▼子どもは、にぎやかでいい。
それがたくましく伸びる証拠である。
「子どもの声が静かで好ましい」と言った方が、かえって心配なのだ。
だが、「公園で遊ぶ子どもたち声がうるさい」とクレームをつける人もいる。
自分にも子ども時代があったことにまったく想像が及ばないのである。
▼つまり、心のありかたつ一つで、子どもの声は、違ってくるはずなのだ。
昔から「泣く子は育つ」と言われてきた。
泣く子は、<早く大きくなりたい>と生命で訴えているのだ。
▼大きな声をあげるのは、すべて子どもの生命の作用であり、躍動である。
▼子どもの「個性を伸ばす」
「子どもの創造性を引き出す」
▼「詰め込む」教育と「引き出す」教育。
「引き出す」ほうが、教える側に力が必要だ。
教師は子どもに「触発」と「刺激」与えるのである。
▼教育心理学には「ピグマリン効果」という言葉がある。
教師や親の期待が子どもの成績などに大きく影響を与えることだ。
▼子どもの生命には<伸びよう> <成長しよう> <殻を破ろう>をする本然のリズムがある。
それを教師や親がどう伸ばしていくかなのだ。