仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

学級通信やお便りの活用法

2010年06月29日 | 家庭教育
 子どもは、学校でほめられると家庭でほめられるのとは違った喜びを味わう。それは、教師からも、友達からも祝福されるからである。

 そこで、学級通信やお便りは、次のような活用法がある。保護者にとっての活用法である。

 それは、「家庭でのよかったことを書く」という方法である。多くの教師は、そのよかったことを読んで、子供をほめる。その子はますますやる気が高まる。

 場合によっては、他の子の前でほめることもある。他の子にも見習ってほしい場合である。
 例えば、「昨日はお祖父ちゃんの肩もみをして、お祖父ちゃんがうれしそうでした。」「昨日は田植えを家族みんなでやりました。○○も一生懸命手伝っていました。」・・・等々である。

 本人だけ呼んでほめる場合もあるし、周りの子の前でほめる場合もある。


 どちらにしろ、ほめる教師もうれしいし、ほめられる子供もうれしい。周りの子供も感化され、やる気が高まる。

 保護者としては、学級通信やお便りには、家庭での子供の良かったところを時々書くとよい。その後の子供の行動がまた良くなる。

※ 学級によっては、この通りにはならない場合もある。例えば、学級崩壊しているようなクラスでは、上記の内容はそのまま当てはまらないかもしれない。

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親孝行をすすめる理由

2010年06月28日 | 親孝行
子ども達には、親孝行をしてほしいです。私がそう考える理由は、2つ有ります。

1つ目の理由・・・親の幸せ=子どもの幸せ
 親は、子どもの幸せを第一に考えているものです。その親が喜ぶことは、きっと親だけでなく、子どもも幸せになることが多いです。

2つ目の理由・・・歴史は繰り返される(ことが多い) 
 もう1つの理由は、「歴史は繰り返す」です。
 「親の姿は、30年後の我が子の姿であり、祖父母の姿は、60年後の我が子の姿」である場合が多いのではないか、ということです。

祖父母が心の底から喜んでいる家庭は、子々孫々安泰だと考えています。なぜなら、「子育ての歴史も繰り返されるから」です。
 親の姿を見て子ども達は育っていきます。多くの場合、子ども達は、見てきたように、体験してきたように育っていくことが多いものです。

 我が子にどちらの人生を歩ませるかは、私たち教師や親など大人の考え方や行動にかかっていると考えています。

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親孝行のススメ

2010年06月27日 | 親孝行
先日の道徳は、「家族愛」がテーマでした。道徳副読本の「卵焼き」という資料をもとに、いかに親から愛されているか、いろいろなことをしてもらっているかを学びました。

授業後の感想
○ お父さんやお母さんのありがたみがわかりました。
○ 私は、親にいろんなことをしてもらっているんだなあと改めて思いました。


自分の幸せを一番願っている人は誰か?・・・それは、親であるということを改めて感じた子供たちでした。

 その後、私から次の話をしました。

6月の読み声カードには、「親孝行」を載せています。この「親孝行」に関する話です。「親孝行」には、次の記述があります。

身体髪膚 此を父母に受く。 あえて毀傷(きしょう)せざるは 孝の始めなり。

 「あえて毀傷せざる」というのは、わざと体を傷つけない、痛めないと言うことです。「親からもらった体を大切にする」ということです。

子ども達に「毀傷せざるとは、例えばどんなことですか?」と聞いたところ、次のような答がありました。「病気をしない」「ケガをしない」

・・・不摂生な生活等で体を傷つけないと言うことに子ども達は気付いていました。

 さらに聞きました。「最大の『毀傷』は、何か分かりますか?これをやったら一番の親不孝です。」
 子ども達からはすぐに次の声がありました。・・・「死」「親より先に死ぬ」
そうです。親より先に死ぬということです。特に「自殺」です。
「日本が一番多いんだよな・・・。」という声も、子ども達のつぶやきにありました。

授業後の感想
○ 体を大事にして、親を困らせないようにしたいです。
○ 親孝行をして、自分も親も幸せになったらいいなあと思いました。
○ もっと自分のことを見ていてくれる人に対して、心配させないようにしたい。


 私は、親孝行の重要性が、昔と比べて今の日本には足りない気がしています。

 その意味でも、道徳の徳目の中の「家族愛」中でも親孝行という価値観を大事にしたいと考えています。

 その理由は、・・・  次の記事で。

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思いついたネタは、すぐに録音

2010年06月23日 | 教師修業
 このブログのネタは、思いついたらなるべくICレコーダーに録音している。もっと便利なのが、携帯電話のサウンドレコーダーで録音する方法である。

忘却力には自信がある。何かにメモをしないと、必ず忘れてしまう。

 音声によるメモ、こういう文明の機器があるのは自分にとって、とても有り難い。

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使わない言葉・・・「切り結ぶ」「練り上げ」「~なのかな」

2010年06月22日 | 教師修業
 自分はいい加減な人間であるが、こだわりもある。頑固でもある。例えば、自分が納得できない言葉は使わない。

 実践記録を見ると、次の言葉を時々見ることがある。
「切り結ぶ」「練り上げ」

 いずれも自分は使ったことはない。自分には納得できないからである。その言葉が指す状況をイメージできないからである。

 「切り結ぶ」の意味は、「刀を交えて激しく切り合う(広辞苑)」である。

 熱のこもった討論は何度もある。例えば、盛り上がった討論の終盤で、チャイムが鳴ったことがあった。決着は次の時間に・・・となったにも関わらず、「発言させてほしい」と言って泣くようにして頼む子もいた。
 話合いでは盛り上がることが結構多い。

 ただし、話合いを表す言葉として、「切り結ぶ」というのは、ちょっと大げさな気がする。だから、自分では使わない。・・・あくまでも自分の主観である。

 「ねりあげ」という言葉は、国語辞典にはない。
 「練り上げる」はある。「計画・文章などを何度も練り直して立派に仕上げる(広辞苑)」という意味である。
時々指導案に書いてあるのをみる。「話合いで練り上げて~」・・・分からない。抽象的すぎて、状況が見えない。

 それから、会議の発言で、最後に「~なのかな」と言う人がいる。「自信をもって言えよ!」と突っ込みたくなる。

 さらに、語尾をあげる言い方を聞くこともある。
 「導入の最初の発問?」というように、聞く人にとっては質問されているように感じる。
「主張しているなら、人に聞くな。」と突っ込みたくなる。

以上、自分では使わない。自分には合わない言葉である。あくまでも私の主観なので、私が各書く文に対して違和感をもつ方も当然いらっしゃるだろう。

 それはそれでいいのだ。

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学級懇談はQ&Aで

2010年06月20日 | 学級経営
 学級懇談では、Q&Aの時間を設定することが多い。その時の懇談のテーマにあったQ&Aである。

 懇談でQ&Aをする場合、「教師の問いに答える場合」と「子どものアンケートを活用する場合」と大きく2種類ある。

「教師からの問い」の場合

1 教師からの問いに答えてもらう。

「なぜ早寝早起きが必要なのでしょうか。」「なぜ挨拶や返事の指導が大切なのでしょうか。」「子どもとのコミュニケーションを取りやすくする聴き方のコツとは何でしょうか。」・・・等々

2 解説を加えながら教師の解を述べる。(場合によっては、保護者の解を発表してもらったり、近くの保護者と話し合ってもらったりする場合もある。)


子どものアンケートを活用する場合
1 子どもにとったアンケートと同じものを配付し、子どもの答を予想して書いてもらう。「おうちの人がよく言う言葉は何ですか。」「おうちの人と1日にどれくらい会話をしていますか。」「おうちの人からどんなことでよくほめられますか」・・・等々

2 子どもが書いたアンケートを配る。

 子どもの意識と自分とのギャップに驚く方が多い。ここで謙虚になる方は大方安心である。子供を注意深く見る大切さを改めて感じる方、自分がいかに子供を見ていないかに気付く方は、大丈夫である。その後の子供を見るアンテナがますます研ぎ澄まされるからである。少なくとも油断は少なくなる。

 大丈夫かな?と不安になるのは、・・・自信を持ちすぎる方である。

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泳げること泳げない子の違い・・・だるま浮き10秒

2010年06月16日 | 体育
泳げること泳げない子の違いは、「水中酸素摂取能力」である。では、その能力があるかどうかを見分けることができるのか?

 答は・・・できる。

 水に浮く動作をさせればよい。例えば、だるま浮きである。例えば、伏し浮きである。

 これらの浮きが10秒できる子、つまり体全体が水に触れた状態で10秒呼吸をガマンできる子は、肺の中の酸素を上手に活用できる子である。

最近のプール開きでは、必ず浮き10秒が出来るかどうかに挑戦させる。できる子は泳げる子である。

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月曜日は水泳指導をしない

2010年06月15日 | 体育
 月曜日は殆ど水泳指導をしない。時間割で設定しないようにしている。理由は、「水温が低いから」である。
水温が低いという状況は、特に泳ぎが苦手な子にとっては泳ぎにくい環境となっている。

 泳げるかどうかは、「水中酸素摂取能力」に左右されると考えている。(これは、鈴木智光氏が提案した言葉である)

 「酸素を摂取する力」とは、肺の酸素を血液にのせる働きのことである。

 この力は、陸上と水中では、違う。2つの条件に左右される。

 1つは、水が体に触れている割合である。触れている面積が多いほど、苦手な子は泳ぎにくくなる。酸素摂取能力が落ちる。
 例えば、膝下から下が水に触れていても、あまり差はない。しかし、これが臍を超えて胸のあたりまで来ると、泳げること苦手な子は、違いが出てくる。泳ぎの苦手な子は、体が緊張しているのである。肩や腕が緊張しているのが分かる。これだけ緊張状態に置かれると、肺にある酸素をうまく使えない状態になる。

 もう1つは、水温である。温泉に入ってリラックスできない人はあまりいないだろう。殆どの人はあの温度に快さを感じるはずである。

 しかし、この水温が低くなればなるほど、苦手な子は、緊張の度合いが高まってくる。冷たければ冷たいほどがちがちに緊張するのは、苦手な子である。これは、水温の低さによって、泳ぎの苦手な子は水中酸素摂取能力が落ちるからである。

 だから、プールの水を入れ替えた次の日は水泳の授業をしない。水温が低いからである。

 宮崎県では、プール掃除をするのは金曜日の午後である。水を入れるのは、土曜日か日曜日の夜である。
 当然、月曜日の水温が一番低い。この日に水泳指導をすると、水泳嫌いが増える。

 さらに、プール開きは、6月である。気温水温ともに低い。昨日は気温20度水温17度であった。まだこの時期は寒い。

理想を言えば、7月にプール開きをして、9月中旬まで水泳指導をしたい。この時期が一番気温と水温が高くなるからである。水(特に冷たさ)に対する抵抗が少ない。苦手な子も泳ぎやすい環境になる。
7月に水泳指導や着衣泳の指導をして、夏休みにそれぞれ水泳を楽しんでもらう。そして、9月最初に指導をして、水泳大会などのイベントをして終わりたい。

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帰るときには、学級の一人一人の名を声に出す

2010年06月14日 | 教師修業
ここ宮崎では、通勤手段の殆どは、車である。自分は、仕事から帰るときに、車の中で、学級の子ども一人一人の名前を声に出す。
そして、その日の子どもの様子を思い浮かべるのである。どんなことでほめたか、励ましたか、叱ったか、声をかけたか、学習の様子や生活の様子で気付いたことを思い出すようにしている。

 どうしても印象に残るようなほめ方や励ましができていない子がいれば、次の日に真っ先にほめる、励ます。

 この思い出し作業をしていると、必ず次の指導に生きる手だてが見えてくる。

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福島大学陸上競技部でも挨拶の指導をしている

2010年06月07日 | 
福島大学と言えば、川本和久監督が有名である。この方は、学生日本一の選手や日本記録保持者を育てている。

 その川本監督が、著書「子どもの足が2時間で速くなる!」に、こんなことを書いている。

挨拶ができる子は足が速くなる
 挨拶をする、返事をする、あと片づけをする。一見、走ることには関係ないように見えますが、こうしたしつけはとても大切です。こういう小さなことがきちんとできる子は、かけっこでも勉強でも必ず伸びていきます。必ずキラキラ輝く子に育っていくでしょう。p.98


 これは福島大学の陸上部で実際に行っているメンタル練習です。
 まず、「勇気を出して人の前に一歩進み、あいさつをする」という練習を行い、それができるようになったら、「きちんとあいさつができているのだから大丈夫!同じように勇気を持ってスタートラインに立ちなさい」と教えるのです。p.99


挨拶、返事、あと片づけ、やはり一流の指導者ほど重視している。

 大切なのは、徹底だと考えている。どの学校でも指導はしているだろう。しかし、徹底されている学校、学級は殆どない。

 例えば、全校集会で名前を呼ばれたら、どの子も返事ができるだろうか。
友達同士でもあいさつができているだろうか。どの先生にもあいさつをしているだろうか。地区の方々にもあいさつができているだろうか。

自分の学級、学校全体でできるよう指導の徹底をしたい。(ただし、楽しく)

自分は幸い、その指導を進める「生徒指導主事」という立場に今年はいる。

挨拶や返事が響く学校、・・・楽しいだろうなあ。

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学習のまとめは「大会」で

2010年06月07日 | 授業づくり
 私の学級には、トロフィーがある。学習のまとめに「大会」を設定することがあるからだ。

例えば、国語の音読を学習した後には音読大会、リレーの学習をした後は、リレー大会をする。学習のゴールが決まっていると、子供達は、とても集中して学習に取り組む。
 優勝した子供、チームは、リボンに大会名や名前を書いてあげる。贈呈式も行う。(その後で学級に飾る。)
 
 トロフィーを受け取る子ども達は、とてもうれしそうである。この大会で優勝する子ども達のレベルは、相当高い。大人でも勝てないのではないだろうか。

リレー大会のように、グループで競うような大会になると、技能だけでなく、人間関係も良くなる。お互いに教え合ったり励まし合ったりしている。そんなチームでないと勝てない。

子ども達の技能を高めるだけでなく、人間関係もよくするために、「○○大会」の設定をしている。

 トロフィーは、記念品を売っているところで買う。1回買えば、ずっと使える。歴代の優勝者が書かれたリボンがずっと残っている。
 リボンは、スポーツ店で買える。(1枚100円) リボンは、20枚位まとめて買っておく。

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サークル(研究会)に参加するのはなぜか

2010年06月01日 | 教師修業
 昨日、体育サークルのメンバーと話をした。その会話の内容は、自分がサークルに参加している理由にもなっている。

 A氏「今、8秒間走の実践をしているんですよ。まだレポートにはまとめていないけど。サークルに持ってきたいのでまとめます。」

私「普通はそうだよね。サークルがあるから、自分の実践をまとめることになるよね。」

A氏「そして、レポートをまとめる段階で、反省点や改善点が見えてくるんですよね。次の指導はこうしたいという方向性が見えてきます。」

 私「サークルに参加する意義は、そこにもあるよね。」

 A氏「そう、そして、サークルで、貴重なアドバイスをいただけます。厳しい意見も含めて。」
 私「しかも、他のメンバーが持ってきた熱意が感じられるレポート見て、刺激にもなるよね。」

自分にとってサークルは貴重な学びの場である。
 実践をまとめる意欲づけになっている。
 他のメンバーから貴重なアドバイスをもらえる。
 他のメンバーから熱意や情報をもらうことができる。

 サークルでの学びは、勤務校で生かしている。子ども達や同僚にとって、少しでも「お役に立てている」と感じるときは、とてもうれしい。

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