創作 カラオケ仲間の秋さん

2023年09月28日 12時50分49秒 | 創作欄

1か月前にその道を通り、利根川堤防へ向かった時だった。

カラオケ仲間であった秋さんの家の門は、チエーンロックによって固く閉ざされていた。

彼女の旦那さんは風呂場で急死してから、秋さんは意気消沈して、家にこもることが増えていく。

2年前に当方は、「元気ですか?」と、彼女の旦那さんが急死したことを知らずに、声をかける。

「全然、元気でない!あなたに、何がわかるの!」秋さんの口調は心外にも投げやりで、語気に棘があった。

彼女は歩道に視線を落として、深く首を垂れて、うつむいたまま行き過ぎる。

カラオケの場では、あんなに陽気で、皆の心を和ませていたのに・・・

当方は、秋さんに「何があったのだろうか?」と想ってみた。

秋さんがカラオケ大会で歌うと、旦那さんは、数人の応援仲間とともに、ぼんぼりやレイを掲げてひょうきんな姿で踊っていた。

秋さんが深く愛する旦那さんの突然の急死は、当方には想像も及ばなかった。

その秋さんが、入院前に、以前のよな満面の笑顔で「あなたは、元気なの? あなたの幸せを私は心で思っているのよ」とバス停前で当方に笑顔で声かけてきた。

「あ~あ、嬉しい!」と彼女の思いやりに心で感嘆する。

好意を寄せていた秋さんが、「以前のように、屈託がなく元気なって本当によかった」私はバスに乗り込む秋さんを笑顔で見送った。

だが、皮肉にもそんな秋さんがうつ病で入院したことを、別のカラオケ仲間から聞くことになる。

 


特定外来生物 経済的損失は年約62兆円

2023年09月28日 11時19分40秒 | その気になる言葉

対策費を含めて、世界全体での経済的損失は年約62兆円にも上るという。

深刻な事態を招いたのは、人間側にある。

令和5年6月1日から、アカミミガメ、アメリカザリガニも特定外来生物一覧に追加となりました。
アカミミガメ、アメリカザリガニについては、一部の規制が適用除外となります▶

  • 分類群

今朝の早朝散歩

2023年09月28日 10時33分40秒 | 日記・断片

早朝散歩へ行く。

午前5時、まだ真っ暗闇であり、懐中電灯を手に散歩している人や懐中電灯を頭に、犬の首輪にライを付けて散歩している人とスーパーマーケットのカスミの前の歩道ですれ違う。

鈴木さんは目の手術とかで、今日は散歩には来ていなかった。

足の痛みでしばらく散歩を休んでいた西田さんは、電動自転車でやってきて、当方と合流してからは自転車を押して歩いた。

猫のキイちゃんが袋小路の前に居たので、西田さんが餌を与える。

キイちゃんは警戒心が強いので周囲を見回しながら餌を食べている。

先日、キイちゃんは餌を食べながらチビ黒やカラスを警戒していた。

カラスは猫が食べ残した餌に群れる。

多い時は6羽も集まってきた。

近隣の猫2匹が、餌を求めて斎藤さんの庭に居た。

玄関が開き、斎藤さんがボールに猫の餌を入れるのを待っているのだ。

餌をもらいそこねたチビ黒が鳴きながら西田さんに着いて行く。

「食べるのは、ここにするか」とブロック塀の脇に西田さんが餌を置く。

常時、猫の餌をビニールに入れて、持ち歩いているのである。

猫に餌をやる西田さんにクレームをつけるご婦人もいたが・・・

西田さんの猫タマは、ブロック塀の上に居て、知らんぷりをする。

気まぐれなのだ。

 


ワクチン接種後死亡女性”早期の治療薬で救命できた可能性”

2023年09月28日 10時18分50秒 | 事件・事故
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去年、愛知県愛西市で新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた女性が接種直後に死亡した問題で、専門家による調査委員会は、女性は重いアレルギー反応を起こしていた可能性が高く、早期に治療薬を投与していれば、救命できた可能性は否定できないなどとする検証結果を公表しました。

去年11月、愛西市の集団接種会場で、新型コロナワクチンの4回目の接種を受けた飯岡綾乃さん(当時42)が接種直後、息苦しさを訴えたあと容体が急変し、死亡しました。
これを受けて愛西市は専門家による「医療事故調査委員会」で原因の調査を進め、26日に報告書を公表しました。
報告書では当時の飯岡さんの状態について接種後の経過観察中にせきが出始め、その後息苦しさを強く訴え、症状が出始めてから10分後に心停止となっていることから、重いアレルギー反応の「アナフィラキシーを起こしていた可能性が高い」としています。
そして、当時、医師がアナフィラキシーの治療薬のアドレナリンを投与しなかったことは標準的ではないと指摘した上で、「早期にアドレナリンが投与された場合、救命できた可能性を否定できず、投与されなかったことの影響は大きい」としています。
また、接種会場の体制について、接種を始める前に医師と看護師が集まって急変時の対応の確認などが行われず、救命のためのチームワークが十分実行されなかったと指摘しています。
調査委員会では、再発防止策として、接種後に呼吸困難を訴えた場合はアナフィラキシーを想定して直ちにアドレナリンを注射することや、接種開始前に医師や看護師らがあらかじめ情報を共有する時間を確保しアナフィラキシーへの対応を確認しておくことなどを提言しています。
亡くなった飯岡綾乃さんの夫の英治さんがNHKの取材に応じ、同じような事案が起こらないよう報告書を生かしてほしいと話しました。
英治さんは報告書がまとまったことについて「やっと妻の死因がわかったという区切りではある」と話しました。
一方、「アドレナリンを打っていれば もしかしたら妻は生きていたかもしれない。なぜアドレナリンを打ってくれなかったんだというのはずっと思っていたので、なぜ医師にその判断ができなかったのか」と悔しさをにじませました。
その上で今後のワクチン接種のあり方について「報告書をどんどん公表して何が悪かったのかをみんなに考えてもらいたい。僕はワクチンがだめだと思っているわけではなく、安全に接種できる環境をきちんと整備した上で接種を行っていかないといけないと思っている。妻のことがきっかけで安全な環境が守られるのであれば役立ててほしい」と話しました。