映画「侍タイムスリッパー」を観てきた。
この映画は、8月17日に「池袋シネマ・ロサ」1館だけの公開だった。
それが評判を呼び、9月13日には全国120館以上での公開となった。
そういう広がり方の映画はきっと面白いだろうと思い、本日観に行った。
(まるで「カメラを止めるな」のような広がり方だなあと思う)
幕末の会津藩士である高坂新左衛門がタイムスリップし、現代の時代劇撮影所にやってくる。
戸惑いながらもテレビの時代劇に感激し、「切られ役」として奮闘する話である。
コメディーであるが、後半は会津藩士としての生き方も描かれている。
監督さんは、安田淳一氏。
監督だけではなく、脚本、撮影、照明、編集など一人で11役以上をこなしたそうだ。
才能と根性のある人なのだろう。
脚本が本当に素晴らしい。
ユーモアがちりばめられている。
時代劇愛(時に切られ役に対する愛)に満ちあふれている。
一生懸命に演じている役者さん達もいい。
いい台詞があった。
「一生懸命やっていれば、きっと誰かが観てくれている。」
その言葉通り、みんな一生懸命に生きている人たちである。
2時間20分があっという間だった。
あまりにも良かったので、見終わったときに拍手をした。(周りに迷惑にならないように小さな拍手)
来週もう1回観に行こうかなあ・・・。