ここ何年間かの中で一番心に残った作品になった。
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永遠の0 (講談社文庫) 価格:¥ 920(税込) 発売日:2009-07-15 |
ベストセラー作品はあまり読まないのだが、この作品は読んでよかった。次の点が特に印象に残った。
○ 特攻という作戦の残酷さと、特攻という作戦を考えた人間の非人間性
○ それでも特攻に赴いた方々の凄さ
○ 空気に流される傾向がある日本国民
作者の百田氏は、テレビ番組で「戦争はその民族の素晴らしいところと醜いところの両極が表れる」と言っていた。まさしくその通りであろう。この作品でも、その傾向は現れている。