始めに信がある

2023年09月06日 23時12分08秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

以心得入=黄金・宝石もその価値を信じなければ、ただの石ころに過ぎない。

「信」は信受ともいいます。仏の教えを信じて受け入れることです。

この「信」こそ、仏の境涯に入るための根本なのです。

法華経には、釈尊の弟子のなかで智慧第一といわれた舎利弗も、ただ信受することによってのみ、法華経に説かれた法理を体得できたと説かれています。

すなわち譬喩品には「汝舎利弗すら 尚お此の経に於いては 信を以て入ることを得たり」(法華経197㌻)とあります。これを「以信得入」といいます。

仏が覚った偉大な智慧・境涯を自身のものとしていく道は、ただこの「信」による以外にありません。

仏の教えを信じて受け入れていった時に、初めて仏法で説く生命の法理の正しさを理解していくことができるのです。


始めに信がある

2023年09月06日 23時12分08秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

以心得入

「信」は信受ともいいます。仏の教えを信じて受け入れることです。

この「信」こそ、仏の境涯に入るための根本なのです。

法華経には、釈尊の弟子のなかで智慧第一といわれた舎利弗も、ただ信受することによってのみ、法華経に説かれた法理を体得できたと説かれています。

すなわち譬喩品には「汝舎利弗すら 尚お此の経に於いては 信を以て入ることを得たり」(法華経197㌻)とあります。これを「以信得入」といいます。

仏が覚った偉大な智慧・境涯を自身のものとしていく道は、ただこの「信」による以外にありません。

仏の教えを信じて受け入れていった時に、初めて仏法で説く生命の法理の正しさを理解していくことができるのです。


生命とリズム

2023年09月06日 22時53分14秒 | 社会・文化・政治・経済
 

三木 成夫 (著)

「イッキ飲み」や「朝寝坊」「ツボ」「お喋り」に対する宇宙レベルのアプローチから、「生命形態学」の原点である論考、そして感動の講演「胎児の世界と“いのちの波”」まで、『内臓とこころ』の著者が残したエッセイ、論文、講演をあますところなく収録。われわれ人間はどこから生まれ、どこへゆくのか―「三木生命学」のエッセンスにして最後の書。
 
1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。
主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。
 
 
 
生命に地球の持つリズム。
 
生体に概日リズムが組み込まれていることは異論がないが、当時としては哲学的な解釈しか無理だったんだな。
 
誰しもが知っておく内容かも?
 
 
以外に難しいが、想像以上の内容に驚愕。
 
本書は素晴らしい。生きるものの仕組みや成り立ちがとてもわかりやすく普通の解剖学書では学べないことが沢山書かれている。 かなり前に書かれたものだが、今読んでも充分勉強になる。
 
 
この本は素晴らしいのだが梱包が最悪だったため星が減ってしまった。
 
最終的に人の素晴らしさが得られる
 
生命への深い洞察と憧憬。
人としての見識と品格の高さ。
生物がどうのこうの、生命とはなんぞや、その内容はもとより、人としてこうありたいと強く思わせる感度がありました。
 
 
良い本だが、電子書籍向きではないかもしれない。
 
同じ本の、紙の本で持っていましたが、今回、電子書籍で買い直しました。
非常に良い本ですが、電子書籍向きではないかもしれません。
三木先生の本は、シェーマが多く、また、その美しいシェーマが魅力でもあります。
この本に出てくるような美しいシェーマは、やはり、紙の本で味わいたいと思いました。
 
シェーマとは、医者がカルテを記すときに利用する、身体部位の絵図のことである。 診断・検査の内容を、記事だけでなく絵図とともに残すことで視覚的に情報が伝わりやすくなる。 自筆の身体、臓器などの絵や、既製のスタンプ状のもの、電子カルテ用に作成・データ化された図などを指す。
 
 
汲めども尽きぬ生命の魅力
 
遅まきながらこの本に出合うまで、人体の内臓という部位が何億年と言う生命記憶と密接な関係にあることをしらなかった。
 吉本隆明の著作の核心的な概念もこの三木成夫から啓発されていることが分かった。
吉本の「言語にとって美とは何か」「共同幻想論」「心的現象論」などをまたひも解く機会にもなった。
解剖学という分野が一個体のメカニズムだけでなく、人類誕生の宇宙的な視野にまで届き、さらに言語の発生をも示唆する優れた本とであった。
 
このスケールの大きさはまさに「宇宙大」。もう「死」が不安などと恥ずかしくて言えない。
 
 
恐るべき名著「情報の歴史」(NTT出版)すら、載せられなかった古生代にまで遡る。
生命の記憶と今の我々人類の心の奥底が今も繋がっていることを、オブジェ性を持って、ドーンと目の前に出されれば、もう誰も反論などする気になれないでしょう。
些細な表現の未熟など、いずれ学者さんが修正してくれるでしょう。
何といっても驚異的なことは、植物と動物を繋げてしまったばかりか、生命(とよばれているもの)と物質(星)をまで繋げてしまったことです。
「内臓と心」「海・呼吸・古代形象」と共に、このような書物に巡り合えた喜びに、お世辞抜きに「共振」しています。
 
宇宙は生きている。
 
人間は大きな宇宙のほんの一部。大きな宇宙という流れの中で漂う1枚の木の葉のようなもの。芸大時代にもっとお話を聞いておくのであった。
 
生命の神秘
 
「胎児の世界」三木成夫氏の文章や講演をまとめた一冊。
生命論、保健論、人間論、形態論の4つの章に分類されています。
総じて難解(特にゲーテ形態学の話など)なのですが、本書の主要部である第2章保健論は血管、神経、筋肉、それぞれの関連性からの人体への影響など、解剖図を使った解説でわかりやすく読むことができました。
外から取り入れたものをため込む上腹部のたまりの臓器に病気が発生しやすいという着眼も面白いです。
また人間の呼吸のリズムが潮汐リズムと関係しているといった話は壮大なる神秘を感じます。
文庫版に収録されている武術家甲野善紀氏の解説も大変面白かったです。
 
 
 

2023年競輪獲得賞金ランキング(男子)

2023年09月06日 13時43分06秒 | 未来予測研究会の掲示板

2023年競輪獲得賞金ランキング(男子)

※2023年9月4日更新

順位 選手名 獲得賞金
1 古性優作 170,789,500円
2 山口拳矢 122,934,200円
3 眞杉匠 99,576,800円
4 佐藤慎太郎 99,084,000円
5 松浦悠士 88,913,700円
6 脇本雄太 80,598,700円
7 清水裕友 76,360,400円
8 新田祐大 54,292,700円
9 新山響平 52,911,000円
10 山田庸平 52,710,000円
11 守澤太志 51,866,300円
12 郡司浩平 48,370,000円
13 犬伏湧也 47,622,000円
14 深谷知広 47,033,000円
15 香川雄介 44,733,000円
16 三谷竜生 44,330,200円
17 武藤龍生 43,027,200円
18 稲川翔 42,554,500円
19 浅井康太 42,279,000円
20 松井宏佑 40,800,700円
21 和田圭 40,263,500円
22 嘉永泰斗 36,466,000円
23 北井佑季 36,002,000円
24 平原康多 35,067,800円
25 東口善朋 32,521,500円
26 坂井洋 32,118,300円
27 吉田拓矢 31,778,000円
28 成田和也 30,819,000円
29 佐々木悠葵 30,492,000円
30 和田健太郎 30,323,200円
31 松本貴治 30,248,800円
32 小倉竜二 29,207,400円
33 大森慶一 29,114,000円
34 岩津裕介 28,769,000円
35 村上博幸 28,733,000円
36 柏野智典 28,603,000円
37 内藤秀久 28,264,000円
38 神山拓弥 28,103,500円
39 小原太樹 26,816,000円
40 松谷秀幸 26,153,200円
41 山田久徳 26,041,400円
42 諸橋愛 26,020,000円
43 島川将貴 25,449,000円
44 伊藤旭 24,895,000円
45 渡邉雄太 24,846,000円
46 荒井崇博 24,793,200円
47 小川勇介 24,632,400円
48 長島大介 24,342,200円
49 宿口陽一 24,320,200円
50 坂本健太郎 24,068,000円

 


万人尊敬に基づく理念

2023年09月06日 13時43分06秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼「民主主義」の成熟は、健全で普遍的な「宗教的なもの」の出現によってなされる―ホイットマン

ウォルター・ホイットマン は、アメリカ合衆国の詩人、随筆家、ジャーナリスト、ヒューマニスト。超越主義から写実主義への過渡期を代表する人物の一人。

▼万人尊敬に基づく理念―「一人を大切に」する<励まし>や温かな<振る舞い>に共感が広がっている。

▼生命の尊厳と平等、万物の共生、そして多様性。

▼個人主義に風潮が強い現代社会にあって、人は他者との関わりを避け、自分の殻に閉じこもリがちになる。

その結果、人間の連帯が断たれて、孤独化が進んできた。

そうしたなかで、他者の幸福を願い、積極的に人と関わうとする生き方こそ、人間を結び、蘇生させ、社会を潤す力となる。

▼政治・経済の次元もあるが、根本は人々の生命を変革していく以外にない。

▼社会は人間性、ロマンを求めている。

社会にロマンがない。

教条主義で、図面を描いているだけだ。

ロマンがあるとこには、それなりの信念がある。

どんな苦難があっも魂がある。

ロマンがあり、燃えている。

▼人生で大事なことは、希望をもつことだ。

ロマン:感動的、理想的に物事をとらえること。夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと。

教条主義:状況や現実を無視して、ある特定の原理・原則に固執する応用のきかない考え方や態度。

特にマルクス主義において、歴史的情勢を無視して、原則論を機械的に適用しようとする公式主義をいう。

 


本とともにあることが大切

2023年09月06日 12時46分17秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼本の中に貴重な一行がひそんでいるかもしれない。

その気配が好きだから、本を手放せない。

そばに置いておく。

そういう気軽さが大切と思うのです―詩人・作家 平出 隆さん

▼人生の土台は、自然うちにできるものではない。

「自分は、こう生きよう」

「こうなろう」と若き心に、どう決めるかである。

「自分なりの使命を果たそう」と決めた人が人生の歴史を残せる。

▼人生の確信ある生き方、希望に生き抜き、そして価値ある生活の実証を示す。

▼相手の生命に、幸福と希望の種を植える。

その種はいつか必ず根を張り、芽を出し、花を咲かせるだろう。

▼釈尊は、「一切の生きとして生けるもは、幸せであれ」と生涯、どこまでも一切衆生の幸福のために行動し続けた。

▼現代を覆う深刻な分断の根には、他者への不信や疑いがある。

だからこそ、人間の先善性を信じ抜き、対話によって幸福と希望の種を植えるのだ。

▼今、勝つことが、過去も勝ったことに通じていく。

今、勝ことが、未来を勝つことである。

<今からが勝負>

▼負けない心、信じ抜く心を培うことだ。

▼人生に黄色信号も赤信号もない。

人生で起きることには全部意味がある。

自身の可能性を確信できれば、どんな場合も乗り越えられるはずだ。


シオニズムの破綻や失敗?!

2023年09月06日 09時56分19秒 | 社会・文化・政治・経済

シオニズム、シオン運動、シオン主義は、イスラエルの地に故郷を再建しよう、あるいはユダヤ教ユダヤイディッシュイスラエル文化の復興運動を興そうとするユダヤ人の近代的運動。

後者の立場を「文化シオニズム」と呼ぶことがある。

シオン」とは聖書エルサレムと同義として語られ、やがてイスラエルそのものを指すようになる。

シオニズムという呼称は、1890年代、オーストリアの同化ユダヤ人であるナータン・ビルンバウムにより考案された

当時の19世紀末ヨーロッパでは反ユダヤ主義が吹き荒れていた。

シオニズム運動の名前の由来は聖書ゼカリヤ書の言葉に由来する。

ドレフュス事件を取材していたオーストリア人記者テオドール・ヘルツルは、ユダヤ人自ら国家を建設し諸外国に承認させることを訴える。

そして1897年バーゼルで第1回シオニスト会議を主宰。

後にヘルツルは建国の父といわれる。

1917年にイギリス外相が「パレスチナにおけるユダヤ人居住地の建設とその支援」を約束したバルフォア宣言が出され、1922年国際連盟はバルフォア宣言の条文を使った委任統治領パレスチナの決議案を採択した。

1947年国際連合によるパレスチナ分割決議を経て、1948年イスラエルが建国され、ユダヤ国家が誕生した。

だが、75万人のパレスチナ人が難民化しだが、これら難民のイスラエル国内への帰還を認める姿勢が一向にない。

2018年から19年にかけてガザ地区のパレスチナ人たちが帰還の大行進を行い、難民の帰還する権利をあらためて求めたが、イスラエル軍は発砲でこれに応え、223人のパレスチナ人が犠牲になった。

国際法の常識にもなって民族自決権=独立国家をパレスチナ人に認める姿勢もイスラエルにはない。

イスラエルを離れる若者も少なくい。

イスラエルのよるガザ攻撃のよに、イスラエルでは平和な状態が保たれていないことと、また、欧州などにより経済的機会を求めるためでもある。

シオニズムの破綻や失敗を意味する、とも指摘されている。


大島新監督最新作『国葬の日』9/16(土)劇場公開決定

2023年09月06日 06時45分12秒 | 社会・文化・政治・経済
2022年9月27日――
私たちは何を見たのか?
大島新監督が描く現代日本の肖像

◤『国葬の日』9月16日(土)公開決定◢

『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新監督最新作『国葬の日』を9月16日(土)よりポレポレ東中野ほかにて劇場公開いたします。 本作は、2022年9月27日に日本国内10都市でカメラを回し、賛否が割れた安倍晋三元首相の「国葬」の日の人々の姿を記録したドキュメンタリー映画です。
公開に向け、どうぞよろしくお願いいたします。

【監督メッセージ】
こんにちは、大島新です。
2022年9月、安倍晋三元首相の国葬が近づくにつれ、自民党の議員と旧統一教会の関係が次々と明るみになり、世論調査では国葬反対の声が増していきました。
またか。私はこの空気に懐疑的でした。
「みんなが反対と言っているから反対」しているように思えたからです。
日本人の多くは、少数派の側にいたくない。この数年、私がつくづく感じていることです。だって、そのわずか2か月前、安倍さんが亡くなった2日後に行われた参議院選挙で自民党を大勝させたのも、日本の有権者でしたから。そこで、9月27日に全国10都市で撮影をする映画を作ると決めました。国葬や安倍晋三さんという人のことを、本当のところどう思っているのか、人々のリアルな思いを知りたかったのです。
話を聞かせてくださった方は数十人ですが、そこには実に様々なバリエーションがありました。日本人とは、何なのか。私自身が、この映画を作る過程で多くの発見をし、かつ、完成版を観てたいへん困惑しています。
ーー大島新

特報予告編YOUTUBE
https://youtu.be/RgsHZdUTxfA

クレジット・ビリング
監督 大島新
取材・撮影 [東京]大島新 三好保彦 [下関]田渕慶 [京都] 石飛篤史 浜崎務 [福島]船木光 [沖縄]前田亜紀 [札幌]越美絵 [奈良]石飛篤史 浜崎務 [広島]中村裕 [静岡]込山正徳 [長崎]高澤俊太郎
編集 宮島亜紀 整音・効果 高木創 監督補 船木光 制作スタッフ 中村有理沙
プロデューサー 前田亜紀 制作 ネツゲン 配給 東風
2023年/日本/88分/DCP/ドキュメンタリー

公開表記
9月16日(土)より[東京]ポレポレ東中野、9月23日(土)より[大阪]第七藝術劇場、[愛知]名古屋シネマスコーレほか全国順次

◇HP:https://kokusou.jp/
◇ツイッター https://twitter.com/nazekimi2020
◇FB https://www.facebook.com/nazekimi2020

創作 人生の方程式 続編 3)

2023年09月06日 03時32分50秒 | 投稿欄

女が悟を誘ったのは、松戸駅から離れた寿司屋であった。

「このお店はね、パパのつけがきくので、遠慮なく食べてね」

カウンター席に、二人の客が居た。

女は個室の座敷席へ向かった。

「先ずは、自己紹介ね。私は北沢真央。あなたは?」

「大橋悟、住まいは北小金」

「そうなの。近いのね。私は馬橋」

真央は、お好寿司を注文した。

「まずは、乾杯ねよろしく」

悟は日本酒を飲み、真央はビールを飲む。

1990年代には、まだ飲酒運転が多めに見過されていた。

「恥ずかしい話なのだけれど、パパは高校生と何度も「援助交際」でホテルへ行って逮捕された。バカな男ね。病院の医師のくせに、40代でママが乳がんで亡くなる前から、看護婦と不倫したり・・・」

真央は母の無念さを想い涙ぐむ。

「私の元の彼も、私がいるのに、浮気ばかり、それで別れた。あなたは真面目そうだから、浮気はしないわね」

真央は目を大きく見開いて悟を見詰めるので、彼は沈黙するばかりだった。

彼は女性からまじまじと視線を受けた経験は皆無だった。

そして、真央の容貌の美しよりも、甘い声に魅せられた。

彼女の歌声が聞きたくなる思いがしたのだ。

 

参考:矢島・宮台(1997)によれば、「援助交際」という用語には3つのルーツがある。

1つめは、1980年代前半の愛人バンクにおける「長期的愛人契約」を意味するものである。

2つめは、1990年代前半のダイヤルQ2などに関して「売春」を意味するものである。

3つめは女子高生デートクラブの間で使われたもので、「売春」行為または「非売春」行為を意味するものである

元は日本の若者が使う売春の隠語であった。

しかし次第に社会に広まっていき、1996年には「援助交際」という言葉は流行語大賞にも入賞するほど世間一般に知られるようになった。

参考:1970年に飲酒運転に対する罰則が登場して以降、しばらくはそのままだったのですが、1990年代の後半になると悪質な飲酒運転による事故が起き、被害者家族を中心に厳罰化を訴える動きが活発化しました。

その結果、2002年には呼気アルコール量が0.25mgから0.15mgまで引き下げられ、罰則も大幅に厳しくなりました。

参考:19世紀および20世紀初頭は、医師が男性の職業であったように、看護が女性の職業と考えられていた。

病院と医師は、看護する女性すなわち看護婦を無償または安価な労働源だと見なしていた。雇用者、医師、教育者による看護師の搾取は当時珍しいことではなかった

看護婦から看護師へ移行。

20世紀後半に職場の男女機会均等への機運が高まる中、公的には看護がジェンダー中立の職業となったが、実際のところ男性看護師の割合は21世紀初頭における女性医師の割合をも大きく下回っている


創作 人生の方程式 続編 2)

2023年09月06日 02時39分07秒 | 創作欄

「拘置所の面会なんて、嫌ね」

「そうですね」

「人には、とても言えないわ」

春の日差しの中、公園の桜が満開だった。

「小学校の近くに、拘置所があるとはね」

「あれが小学学校?」

「ええ、私が学んだ学校。松戸駅まで歩きでしょ?」

「そうです」

「私、車なの、駅まで送るわ」

「いいですよ。近いから」

「遠慮しないで、送るわ」

30歳の悟は、女性にはまるで縁がなかったで、女性の積極さに戸惑う。

拘置所から離れた駐車場に白いベンツがあったのだ。

「乗って」女が促すので彼は従った。

「あなたと、話してみたかったので、待っていたの」

「そうですか」

拘置所でこのような女と出会うとは、彼は不思議な心持となる。

「実は、あなたは、元の彼に似ているのよ」

「そうですか」

「どこかで、食事は?どう?」

「いいですが・・・」その日、徹は面接の前に、松戸競輪場に寄り、前売り車券を買っていて、財布には3000円しか残っていなかった。

「私、ご馳走する。いいわね」

「はい、そうですか」

「あなたは、毎回、そうですか、なのね」女は声を立てて朗らかに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 


創作 人生の方程式 続編 1)

2023年09月06日 01時37分55秒 | 創作欄

彼女と出会ったのは、松戸拘置支所の待合室であった。

口紅の赤さと、つけまつげで目元パッチリであり、水商商売の女の印象であった。

大橋悟は、傷害事件を起こした弟の次郎の面会に訪れていた。

松戸のバーで10万円の法外な飲み代を請求された次郎は、納得がゆかずに支払いを拒絶する。

暴力団と思われる男二人が店に入って「てめい、なめるなよ払え!帰さないぞ!」と凄むのだ。

だが、4回戦のボクサーの次郎は怯まなかった。

次郎は刃物で威嚇してきた相手の一人を1発で打ちのめす。

もう一人は逃げるとことろを背後から後頭部を1発。

相手はドアに倒れこみ負傷した。

店のママが即座に警察を呼んで、次郎は現行犯で逮捕された。

結局、ミドル級ボクサーの次郎の夢は断たれる。

先に、女が面会室へ向かい、次に大橋悟が弟の面会へ。

「バカはことをした」次郎は涙くんでいた。

兄として「やったことは、仕方ない。頑張れよ」拘置所のアクリル板から慰める。

アクリル板は二重になっていて、一枚あたりの厚さは大体8ミリくらいで、また、声が通るようにアクリル板の中央に細かな 穴がある。

面会を終えた女は先に帰らず悟を待っていたのだ。