「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

JET STREAMS  抜き書き Long Good-bye 2023・02・05

2023-02-05 05:59:00 | Weblog



   「 中国発の気球 」の写真を目にして 、仙台や盛岡に飛来した同様の気球と
  日本軍がアメリカ本土を空襲するため 1944年( 昭和19年 )11月初旬から
  1945年( 昭和20年 )3月まで9000個余りも飛ばしたという「 風船爆弾 」
  のことを思い出しました 。

   閑話休題 。

   今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆から スクラップ 。
   順不同 。備忘のため 。

   「 在来線の電車に乗ると座らない 。昔 、母に大人
    の男は座らないものだと教えられた 。
    『 でも偉い人は違うのよ 。一等に乗って座るの 』
     電車で立っていると 、時折 、見知らぬ人がにじ
    り寄って来て小声で言われる時がある 。『 先生い
    つも読んでますよ 』丁寧に言われると『 ありがと
    う 』と小声で返す 。『 あんたもしかして 』など
    と言われると『 違います 』と即答する 。
     先日 、歯科医院へ行くので中央線の車輛で立って
    いるとオバサンがにじり寄って来た 。違います 、
    と言おうとしたら 、『 パーカーの表裏が逆ですよ 』
    と言われた 。 」

   「 伊集院さん 、おかしいとは思いませんか? 会社更生法ってやつは 。
    あんなに金のことで毎日汗水流して 、あちこちくろうしていたのが 、
    更生法って印籠で 、銀行も借金取りも 、あとかたもなく失せるんです
    から 」 ( 三浦寛二さんの言葉 ) 

   「 少し高齢者になったからと言って 、フラフラ生きていたら 、
    まともな死に目には遭わないことをわかっているのか 。 」

   「 若い時は自分を鍛えて 、年を取れば他人のために生きるのは
    常識と違うのか ? 」

   「 フランス人はまだ怒りの感情をどこかに隠し持っ
    ているのだろう 。それは 、この何十年間で日本人が
    喪失してしまったもっとも手放してはいけないものの
    ひとつのような気がする 。なぜ日本人は 憤怒 を捨て
    たのか? 怒りの感情の中には 、その人を成長させたり 、
    新しいものに挑んだりする精神が養われるように思うの
    だが …… 。 」









  ( ついでながらの
    筆者註 :「 風船爆弾( ふうせんばくだん )とは 、太平洋戦争において
        日本軍が開発・実戦投入した気球に爆弾を搭載した爆撃兵器で
        ある 。日本本土から偏西風を利用して北太平洋を横断させ 、
        時限装置による投下でアメリカ本土空襲を企図した 。

        1944年( 昭和19年 )11月初旬から1945年( 昭和20年 )3月
       まで9000個余りが放たれて 、少なくとも300個程度が北アメリ
       カ大陸に到達したとみられ 、アメリカ合衆国西海岸のオレゴン
       州では6人が死亡した 。実戦に用いられた兵器としても約7,700
       km( 茨城県からオレゴン州への概略大圏距離 )は 、発射地点
       から最遠地点への攻撃であった 。戦果こそ僅少であったものの 、
       ほぼ無誘導で 、第二次世界大戦で用いられた兵器の到達距離と
       しては最長であり 、史上初めて大陸間を跨いで使用された兵器
       である 。
        秘匿名称は『 ふ号兵器 』( Fu-Go baloon bomb ) 。
        『 風船爆弾 』は戦後の用語で 、終戦間際に陸軍登戸研究所
       ( 神奈川県 )へ配属された元職員は 、『 ふ号 』『 風船 』
       は防諜のための符号であって当時の呼称は『 気球爆弾 』であり 、
       『 風船爆弾 』は戦後のマスコミによる造語と述べているが 、
       名古屋陸軍造兵廠に学徒勤労動員された女学生は『 今日から君
       たちは風船爆弾を作ることになる 』と訓示されたと回想してい
       る 。
         日本陸軍と日本海軍が開発し 、陸軍が特殊兵器として実戦投入
       した 。日本海軍の風船爆弾は『 八号兵器 』と呼称し 、潜水艦
       に搭載してアメリカ大陸沿岸部まで進出し 、放球する方式を想
       定していた 。 」
       以上ウィキ情報 。
       コスパ悪し 。されど 油断大敵 、気流に乗ってどこまでも飛ぶ
       太陽光パネル搭載の 、環境汚染の「 資源ごみ 」 。
        「 報道官 」変わっても「 戦狼外交 」変わりなし 。
        無人偵察機や偵察衛星やドローンとどこが違うと言われれば 、
       ものは言いようで 、水掛け論 。
        コスト度外視 、マジなだけに 始末が悪い www 。
        世界は「 ああ言えばこう言う人たち 」でいっぱい 。
        「 私は母から口数の多い人は気を付けなさい
       と教えられて育った 。 」
        頭の " Jet Streams " は 、三菱鉛筆のボールペンのことではない 。
        偏西風のことである 。日本軍の風船爆弾はハワイにも届けられた
       そうだ 。 )


     ( ^ω^)・・・( ^ω^)・・・ ( ^ω^)・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑魚という魚はない  Lon... | トップ | L’ULTIMA CENA ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事