1昨日の取手競輪場の入場者は約600人余り。
そして、昨日の入場者700、さらに今日の入場者は約1200名ほど。
利根輪太郎は気になり、毎日、入り口に立つガードマンに入場数を確認する。
全盛のころの取手競輪場と、ネット世界も加味した、21世紀の競輪場の入場者を、今日と厳密に比較する意味はあるのか、どうか?
だが、競輪場の正門入口の左側奥にある食堂「さかえや」の常連客の話を総合すると、40年前と現在では、明らかに雲泥の差があるのは明らか!
白山の商店街は軒並みシャッターが下ろされ、まさに閑散としている。
肝心な自転車屋までが2軒も閉鎖となったのだ。
憩いの場のカラオケ「ハーモニー」までが閉店となる。
取手競輪場の競輪ファンたちで賑わい、盛り上がって、取手の象徴的な店の「ハーモニー」は、利根輪太郎にとっては、切っても切れない店である。
「ハーモニー」では、作曲家の御園さんとの出会いであり、親交を深めた場でもあった。
「あんたが、作詞したら、曲をつけるよ」彼は飲むと言うのだ。
作詞家を目指していた20代からの夢を追い続けていた輪太郎は、実はいくつもの作詞を個人的に試みたのだが、実際に作曲までには至らなかったのだ。
実は、つまらない原因による御園さんとの喧嘩別れとなる。
御園さんとの関係は残念なら人を介してまでも修復できず、最後まで完全に交流が復活せず彼との死別に至ってしまった。
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