今日の「 お気に入り 」は 、「 おじいさんに聞いた話 」
( トーン・テレヘン 著 、長山さき 訳 、新潮社 刊 ) の一節 。
気になるくだりをメモしている 。備忘のため 、二度読み
三度読みした上で 、抜き書き 。
引用はじめ 。
「 『 ロシアではある日突然はじまることがたくさんある
んだ 』と祖父は言った 。 」
( ´_ゝ`)
「 『 母親が八人子どもをもっていたとしよう 。十人でも
十六人でもかまわない 。そのなかの一人だけ 、人生で
悪い終わりを迎えるとしたら ―― 酒に溺れる 、賭けご
とで金を失う 、悪い連中とつきあう 、酔っぱらって誰
かを殴り殺す ―― 、それは母親にいちばん愛されてい
た子どもなんだ 』と祖父は言った 。『 それが掟なんだよ 』
祖父はぼくを見つめて言った 。『 いつでも 必ず 誰か一人は
悪い終わりを迎えるものなんだ 。それも掟だ 』 」
(* ̄- ̄)
「 ぼくが人生で悪い終わりを迎えるとしたら 、母はほかの
きょうだいよりもぼくのことを愛していたということだろ
うか 、と考えてみた 。
ぼくはよく坂を下る夢を見た 。急な坂で踏んばっている
のだが 、どんどん勾配が増していく 。足をぴたりとつけ
ても 、逆さまに歩いても 、坂は急になるばかりだ 。とう
とう踏んばりきれずに 、あっという間に下に落ちてしまう 。
巨大な石がぼくのまわりを落ちてゆく 。 」
( トーン・テレヘン著 長山さき訳 「 おじいさんに聞いた話 」
新潮社 刊 所収 )
引用おわり 。
( ´_ゝ`)
本日 読了 。ご先祖様から綿々と受け継がれた陰鬱な性格 。
次は 、本屋大賞受賞作「 ハリネズミの願い 」を読んでみましょうか 。
児童文学ではなさそうなので 。 ・・・ 子どもには 、もっと美しい
話を聞かせてやってほしい 気もする 。
・・・ いつまでたっても 🦔 のもとに たどりつかない スローな 🐌 。
そばにいてほしい 🐿 。🐢 や 🐜 は 友 。
すべて 自身の投影 ? 。。。。。