今日の「 お気に入り 」は 、鎌倉時代の随筆 、鴨長明 の
「 方丈記 」の 冒頭のくだり 。「 徒然草 」兼好法師 、
「 枕草子 」清少納言とならぶ「 古典日本三大随筆 」に
数えられるとか 。
「 ゆく河の流れは絶えずして 、しかも 、もとの水に
あらず 。 ( 「 しかも 」は 現代文のようで かたい感じ 。「 又 」の方が いいような 。 )
よどみに浮ぶうたかたは 、かつ消え 、かつ結びて 、
久しくとゞまりたるためしなし 。世中にある 、人
と栖( すみか )と 、又かくのごとし 。
たましきの都のうちに 、棟( むね )を並べ 、甍を
争へる 、高き 、いやしき人の住ひは 、世々を経て 、
尽きせぬ物なれど 、是をまことかと尋れば 、昔し
ありし家は稀なり 。或は去年 ( こぞ ) 焼けて今年
つくれり 。或は 大家 ( おほいへ ) ほろびて小家
( こいへ ) となる 。住む人も是に同じ 。所もかは
らず 、人も多かれど 、いにしへ見し人は 、二三
十人が中に 、わづかにひとりふたりなり 。朝に
死に 、夕に生るゝならひ 、たゞ水の泡にぞ似り
ける 。
不知 、生れ死ぬる人 、何方より来たりて 、何方
へか去る 。又不知 、仮の宿り 、誰が為にか心を
悩まし 、何によりてか目を喜ばしむる 。その 、
主と栖と 、無常を争ふさま 、いはゞあさがほの
露に異ならず 。或は露落ちて花残れり 。残ると
いへども 、朝日に枯れぬ 。或は花しぼみて露な
ほ消えず 。消えずといへども 、夕を待つ事なし 。」
♪♪ もーしも 、貴方が 、百と三つまで 生きたけりゃ 、
安全第一で いーき ましょ お~ (^^♪
その昔 、コオロギ の ジミニ―・クリケット役 の声優
さんが ブラウン管の中で そう歌ってましたっけ !?
どちら様も 、ご安全に 。
ついでながら 、ジミニ―・クリケットは 、人間になる
ことを目指す ピノキオ のお目付け役で 、物言う 旅人
のコオロギ 。。