キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCK ピンク色の研究 英語台詞

2012年08月18日 | ☆SHERLOCKで英語
Gyao!でシャーロックの1シリーズの3作品のストリーミングを1週間限定で購入し、繰り返し見ています。
英語音声に日本語字幕。
で、どうしても英語でなんて言っているのか知りたくなり、あちこちさまよって、見つけました。
全部の台詞を書き起こしているらしいサイトを・・
例によってC国のサイトです、大助かり。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_9a5eeb6a0100xsjx.html

もうすぐGyao!の期限来ちゃうけど、少しでも聞き取りの練習をしよう。

目次

SHERLOCK STUDY IN PINK-PILOT

2012年08月17日 | ☆SHERLOCK祭
この写真BBCジャパンさんにいただいたのですが、えっと何のシーンの写真でしょうか?
思い出せません・・・・




見てしまいました。
パイロット版の「ピンクの研究」
面白かった!
一応解説すると、このパイロット版は本放送決定前に企画段階で作ったもののようです。このパイロット版があってこその本放送。
放映はされませんでしたが、第一シリーズのDVDに収録されています。


話の流れ

・ジョンのセラピー
・ブリクストンの事件発生~アンダーソンがちょっとまとも
・ジョンとスタンフォドの出会い(原作どおりちゃんとランチしてる!)
・シャーロックの乗馬鞭、あちこちメール、ジョンとの出会い
・221B(ハドスン夫人は1回のお店をやってる設定)
・レストレード~事件現場へ~Houston!We have a mistake!PINK!~この辺本放送と同じ
・屋根のシャーロック
・ツゴウヨケレバスグコイ、ワルクテモコイ
・ニコチンパッチ3枚~犯人にメール送る~ピンクのスーツケース~ノーザンバランド22番地をアンジェロの店で張り込み~ボーイフレンドいる?
・酔っ払いの振り~薬を盛られる~タクシーに乗る
・2つのカプセル問題はなんと221Bで!
・確率ではなくチェスだ!
・弾丸
・毛布
・手は洗ったのか?
・ディナー~彼の医者だ。END


英語のみで字幕もなかったので、細かなところがわかってませんけど。

パイロット版は60分(正確には55分だそう)
本放送は90分

30分で増やされたのは、おもに以下の部分

・最初の3つの事件&記者会見
・マイクロフトの登場シーン
・カーチェイス
・ドラッグバスト
・携帯のGPS
・モリアーティ

増えた部分はどっちかというとお遊びの部分ですね。
大筋はあまり変わらない。
でも楽しいシーンを増やしてくれました。
(特にカー対徒歩チェイス&マイクロフト)
台詞も7割方一緒だったような。


アンジェロがいい味出してた。
ジョンは、本放送のよりももっとハードな感じがする。
本放送のときは病んでる感前面だったけど、こっちは軍人感がぎらぎらしてるような。

シャーロックは本放送より若くて軽い感じ。
こんな感じならどこにでもいそうな若者。
たぶんしゃべり方のせい。
服装も普通ぽかった。
本放送はかなり低い声で話してるんだな~とわかりました。

で、タクシーが怪しいということを、このシャーロックは早くからわかっている。でも本放送のシャーロックはちょっと頭の回転がこっちより悪いのね。

それとシャーロックと犯人のカプセル対決シーン、シャーロックが薬で自由を奪われているという設定はいまいち面白くないですね。
ガチンコ勝負の本放送のほうがいい。




細かなことを・・・

ジョンの携帯がiphoneだ。
ハドソンさん、同じ女優さんなのに老けてる
221Bの部屋がきれい
ドノバン巡査部長の印象薄い
屋根に上るシャーロック無駄にかっこよかった。
~~バスカヴィルのときもそうだけど、「○○と煙はなんとやら」~~
二人の出会い場面が殺風景なPC室だよ


マイクロフトもモリアーティもでてこない純粋に1個の事件。
(私の)原作のイメージに合うのはこっちですね。
この感じだと原作どおり60作作ってもらってもいいんじゃないかって思いました。
普通にテレビシリーズでやってけるよね。


今の本放送の作り方だと、10作以上は無理じゃないかって気がする。
作るほうも見るほうも、身が持たないし(笑)、あんなになんでもかんでもモリアーティがらみにしちゃったら、後が続きにくいよね。
ジム死んじゃったし(だよね?ね?)


同じベースのドラマのビフォーアフターって感じでとても興味深かったです まる。

SHERLOCK S1E3 モリア~ティ

2012年08月16日 | ☆SHERLOCK祭
The Great Game 「大いなるゲーム」
いよいよ、モリアーティが本格的に登場します。
そして、ジョンもシャーロックの助手的なお仕事をしていますね。
情報収集。
そして楽しそう。
病院の仕事はやめちゃったのかな?
居眠りのし過ぎで?
でもサラとデートに出かけるんだよね。
~~そしてジョンとモリーのブログのコメント欄読むと、ジョンが約束してたのに来ないってサラが心配して書き込みしてる~そのころジョンはモリアーティに捕まってました。

今回は1回90分のお話の中に、謎がいくつも出てきて、それをシャーロックがどんどん解いていきます。まるで早押しクイズみたいに。
一個一個の謎は、どれをとってもそれひとつで一本番組作れそう。
まるでジェットコースターです。

0.ブルースパーティントン設計書~カドガン・ウエストじゃなかった、アンドリューウエストの死。
1.カールパワーズ~20年前の水泳選手の死
2.ヤヌスカーズ~保険金目当ての殺人偽装
3.コニープリンス
4.贋作フェルメール



「ブルースパティントン設計書」
これは原作をまったく同じように使ってあって、うれしかった。名前はアンドリューに変わってたけど。
電車に轢かれたに見えたのに、切符を持ってないってところとかまったく同じで、犯人も動機も同じでした。現代では機密はフラッシュメモリに入ってましたね。

※(2012.10.17追記)犯人と動機は「海軍条約文書事件」のほうでした。

思ったことを思いついたままに。
タクシーによく乗りますね。
原作では辻馬車を乗りこなしていました。
だからタクシーになるんだよね~とは思うのですが。
そんなに収入が多いようには見えない(でも第二話では300万円の報酬を受け取ってましたが)のにあんなにしょっちゅうタクシー・・・ってことはロンドンのタクシーって台北並みに安いのかな?
普通の人がじゃジャン使える程度に?
東京に住んでる私の場合、タクシーには1年に1回乗るか乗らないか、です。
これが庶民感覚でしょ?


ロンドンってあんなに星がきれいなのか・・・
シャーロックとジョンがゴーレムを探しに行く途中、
路地から夜空を眺めて星がきれいだと言う場面。
これって、原作にもどこかにあったはず。
天体に関する知識がないけど、知識はなくても鑑賞はできるよ。って。
で、その星空が確かにきれいでした。
東京ではどうがんばってもあんなふうには見えません。
ロンドンは暗い街なんだろうと想像がつきますね。



英文法は正確に

冒頭、ベラルーシまで依頼人に会いに行ったシャーロック。
事件もつまらなかったし、依頼人がイギリス人なのに英語の文法がなってなくてそのたびに訂正するシャーロックに受けました。
あ、私シャーロックに会っても、英語しゃべるのよそうと思いました。


ニコニコマークにピストルを打ち込む


原作にあるとおりです。
原作はニコニコマークじゃないけど。
それをハドソンさんに咎められて、にやっとするシャーロックがいいですね。
その後すぐに爆発が起きます。その間もいい。

爆発した向かいの建物。
どうやって撮影したんでしょう?
壊すわけには行かないでしょうから、おっきな絵を描いて壁に貼ったのかな?
それともCG?


部屋の中でコート着たままテレビ見てたシャーロック。
そのカッコでひざをかかえてテレビに突っ込みいれてました。
かなり、ツボでした。

SHERLOCK S1E2 黒い蓮

2012年08月15日 | ☆SHERLOCK祭
The Blind Banker 死を呼ぶ暗号

冒頭のジョンの自動レジとの格闘、シャーロックの謎のアラブ人(インド人?)との格闘が面白い。
あの覆面の人は依頼人だったの?
なんとも乱暴な。

しかしこの二人の同居は面白いですね。
買い物にも行かないシャーロック。
人のパソコンを勝手に(パスワードまで破って)使うシャーロック。
ジョンはシャーロックの報酬を山分けにしてもらってよいと思います。

今回はシャーロックの学生時代の友人からの依頼。銀行の重役になってるらしい。報酬は2万5千ポンドでした。
手付けをもらうとき、シャーロックが「金には興味ない」と言って受け取らなかったけれど、ジョンが代わりに受け取りました。
で、小切手の額面を見て「これを受け取らないって言ったのか・・・奴は?」みたいな顔していたのが面白かった。

E1でもそうだったけど、シャーロックってなかなかコートを脱がない。
銀行で怪しい動きして落書きメッセージの見え方を確認するときも、コートも手袋もしてた。銀行のオフィスだったら暖房がんがんじゃないのかしら?
暑くないのかな?


担当刑事はレストレードでない人。
原作にはよくあること。
アジアの秘密結社の暗号が事件の鍵。
この異国趣味や秘密結社ネタも原作にはよくあった。

第1話はよく走るジョン&シャーロックだったけど、第二話はかなりアクション多目。格闘シーン、銃撃シーン。


ところで、スーリンが殺される直前に兄にかける言葉。
中国語だと思うけど、どこの方言かわからない。
「タイコー」って言ってる?
「大哥」のことだよね。
広東語かな?



モリー、きっと髪型のことをどうのこうの言ってもらわなくても、モリーは協力するんでしょうね。
それと、この回でジョンに彼女ができますね。
彼女とはまだいえないのか?でもデートする相手サラ。
そのデートになぜかシャーロックもついてくる。
この辺のシャーロックの空気読めなさジャイアン振りが素晴らしいです。

サラもなかなかすごい度胸の持ち主で、結構ジョンとお似合いだと思うのですが、ジョンのブログによると、ニュージーランドまで旅行に行ったけど別れちゃったんだそうです。
第3シリーズでよりが戻って結婚なんてことにはならないかなー?



脚本的に不自然に感じた点。

1.スーリンがチャイナタウンに住んでる。
しかも物の受け渡しをしている、組織の店のすぐそば。
ありえないでそー!
スーリンは組織から逃げてイギリスまで来て5年。
定職についてるんだし、住むところ別に探せたはず。
間違っても、組織の連中にばったりあってしまうかもしれないチャイナタウンには足も踏み入れないはず。

2.ルーキスが死の当日図書館で借りた本が手がかりになるけど、あの警告を見たあと、悠長に貸し出し手続きするだろうか?
殺し屋がまだ図書館にいるかもしれないのに?

この二つはリアリティーに欠ける点として特に気になった。


これは中国が大きなファクターになってる話だけど、中国人の感想を読みに行ったら、なかなか興味深かった。
「イギリス人から見た中国って今もあーゆーイメージなんだ。溜息」とか、
「興行名目じゃなきゃ入国できないってどういうことだ?!」とか、
「お茶の葉をあんな手づかみして淹れるなんて考えられない!」とか。
「博物館のシーンで命を狙われているのはスーリンなのに、何で二人ともスーりんのそばをはなれるかなー?」とか。これは私も読んで初めて、なるほど!と思いました。



ほかにも、雨に濡れた電話帳を見てスーリンの家に忍び込む展開はいろいろ無理がありすぎでは?
と思ったけど、そこはシャーロックの凡人離れした観察眼が何かを掴んだことにすればOKか。

原作ドイル氏もかなり強引なこじつけで書いてましたけどね。


SHERLOCK S1E1 ピンク色の研究

2012年08月14日 | ☆SHERLOCK祭
第一シリーズと第二シリーズ、あわせて6話の「シャーロック」が作られていて、何とか全部見ることができました。
テレビ放映時は、冒頭見逃したり、途中で居眠りしたり、トイレ行ってて見逃したり、ちょっと散々だったのですが(そんなことでファンと言えるの?!)
第二シリーズはNHKオンデマンドで、第一シリーズはGyao!ストアでストリーミングを買って(期間限定)じっくり見てます。


「ピンク色の研究」は記念すべき第1作。
正典の「緋色の研究」をきれいに踏襲したジョンとシャーロックの出会いのシーンがあり、とっても楽しい。

どこかのブログで読みましたが、
この話はなんとほぼ2日間の出来事です。
厳密にはジョンの従軍時代の回想やカウンセリングシーンも入りますが。
(あと事件の発生は10月~1月にわたる)

1日目。
従軍時代の夢を見て目覚めるジョン。
公園を散歩中に旧友のスタンフォドに会う→クライテリオンバー→バーツでシャーロックに会う。夜宿舎でシャーロックをググる。

2日目。
夜7時ベーカー街221Bでシャーロックと再会。そこへレストレード現れる→なぜか二人で事件現場へ→謎の男に拉致られる→宿舎に拳銃を取りにより、ベーカー街へ→ニコチンパッチ&ピンクのスーツケース→ノーサンバランド通りのレストランへ→タクシー追跡劇(ジョン杖は?)→ベーカー街に戻るとヤクのガサ入れ中→タクシー運転手に誘い出されるシャーロック→追跡するジョン→二者択一ゲームシャーロック危機一髪→ジョンの一撃→モリアーティ!!→毛布→謎の男は弟を心配すお兄ちゃんでした。


以上。


2日目の密度がこゆいですね!


ちょっとした疑問

2日目のベーカー街221Bでの待ち合わせは午後7時だったけど、あんなに明るいのかな?でも次のタクシーの車内のシーンでは街がすっかり暗いので、ぎりぎりの時間ってことかな?



書き換えられた記憶~1989年英国旅行

2012年08月13日 | ☆旅行-2013ロンドン
数日前のポストで1989年の英国旅行のことを書きました。
手元に何の記録もない状態で、記憶だけを頼りに描いたものでしたが、一応裏を取ろうと思いまして、当時の旅日記とアルバムを引っ張り出して見ました。


!!

記憶が見事に書き換えられてました。

写真は、帰国後すぐに書いた旅程表です。


この記事をこのままにしておくと「書き換えられた記憶」が固定してしまいそうなので、ここで修正しておきます。
自分のためのメモです。

まず初日は地理を学んだものとしての当然の行動
「ロンドンゼネラルサーベイ」ロンドンざーっと一巡り。
をしてますね。
そしてセントポールのユース泊まってました。
ホームズ好きの日本人学生と知り合うのもここでした。

いっそhにシャーロックホームズパブへ行き、舞台を見たのも同じ日でした。

そして、舞台のチケットを買いに行ったのは、なんと私でした!!
3枚買わなきゃいけないところ、2枚しか買わなかったのも自分でした!
(記憶では自分の失敗は都合よく忘れてました・・・笑)


そのチケットです。
舞台のタイトルは「シャーロックホームズの秘密」
13.9ポンド。
WYNDHAMSシアター。

なぜチケットが買えなかったかもわかりました。
この旅行では、旅行小切手を持ち歩いてたんですが、イギリスではあまり通用度が高くなくて、銀行などで現金化しないと商店で使えなかったのでした。
その前の年にアメリカ行った際には、T/Cは普通にお店でバンバン使えたので、イギリスでもそうだろうと思って、あまり現金を持たずにチケット窓口まで行ったようです。
30分並んで当日券カウンターにたどり着いたときに、キャッシュオンリーと気がついたというわけでした。



ベーカー街に行ったのはその翌日。
バービカンやケンブリッジにも行ってます。
で、その夜寝台車で移動。

インバネスからカイルへ行ったとき、一人でパブに入ったと思ってたけど、連れがあったようです。おそらく列車の中で知り合った人。
すっかり忘れてました。


ウインダミアのところはほぼ記憶どおり。
夜道が怖かった場所をグーグルで見つけました。



ここです。
この航空写真の「A」マークがユースの場所。
画面下の「A591」と書かれたあたりのT字路がバスを降りたところです。
当時のメモによると、バスの運転手さんに「この道をずーっと上がって3/4マイル行ったところにユースあるから」と言われたらしいですが。
とにかく真っ暗で、山道(に思えた)で怖かったのでした。

でストリートビューで確認しました。


こんな道です。
整備されてて、昼間ならなんと言うことのない道ですけどね。



それと、ウィンダミアから次の日は夜行列車に乗って移動しています。
宿代を浮かせたかったようです。
途中列車の乗り換えの待ち時間に映画見てますね。
「ミスターアーサー2」

ダートムアの農場宿泊の情報が載ってた観光案内。


性格は変わらないと言うか、
すべての情報を吟味して、この宿を選んだようです。

ベーカー街今昔~1989-2012

2012年08月12日 | ☆旅行-2013ロンドン
SHERLOCK祭り絶賛開催中な今年の夏休み。
BBCドラマのロケ地なんかも、ネットで、ばしっと調べがついちゃいます。
このドラマでのベーカー街221Bは、ユーストン駅の北側のノースガワーストリートでロケされています。
「187 North Gower St, London NW1」
で地図検索するとすぐ見つかります。

そんなこんな遊んでいるうちに、23年前にロンドンに行った時の写真と現在のベーカー街の様子(グーグルストリートビュー)を比べてみたくなりました。
現在、ベーカー街には「シャーロックホームズ博物館」という221Bを再現した部屋があるそうで、観光名所になっているのだそうです。
23年前はありませんでしたので、次回はぜひ訪ねてみたいと思っています。



1989年当時のベーカー街にあったホームズゆかりの場所は・・・
・駅の壁面にホームズのシルエットがあった。
・駅直結のパブの名前が「モリアーティ」
・「シャーロックホームズホテル」(ドクターワトスンという名のバーも)
・「ABBEY HOUSE」という建物の壁に「ここに221Bがありました」っていうプレート。
・道端にホームズのシルエットを使った看板などもちらほらありました。




シャーロックホームズホテル(1989)

これはまだ残ってて営業してました!


ベーカー街に面したところにカフェのテラス席。
以前はここが「Bar Dr.Watson」だったと記憶してるけど、今の名前までは見えず。
ホテルのサイトで確認すると「Sherlock's Bar & Grill」となってました。


裏側のチルターンストリートから見た写真。(1989)


こっちが正面入り口ですねきっと。
ビジネスホテルっぽい。


今のほうがかわいい感じですね。
2階の窓の形で同じ建物だとわかります。



アビハウス(1989)
ここには当時シャーロックホームズの秘書がいて、送られてくる手紙に返事を書いていると聞いたことがあります。


当時アビハウスの壁にあったプレート(1989)



今の様子。
アビハウス看板もなくなり、プレートもはずされています。
所有者が変わったようですね。
221bのプレートがあった場所には、普通に「219番地」のプレートが・・・
221bの場所は博物館のほうに譲ったのかしら?
そのあたりなんかドラマがあるかもしれません。



ベーカー街で見つけた「ホームズ」のシルエット(1989)

これはたぶん、ここ。

内容は変わってますが、同じ場所にホームズのシルエットあり。
ストリートビューの画像を拡大したので、かなりぼやけていますが・・・



よく見えませんが、写真左側の不動産屋さんの看板にホームズが使われていたので撮った写真(1989)


いまは不動産屋ではなく31アイスクリーム屋さんですね。
ホームズのシルエットは見つかりません。



こうやって見ると、20年以上たっても建物がほとんど変わってないところがヨーロッパですね。
写真だけで場所がすぐに特定できる。
すごいです。




ベーカー街のほかにも、地方都市エクセター郊外の何気ない住宅などを写した写真も、すべて特定できました。
ほとんど変わってませんでした。
日本だったらこうはいかないでしょうね。

ロンドン行き航空券考察

2012年08月11日 | ☆旅行-2013ロンドン
来年のロンドン行きのため、航空券探しからはじめてみました。
(気が早すぎる・・・)

ためしに、JALホームページで正規割引航空券をチェック。
なんと、20万円ですってよ!
しかもサーチャージが7.5万円ですって!
合計で28万円ですよ~~!!
こんなの無理ですね。

JALのマイル特典ならディカウントマイルで45000マイル。
で、サーチャージが7.5万円
高すぎませんこと?


いつも使ってる台湾の旅行会社で台湾発日本経由ヨーロッパ行きの航空券を見てみたら、
台湾-日本-ヨーロッパ(FRA,LON,PAR)-日本-台湾
の1年オープンチケットが5万台湾ドルくらいから。
今のレートだと日本円で15万円くらい。

これで台湾往復とヨーロッパ往復が付いて来るなら、これがいいかな。
このチケットを使ってイタリアへ行ったことあります。
もうイタリア直行便飛んでないけど(涙)
JALだとロンドン便は羽田発が無いのですよね。
羽田から飛んでるのはBA(英国航空)のみ。



ロンドン単純往復の格安航空券ってどんな感じかな?
ためしに今年の8月の価格をネットで見てみると、
羽田発のBAでも8月で10万円ちょっとで出てる。
あ、でもこれって、サーチャージ別かな?
調べてみると、ロンドンまでのサーチャージは、今現在各社4~5万円くらい。
JALの7.5万って何?!
でもお盆のど真ん中に行きたいので、席が取れる確率低いのではないでしょうか?
英国航空ならJALのマイルもたまるらしいけど。
別の会社や経由便ならもっと安いかもだけど、格安航空券でもサーチャージまで込みで15万円かかるのなら、台湾往復もつけて1年オープンで買うのもいい。
予約ランクが上だし。早くから予約入れられるし。変更もできるし。



今年の年末に台湾に行くときに、考えよう。




補足説明
台湾発日本経由のヨーロッパ行き航空券について。
このチケットは台湾で買います。入国スタンプのコピーが必要なはず。
台湾発のチケットなので日本在住の私が使うには、まず別の航空券で台湾に行かなくちゃ。
使いやすいのは、特典航空券。
以下にプランをまとめました。

(旅程1 台湾旅行)
日本→台湾:特典の往路を使う
台湾→日本:台湾で買ったヨーロッパ行きの第一区間を使う

日本滞在は、ストップオーバーしてる形

(旅程2 ヨーロッパ旅行)
日本→ヨーロッパ→日本:台湾で買ったヨーロッパ行きの第二・三区間を使う

日本滞在は、またまたストップオーバー

(旅程3 台湾旅行)
日本→台湾:台湾で買ったヨーロッパ行きの第四区間を使う。
      この部分は最初の旅程から1年以内であればOKなので、オープンにしておく。
台湾→日本:特典の復路を使う
      発券時に日程をFIXにしておく必要あるはずですが、
      往路に乗った日から1年以内なら予約変更も可能だったはず。

こんな風に、3回の旅行をすることが可能です。
特典旅行はいろいろ使えるので、マイルを残しておかないと!
ですね。


この旅行は、オフシーズンにいける人には、あまりメリット無いかもしれないですが、お盆や年末年始など超ピーク時にしか旅行できない場合にはとても有効です。
予約がとりやすいし値段もリーズナブル。

ね。


1989年の英国

2012年08月10日 | ☆旅行-2013ロンドン
(写真はイメージです。)


BBCドラマ「シャーロック」にはまっている最近のワタクシ。
これは、いよいよロンドンへ乗り込む日が近づいてきたような気がしてます。
とはいっても、それなりの日数の休みが取れるとしたら来年のお盆だから、1年も先なんだけど。

8日休みがとれるとして、max6泊8日か5泊7日くらいかな~。
昨今の情勢から言って一人旅になるでしょう。
ちょっとご飯さびしいか。


これから、英語の勉強も始めつつ。
旅行情報を集めていこう。
1年も時間があるし。


さて、思い返せば私が前回イギリスに行ったのは1989年のことでした。
前回と書きましたが、イギリスに行ったのは1回だけです。


どんな旅行だったんだっけ?
23年も前。
たしか2月に2週間の旅行。


飛行機は成田から英国航空だった。
もちろん格安航空券でエコノミーったけど、ビジネスにアップグレードされてて落ち着かなかった。

初日はどこに泊まったのか?
たぶんどこかのユースと思われる。

翌日、まずベーカー街へ行った。
221Bのプレートの写真を撮った。
そして思いのほか寒かったので、滞在中の服を買った。
通りかかったら「ベネトン」がバーゲンしてて、もこもこした手編み風セーターとスキーパーカーを買った。
それを着て、寝台列車でユーストン駅からスコットランドのインバネスまで向かった。
寝台車は2人用の個室で、同室の人は現地の女性客だった。
男の人と相部屋になったらいやだな~と思ってたのでほっとしたっけ。
寝台車で迎えた朝は、車掌さんが紅茶を運んできてくれた。
イギリスらしい。

インバネスでは川のそばのユースに泊まった。
観光案内所に行くと日本人の若者が集っていて、一緒にネス湖のツアーに行った。
一人で汽車の終点の「カイルオブ・ロハルシュ」に行って見た。
何にも無い寂しいところだった。
パブでフィッシュアンドチップス食べて帰ってきた。
お客は私一人だった。
なんさま寂しかった。

エジンバラに移動。
泊まったゲストハウスに日本人が多かった。
地球の歩き方をともにしてたから当たり前か。
意気投合して夜の散歩やパブでお酒のんだりしたな~。
そのときに「グレンリベット」と言うお酒の名前を覚えた。
(で、帰国の際お土産に買った)
ちょうど日曜日にあたって、町中に開いてる店が無くびっくりした。
食べるものが無くて飢え死に!と思ったら、長期滞在の日本人のおにーさんが食料もってて、みんなでチャーハン作って食べた。

同じ宿の日本人青年と一緒にタータンチェックのキルトを買った。
ちょっとしたデート気分で楽しかった。
20数年たった今でも、全くへたることなくいい品質です。

湖水地方へ行った。ウィンダミアかな?
夜に着いてバス停から真っ暗な山道を一人で上って宿へ向かった。
怖かった。
怖すぎて1泊だけして翌朝何も見ずに移動してしまった。

バスカヴィル家の犬の舞台が見たくて、デボン州へ向かった。
エクセターのゲストハウスに泊まった。
一人旅の日本人の女の子と仲良しになった。
一緒にパブで話し込んだ。
釧路湿原が好きで通ってるといっていた。

エクセターの観光案内所で、ダートムアのファームステイの情報を得た。
農家に泊まる。
直接電話して予約を取り、バスに乗って向かった。
地球の歩き方にはもちろん載っていないので、イギリス全土のドライブマップを買った。
モアトンハムステッドとか言う町だったような・・・。

滞在したのはすごく古い農家で、雰囲気はよかったが、宿の人と何も話せず(英語が・・・)客は私だけで、とにかく寂しかった。
夕食が死ぬほどまずかった。
それでも周辺の散歩をした。
石垣が印象的なイギリスの農村地帯だった。

みつけた!
私の泊まった農家、まだ営業してました。
13世紀の建物だって!
http://www.greatsloncombefarm.co.uk/
今ならもっと楽しめるかな~。
いつかリベンジを!


プリマスへ行った。
ユースだと日本人に会ってしまうので、B&Bを探した。
かわいいおうちに泊まった。
かわいい部屋だった。
冬の英国でも南海岸は明るい雰囲気があった。
朝ごはんは充実してた。
ザ・イギリス!
泊り客も多かったが、交流できなかった。
敗北感。


ロンドンに戻った。
アールズコートの大型ユースホステルに泊まった。
二段ベッドのマットがやわらかすぎて、腰が痛くなった。
食堂でやっぱり日本人と仲良くなった。
二人旅の男の子だった。
ホームズ好きだった。
一緒にシャーロックホームズパブへ行った。
ジェレミーブレッド主演のシャーロックホームズの舞台劇があるという話で、チケットを買ってきてもらうことになった。
何の手違いか?3人なのにチケットが2枚しか買えなかったそうで、どちらか片方の人と二人で行ったような気がする。
台詞が全く聞き取れず、居眠りしたことをここに告白します。


残りの滞在時間で、カムデンロックの蚤の市やチェルシーやフォートナム&メイソンやリバティーに行ってお土産を買った。
バービカンと言うところにも行った。
大英博物館やバッキンガム宮殿やビッグベンなどには近寄ることも無かった。
食事はウインピーと言うバーガーショップでばかり食べていた。
ハンバーガーに飽きたら、フィッシュアンドチップスを食べた。
2月は寒くて旅行者も少なくて寂しい印象だけが残ったけど、
水仙の花がきれいだった。

帰りには、アップグレードは無かったので、エコノミーで帰った。






次に行くときは、こんな旅行はしないだろう。
大英博物館には是非行ってみたいし、イングリッシュガーデンの見学もしたい。

SHERLOCK関連BLOGめぐり

2012年08月09日 | ☆SHERLOCK祭
さて、シャーロックにはまりまくっているこの夏の私ですが、ネット上を見回すと、おおぜいの方がブログなどに感想をつづっていらっしゃいます。

SHERLOCKでブログ検索した結果

皆さんどれもこれも愛にあふれてるし、またシャーロックもびっくりの深い洞察力でレビューされてる方も多く、ほんと「すごいな~」と楽しんでます。
私も自分の気持ちの赴くままに感想を書き散らしていますが、つくづく思うのは自分の文章力の無さ。
読み返してがっかり。
あ~年のわりに幼稚な文章・・・。


このブログをはじめたのは2004年。
実はその前にはホームページを持っていて、今より熱心に文章書いていました。
頻繁に掲示板に書き込みもしてたし。
メル友さんもいたし。
その前は文通とかよくしてたし。
日記は中学生くらいからつけてて、
とにかく文章はかなり書いているのですが、一向に面白い文章はかけません。


関西人は常に「オチ」を考えながら話をしてるとか。
私、そんなこと考えたこと無いなぁ。
面白くなるはず無いか・・・。


そうそう、中1のころ、これも父に買ってもらった
「文章が上達する本」(うろ覚え)
おそらく父が私に若干の英才教育(?)を施そうと買ってくれたような気もしますが、
その本に「文章上達の第一歩として、気に入った文章を書き写せ!」と言うのがありました。

そこで、私が当時気に入っていた文章の代表として、シャーロックホームズの「緋色の研究」をノートを買ってきて書き写し始めました。
書き写し始めましたが、元来飽きっぽい私の性格では2ページ、3ページとは続けることができなくて、簡単に挫折。

私の英才教育は、しょっぱなから暗礁に乗り上げたのでした。

ブログも書き続けていればいつの日か、いい文章を書けるようになるんじゃないかと、はかない望みを抱いていますが、あと30年位したらちょっとはましになってるかも(笑)。


SHERLOCK S2E3 ライヘンバッハ

2012年08月08日 | ☆SHERLOCK祭
堪能しました。そして、「萌え病」はかなり治癒しました。
満足満足。

脚本は練りに練られているし、役者の演技も素晴らしかった。
モリーもちょっと救われた。
でもジョンの精神状態が心配。
全部嘘なんじゃないかと疑い始めるととまらない。
面白かった。

原作の本質というかファンが思う「ここは大事」という部分をぶれさせることなく貫いているし、またその部分を大胆に深く追求している。だからファンが喜ぶ。モリアーティとホームズがなぜ好敵手足りえるのか、原作ではホームズの口でしか語られていないので「妄想か?」と後世の人かちゃちゃを入れる余地があるわけだけど、そういう解釈も全て踏まえての「フェイク説~ジムの罠」は気持ちよかった。


以下いつものように激しくネタバレです

●コネタ
・手錠でつながれたまま逃げる二人
・プレゼントにお愛想言えないシャーロック
・ホームレスはスマホ持ってるんだね~。

●モリー、ああ、モリー

モリーはこのドラマ全編を通して、いい味出してます。
病院の死体安置所にいるくらいなんだから、それ相応の専門家のはずだけど、シャーロックに片思い中で、彼の前に出ると普通の女の子になっちゃう。
シャーロックが、モリーを利用したいときだけ、彼女に関心があるようなちょっとした事(髪形変えた?とかw)をいうのも、利用されてるってわかってる。
--このへん、モリーのブログを読むとわかる。
見ているこっちが切なくなっちゃう。

S2-E1では、シャーロックに持ってきたクリスマスプレゼントについて、めちゃめちゃにひどい仕打ちを受けるけど、彼女は受け入れている。(さすがのシャーロックもそのときは、謝った。レストレードのファーストネームは知らなかったけど、モリーのフルネームは知ってる・・いやプレゼントに名前書いてあったね。それ読んだ?)

そのモリーがこの回では大活躍。

描かれてないけど、裏でも大活躍してるはず。

ジム・モリアーティにIOUゲーム(いやそんな名前じゃないけど)を挑まれ、顕微鏡を覗き込みながら思わず「IOU」とつぶやいているシャーロック。
そしてそんな様子をジョンには気取られないようにしていることにも、モリーは気がついていて、「助けが要るときには思い出して」と言う。「私なんて物の数に入ってないでしょうけど・・・」っていうのは、嫌味と言うより純情。

シャーロックはその時点ではきっと何を言われたのか、あまりよくわかってないんだろうなぁ。自分の窮地をジョンに気取られまいというのもおそらくは無意識だから。


でもいろいろあって、ジムにかなり追い詰められたことがわかったシャーロックは、ラボのモリーをたずね、ある頼みごとをする。

このシーン、モリーの純情を利用しようっていういつもの習性と見ることもできるけど、やはりここは彼の中で変化があったと思いたいな。「いつも信頼してた」と言う言葉も、本心だと思いたい。

結構モリーに感情移入してます、ワタシ。
こういう人多いんじゃないかな?
だって、この話、普通の感覚の登場人物が少ないんだもの。


●モリアティーの中の人スゴイ

21世紀版「シャーロック」に登場する、モリアーティの第一印象は「えっ?このヒトなの?!」でした。
あまりに若い。小柄。童顔。

でもじわじわくるものがあり、プールサイドのシーンもよかったし、このS2-E3はまさにジム・モリアーティ劇場でした。気持ち悪い。底なし沼のような目。そして童顔。次の表情が予測不能。

この役者さん、いい仕事してる。
普段もこんなサイコなんじゃないかと心配しちゃいましたが、そうではないようです^^;
展開はある程度予測してたんですが、タブロイド記者キティーの部屋でのジム(リッチ)の演技には、ひざをたたいて喜んじゃいました。すごい!!

このドラマ、どっぷりはまってる私ですが、あまり中の人たちには興味がなかったんです。シャーロック役の役者さんも、いい仕事してると思うけど、役を離れたらシャーロックじゃないことは明々白々だし。ジョンにしてもそう。
でもこの役者さんには興味を惹かれました。
役者ってなんだろう?と思っちゃいました。役に入っている間、本当に別の人生を生きてるんじゃないかと思わされる、そんな演技です。イギリスではこの演技で賞を獲ったそうですね(ジョン役の人も獲ったらしいです)


●絶対あやしいマイクロフト
このドラマでのマイクロフトの扱いは、原作よりも格段に重要になってます。
(原作では登場回は少なく、兄弟仲はよく、弟は兄を敬愛している)
シャーロックよりも大人で、いつも弟を心配し、でも弟には反発されている。
ジムにも深くかかわり、このエピソードでは
国家のために弟を売ったことになってるけど・・・・。

本当にそうなんでしょうか?

と思わせる何かがマイクロフトにはありますね。
シャーロックと違い、裏の裏がありそうな深みのある人物です。
おもちゃの取り合いだけじゃない、どんなうらみつらみがこれまでこの兄弟にあったのか、興味深いですね。


●シャーロックの半生とは?

そのマイクロフトがジムにシャーロックの半生を話してしまうらしい。
どんな半生なんだろ?
気になる。
育ちのよいボンボンに見える今回のシャーロック。
どんないろいろがあるのでしょう。
気になる。


●トリック
遺体置き場とモリー、ゴムボール、ぶつかってきた自転車
わきの下にゴムボールを挟むと脈が消えるって話。
前にどっかで聞いた。
何かのトリックに使われてた。
実際にやってみたら、見事に脈がきえた!
これなのかな?

はじめ私が考えた、シャーロックが自殺偽装したトリックは・・・
・シャーロックはあの歩道ではなく、その先のごみ収集車の上に落ちた。
・そしてあらかじめシャーロックに似た背格好の死体を用意してもらって、
 にシャーロックの服を着せて転がしたのかな~

と思ってたんですが、
でもやっぱりシャーロックの顔だし。
駆けつけたジョンがシャーロックの手を取ったときに、もともと死体じゃ硬いだろうし、冷たいだろうし・・・???

で、自分の中でこのの案は却下となりました。

今私の考えるトリックは、
・シャーロックはあの歩道ではなく、その先のごみ収集車の上に落ちた。
・そしてゴムボールで脈を消して、血糊べったりかぶって(おそらく500cc?)
 歩道に転がった。

目撃者たちは協力者だったのかな?


●シャーロックの成長

シリーズ1の「ピンクの研究」でのジョン&シャーロックの邂逅の地点から、二人はそれぞれに変化してきた。
特にシャーロックは、孤独で人間的感情を排除して生きてる高機能ソシオパスから、このFALLでの友人に対する自己犠牲を払おうとするところまで、ものすごい人間的成長を遂げています。

このシャーロックの変化(成長)をサスペンスの合間に覗かせていったのが、このシリーズがここまで視聴者に支持された理由のひとつじゃないでしょうか。

ゲームの完成を目指してたジム。
シャーロックの行動もエンジンはその辺にあるとは思うけど、結局究極の選択を迫られたときには、ゲームではなく天使の側にいる人間としての生き方を選んだ。

泣かせる・・・。
だから、モリーに看破されたように、「ジョンの見てないところで悲しい顔」になってしまった。にんげんだもの(by相田みつを・・・違!)



●ジョンの吐露

苦しくて自分でどうにもできないから、セラピストのもとを訪ねたジョン。
(18ヶ月ぶり。ってことはシャーロックとの同居もそのくらいかな?)

シャーロックと行動を共にするようになって、実はジョンも変化がおおいにあった。

戦地から帰国した後、
「この世には自分だけ。自分には何も起こらない。」
っていう精神状態で、腕は震えるし、脚は言うことをきかない(しかも心因性)
孤独でどん底状態だったジョン。

シャーロックと事件に巻き込まれていく中で、手の震えもなくなり、杖なしで歩けるようになり、ロンドンの街を縦横に走ることさえできるようになった。
生きることにはりが出てきて、毎日をスリリングに充実して過ごしていたジョン。


ジョンにとってもシャーロックが必要不可欠だった。
ジョンは、どの時点でそのことに気がついたのかな?
ジョンが言いたかったけど言えなかったこと。
お墓の前で、それを口に出していうことで、涙をぬぐい、軍人らしく回れ右して歩いていけたジョン。

何度見ても涙が出る。
私にはこんな経験ないのに。まるで自分が経験してるかのような胸の痛みを覚える。
ほんとに上手い脚本と演技です。



●コインの裏表

原作で、ホームズは自分のことを世界で一番強大な犯罪者にもなれる。
と言う意味の発言をしています。
それってモリアーティのことだよね。

で、今作。
ジムとシャーロックはまさに「君は僕、僕は君」と言う結論に到達します。
二人の違いはただ、「天使の側にいるかどうか」この一点のみ。
いえ、以前はそうだったんですが、もう違ってたんですね。

シャーロックには、すでに「ジョン」や友達がいたんです。

前はいなかったけど。
骸骨だけが友達だったんだけど。

でもそう考えると友達の命を引き換えにゲームの完成を迫ったジム。
ちょっと矛盾してるかな。
やっぱり友達や愛する人込みで天使の側なのかな。


なぜ、ジムが自ら命を絶つのか。

ジムにとって世界は退屈な場所。
シャーロックをFALLさせたあとは、きっと恐ろしく退屈な世界しか残っていない。
だから、このゲームに自分の存在(命まで)をすべて使って、楽しみたい。
そんな感じかな・・・
と思います。

さて、いろいろ書きなぐりましたたが、第3シリーズも決まっているらしいので、しかも「空き家の冒険」から始まるらしいので、S3-E1ではこの種明かしを盛大にしてくれると思っています。
期待!



SHERLOCK S2E1 The Woman

2012年08月07日 | ☆SHERLOCK祭
中学生のころから「アイリーネ・アドラー」(延原謙訳風に)が好きになれなませんでした。ファンの間ではアイリーンはすごく人気のあるキャラで、原作の「ボヘミアの醜聞」もとても人気のエピソードではあります。原作において、おおよそ(恋愛対象としての)女性に興味のないホームズが、唯一心から賞賛し認めた女性となっているのですが、おそらくその設定に思春期の私はやきもちを焼いたのでしょう(笑)。
中学生らしいですね。

その気分は、実はずーっと変わらず、今の今まで引きずっています。
(なんと、成長のない!!)
なので、アイリーンの登場する「A Scandal in Belgravia」も若干斜に構えた気分で見始めました。

「アイリーンめ、ワタシのシャーロック・ホームズに何をする~!」的な・・・ww

見終わっても、やっぱり似たような気持ち。
もちろん、面白かったのですが。
一緒に見ていた夫は、すっかりアイリーンを気に入ったらしく、女優さんの名前とか調べていました。
確かにきれいでしたね。


さすがに今の私は大人ですので、作品の評価に感情を持ち込まないこともできます(笑)
ええ、できますとも!
ジェラスとは切り離して、感想などを書いていきますかね~~。

以下ネタバレ注意


すっかりジョンはシャーロックの助手ですね。
病院のアルバイトもやってないみたい。
パソコンを持って現地捜査。
スマホのカメラでもいいような。
なんか、ラップトップ落として壊しそうじゃないですか?

宮殿でのホームズ兄弟のやり取りは楽しい。
何だかんだいっても仲がよいですね。

ツボだったシーンは

・アイリーンの家で「通報しよう」というジョンの言葉を受け、
 拳銃を空に向けて数発発射「すぐ来るよ!」
 なんというか、手っ取り早いですね。

・221Bに押し入ってハドソンさんを縛り上げた賊に対する仕打ち。
 「警官と救急車を呼んでくれ、重症だ。窓から落ちたみたいだ」
 って、誰のこと?誰も窓から落ちてないよ~。
 と思っていたら、それは予告だったのでした。

このあたり、シャーロックが良(常)識がないのを端的にあらわしてて、面白い。
このシリーズでは、シャーロックのこういう常人離れをコミカルにちりばめてくれるのがすごく楽しい。


●シャーロックと女性、性的なもの

このテーマについて、あまり考えたくない。
ワタシにとってのホームズは永遠のvirginでいて欲しいんです。
だって、ファンタジーなんだもの。
彼の存在そのものが、ワタシにとっては。
やっぱり子供のころに愛してしまったキャラだからかな?

作中でもシャーロックは「virgin」と呼ばれていますね。


●シャーロックとアイリーンの対決

原作では、シャーロックは完全にアイリーンに打ち負かされちゃいます。
だから自分を圧倒した存在として、アイリーンが心に刻まれちゃうわけなんでしょう。

この作品でも、もちろんシャーロックは常に圧倒されていきます。
もちろん、健闘はしますよ。
でも切り札は常にアイリーンの手の中にあり、シャーロックができるのは、彼女のメールを無視することくらい。
メールの着信音を変えたりもしないのね。
聞きたいのね、あの声を(!)

そして、ラスト近く、「情にほだされて」大きなミスを犯してしまうシャーロック。
なんて世間知らずでうぶなんだと、兄のマイクロフトが嘆きます。
う、屈辱・・・。
で、パスワードの解除。


ここで終わりでよかったんでは?
競り合ってきた二人の対決がアイリーンの圧倒的勝利に終わり、でも最後に挽回するシャーロック。
でも総合点ではアイリーンの勝ち。
で、彼女が「The Woman」として永遠に彼の心に残る・・・・。

そうなると、ラストの落ちが、蛇足に感じました。
ラストの処刑シーンは、何のために入れたんでしょうか?
おそらく、作った人はアイリーンとのエピソードにワタシの100倍くらいの思い入れがあるんでしょうね。
もうひと発展ほしかったのかな、と推測します。

やっぱりジェラスとは切り離せない感想になっちゃいました。


「SHERLOCK」と「Dr.HOUSE」

2012年08月06日 | ☆SHERLOCK祭
昨夜 NHK-BSで「シャーロック」第二シリーズ3話目「ライヘンバッハ・ヒーロー」を見ました。
ネタバレいろいろ見聞きしてたけど、期待を裏切らない展開で、とても面白かった!

日曜日は朝から「シャーロック」始まるのが楽しみでしょうがなかった。
テレビ番組をこんなに心待ちにすることってあまりないことです。


とはいえ、ワタシにもお気に入りの番組があります。


BS-Dlifeでやってるアメリカのテレビドラマシリーズ「ドクターハウス」。
医療ドラマだけど、安楽椅子探偵譚的な話で、一話完結で、めちゃ面白い。
ハウス医師のキャラクターがよい。
孤高の天才で、変人で、性格曲がってる。
社会的協調性が皆無で、唯一の友人ウィルソンにも憎まれ口ばかり。
あ、ホームズだ。

ハウス≒ホームズ
ウィルソン(ハウスの唯一の友人、いつも味方)≒ワトスン

むーん。
やっぱり好きになるものって、共通点があるんだな。
というか、私の好み偏りすぎでしょ(笑)


ドクターハウスはDlifeで第一シーズンをやってます。
まだまだ続くので、「シャーロック」次のが見られるまで、これで我慢するかな~。

SHERLOCK S2E2 HOUND

2012年08月05日 | ☆SHERLOCK祭
「バスカヴィル家の犬」。原作ホームズの中でも特に好きな作品です。
写真は英語版と中国語版と新潮文庫版。

「シャーロック」、第2シーズンの2作目。
感想を思いつくまま書いていきます。
(私にしかわからないかも)

以下盛大にネタバレしています

最初の血まみれホームズ。
原作の黒ピータの逸話ですね。
でもほんとにあの格好で地下鉄に乗れるのかな?
銛って危険物じゃないのかな?
持ち込み可???

タバコがすいたくていらいらしているホームズ。
ちょっとかわいい。
部屋中をめちゃくちゃにしてタバコを探すホームズ。
最後スリッパの中を見るのも、細かいね。
原作ではタバコを「ペルシャスリッパ」の中にしまってる。

あ、二人の部屋のTVはサムソンだ。
そういえば、イギリスではテレビのことをTellyって言うのですね。

依頼人ヘンリーのタバコの副流煙を吸い込むシャーロック。
さもしいよ・・・
可笑しいけど。
プライドないのかな(笑)
ニコチンパッチじゃ効かないのかな?
それともパッチもやめてるのかな?
このシーンだけでもシャーロック、十分奇人。


ダートムアの奇岩の上に立つシャーロック、かっこいい。
でもあの奇人振りを見た直後だから、かっこつけてるだけにしか見えない・・(泣)

ジョンの歩き方。
軍人風の歩き方の演技かな?
懐中電灯の持ち方も一人だけ違ってて、かっこよかったけど。


暖炉の場面でシャーロックが恐怖を感じて「感情」というものに恐れを抱くところ。初見ではよく飲み込めなかったのですが、今見てきた魔犬が怖いのではなく、ないはずのものを見たこと、自分の見たものが信じられないということが初めての経験で怖いんでしょうね。
そんなことしょっちゅうある凡人の私にはすぐには飲み込めませんでした。

そしてそのとき口走ってしまう
「僕には友人はいない」の一言。
でも翌日ちゃんと「友人は一人だけいる」と訂正していました。
原作では「友人はワトスンだけ」という認識はちゃんとあるホームズですが、このシャーロックは、その段階にいたるまでにステップがあるんですね。
ジョンに出会うまでのシャーロックの孤独振りが思いやられてほろりとしちゃいます。

第1シーズンから5作目まで少しずつ、シャーロックとジョンの関係を積み重ねてきているのもこのシリーズの面白いところ。
二人がどんな風に友情を培っていくか。
毎回「ゲイカップル」と誤解されるというギャグが挟まれるのもご愛嬌。

原作を読んでいたときは、ホームズの天才を敬愛するワトスンとホームズの友情をもう出来上がっているものとして、なんの疑問も感じたことがなかったけど、今回のドラマではこの二人がどうしていっしょにいるのか、考えながら見てる。


シャーロックはジョンのことちょっと所有物のような風に見てるのかな?
ジョンで実験なんて。
鬼畜。
許すジョンもすごい。


ワタシのお気に入りシーン

・ジョンにコーヒーを入れてくるシャーロック。
 ちゃんと飲んでくれるか心配そうに見てる様子がめちゃかわいかったけど、
 実は別のたくらみだったとわかり、にやっとしてしまいまいました。
 ひっかかった!

・「マインドパレス」
 シャーロックの頭の中を視覚化する試みが大成功している。
 間違いなくこのドラマのすばらしいことのひとつですね。



SHERLOCK 「緑の梯子を持っていたら逮捕しろ」

2012年08月04日 | ☆SHERLOCKで英語
BBCドラマ「シャーロック」の冒頭、ジョンに借りたケータイでどこかにメッセージ(text)を送ったシャーロック。
ジョンが確認すると「緑の梯子を持っていたら逮捕しろ」と打たれていた。

原文
If brother has green ladder
arrest brother.


なんのこっちゃ。
ですが、ちゃんとシャーロックの開設したウェブサイトの中に、その事件のことが書かれていました。
「緑の梯子」事件。
私のいまの英語力で、ザーッと訳してみました。
それにしても、シャーロックの文章は簡潔でわかりやすい。
ジョンのブログは数倍難しい(ワタシには)。
こういうところもきっと練りこまれているんだなと思う。
(原作でホームズはワトスンの文章が論理的にすっきりしてないとダメだししてます)

間違いの指摘を歓迎します。





The Science of Deduction by Sherlock Holmes

The Green Ladder
Case closed

A PC Jane Downing has come to ask for my help. Her husband died. Everyone thinks it's a tragic accident. She's convinced his brother did it. Brother has a cast iron alibi. I love cast iron alibis so I'm taking on the case.

Background: End of last year, Sir Harry Downing died. Left the house to the older son, Jack. House to stay in the family though - it was to go to Keith, the younger brother, if Jack died without having any kids.

Last month: Jack found dead in the garden pond. He'd no reason to kill himself but no signs of a struggle. High level of alcohol in his bloodstream. Looks like a tragic accident. Looks like Keith gets the house.

Jack's wife, Jane, not convinced. Keith spends the week in Edinburgh and only returns to London for weekends. Even though Keith was in Scotland on the night Jack died, she's certain he was responsible for her husband's death. He'd definitely got a motive.

Update: Have been to the house:
Drawing of outside victim's house showing the wall, the flower bed, the path, the pond and where the body was discovered

It's the side wall of one of the smaller buildings in the grounds. No windows so nobody could have thrown anything out at the victim. No footprints in the flower bed. Path is loose gravel - fairly narrow but not dangerously so. Jack couldn't swim. He could have slipped on the gravel and fallen in? Looks like an accident.

Update: Have now met Keith - it was definitely not an accident.

Update: Spoken to Jane again. Got her to tell me everything she could about the victim. He was boringly mundane. One thing I noticed when she was setting the table - she spilt some salt so she threw it over her shoulder. Apparently it's bad luck to spill salt. I asked if her husband believed in similar nonsense and she confirmed he did. Also asked her about his drinking - he didn't drink that much, usually just beer.

Update: Returned to the house and examined the flower bed. Nothing. Examined the gravel... and took some away to examine in closer detail.

Update: Traces of green paint in the gravel. In two specific patches, about a metre apart. A ladder. No windows in the wall so it's an unlikely place to put a ladder. And if you were to put a ladder there, you'd put it in the flower bed, not on the path. Have spoken to the house gardener - there's no green ladder on the property. Conclusion: The ladder was brought to the house and placed there for some other reason.

Summary: Keith knew his brother was superstitious. He arranged for a friend to put a ladder there - knowing Jack would walk around it. There was a bottle of Scotch in the house which Keith had sent to Jack - knowing he wasn't much of a drinker. Jack drinks the whisky, gets drunk, goes for a walk, loose gravel, dark night - sees the ladder. Bad luck to walk under the ladder, so walks around it - into the pond where he drowns.

I'll text Jane later. Case closed.




超意訳

夫を事故で亡くした女性からの依頼。
彼女の夫の死は「不幸な事故」だと思われたが、彼女だけは夫の弟が殺したと確信している。しかし、弟には鉄壁のアリバイがあった。僕は「鉄壁のアリバイ」というものが好きだ。そこでこの依頼を受けることにした。

背景:昨年末ハリー・ダウニング卿が亡くなった。遺産の家屋敷を相続したのは長男のジャックで、ジャックに子供がないままなくなれば、次男のキースに相続される。

先月:ジャックが自宅の庭園の池に落ちて溺死した。彼には自殺の理由がなく、また周囲に争った跡がなかったことと、血中のアルコール量が高かったことから、これは不幸な事故であると考えられた。そしてキースが家屋敷を相続することになった。

ジャックの妻のジェーンは、納得がいかなかった。弟のキースは平日はエジンバラにいて、週末だけロンドンに戻る生活をしていた。ジャックの死の当日はスコットランドにいたのだが、明確な動機があり絶対に夫の死にかかわっていると確信している。

更新:
屋敷へ行ってきた。
被害者宅の戸外の見取り図に、外壁、花壇、通路それに遺体の発見された池を載せている。

敷地に立つ小さいほうの建物の壁には窓がなく、そのため誰がが被害者に対して何かを投げたということはない。花壇に足跡はなかった。通路は砂利敷きでかなり狭かったが危険というほどではない。ジャックは泳げなかった。彼は砂利で足を滑らせ池に落ちたのだろうか?事故のように見える。

更新:キースと話した。事故でないのは明白だ。

更新:
ジェーンともう一度話した。被害者について何でも話してくれるように言った。彼は退屈なほど平凡だった。ひとつだけ目に留まったのは、彼女が食卓の準備をしていたときに、うっかり塩をこぼし、それを肩にかけたことだった。夫も同じように迷信深かったかとたずねたが、そのとおりだった。また、酒のこともたずねた。彼はあまり酒は飲まずいつもビール程度だった。

更新:
再度屋敷へ行き、花壇を調べた。何もなし。
砂利を調べた。そして詳しく調べるために少し持ち帰った。

更新:
砂利に緑の塗料の痕跡があった。1メートルはなれたところに2箇所。梯子だ。
壁には窓がないから、梯子をかけるような場所ではない。それにもし梯子をかけようと思うなら、通路ではなく花壇の中におく筈だ。庭師に尋ねてみたところ、この屋敷には緑の梯子はない。

結論:梯子は外から持ち込まれたもので、何か他の目的のためにそこに置かれた。

まとめ:キースは兄が迷信深いことを知っていた。彼は友人に頼み梯子をそこへ置かせた-ジャックが梯子を回り込むことを知っていたからだ。家にはジャックがあまり飲めないことを知った上でキースが贈ったスコッチが一瓶あった。ジャックはウイスキーを飲み酔っ払って散歩に出た。砂利に足をとられた。暗い夜だ-梯子が見えた、梯子の下をくぐるのは縁起が悪い、それでかれは梯子をよけて池に落ち、溺れた。

あとでジェーンにメールする。事件解決。

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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