仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

「ハイッ」の返事だけで感動させる

2010年02月26日 | 
 自分が住んでいる宮崎のある町では、スポーツで優秀な成績を残した方々の表彰式がある。毎年この時期に、1年間の活躍を表彰するのである。

その中で、一際感動させる選手が数人いた。いずれも高校の新体操男子選手である。「○○高校○○くん」という読み上げの後の「ハイッ」という返事がとても気持ちがよいのである。

 会場に響き渡るような声であるが、張り上げすぎるわけでもない。返事だけを聞いても感動した。
 その後の歩き方、賞状などのもらい方も実に形が良かった。見ていてすがすがしくなった。

 新体操というのは、表現する種目である。さすがは「表現者」だと思った。
 体や声を使って表現する力の第一歩というか、基礎中の基礎はやはり「返事」や「挨拶」なのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全校で百人一首大会

2010年02月24日 | 国語
 本日は勤務校で百人一首大会が開かれた。別にチャンピオンを決めるのではないため、大会というよりは集会のようなものである。それでも子ども達はドキドキしながら参加したようである。

百人一首の良いところは、1年生から6年生まで学年に関係なく楽しめるところである。やはり、いつもやっている子達が強かった。1年生や3年生の中に強い子が多くいて、上級生に勝っていた。

 本校で使っているのは、五色百人一首である。一色20枚なので、1試合が3分程度で終わる。

 本日は、「緑」の札で勝負だった。来月もう1度大会がある。その時は、オレンジの札での大会である。早くも次の大会を待ち望む声が聞かれた。

 全校でこのような文化的なイベントができるというのは、とてもいいことだと思う。学校づくりにもきっと良い影響がある。

 百人一首は、私が心がけている「簡単・楽しい・効果あり」の実践である。どの学校でもできる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ昼休みに遊ぶのか

2010年02月23日 | 教師修業
 教員になってから、子ども達と昼休みによく遊んで来た。大きな理由は楽しいからである。子供と遊ぶのはとても楽しい。

まだある。それは、授業中には見ることのできない面を子供が見せてくれるからである。(授業中は控えめなA君がリーダーシップをとったり、しかもそれがうまかったりする。)

まだある。それは、遊ぶときにしか見てもらえない自分自身の姿を、子ども達に見てもらえるからである。
 負けず嫌いなので、サッカーでも本気でシュートをしに行く。(「ゴメーン、はずちゃった。」と謝ることも多い。)
 また、ボールを他人にぶつけても、何も言わずにプレイを続ける子を見過ごせずに、「早く(ゴメンと)言いなさい!」などと言ってしまう。許せないのである。

 授業では見てもらえない自分の姿も、子供達には見てもらえることになる。


授業だけで子供達の姿を把握できたり、自分自身の姿を見せたりできる人は、昼休みに遊ぶ必要はないかもしれない。しかし、自分にとっては、昼休みも子供とふれあうことで、自分自身のプラスになっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バッティングが苦手な子には、この練習を

2010年02月22日 | 体育
先日、体育の研究会に行ってきた。そこで学びになったのが、野球などで「打つ」ための練習方法である。

 「打つ」ためには、「捕る」働きが必要
とのことだった。

野球などで打てない子は、まず捕れないのである。そこで、次の練習ステップを設定していた。

(全て指導者が打ちやすいボールを投げてあげて、捕ったり打ったりするのである。)

ステップ1 バドミントンのラケットで捕る。(ガットの代わりに袋のような網を張ったものを使う)
ステップ2 短いバット(ペットボトルに30㎝位の柄を付けたもの)で打つ。
ステップ3 プラスチックバットを短く持って打つ。徐々に長く持って打つ。

このステップで練習することにより、指導前とは別人のような打ち方になった。打てるようになった子は、どれほどうれしかったことだろう。

 特に大切な練習は、ステップ1の「バドミントンのラケットで捕る」練習だろう。どうしても打つのが苦手という子には、この練習で、だいぶ捕る(打てる)ようになるのではないだろうか。

 なにより、指導者に、「打つ」には「捕る」動きが必要という視点があるだけでも、練習のステップづくりが違ってくるはずである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体育の研究における大きな課題は何か

2010年02月21日 | 体育
 体育に興味があるため、体育関係の研究会に行くことが多い。体育の研究会では、運動の原理や子供の実態をよく捉えて研究している方々の姿勢に学ぶことが多い。少しでも多くの子ども達が運動好きになるようにと研究し、実践しておられる。「楽しくて」「効果あり」の実践がたくさんある。

 ただ、どの研究会に行っても、話し合われている内容は、参加している体育好きの人にしか分からないような難解なものであることが多い。これは体育に限らない。おそらく他の教科でもそうである。

 その結果、どうなるかというと、研究の成果が一般に広まらないのである。

 先日も書いたが、サッカーやバスケットボールなどのボール運動では、「チームの人数を少なくする」というのは、体育の研究者の間では昔から言われていることである。

※ チームの人数を減らすことで、「ボールに触る回数が増える。」「(誰にパスを出せばよいか、どこへ動けばよいかという)判断が易しくなる。」ため、子供の技能が高まりやすい。

その「チームの人数を減らす」という配慮さえも、一般の教室には広まっていない。グルーピングや試合の進め方をどうすればよいかという方法、そして何よりチームの人数を減らすよさが理解されていないからである。

 体育の研究における大きな課題の1つは、「難解さ」にあると考えている。素晴らしい研究の成果があっても、それが広まらなければ、子ども達にとっての価値は低い。もったいない。

 研究の成果で明らかになった学習内容や指導方法を「簡単に」紹介できるようにすれば、もっと運動をして喜ぶ子供が増える。指導する喜びを味わえる教師も増えると思う。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平穏無事な毎日を過ごせるありがたさ

2010年02月18日 | 人生観
 先日、墓参りに行ったときに思ったことである。

 墓には、何年に何歳で何という名前の人が亡くなったかが石板に記してあった。
よく見ると、5歳以下で亡くなった人の名前が書いてある。昔は、乳幼児の死亡率が高かったとも聞いている。

 子供を亡くす親の気持ちは昔も今も変わらない。昔(と言っても50年位前)には、そんな悲しい思いをする親の割合が今より多かったのだ。代われるものなら、亡くなる子供と自分が代わってあげたいと思っただろう。

 日々何事もなく、家族と一緒に無事に過ぎてゆく毎日、それだけでも十分有り難いのだとしみじみ感じた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

授業記録はデジカメで

2010年02月14日 | 授業づくり
 現在4年生から6年生までの理科を教えている。(宮崎は、なぜか教務主任が理科専科をすることが多い傾向がある。)
 6クラスを指導するため、前回どんな授業をしたか思い出せないときがある。何しろ、自分は忘却力には自信がある。
 授業記録を簡単にメモしてはいるが、それでも思い出せないときもある。

 そこで、活躍するのがデジカメである。授業が終わったら、必ず板書を撮影するようにしている。



 思い出せないときは、授業前に前時の写真を見るのである。そうすると、結構鮮やかに思い出せる。誰に指名して、どんな発言があったかということまで思い出せる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホッとする珈琲

2010年02月11日 | 趣味
自分はインターネットでコーヒー豆を買っている。豆のままである。自宅で挽きたてを飲みたいからである。
 自分が買っているのは、大阪にある「ドイコーヒー」さんの珈琲である。いろいろな豆を飲んでみたが、人気ランキング1位の「ガテマラ オリフラマー農園」のコーヒー豆を買うことが多い。おいしい。

 挽きたてを飲むとホッとする。

 最近買い始めたのは、鹿児島県は国分にある「ヴォアラ珈琲」である。こちらのお店の方は、先月の家庭教育学級(PTAの会)で講師をつとめて下さった方である。その縁もあって豆を購入させていただいた。

 仕事や勉強の合間に珈琲を飲むと、幸せを感じる。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

捨てるために読む本

2010年02月07日 | 読書
 最近、整理整頓をもっと習慣化したいと考えている。整理の基本は、捨てることだと考えている。捨てることによって、余計な物は買わなくなる。自分にとって何が大切かが明確になる。

 その「捨てる」視点や方法を学ぶために、最近本を読んでいる。これまでも繰り返し読んだ鍵山秀三郎氏の本や飯田久恵氏の本を、また読み返している。

 それ以外に、新しく読んだ本は次の通り。

 「読書は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之著 Nanaブックス
「なぜあの人は整理がうまいのか」中谷彰宏著 ダイヤモンド社


前者は、書籍の整理をするためである。自分の部屋で一番整理しにくい、つまり捨てにくいモノは本である。少しでも整理する方法を学びたいと思って買った。

 この方は、タイトル、日付、出版社だけでも良いから書くことをすすめている。確かに、それを書いておくだけでも自分にとっての学びになる。後から読書ノートを見直せば、読んだ内容が少しは思い出せるだろう。

この本を読んで、一番学びになった部分は次の箇所である。(p.98)

 「僕は、読書ノートとは最低限、
・ 書いた日付
・ 本のタイトル
・ 著者名
を書いておけば、必要条件を満たしたと考えます。

どうしても続かない人は、まずこの三点の「記録」から始めてみて下さい。さらにインストールリーディングでは、先ほど紹介したように、次の二点を記録することで読書情報を自分のものにしていきます。 

・ 自分にとって重要な内容(引用)
・ その本で発生した自分の考え(感想)


以上引用終わり。

早速システム手帳に読書記録のページをつくり、昨日今日で読んだ二冊を記録したところである。

 後者の中谷氏の本は、時々読み返したい。読むと捨てるきっかけを作ってくれる本になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こうすればボール運動が楽しくなる

2010年02月03日 | 体育
 楽しくないボール運動の授業に見られる特徴は、「チームの人数が多い」である。

 この「チームの人数が多い」は、ドッジボール、サッカーやバスケットボール等のボール運動等の授業でよく見られる。

 例えば、1学級が2チームに分かれてドッジボールのゲームをしている場面をよく見る。1つのボールを追いかけて、みんなで楽しんでいるように見える。雰囲気はとても楽しそうである。
 また、ある時は、サッカーをしている授業を見ることもある。11人対11人で一見本格的なサッカーをしているように見える。

 しかし、いずれも授業としてはダメである。なぜなら、授業の始まりと終わりで子供が殆ど変わらないからである。よく見れば分かる。そのような授業では、活躍する子供は良くて2割である。あとの8割は、傍観者になっている。「ボールに何回触ったか」というデータを取ってみると良い。1回も触れない子供が多い。

 ボールに触れないような子供がたくさんいるようなゲームでは、投げる、捕る、蹴る、ドリブルなどのボール操作の技能が高まらないのはもちろんである。
それに加えて、どこに行けばボールをもらえるのか、どこに行けば相手チームのプレーヤーをマークできるのか等のボールを持たないときの動きも分からない。

それではどうするか?・・・「チームの人数を減らす」のである。ゲームの楽しさが味わえる最少人数にすればよい。バスケットボールならば3人である。バレーボールならば2人であろう。
こうすれば、人数が少ない分、ボールにたくさん触れる。ボールをパスする相手も限られてくるので、誰にパスを渡せばよいのかという判断もしやすい。

 ボール運動の授業では、「チームの人数をゲームが成立する最少人数に減らす」ことが、楽しく運動をさせるポイントである。・・・と考えているのだが、いかがだろう。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする