9月４日午前５時30分からCSテレビのムービープラスで観た。
銀行支店長として働くソンギュは、毎朝車で子どもたちを学校へ送り届けそのまま職場へと向かう。
それはいつもと変わらない、当たり前の日常のはずだった。しかし一本の電話が彼の運命を一変させる。
運転中にかかってきたそれは「発信番号表示制限電話（非通知電話）」。
声の主がソンギュに告げる「車から降りれば、仕掛けた爆弾が爆発するだろう」と。
タチの悪いイタズラだと電話を切ろうとするソンギュ、しかし目の前で同僚の車が大爆発を起こす。
警察に助けを求めることも、そして車を降りることも許されない絶体絶命の状況の中、ソンギュの日常は制御不能の悪夢へと塗り替えられてゆくのだが…。
韓国初登場NO.1ヒットとなった『ハード・ヒット 発信制限』（2月25日(金)公開）より、釜山を舞台に繰り広げられる大迫力のカーチェイスシーンを収めた本編映像が解禁された。
本作は、銀行支店長ソンギュが子供たちを登校させていた出勤途中の朝、“車から降りた瞬間、爆弾が爆発する”という謎の発信番号表示制限の電話を受け、危機に陥るという、絶体絶命、制御不能、孤立無援、予測不能のノンストップ・アクション・スリラー。果たして犯人の目的は一体…なぜソンギュは狙われたのか。
解禁された本編映像は、怪我をした息子を病院へ運ぶため、パトカーと迫力のカーチェイスを繰り広げるシーン。アクセルを強く踏み、猛スピードで車を発進させるソンギュ。四方八方からパトカーはソンギュを追い詰めるが、息子を助けたい一心でハンドルを切り、パトカーをかわしていく。目的地の病院が見えてくると、信号のない十字路で左右からは車が―。娘が「パパ！」と叫ぶと、意を決したソンギュは、左右から走ってくる車を物ともせず侵入する。息子の命がかかっている中、いつ爆発するかわからない爆発物を積んだ車に乗って警察の追跡をかわさなければいけない車内は、まさに極限状態。果たして、この熾烈なカーチェイスの行方は―？
監督のキム・チャンジュ は、「このような美しい街で恐ろしい事件が起こる。とても面白いアイデアだと思いました。」と撮影地に釜山を選んだ。その中でもジャンサン駅周辺をカーチェイスの舞台とするというのは、撮影監督キム・テソのアイディア。「都会である釜山で、爆弾を載せた車がどのようにして日常生活に登場するのか、その点にフォーカスして考えていたのですが、にぎやかな都会のジャングルを表現するのにジャンサン駅周辺は完璧な場所でした。」と話し、撮影許可を取るために密集したお店や建物の所有者・住人たちを一軒一軒尋ねて説得。その甲斐もあり、都会の真ん中で繰り広げられる本作のスリリングな映像の数々が生まれた。
映画『ハード・ヒット 発信制限』緊張感高まる大迫力のカー ...www.anemo.co.jp
チョ・ウジン
ソンギュ役
1979年1月16日生まれ。90年代からから舞台で活躍し、2011年『ママ』でスクリーンデビュー。大ヒット作『インサイダーズ／内部者たち』(15)、自身初となる青龍映画賞を受賞した『国家が破産する日』（18）、SFアクション大作『SEOBOK／ソボク』（21）や、日本でも高い支持を集めたドラマ「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」（16）など韓国映画・ドラマで幅広い役柄を演じる名バイプレイヤーとして、独自の個性を発揮し人気を博す。本作が映画単独初主演にして、本国では初登場NO.1となる大ヒット。今後ますますの活躍が期待される演技派俳優である。
イ・ジェイン
ヘイン役
2004年2月6日生まれ。2012年小学校2年生でTVドラマに出演し俳優としてデビュー。2019年のホラー映画『サバハ』で物語の鍵を握る難しいキャラクターを一人二役で演じきり、観客の注目を集める。同作では百想芸術大賞新人賞他数々の賞を席巻。その後もTVドラマ「ラケット少年団」（21）でメインキャラクターを演じるなど活動の幅を広げている。
チン・ギョン
パン班長役
1972年3月27日生まれ。映画『MASTER／マスター』（16）、『ベテラン』（15）といった大ヒット映画から「たった一人の私の味方」（18）、「ピノキオ」（14）などの人気TVドラマまで、数々の作品で印象的な役柄を演じ、百想芸術大賞、KBS演技大賞など多くの賞を受賞してきた実力派俳優。
チ・チャンウク
謎の脅迫者役
1987年7月5日生まれ。学生時代より俳優を志し、2007年撮影の映画『スリーピングビューティー』でデビュー。「笑ってトンヘ」（10）「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」(13)などのTVドラマで注目を集め、主演を務めた「ヒーラー〜最高の恋人〜」（14）で韓国はもとより中国など国際的な人気を博す。映画初主演となった『操作された都市』（17）は興行収入ランキングで１位となるなど順調にキャリアを重ねつつ2017年に兵役義務を果たすため入隊、本作が除隊後初の映画出演となる。
キム・チャンジュ｜監督
スリラー、アクション、ロマンティック・コメディまで幅広いジャンルのヒット作を手掛けてきた韓国映画界トップの編集マン。本作が長編監督デビューとなる。
【フィルモグラフィー（編集として）】「キングダム2」『食われる家族』『ヒットマン エージェント：ジュン』（20）、「キングダム」『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』『長沙里9.15』『8番目の男』（19）、『PMC:ザ・バンカー』『安市城 グレート・バトル』『風水師 王の運命を決めた男』『The Witch／魔女』（18）、『V.I.P. 修羅の獣たち』『ミッドナイト・ランナー』『ザ・メイヤー 特別市民』『監督の首領』『大好きだから』（17）、『あなた、そこにいてくれますか』『隠された時間』『トンネル 闇に鎖された男』『その日の雰囲気』（16）、『隻眼の虎』『造られた殺人』『西部戦線1953』『極秘捜査』『俺の心臓を撃て』（15）、『バトル・オーシャン 海上決戦』『最後まで行く』『ポイントブランク 〜標的にされた男〜』（14）、『観相師－かんそうし－』『スノーピアサー』『テロ・ライブ』（13）、『スパイな奴ら』（12）、『神弓 －KAMIYUMI－』（11）、『戦火の中へ』（10）