来の安全保障とは異なり、人間個人を対象に、軍事的脅威なみならず、環境破壊、人権侵害、難民、貧困などの生存、生活、尊厳を脅かすあらゆる種類の脅威を包括的に捉えた概念である。インドの経済学者でアジア初のノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・センが唱えたケイパビリティ(潜在能力)論を下敷きに、国連開発計画が1994年の「人間開発報告書」の中で提唱し、その後国連などで頻繁に使用されるようになった、比較的新しい考え方である。
冒頭で著者は次のように述べている。「東日本大震災を経験した日本人としてだけではなく、二十一世紀に入ってもなお、武力紛争、言語を絶する人権侵害、虐殺が繰り返され、貧困問題や飢饉も国際社会の一員として、私たちは、どのように生きていくべきか、そのために何を知るべきか、そんなことを「人間の安全保障」という概念を手がかりにみなさんと考えていきたいと思います。」
そして、序章/私たちが生きている世界1章/国際社会とは何か~成り立ちと現況、2章/紛争違法化の歴史と国際人道法、3章/「人間の安全保障」概念の形成と発展、4章/「人間の安全保障」の担い手、5章/「恐怖からの自由」と「欠乏からの自由」、6章/「人間の安全保障」領域に対する取り組み、7章/保護する責任、8章/東日本大震災と「人間の安全保障」、9章/「人間の安全保障」実現のために、10章/2020年代の「人間の安全保障」と、「入門」に相応しく「人間の安全保障」について包括的かつコンパクトにまとまっている。
私は、本書の中で、第二次世界大戦時にナチスによるジェノサイドに対する救援と救出の訴えを看過した経験を持つ、赤十字国際委員会の元副委員長ジャン・ピクテが、戦後、「人道の敵」として「利己心」「無関心」「認識不足」「想像力の欠如」の4点を挙げ、「無関心は長期的には弾丸と同様に確実に人を殺す」と語ったというくだりが最も印象に残っているのだが、我々は、今のこの瞬間にも、世界の各地に「人間の安全保障」を脅かされている人びとが沢山いることに無関心であってはならないのだ。
(米国ではバイデン氏が第46代大統領に就任し、米国民の良識をギリギリのところで示したものの)自国第一主義のナショナリズムが世界に蔓延する今こそ、読んでおくべき一冊と思う。
 
 

東西冷戦後の「新しい戦争」が世界の国・地域で頻繁に発生する現代で、旧来の安全保障に代わる概念としての「人間の安全保障」について、わかりやすい入門書である。
中国による香港問題、ミャンマーの軍事クーデターなど「新しい戦争」が世界中で止まない中、国家ではなく一人ひとりの人間を対象とする「人間の安全保障」の概念は更に重要性を増している。
そのような中で一人ひとりが身近な問題として、「人間の安全保障」の概念を学び行動を起こすための入門書として貴重な書籍である。
 

間違って戦争

2023年03月03日 11時03分44秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
 
 
ベストアンサー
 

戦後に米国人有識者たちが「間違った」、「誤りだった」と証言してる。 一部紹介します

◆フーバー元アメリカ大統領 「日本はアジア防共の安定勢力であり、戦後も朝鮮と台湾の日本領有を認めるべきだ」

◆A・C・ウェディマイヤー大将、アメリカ中国戦線総司令官 「ルーズベルトは中立の公約に背き、日独伊同盟を逆手に取り、日本に無理難題を強要して追い詰め、真珠湾の米艦隊をオトリにして米国を欧州戦争へ裏口から参加させた。

米英は戦閾には勝ったが、戦争目的において勝利者ではない。英国は広大な植民地を失って二流国に転落し、米国は莫大な戦死者を出しただけである。

真の勝利者はソ連であり、戦争の混乱を利用して領土を拡大し、東欧を中心に衛星共産主義国を量産した。

米国は敵を間違えたのだ。

ドイツを倒したことで、ナチスドイツ以上に凶悪かつ好戦的なソ連の力を増大させ、その力は米国を苦しめている。

また日本を倒したことで、中国全土を共産党の手に渡してしまった。 やがて巨大な人口を抱える共産主義国家がアジアでも米国の新たな敵として立ちふさがるであろう」

◆ジョージ・ケナン駐ソ大使、駐ユーゴ大使、国務省政策企画委員長、プリンストン高等研究所名誉教授 「アジアにおける我々の過去の目標は、今日表面的にはほとんど達成されたということは皮肉な事実である。

遂に日本は中国本土からも、満州および朝鮮からもまた駆逐された。

これらの地域から日本を駆逐した結果は、まさに賢明にして事実的な人々が、終始我々に警告した通りの事となった。

今日我々は、ほとんど半世紀にわたって朝鮮及び満州方面で日本が直面しかつ担ってきた問題と責任とを引き継いだのである。」

◆ウィロビーGHQ参謀第2部 (G2) 部長 「私がまず第一に言いたいことは、太平洋戦争はやるべきではなかったということである。

米日は戦うべきではなかったのだ。

日本は米国にとって本当の敵ではなかったし、米国は日本にとっての本当の敵ではなかったはずである。

歴史の歯車がほんの少し狂ったせいで、本来、戦うべきではなかった米日が凄惨な戦争に突入したのだから。

共産主義国家のいわゆる『革命の輸出』と呼ばれる破壊工作は、もし、わが国が日本を東洋の管理者、ドイツを西洋の管理者にしていたなら、けっして現在のような脅威の対象にはならなかったはずである。

わが国はこれら二国と協働戦線を組むかわりに、破壊してしまった。」

マッカーサーは、大東亜戦争のわずか五年後に実際に朝鮮戦争(1950年に勃発)を戦って、ロシア(ソ連)、共産主義の脅威(明治維新以来ずっと日本が恐れていたもの)をやっと悟るに至り、マッカーサー自身が日本が戦争をせざるを得なかった理由を、やっと理解した。

ちなみに東條英機は、東京裁判宣誓供述書で「断じて日本は侵略戦争をしたのではない。

自衛戦争をしたのである」、「国家自衛のために起つという事がただ一つ残された途であった。」と語ったが、それはマッカーサーの米議会証言録と重なるもので、最終的に東條とマッカーサーは同じ見解を披露したことになる。

◆マッカーサー元帥 「アメリカは、日本の勢力を支那大陸(中国)、満州、朝鮮から駆逐したことで自分たちの目標を達成したかに見える。

しかしその結果、アメリカは過去半世紀にこの地域で日本が直面し、対処してきた問題と責任を日本に代わって引き受けなくてはならなくなっただけだ。」 と、以前に供述していたアメリカ外交官ジョージ・ケナンと同じ後悔の念を述べ、 「アメリカは共産主義の侵略から体を張って防いでいた日本を背後から叩いて潰してしまった。」

そして、「アメリカと日本が戦ったのは大きな間違いだった。」と、アメリカ議会の場で正式に証言した。 アホな米国は、米国にとっての本当の敵は共産主義勢力だったのに、あろうことかアジアや欧州で防共のために頑張ってた日本とドイツを叩き潰してしまったわけ。

後悔しても時既に遅し アジアの一部(中国、北朝鮮、ベトナム)や東欧州の一部が共産化してしまった 朝鮮戦争、ベトナム戦争、そして東西冷戦 スターリンの世界赤化計画を阻止することを真剣に考えてたのは主に日本、ドイツ、イタリアだけ 日独伊防共協定、日独伊三国同盟はある意味正しかったということ 日本が満洲、チベット、東トルキスタン、内モンゴルを日本主導で独立させたこと、台湾、朝鮮を強化した意味を理解できたかな?

外敵に弱いアジアを強くするためには日本が立ち上がるしかないじゃん 何のために日露戦争をやったと思ってんの?




冤罪の構図

2023年03月03日 10時44分49秒 | 事件・事故
 
江川 紹子  (著)
 

内容(「BOOK」データベースより)

警察、検察、裁判官が自らの能力を過信し、傲慢になったとき、冤罪事件は簡単に起こる。
曖昧な目撃証言のみによる逮捕、それに続く自白の強要。
例え目撃者が証言を撤回したくても警察はそれを認めないという、信じられないような実例を、次々と紹介し検証する。「自白をすれば証拠をみせる」「(警察の)暴行の事実はなかったと信じている」。
警察や裁判官の言葉から、捜査機関とは名ばかりの怠慢な姿勢と、麻痺した人権感覚が浮き彫りにされる。ジャーナリスト江川紹子の原点ともいえるルポ・ドキュメンタリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

江川/紹子
1958年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。神奈川新聞社記者を経て、フリージャーナリスト。
95年、一連のオウム真理教報道で菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
被告の犯行を裏付ける直接的な証拠がない。
捜査段階の「自白」が有罪立証の柱となっている。
なぜ、冤罪事件が途切れないのか?
容疑者や被告に有利な証拠があっても、検察、警察は都合が悪いと隠し通すパターンである。
肝心な問題は、密室の過酷な取り調べで「自白」に追い込む。
だが、しか隠しされてきた証拠が後に開示されて、「有罪」が崩れて冤罪が判明するのだ。
 
無辜の人を誤って死刑にする場合だってある。
 
 
 
 
『冤罪』

この言葉を一体いつから耳にする事が増えただろうか。

遠い事のような気もするのだけど、実際この本を読むと、

こんなにも冤罪って多く、そして普通の一般人の身にも簡単に起こってしまう。

実際、この手のニュースは事欠かない。

多くは警察権力の怠慢だ。

本当に恐ろしい。

自分が冤罪事件に巻き込まれないようにする手立ては正直ない。

ただ、知識は必要だと、改めて実感した。

何も知らないより、知っている方が、いざという時に少しは助けになる。

だけど、自分が冤罪事件に巻き込まれたら終わりだな・・・

もっともっと冤罪はこんなに起こってるんだ!!

という事を世間に主張し、世間が耳を傾けて、

動いていくしか方法はない。

自分も含む世間があまりにも無関心・無知過ぎるからこそ、

権力を持った人たちが付け上がって汚くなってしまうのではなかなと。

と、私なんかはついつい熱くなってしまうのだが、

著者は当然の事ながらいたって極めて冷静に取材し、

淡々と書いているので、だからこそ内に秘めた熱意を感じる。
 
 

この「冤罪の構図」は江川紹子記者の第一作だとおもいます。丹念に被疑者、被告人を取材されており、法律用語や司法制度の理解も正確になされています。
法学部で刑事訴訟法を担当する教授先生に副読本として何が最適かをお尋ねすると、いろいろある中で江川さんの本をあげる方が多いです。
裁判官、検察官、弁護士の方々がお書きになられたルポにも見るべきものが多いですが、この本は被害者・被告人サイドから現行の刑事裁判制度を眺めるには良い本だと思います。オウム真理教事件で有名になられ、今の反権力の闘士・江川紹子女史とはだいぶ違うイメージです。
 
 

いわれ無き罪を負わされ「犯罪者」として罰を受ける。我々がこうした
冤罪の犠牲者になる可能性は驚くほど高い。なぜなら冤罪を生む
原因は警察の捜査、検察の起訴、裁判官の判決に誤りがあっても個
人の責任は一切追求されない制度、組織ぐるみの隠蔽・妨害工作が
公然と行われる体質にあるからだ。
女史は冷静な筆致でこうした問題点を個別のケースから浮き彫りにし
てゆく。取材の過程で感情的になることもあったはずだが、あくまで
もその文章は事実のみを伝えようと努める。だからこそ、その事実が
突き刺さるのだ。
本書を読むと、冤罪の犠牲者になるか否かは運次第なのではないか
という恐怖すら覚える。
普段見ているTVニュースや新聞等、マスコミ報道で注意すべき言葉、
「信じている」。
官であろうと民であろうと組織がこう言う時、その言葉は「信じていない」
と同義である。
 

収録されている文章は、被疑者から見た”冤罪の構図”であり、捜査員や検事や判事から見た冤罪記録を読みたいものだと思う。あとがきにおいて著者が警察官や検事を一方的に悪者扱いするつもりはないという意味のことを書いているが、不十分だ。取材が難しいことは承知しているが、冤罪は被疑者と捜査員との間で発生するものなのだから、一方からだけ見ても、全貌はわからないと思う。
 刑事事件とまったく無関係に過ごしてきた人が、いきなり捜査対象にされるケースはめったにない。冒頭のトラック運転手の件などは稀なケースなのである。
被疑者には、それなりに疑われる材料があり、捜査員にしてみれば、合理的な推論をもって、捜査を行っている。
裁判の公開が不十分という、著者の主張はもっともである。判決文はともかく、裁判において提出された証拠を読むことは、一般人にはほとんど不可能である。傍聴をしても、メモしか許されず、提出された文書を読むことができないのでは、何をやっているかわからない。
 
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