仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

理科室では指示語を使わない

2009年11月30日 | 理科
理科で実験や観察の技能を高めるためには、具体名を覚えさせるのも大切である。実験や観察の道具には、名前を覚えることで、そのしよう方や目的が分かるものが多いからである。できれば漢字も教えるとなお分かりやすい。

例えば、「方位磁針」である。子ども達には、「方位を調べるため石の」と説明しながら言葉を教える。

 具体名を覚えさせるために、次の指導をする。
「指示語を少なく、具体名を多く」という指導である。

「それで量って」より「電子天秤で量って」と言わせる。
 「これで一さじすくう」ではなく、「薬さじで一さじすくう」の方がよい。

 実験をしながら繰り返し名前を覚えることになる。
 そこで、理科室には、次の言葉を掲示している。

「あれ」「それ」「これ」禁止
実験や観察に使う道具名を言いましょう。
名前を早く確実に覚えられます。
名前を覚えるのは、実験や観察が上手になるために、とても大切です。

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音楽編集で使えるフリーソフト

2009年11月25日 | インポート
音声をカットしたり繋げたりしたくなるときがある。

例えば、体育の授業でBGMを作るときである。
 準備運動やゲームの時の曲を繋げておけば、子ども達は、音楽を聴いて次の行動に移ることができる。実際、そのように音楽を使っている素晴らしい授業を見たことがある。

また、清掃時間、子ども達が時間を把握する手だての1つに、BGMを使う方法がある。5分おきくらいに曲を変えるのである。そうすると、子ども達は、時計が近くにない外での掃除であっても、大体の時間が分かる。

 しかし、この曲切ったり繋げたりする作業は、なかなか面倒だった。

 この面倒な作業を簡単にできるフリーソフトがある。

「mp3DirectCut」である。
 これは、MP3形式ファイルから曲を部分的に切り出したり、カット編集する事が出来る。

これを使って、切ったり繋げたりが容易にできた。

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仕事で迷ったときは

2009年11月23日 | 教師修業
 仕事をしていると、どちらにしようか迷うことがある。
 例えば授業づくりを行う際、どんな理論に立って授業づくりを進めるかという迷いが出てくるときがある。

 今、体育の世界では「局面学習」と「戦術学習」の理論がある。最近研究授業をした方々には、どちらの理論に立って体育の授業づくりをするのかという問題があったようである。

 教育現場が混乱しないか心配である。心配なのは、「どちらかの学習スタイルを強制(または禁止)されるような指示が出されないか」ということである。

学習指導要領に則って行えば、あとはいろいろな指導方法があって良いはずである。

 体育の研究をしていると、これまでも新しい考え方がでてきており、どんな学習スタイルがよいのかが議論されてきた。

こんな時は、野口芳宏先生の言葉が指針になる。その言葉とは、「根本・本質・原点をつかめ」である。

 その教科は何を指導する教科なのかという「根本・本質・原点」をつかめ意識していれば、新しい考え方には振り回されないと思う。


体育に限らない。仕事をしていて迷ったときは、「その仕事は何のために行うのか」という「根本・本質・原点」を意識することにしている。

 迷いが無くなる。

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粛々と淡々と

2009年11月20日 | 教師修業
粛々・・・
①つつしむさま
②静かにひっそりしたさま
おごそかなさま

淡々・・・
①あっさりしたさま
②水の静かに動くさま

 生きていると、結構刺激的な日々がある。
 新型インフルエンザ対策、生徒指導の問題、プレッシャーのかかる仕事(例えば研究授業や講師依頼等々・・・)

自分にとってきつい仕事ほど自分を伸ばしてくれる。どんな仕事であろうとも誠実に向き合っていれば自分にとって必ずプラスになる。

 最近は、厳しい場面に遭遇したときほど「粛々と」「淡々と」仕事に当たるように心がけている。その仕事に対して自分ができるベストを尽くせばよいのである。それ以上の仕事はできない。


 しかし、自分ができるベストの仕事はしなければならない。

「粛々と」「淡々と」自分のベストを尽くしていこう。
 これが、最近自分に言い聞かせている言葉である。

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理科とは何をめざす教科か

2009年11月18日 | 理科
 自分の仕事上のモットーは、「簡単・楽しい・効果あり」である。シンプルに考えるのが好きなのである。というよりもシンプルでないと覚えられない、考えられないという自分の能力に起因している。

そのシンプル好きの自分が「理科とは何をめざす教科か」を考えてみた。

 とても短い言葉で表すと「自然を知る」であると考えている。
ちなみに、小学校学習指導要領に書いてある理科の目標は、次の通りである。

 自然に親しみ,見通しをもって観察,実験などを行い,問題解決の能力と自然を愛する心情を育てるとともに,自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り,科学的な見方や考え方を養う。


 学習の評価は 「関心・意欲・態度」「思考力・判断力」「技能」「知識・理解」で行われる。

 この4観点は、いずれも大切だと思う。
 ただ、どの評価も目指すところは結局は「自然を知る」という一言に集約される気がする。

自然を知ることで、自然を好きになり、自然を守るためにはどうすればよいかという思考や判断をするようになり、自然に対してどのように接すればよいかという技能も身に付いていくのではないだろうか。

 もっとシンプルで納得できる言葉があれば知りたい。
「理科とは何をめざす教科か」

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実験前に討論をあまりさせない 

2009年11月17日 | 理科
 一度間違って覚えてしまうと、なかなか修正がきかないことがある。
歌を覚えさせるときでも、漢字を覚えさせるときでも、初めに間違って覚えてしまうと、その後の修正が難しい。
 例えば、鉛筆握りでも、間違った握り方を矯正させるには、とても時間がかかる。

 理科でもそうである。例えば、・・・例が今思い浮かばない。・・・でもそんなことがあるのだ。

 事実とは違った概念、イメージを児童が持っている場合、その概念を崩すのが難しくなる場合がある。

 そして、特に討論をさせた場合、自分の考えにこだわりを持ってしまい、児童の意識を変えるのがさらに難しくなる場合があった。(・・・うーん、例が浮かばない・・・。)


 そこで、最近は実験前の討論にはあまり時間をかけない。その代わりに、実験後のまとめを自分で考えたり、友達と実験から分かることについて話し合ったりする時間を確保するようにしている。

 (そんな事例が最近あったんだけどなあ・・・。思い出せない。抽象的な内容ですみません。)

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「教えて考えさせる授業」を研究しています

2009年11月12日 | 教師修業
2008年1月17日に出された中教審答申には、次のように述べられている。

  「自ら学び自ら考える力を育成する」という学校教育にとっての大きな理念は、日々の授業において、教師が子ども達に教えることを抑制するよう求めるものではなく、教えて考えさせる指導を徹底し、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図ることが重要なことは言うまでもない。

 昨年度から、自分の授業では 基礎的・基本的な知識・技能の習得を図るために、「教えて考えさせる指導」を心がけている。そのため、「授業の前半で、基本的な知識・技能は教える」「授業の後半で、知識・技能を活用したり、習得したりする」ような学習過程を組んでいる。

 もうすぐ5年理科「もののとけ方」の授業を行うが、本時は第1次(2時間)の第1時であるため、「食塩は水にとけても無くならない(質量保存の法則)」という基本的な知識や「電子天秤での実験の仕方」という技能を教えるようにしている。
 そして続く次時は「食塩以外でも水にとけたものはなくならないのか。」という発展的な課題を設定しており、本時で学んだ学習内容を活用し、「実感を伴った理解」ができるようにと考えている。

「教えて考えさせる授業」の進め方で、子ども達に分かるできる喜びを味わわせたい。

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野口芳宏先生の健康法

2009年11月11日 | 教師修業
 先週の金曜日は、野口芳宏先生が宮崎県のとある場所で話をされるというので、2時間半かけて行ってきた。
 あっという間の2時間の講座が終わり、野口先生と少しお話をさせていただいた。

聞くと、翌日は岡山で一日講座があるらしい。先週は、宮崎で1日の講座があった。終末は、殆どどこかで講座があるとのことである。驚くほど元気な方である。

 「野口先生はタフですね。とてもお元気ですね。」
と言ったところ、
「私は、睡眠を十分とっているから。」
と仰った。

 以前も聞いたことがある。
「私の健康法は、睡眠をとることです。」

 人によって必要な睡眠時間が違う。自分のまわりには、5時間で十分という人がいる。うらやましい。

 自分の場合は、7時間30分である。睡眠を削って6時間睡眠を続けると、カゼをひきやすくなる。
「睡眠時間を(なるべく)削らない。」

これを自分も心がけたい。

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ベストを尽くす理由

2009年11月05日 | 教師修業
 仕事には、ベストを尽くして取り組みたいと考えている。
 普段の授業や仕事もそうだが、研究授業や講師を頼まれたときにも、自分にできる精一杯の準備をして臨みたいと考えている。

 その大きな理由は、「言い訳や愚痴を言わなくて済む」からである。
 手抜きをした仕事に対しては、「こんなふうにすれば良かった」という後悔が先に立つ。

 しかし、ベストを尽くした仕事ならば、たとえ不本意な結果で終わろうとも、厳しい指摘を受けようとも、失敗は次への糧になる。少なくともあまり後悔はしなくて済む。

 「これが今の自分にできる精一杯の仕事です。」といえるような努力をすれば、仕事の後のお酒はおいしい。

どんな結果になろうとも、その結果は、全てその後の自分の学びになる。



・・・と書きながら、目の前の仕事から、今さぼりそうになっている自分にハッパをかけているところです。

 しっかりしろ!俺!

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面白い本

2009年11月02日 | 読書
 夢枕獏氏の本は面白い。陰陽師シリーズも面白い。「東天の獅子」も面白かった。そして、「神々の山嶺」もかなり面白かった。

殆どの作品がちょっと恐くて、力自慢か技自慢の人物が出てくる。そして何より面白い。

好きな小説家が増えるのはとても幸せなことだ。しかし、面白すぎて読書の時間が増えすぎてしまう。ついつい眠る時間が遅くなってしまう。

幸せな悩みである。

 今日は、「奇譚草子」を読んだ。
 「二ねん三くみの夜のブランコの話」は、子ども達に読み聞かせできないくらい恐い話である。

 「何度も雪の中に埋めた死体の話」は、本当にありそうで恐い。


 そして、途中まで読んでいて、とても恐く恐くなった。
 この「奇譚草子」を、自分は昔読んだことがあることに気付いたのである。

 読んだことがあるにもかかわらず、途中まで読まないと思い出さなかった自分の記憶力の低下も恐かった。
 (ま、いいか。忘れる度にまた楽しく読めるのだから・・・。)

 

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野口芳宏先生曰く「他者本位で考えよ」

2009年11月01日 | 教師修業
 昨日、野口芳宏先生の講座が終わった。何回聴いても野口先生の話は面白くてためになる。
講座も大好評だった。


 講座の後、昨日は野口先生を空港まで車で送る際に、仕事に対する考え方、頼まれたら断らないという他者本位の人生観についてもお話を伺うことができた。

こんなことを言われた。

「頼まれて断るということは、相手との関係を切ると言うことだからね。そんなことはしない方がいい。」
「相手が頼むということは、見込まれて頼むのだから引き受けた方がいい。」
「自分本位ではなくて、他者本位の考え方をすすめる。」

「迷ったら、自分にとって難易度の高い方を選んだ方がためになるよ。」
等々である。

自分にとっては、野口先生の言葉だけでなく行動全てが学びになる。

 来年度も宮崎で講座をしていただけることが決まった。またまた楽しみである。

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