私が住んでいる宮崎県小林市は、蛍が有名である。特に、出の山(いでのやま)の蛍の美しさは有名で、今の時期、観光客の数も多い。 しかし、美しい蛍を見たければ、出の山に行かなくても、小林市の各地で見ることができる。 うちの子が、近所の川で蛍をたくさん見たとのことである。「まるで、山が動いているようだった。」とのことである。 (この「山が動く」というのは、本当で、出の山では山全体に蛍が多数いるため、光を放ちながら乱れ飛ぶ多くの蛍で、「山が動く」ように見える。)
近所の蛍を見に行ったところ、本当にたくさんの蛍が飛んでいた。そこにあるのは、小さな川なのだけれども、その割には、たくさんの蛍が飛んでいた。
コメント
新緑の季節である。緑の中を歩いたり走ったりするのが気持ちいい。遠くに見える山々の緑(たぶん広葉樹)が、モクモクと盛り上がっているように見えるのも、生命力を感じる。
この季節の俳句で、自分が特に好きな作品がある。中村草田男氏の次の句である。
万緑の中や吾子の歯生え初むる...(ばんりょくのなかやあこのははえそむる) 緑と小さい子の白い歯の対比が素晴らしい。どちらも生命力を感じさせる言葉である。「ばんりょく」という力強い響きも好きである。
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