みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

43回目のアニバーサリー

2016-04-22 16:17:43 | Weblog

ということに気づいたのは朝起きてカレンダーの日付を見た瞬間。

「ああ、そうだ。この4/22という数字はなんとなく見覚えがある(当たり前じゃ)」。

(私の脳の中で少し間があって)「ああ、そうか、今日は結婚記念日ダ(今頃気づいた私…)」。

昨年のアニバーサリーは(私の脳も)もうちょっと違ったリアクションだったはずだが…と思いつつも、恵子に「アニバーサリーだよ。なんかケーキでも作ろうか?」と促すと「そうだね」という返事。

で、早速ケーキ用の粉を探すと、最近よくライ麦パンを作るせいかライ麦粉は、細かい種類から粗挽きまで4種類もあるくせに、強力粉の全粒粉がほとんどない(50g程度しか残っていなかった)。

うん、これではケーキを作るには足りない(ここら辺じゃ全粒粉売ってるところないからけっこう遠くまで行かなきゃだし、どうしよう?)。

そう恵子に言うと「なんでもいいよ。ケーキじゃなくても。クッキーでも作れば?」

そうだな、クッキーなら薄力粉で済むし、そんなに手間もかからないとクッキー作りに取りかかろうと思った瞬間、またもや私の脳の中で変なリアクションが起こった。

「ねえ、結婚式の写真ってどこにあったっけ?(モノの整理は私よりもはるかに恵子の方が上手だが、あいにく彼女は今病気で身体の自由が利かない)」

ああ、それはネ…と写真の場所を適確に教えてくれた。

と、ここからがかなりヤバくなってくる(笑)。

さて、クッキーにするのか、写真を整理するのかおいどっちなんだよ状態になったが、結局、両方ともにやるハメに。

ただ、若い頃の自分の写真を見つけては「なんちゅうクソ生意気な顔とファッションしてるんじゃい!」と自分自身の(若き)写真にケリを入れずにはいられなくなる。

そんな過ぎた昔の自分にどうのこうの文句言ってみても始まらないのだが、なんとなくツッコミを入れたくなった(きっと、若い頃の自分を肯定するのが照れくさいのかもしれない)。

でも、恵子の写真には真逆の感情しか起こらない。

これも当たり前のリアクションだろう。

自分の好みの女性だから長くつきあい長い結婚生活を送り、今でも彼女を世界中で一番愛していることに変わりはないのだから。

それよりも、ここから先の人生で結婚記念日を40回以上も(二人一緒に)迎えることは(おそらく)ないだろうから、一回一回のアニバーサリーがきっと何らかの「ヤバさ」を感じながら(笑)迎えることになるのだろう。

どうヤバいかはきっと毎回違うだろうし、恵子が病気になってからの4回だってけっこうヤバかったけど…、まあ、とりあえず二人でアニバーサリーが祝えただけでも良しとするか…ハハハ(^-^) 。


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