みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

売れに売れているクラシックCD

2007-03-20 01:30:07 | Weblog
というタイトルの記事が先週の金曜のサンケイスポーツに載っていた。というより、この記事の取材を先日サンケイスポーツからうけてその記事が先週の金曜の新聞に載ったのでそれが今日送られてきたということなのだが。
まあ、その記事の中で私の本で書いた「ジャズ好きな人はこのクラシック、ロック好きはこんなクラシック音楽を聴くといいですよ」といったそれぞれのジャンル別のクラシック入門楽曲も紹介されていたけれども、クラシックCDってそんなに売れているのかナ?
私はその実数は知らないけれど、もともとクラシックCDというのは、1万枚も売れれば大ヒットのジャンルなので、それが10万も20万も売れればメガヒットになるわけだけれども、果たしてどれだけ売れているのか?きっと、今年の終わり頃には、その辺の総括がでるだろうから、それに期待することにする。
ある意味、クラシックは一つ一つの作品の長さが長いものが多いので、あまりダウンロードには向かないので、やはりCDセールスに向いている商品だと思う。その意味で言えば、いまだに演歌ファンはカセットで音源を聴いている人もいるぐらいだから(お年寄りには、CDやMDを扱えない人もいるので、iPodなんかは異次元の話しだろう)、中高年がクラシックCDを買うというのは当然の成りゆきなのかもしれない。
でも、私は、音楽にクラシックもジャズもヒップホップもないと思いながら音楽活動を続けてきた人間なので、このクラシックブームが、「クラシック音楽と他のジャンルの音楽の違いは思ったほどはない」のだということを理解する助けになってくれればとは思っているのだが、果たしてそうなってくれるかどうか?
それって、きっと、私自身のこれからの活動如何にもかかっているのだろうナ(私がそういう活動をすればいいだけって話し?)?

話しはまったく変わるが、今日の神楽坂の火事のニュースを聞いてマジに心配になってしまった。本当に情緒のある古い町並みが残っている神楽坂の街は、いつまでも変わらないで欲しいと思っていたので、これで少しそうしたモノが失われてしまったのではないのだろうか?
火事と喧嘩は江戸の華だったそうだが、日本の家屋は石造りのヨーロッパと違って木造が中心なので、ヨーロッパのように外観を残して室内だけを改造していくようなことはできにくい。それこそ、火事で中身も外側も全部なくなってしまう。プラハのように、モーツァルトが実際に歩いていた町並みが現在もそっくりそのまま残っているというのも驚異だが、そういう建物が現実に至るところにあるところがヨーロッパのすごいところだ。日本で、遠山の金さんが歩いていたのとまったく同じ町並みが今も残っていたらそれこそかなり大変だろう(笑)。

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