仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

オリンピック選手の言葉

2014年01月22日 | 

 私は、アトランタオリンピックの時は、選手であり、国会議員でした。オリンピック会場に向かう選手団をのせた飛行機から降りる時、私は一番最後に降りたのですが、唖然としました。スリッパや新聞や紙コップが散乱し、毛布も畳まれていなかったからです。

「これが本当に日本を代表する選手達か」と目を疑いました。案の定、いい結果ではありませんでした。その反省を受けて、「人間力なくして競技力向上なし」ということをテーマに掲げ、選手強化をやるようになりました。

 日本を代表する選手というのは、血税を使っての代表選手です。いかに「公人」ということに耐えられるかということも、競技力の一つになります。

 実際、選手村を去る時、私は全ての選手の部屋をチェックしています。お世話になったものに対して、感謝の気持ちを込めて後始末ができているかをチェックしているのです。

 そうすると、ものに感謝できるかどうかが、競技力に結びついていることが分かります。競技成績のよい選手達は、人の見ていないところでも物に感謝することができています。

 そのような心があってこそ、精神の鍛錬ができるのです。そして、その日々の感謝の積み重ねが、いざとなった時に、体格では劣る日本選手が勝つ、大きな要素になるのです。

 このことを示していくためにも、私は今、オリンピックを教育の場にしたいという思い出、人づくりに励んでいます。



  橋本聖子氏の言葉である。学校で子供達を見ていると、橋本氏の言う通りだと感じる。スポーツだけでなく、勉強ができる子、しっかりしている子、心が強い子は、みな物に対する感謝の気持ちをもっている。


 みやざき中央新聞2538号より引用
 平成26年(2014年)1月20日(月)発行

 (この「みやざき中央新聞」一番おすすめの新聞である。読むと元気が出る唯一の新聞ではないだろうか。)

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ちょっとした、でもとても大事なマナー

2013年01月15日 | 

 ちょっとした配慮かもしれないが、とても大事なマナーがある。

 自分があまり気にしなかったマナーである。

 

 例えば、

「お客様が帰る時に笑わない。」

である。


 帰る時に笑い声がして、それがお客様に聞こえたら、

「自分が笑われたのかな?」

という不快な気持ちにさせるからである。

 
 ちょっとしたマナーだけれども、大事なマナーだと思う。

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いつもの靴揃え

2012年09月27日 | 

勤務校では靴を揃えているのは、<wbr></wbr>いつものことです。
うちの学校の子達は、自然と揃え<wbr></wbr>ます。
 

「揃えなさい」といわなくても揃えています。

人間的にも素晴らしいんですよね<wbr></wbr>。

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立腰の功徳 十カ条

2011年05月18日 | 
 勤務校では、立腰の指導をしている。
 立腰とは,「腰骨を立てる」姿勢を常時保つことである。
 立腰の姿勢は,
(1) おしりをウンと後ろに引く。
(2) おしりのやや上方の腰骨をできるだけ前方に突き出す。
(3) 下腹に力を入れ,それをできるだけ持続する。
という姿勢になる。

 そもそも森信三先生が提唱したこの立腰のよさは、何か?
改めて森先生の本「性根の入った子にする"極秘伝"」を読み直してみると、次のように書いてある。


立腰の功徳 十カ条

1 やる気がおこる。
2 集中力が出る。
3 持続力がつく。
4 頭が冴える。
5 勉強が楽しくなる。
6 成績もよくなる。
7 行動が俊敏になる。
8 バランス感覚が鋭くなる。
9 内臓の働きがよくなる。
10 スタイルが良くなる。

指導してきて、確かにこういうよさがあると自分も感じている。

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福島大学陸上競技部でも挨拶の指導をしている

2010年06月07日 | 
福島大学と言えば、川本和久監督が有名である。この方は、学生日本一の選手や日本記録保持者を育てている。

 その川本監督が、著書「子どもの足が2時間で速くなる!」に、こんなことを書いている。

挨拶ができる子は足が速くなる
 挨拶をする、返事をする、あと片づけをする。一見、走ることには関係ないように見えますが、こうしたしつけはとても大切です。こういう小さなことがきちんとできる子は、かけっこでも勉強でも必ず伸びていきます。必ずキラキラ輝く子に育っていくでしょう。p.98


 これは福島大学の陸上部で実際に行っているメンタル練習です。
 まず、「勇気を出して人の前に一歩進み、あいさつをする」という練習を行い、それができるようになったら、「きちんとあいさつができているのだから大丈夫!同じように勇気を持ってスタートラインに立ちなさい」と教えるのです。p.99


挨拶、返事、あと片づけ、やはり一流の指導者ほど重視している。

 大切なのは、徹底だと考えている。どの学校でも指導はしているだろう。しかし、徹底されている学校、学級は殆どない。

 例えば、全校集会で名前を呼ばれたら、どの子も返事ができるだろうか。
友達同士でもあいさつができているだろうか。どの先生にもあいさつをしているだろうか。地区の方々にもあいさつができているだろうか。

自分の学級、学校全体でできるよう指導の徹底をしたい。(ただし、楽しく)

自分は幸い、その指導を進める「生徒指導主事」という立場に今年はいる。

挨拶や返事が響く学校、・・・楽しいだろうなあ。

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自分の心と体をコントロールできる人に

2010年04月15日 | 
 例えば、「信号を守る」「上履きのまま外を歩かない」「集団で移動する時は喋らない」「自分が使ったトイレのスリッパを並べる」「クツをそろえる」など、これらの行動ができる人は、自分の心と体をコントロールできる人だと考えている。

これらの行動が確実にできる人こそが、我慢強い心の持ち主であり、ここぞという時の粘り強さがある人だと考えている。(多くの場合、他人には優しい人が多い。)

些細な行動の積み重ねかもしれないが、これらの行動が確実にできる人、言い換えれば習慣になっている人は、幸せな人生を生きているように見える。


 少なくとも、自分の周りには、幸せそうに見える人が多い。

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腰骨を立てさせれば解決できる

2010年04月11日 | 
 給食を食べている時、気になることがある。それは、「犬食い」と「肘付き」である。指導する時は、「犬食い」や肘付き」はマナー違反であることや、胃腸に負担がかかる食べ方であることも話す。
 その後は、次の言葉で「犬食い」と「肘付き」は無くなる。

 それは、「腰骨を立てて食べなさい」である。

腰骨を立てた綺麗な姿勢だと、「犬食い」や「肘付き」での食事はできない。

話は変わるが、うちでは、たまに外食をする時がある。その時、子どもにお子様ランチは注文させないことにしている。理由は、「犬食い」や「肘付き」をしやすい姿勢になるからである。それは、1枚の大きなプレートに料理が全部載っていることによる。

 あのプレートを持つことは子どもにはできない。大きなプレートでも、せめて手を添えさせるように躾けているが、やはり子どもには、茶碗をもって食べるように躾けたい。

 そこで、うちでは、「お子様ランチ注文禁止」である。

 子どもにマナーが身に付くような持ちやすい食器に盛られた「お子様ランチ」があれば注文したい。

 どこかの料理店が、マナーが身に付くお子様ランチとして売り出してくれないものだろうか。

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立腰のために背もたれを外す

2010年03月24日 | 
 立腰の指導を勤務校で取り組み始めたら、2~3年ですると周りの学校にも広がり始めた。大変うれしいことである。学校全体で取り組むと、1学級で取り組むよりもっと効果が出る。

もともとは、森信三先生が提唱された躾の1つである。姿勢に関する躾である。立腰の姿勢とは、座ったときに、ヘソをグッと前に突き出すようにする姿勢である。

 森先生のすごいところは、重要な躾の絞り込みである。大切な躾は、たくさんあるかもしれないが、その中でも、「朝の挨拶」「返事」「履き物揃え」「椅子を入れる」「立腰」ができれば、後はできるようになると言われている。

確かに上記の躾ができている人は、ほかの躾もできる。教育現場にいると実感できる。(これは、子どもだけでなく、社会人でも同じではないだろうか?挨拶、返事、履き物そろえなどができている人は、ほかの振る舞いもできていることが殆どである)

自分自身でも立腰を心がけている。まずは、言い出しっぺから実践してみせるのが大事だからである。
・・・しかし、子どもよりも大人の方が、できるようになるまで時間がかかる。

常に腰骨を立てるために、自分は背もたれを使わない。そのために自宅の椅子は、背もたれを外しているほどである。

 最近、何とか腰骨が立つようになってきたような気がする。

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静かに移動するというのは、些細なことかもしれませんが・・・。

2010年03月02日 | 
 例えば全校児童が集まるために体育館などに行くときは、静かに並んでいくようにさせる学校が多いだろう。特に中規模校以上になると、静かに行かないとかなり騒がしくなる。
 
このような集団での移動が静かにできるかどうかは、とても大切なことだと考えている。静かにできるかどうかで、少なくとも2つの力が子供に身に付いているかが分かる。

 1つは、周りの人に迷惑にならないように静かに行動しようという意識をもっているということである。言い換えれば、プライベートな場での行動と公の場での行動の区別を付けようとする意識があるということでもある。

 2つ目は、静かに移動するための心と体をコントロールする力を子供達がもっているということである。
 些細なことに見えるかもしれないが、向上しようとするものにとっては、心と体をコントロールする力は、大切である。コントロールできないものは、努力の継続ができない。怠け心に勝てないと考えている。

特に体育の授業では、授業開きで指導する内容である。静かに移動できないような雰囲気で学習に臨んでいると、気が緩み、ケガにつながる恐れもある。

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「ハイッ」の返事だけで感動させる

2010年02月26日 | 
 自分が住んでいる宮崎のある町では、スポーツで優秀な成績を残した方々の表彰式がある。毎年この時期に、1年間の活躍を表彰するのである。

その中で、一際感動させる選手が数人いた。いずれも高校の新体操男子選手である。「○○高校○○くん」という読み上げの後の「ハイッ」という返事がとても気持ちがよいのである。

 会場に響き渡るような声であるが、張り上げすぎるわけでもない。返事だけを聞いても感動した。
 その後の歩き方、賞状などのもらい方も実に形が良かった。見ていてすがすがしくなった。

 新体操というのは、表現する種目である。さすがは「表現者」だと思った。
 体や声を使って表現する力の第一歩というか、基礎中の基礎はやはり「返事」や「挨拶」なのかもしれない。

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