高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石けん屋だより 5月4日記

2015-05-28 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸 増田明宏です。

ここ10年ほど粉石けんの出荷量が減ってきて、
原因を探しているのだが、色々ありすぎて、
これだというものが無い。
でもこの10年でドラム式洗濯機が普及しはじめています。
それで、ドラム式洗濯機を調べてみました。
いまさらですが、機種の中には、
粉石けんは使えませんと明記している機種もあります。
その点が石けん離れを起こしている一因ではないでしょうか。

全自動洗濯機もそうでしたが、
粉石けんを洗剤ケースに入れた場合は、
溶けないで残ってしまいます。
どうしても溶かして入れることが一番ですので、
前に紹介した、トロトロ石けんをおすすめします。
粉石けん(コップ1杯)に
40~60度くらいのお湯(1ℓ)を入れ
泡立て器などで溶けるまでかき混ぜます。
しばらく置いて冷めてゼリー状になれば完成。(管理人付記)

液体せっけんは、洗剤ケースに投入しても使えます。
洗剤ケースを使う場合は、
液体でも粉石けんでも溶かして入れられるのが良いでしょう。

使用方法で一番良いと思うのは、
ドラム内の洗濯ものに直接振りかけて運転されることです。
そうすれば粉石けんが使えるでしょう。


後は、使用量ですね。
ドラム式は、少量の水でたたき洗いするもので、
全自動洗濯機に比べ使用水量が少なく、
衣類の痛みが少ないという特徴があります。
ですから水量が少ない分、
全自動洗濯機よりも濃い濃度が必要です。
八坂石鹸の場合、水1Lに対して1gの使用量ですから、
2割ほど多めに投入してください。
そうすればドラム式洗濯機も無難に使うことができますね。

全自動洗濯機もドラム式も
合成洗剤用に作られた洗濯機です。
昔の二層式洗濯機は石鹸用に作られたものです。
その点を頭に入れて、
ドラム式も全自動も投入口が粉石けんには合わないですから、
工夫をして使ってください。
コメント (4)
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