和夫の過去は、忌まわしいものであった。
あろうことか、彼が15歳の時に、母親に抗うことができずに、近親相姦になってしまったのだ。
夫の信明はその夜、愛人と外泊していていて、約2年余、夫との性生活が途絶えていた優子は、身がもだえていた。
風呂場から出てきた息子の和夫の後ろ姿と童貞と思われる性器を盗み視て優子は異常に興奮し発情する。
息子の性器を凝視して「立派に育ったのね」母親は呟く。
そして、欲求不満が爆発して、体をぶつけて激しく息子に対して挑む気持ちを抑えがたくなる。
「お母さんだめだよ!やめて!」と和夫は抵抗したが、意図も簡単に覆される。
最後は、母親が息子の性器を口にくわえる行為に及ぶ。
やはり、ポルノになるので詳細は控えたい。
和夫は思春期であり、「自分のこれからの人生は、どうなるか?」と言い知れぬ不安な気持ちとなるのだ。
無邪気で性を全く知らない15歳の同期生たちとは突然、はるかに遠のく気持ちとなる。
その後、母親は振興信仰にのめり込んでゆくのだ。