みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

タニタのヘルスメーター

2012-07-03 22:08:12 | Weblog
は、ちょっと前から家にある。
もっぱら、私の体重、体脂肪、筋肉量、代謝率、内臓脂肪などをチェックするために使われているけれども、本当の目的はそうではない。
退院後の恵子の体調管理に役立つだろうと思って購入したからだ。
しかし、しばらくその目的のためには使えなかった。
というのも、彼女自身がメーターの上に乗ることができなかったからだ。
このヘルスメーターに乗ってさまざまな項目をチェックするには、ある程度の時間(ほんの十数秒なのだけど)メーターの上に裸足で乗っていなければならない。
でも、恵子の身体はそれができなかったのだ。
彼女は右足に装具をつけている。
なので、装具をつけたままメーターに乗っても計量はできない。
裸足にならないとメーターは正常に作動しない。
ということは、装具をはずさなければならないということになるのだ。
しかも、杖も何の支えもなしにメーターにしばらくの間バランス良く静止しているということは今の恵子にとってそれほど容易いことではない。
でも、最近やっとそれができるようになった。
装具なしの歩きも少し練習している。
まあ、それはそれでいいのだが、それこそ一年ぶりぐらいで計った体重を見て彼女はちょっとショックを受けている。
あまりの体重の少なさにだ。
「もうちょっとあると思ったのに…ガッカリ」と肩を落とす。
まあ、それも当然で、今彼女の身体から筋肉という筋肉が極端に落ちているからだ。
人間の体重は、脂肪の重さというよりも筋肉の重さの方がはるかに多い。
人間が年をとり痩せるのも筋肉量が低下するから。
彼女もリハビリで少しずつ負荷をつけながら身体を動かしてはいるが落ちてしまった筋肉がそう簡単に取り戻せるものでもない。
ということは、彼女の身体の回復はイコール体重の増加に比例するとも言える。
麻痺した右半身に筋肉がついてくればそれだけ身体がしっかり動くようになり、それだけ体重も増加するはず。
そう思って計った彼女の先週の体重は、たったの31キロ(わお、私の体重の半分以下だ)。
「まあ、とりあえず目標は35キロにしよう」。
そう二人で言い合ったものの、この目標に到達するのはいつの日なのだろうか。

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