仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

教師は本を読まなくなったのか

2010年04月28日 | 教師修業
 先日大型書店に行ったら、教師向けの教育書のコーナーが小さくなっていた。(これならうちの本棚の方が蔵書数が多いだろうとも思った。)

 さらに、以前と変わってきたと感じるのは、保護者向けの教育書の充実ぶりである。書店によっては、教師向けの本よりも、保護者向けの本の方が種類も量も多い。

 教師は、本を読まなくなったのだろうか。少なくとも、自分が尊敬する周りの教師はよく本を読んでいる。

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今年の指導のキーワード・・・「幸せを感じる子」

2010年04月19日 | 学級経営
鍵山秀三郎氏に学んだ「3つの幸せ」がもとになっている。

「してもらう幸せ」「できる幸せ」「してあげる幸せ」である。(もともとは、高橋桂子氏の言葉だそうである。)
鍵山氏は、次のように述べている。

 私たちも「してもらう幸せ」から「できる幸せ」へと進み、そして「してあげる幸せ」を味わえる人生を送りたいものです。
「人間を磨く言葉」p.77


自分は、子ども達にはそれぞれの3つの幸せを十分に味わえる人になって欲しいと考えている。また、自分自身でも味わえる感性を身につけたいと考えているものである。
3つの幸せを感じるために、次のような人になって欲しいし、自分でもなりたいと願っている。

1 してもらう幸せ・・・・・・・気付く人、感謝できる人
2 できるようになる幸せ・・・・「知・徳・体」を高めるために努力できる人
3 してあげる幸せ・・・・・・・周りの人のために役に立てる人

 もう少し、詳しく述べると次のようになる。

1 自分がしてもらっていることに対して、どれだけ気付くことができるか。感謝できるか。・・・幸福発見アンテナ(気付く力)  ・・・幸福増幅力(「有り難う」と声に出す表現力)

2 以前の自分と比べて、どれだけできるようになったか
「わかった」「できた」「覚えた」という言葉
 自主自律、明朗快活、努力、友達と仲良く、生命尊重 等々
 行動体力と防衛体力(カゼをひかない、大きなケガをしない)を高める

3 自分のもっている力を周りの人のために使い、喜んでもらえる幸せ
自分のもっている時間、力を周りの人のために使う。その見返りを求めない。

言い換えると、「感謝」「向上心」「利他」というキーワードでまとめられるかもしれない。

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自分の心と体をコントロールできる人に

2010年04月15日 | 
 例えば、「信号を守る」「上履きのまま外を歩かない」「集団で移動する時は喋らない」「自分が使ったトイレのスリッパを並べる」「クツをそろえる」など、これらの行動ができる人は、自分の心と体をコントロールできる人だと考えている。

これらの行動が確実にできる人こそが、我慢強い心の持ち主であり、ここぞという時の粘り強さがある人だと考えている。(多くの場合、他人には優しい人が多い。)

些細な行動の積み重ねかもしれないが、これらの行動が確実にできる人、言い換えれば習慣になっている人は、幸せな人生を生きているように見える。


 少なくとも、自分の周りには、幸せそうに見える人が多い。

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学級担任ができる幸せ

2010年04月13日 | 教師修業
 久しぶりの学級担任である。5年生担任になった。やはり学級担任はいい。子ども達との距離が専科よりも近い。

 ほぼ全ての教員が、元々は学級担任になりたくて教員になっているはずである。その楽しさを味わえている自分は、本当に幸せだと思う。

 教員をする上での宝物は、教室にこそ存在している。


 黄金の3日間を過ぎて今日で5日目である。基本的なルールを繰り返し指導しているところである。子ども達は、素直なので、言ったことを聞いている。ただ、すぐにはできないこともあるので、今後も繰り返し指導する必要がある。まだまだ伸びそうなのでこれからが楽しみである。

2年ぶりの学級担任、しかも異動したばかりということで、することや覚えることが多い。戸惑うことばかりである。

 それでも、子ども達が快適に過ごせる学級づくりのために、奮闘中である。毎日の取り組みをまとめておきたいのだが、時間に追われてまとめられない。ただ、ノートには記録しているので、いつかまとめたい。

向山洋一氏の言うように、「学級担任が1週間になくても子ども達で過ごせる」ようなシステムをつくろうと考えている。

 今年は、野中信行氏の「学級経営力を高める3・7・30の法則」を繰り返し読んでいる。黄金の3日間で指導した内容がさらに徹底するシステムが書いてある。
 若手からベテランまで、学級担任をしている人にはきっと役に立つ本だと思う。

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腰骨を立てさせれば解決できる

2010年04月11日 | 
 給食を食べている時、気になることがある。それは、「犬食い」と「肘付き」である。指導する時は、「犬食い」や肘付き」はマナー違反であることや、胃腸に負担がかかる食べ方であることも話す。
 その後は、次の言葉で「犬食い」と「肘付き」は無くなる。

 それは、「腰骨を立てて食べなさい」である。

腰骨を立てた綺麗な姿勢だと、「犬食い」や「肘付き」での食事はできない。

話は変わるが、うちでは、たまに外食をする時がある。その時、子どもにお子様ランチは注文させないことにしている。理由は、「犬食い」や「肘付き」をしやすい姿勢になるからである。それは、1枚の大きなプレートに料理が全部載っていることによる。

 あのプレートを持つことは子どもにはできない。大きなプレートでも、せめて手を添えさせるように躾けているが、やはり子どもには、茶碗をもって食べるように躾けたい。

 そこで、うちでは、「お子様ランチ注文禁止」である。

 子どもにマナーが身に付くような持ちやすい食器に盛られた「お子様ランチ」があれば注文したい。

 どこかの料理店が、マナーが身に付くお子様ランチとして売り出してくれないものだろうか。

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箸よく盤水を回す

2010年04月04日 | 教師修業
3月まで6年間勤務した学校では、全校児童でいろいろな実践をしている。

例えば、全校百人一首大会、朝の柔軟体操、入れ替えかけっこ、長縄大会、基礎の時間、午前5時間制、4つの躾(朝の挨拶、返事、履き物揃え、立腰)、・・・等々である。

自分が勤務校にいる6年間で、たくさんの実践ができ、学校全体で行い、定着してきた。6年前には想像できなかったことである。上記の実践は、自分のやりたいことではあったが、学校全体でできるようになるとは初めは思わなかった。子ども達、保護者、そして教員仲間のおかげである。

 本当に自分は、周りの方々に恵まれている。子どもにとって価値ある実践は前向きに取り組もうとする方々ばかりだった。また、自分が提案したことに対して、もっと子ども達の実態にあった手だてを示していただくことも多かった。

 おかげで6年前には構想でしかなかったことが、今はどの学級でもできている。他の学校にまで広がっている実践まである。

 その事実を見ると、「箸(はし)よく盤水(ばんすい)を回す」という言葉を連想した。これは、鍵山秀三郎氏の日めくりカレンダーにある言葉である。

 カレンダーには、次のような解説が書いてある。

「盤水」とは盤(丸い皿、たらい)の中の水のことです。箸一本で回しても、最初は箸しか回りません。ところが、根気よく回し続けておりますと、水全部が大きな渦になって回るようになります。

 自分の構想でしかなかったイメージが、周りの人たちの協力で、学校全体を巻き込む渦になっている。1年目、2年目、3年目・・・と、だんだん大きな渦になった。

「思い(念)は現実化する」と、確信している。

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