児童が書いてきた日記に、一所懸命朱書きをしている学級担任を、以前見たことがある。
自分も初任の頃はしていたような気がする。
句読点の付け方、カギ括弧の付け方、表記の間違いの修正・・・いろいろある。
チェックして、正しい書き方を朱で書き直すのである。
「正しい書き方ができるようになってほしい」という願いのもとに行っている。
その願いは、素晴らしい。
ただ、自分は、朱書きで訂正はしない。
児童が書いた日記は、朱書きをするなら、よいところを褒めるだけである。訂正をしていると時間がかかって仕方がない。
その分の時間は、教材研究をし、次の授業に備えたい。
なぜ朱書きでの訂正をしないかというと、ほとんど効果がないからである。
書き終えて満足した文に朱書きをされても、児童は見ない。
また同じ間違いをしてくる。
ただ、正しい表現ができるように指導はしたい。
では、どうするか・・・・・・・。
自分は、児童の日記を読み、気になる点があったら、自分のノートにメモをしていた。
例えば、
・ 一文が長い。だから、主語と述語が対応していない。・・・「句点一つが500円」という指導をしよう。
・ 出来事をだらだら書くだけで、話の中心が分からない。・・・ラベリングとナンバリングの指導をしよう。
・ 会話文や「音」が全く出てこないので、その場の様子が生き生きと伝わってこない。
・ 改行を一つもしていない。話が変わったら、行を変えるという指導が必要。
等々である。
国語の授業の中で10分間ほど時間をとる。
1 その日の指導する内容がうまく表できている友達の作文を読む。
(会話文や擬音語、擬態語で生き生きと表現している作文を読んで聴かせる。)
2 どこが優れているかを解説する。
「会話文」「擬音語」「擬態語」という学習用語も教える。)
3 うまくできていない例文を渡し、児童に添削させる。
(会話文も擬音語も全く使っていない文章を読ませる。そのあと、会話文などを書き込ませる。)
4 近くの人と見せ合う。また、全体で望ましい表現になっている文を発表させる。
5 その日の日記では、その日の学習内容が反映された日記を書くことを告げる。
6 翌日は、優れた表現になっている日記を紹介する。また、前日の学習内容が反映されていない日記は、書き直させる。
このような指導を時々すれば、いちいち朱書きをするよりも、はるかに児童の作文力は高まる。
自分も初任の頃はしていたような気がする。
句読点の付け方、カギ括弧の付け方、表記の間違いの修正・・・いろいろある。
チェックして、正しい書き方を朱で書き直すのである。
「正しい書き方ができるようになってほしい」という願いのもとに行っている。
その願いは、素晴らしい。
ただ、自分は、朱書きで訂正はしない。
児童が書いた日記は、朱書きをするなら、よいところを褒めるだけである。訂正をしていると時間がかかって仕方がない。
その分の時間は、教材研究をし、次の授業に備えたい。
なぜ朱書きでの訂正をしないかというと、ほとんど効果がないからである。
書き終えて満足した文に朱書きをされても、児童は見ない。
また同じ間違いをしてくる。
ただ、正しい表現ができるように指導はしたい。
では、どうするか・・・・・・・。
自分は、児童の日記を読み、気になる点があったら、自分のノートにメモをしていた。
例えば、
・ 一文が長い。だから、主語と述語が対応していない。・・・「句点一つが500円」という指導をしよう。
・ 出来事をだらだら書くだけで、話の中心が分からない。・・・ラベリングとナンバリングの指導をしよう。
・ 会話文や「音」が全く出てこないので、その場の様子が生き生きと伝わってこない。
・ 改行を一つもしていない。話が変わったら、行を変えるという指導が必要。
等々である。
国語の授業の中で10分間ほど時間をとる。
1 その日の指導する内容がうまく表できている友達の作文を読む。
(会話文や擬音語、擬態語で生き生きと表現している作文を読んで聴かせる。)
2 どこが優れているかを解説する。
「会話文」「擬音語」「擬態語」という学習用語も教える。)
3 うまくできていない例文を渡し、児童に添削させる。
(会話文も擬音語も全く使っていない文章を読ませる。そのあと、会話文などを書き込ませる。)
4 近くの人と見せ合う。また、全体で望ましい表現になっている文を発表させる。
5 その日の日記では、その日の学習内容が反映された日記を書くことを告げる。
6 翌日は、優れた表現になっている日記を紹介する。また、前日の学習内容が反映されていない日記は、書き直させる。
このような指導を時々すれば、いちいち朱書きをするよりも、はるかに児童の作文力は高まる。