人間は、<人生の価値>を求めている存在である。
その価値とは、生きるための光明である。
人生の規範となる師匠の存在こそが、人間の宗教性を具現化するものだ。
釈迦は人生の師匠として、多くの教えを遺した。
人間は<幸福>になるために、多くの教えを求めたきた。
状況に支配されるのではなく、積極果敢に立ち向かい、他の人をも勇気づけながら自身の問題をい解決していく。
これが人生の一つの神髄である。
問題に直面した時、人生の師匠のことを思えば、自分の悩みなど小さく感じられ、行動する勇気がわくものだ。
地域や社会の問題を解決していくためには、その根本となる家庭が平和で価値的でなければならない。
人生の師匠が、何を思い、何をされてきたかを学ぶ。
苦境にありながら弟子が師匠を守り抜くことで、人生の価値を何倍に開いていける子弟の原理を知る。
視覚障害がある学生の一人が一番の成績を収めたのであるが、その源動力は、師匠から教わった<無限の可能性>を信じる心であった。
師匠の思いに応えとした時、人は計りしれない力を発揮するものなのだ。
地域社会で、理想を描いて行動し続けることがほんものの弟子の姿である。