教師は子どもに「触発」と「刺激」与えるのである

2023年04月08日 19時29分51秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼子どもは、にぎやかでいい。

それがたくましく伸びる証拠である。

「子どもの声が静かで好ましい」と言った方が、かえって心配なのだ。

だが、「公園で遊ぶ子どもたち声がうるさい」とクレームをつける人もいる。

自分にも子ども時代があったことにまったく想像が及ばないのである。

▼つまり、心のありかたつ一つで、子どもの声は、違ってくるはずなのだ。

昔から「泣く子は育つ」と言われてきた。

泣く子は、<早く大きくなりたい>と生命で訴えているのだ。

▼大きな声をあげるのは、すべて子どもの生命の作用であり、躍動である。

▼子どもの「個性を伸ばす」

「子どもの創造性を引き出す」

▼「詰め込む」教育と「引き出す」教育。

「引き出す」ほうが、教える側に力が必要だ。

教師は子どもに「触発」と「刺激」与えるのである。

▼教育心理学には「ピグマリン効果」という言葉がある。

教師や親の期待が子どもの成績などに大きく影響を与えることだ。

▼子どもの生命には<伸びよう> <成長しよう> <殻を破ろう>をする本然のリズムがある。

それを教師や親がどう伸ばしていくかなのだ。

 

 

 

 


創作 現在・過去・未来 13)

2023年04月08日 10時50分20秒 | 創作欄

その後、尚子は、かつて赤坂にあったナイトクラブ・ミカドのホステスとなる。

喫茶店での窓際のタバコ姿も似合う女に変貌していた。

黒いストキング、ミニスカートは彼女が好むグリーンであった。

長いつけまつげが妖艶である。

「水商売は27、8になってからと思っていたけれど・・・」尚子は弁解するように言う。

気まぐれで、深夜10時に和夫の自宅に電話をかけてきた。

「どうしているの?元気なの?」

「ああ」妻子は別室で寝ていたが、語り合うことは憚れた。

「逢いたいの来られる?」

「どこへ?」

「下北沢のあの珈琲音楽、前に行ったわね」

「ああ、分かった」

和夫は小田急線の登戸に住んでいた。

和夫が店に入ると意外にも尚子は女性と同席していた。

「紹介するわ。奈緒美さん」彼女もミカドのホステスであったが、素朴な感じのする美形の顔立ちだった。

和夫は妖艶な顔立ちに変貌した尚子と相手を観比べてしまう。

「そんな目をして、奈緒美さんを見るのね」尚子は和夫をたしなめる。

下北沢のアパートに住む奈緒美は、結婚している姉を頼って福島県会津若松から上京してまだ3か月余であった。

尚子は放浪の旅から戻った兄の話をする。

「未だに私に干渉するの。日記を読まれた。嫌な兄貴!」尚子はテーブルに置いてたタバコを1本口にくわえた。

微笑んで奈緒美は聞き役に徹していた。

女として奈緒美が好ましく思えるとともに、愛した尚子が心から遠ざかる兆しでもあった。

だが、尚子の兄のストーカー行為は、やがて和夫にも及ぶこととなるとは皮肉以外の何ものでもなかった。

 

 

 

 


人は心一つで境涯も環境も変革できる

2023年04月08日 10時28分25秒 | その気になる言葉

▼何事も<できるか、できないか>ではなく<やるか、やらないか>である。

できない理由を並べて、新しい何かは生まれない。

<やろう>という今の決意が要因となり、未来に勝利をもたらす。

▼人は心一つで境涯も環境も変革できる。

境涯:人がこの世に生きていく上で置かれている立場、地位など。境遇。身の上。

▼不可能を可能にする強い一念で挑戦るのだ。

▼真剣な声、誠実な声、正義の声―そこに込めた思いは、必ず通じていく。

▼今日に「一日」が大切である。

「充実の歴史をつくった」といえる一日一日を、ていねいに積み重ねていくことだ。

▼行動を起こしたら続けることだ。

何度でも繰り返し、あきらめず徹して挑み抜くことだ。

▼歴史上、単純にして確固たる信念を持たずに、偉大な事業が成されたことは何一つないだろう。

▼どこまでも目の前の一人と向き合い。誠実な、親身な、粘り強い対話を積み重ねていくことだ。

 

 

 


浅薄な宗教観とは異次元の「対話の哲学」

2023年04月08日 10時03分03秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼人間教育は「何のため」にあるのか。

「考え続ける力」を養い、対話の力を重視する。

▼生命の相関性を認識する「智慧の人」

人種や民族や文化の<差異>を恐れたり、拒否するのではなく、尊重し、理解し、成長の糧にする「勇気の人」

身近に限らず、遠いところで苦しんでいる人々にも同苦し、連帯してゆく「慈悲の人」

これを備えるてとが「人間主義」である。

「深い人間愛」は、浅薄な宗教観とは異次元の「対話の哲学」であり、信条の違いをこえた「人間としての道」である。

 


人の魂の内奥

2023年04月08日 09時15分01秒 | その気になる言葉

▼「人生は航海なり」

「今日の課題は何か。戦うことだ。明日の課題は何か。勝つことだ!」

「昼となく夜となく戦い続けるのです。立ちあがりなさい!立ちあがりなさい!戦いの手を休めてはなりませ」

逆境にあっては、まさに、かく叫ばねばならぬ、「希望!希望!また希望!」と

「海洋よりも壮大な光景、それは天空である。天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である」

ビクトル・ユゴー

▼人生は戦いである。

生きることは、あらゆる現実との闘いである。

▼勝つことが正義である。ゆえに正義は、絶対にまけてはならない。

 

 


真実の宗教の必要性

2023年04月08日 08時54分35秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

宗教否定の国や宗教の自由を認めない国がある。

どんな国でも、真の社会の発展を考えていくならば、人間の心という問題に突き当たる。

国家の発展といっても、最後は人間一人ひとりの心の在り方、精神にかかってくる。

いかに制度や環境を整えたとしても、人間の悩みを克服し、向上心や自律心をつちかうといった、内面の問題を解決することはできない。

もし、宗教をいつまでも排斥していけば、精神の行き詰まり、荒廃を招くことになる。

ゆえに、人間の精神をいかに磨き、高めていくかを真剣に考えるならば、真実の宗教の必要性を痛感せざるをえないだろう。

対話を通し、信頼と共感が生まれれば、自然に宗教が内包する人間主義への眼を開いていくことになる。