1970年ごろはUTYの開局ばかりでなく、
YBSのCATV構想が動いた時代でもある。
以前にもNNS甲府CATVの開局経緯というものは
調べて記事にしてあるが
(https://blog.goo.ne.jp/tvdx5/e/5b6e1b898ec0d3a47bdaea630ebb640d
PDFのリンク先は参照できなくなったみたい)
改めて山日年鑑に書かれている記事をまとめてみる。
山日年鑑 1971年 昭和46年
45年2月、山梨文化会館内に日本ネットワークサービス株式会社が設立。
山梨放送などが中心となって設立したもので、株式会社組織としては日本で初めて。
日本初のCATV会社発足
45年2月5日 発起人7名が出席し創立総会開催(資本金一千万円)
(CATV解説記述から)
辺地あるいは大都市のCATVの目的はテレビ難視救済にあるから、
当該地域の放送局の再送信をすることが第一の任務となる。
一方でこれらの目的と異なったCATVが存在する。
放送電波は、放送区域を越えて隣接に及ぶ現象が見られる。
この特殊現象を利用して当該区域外の放送番組をCATVによって移入し
地元の番組と併せて送り届けることができればCATVはその多様性に
大きく貢献することとなる・・・・・
特殊現象は甲府市内に見受けられる。東京からの発射電波が
県境の山岳に当たり、いわゆる山岳回折現象を起こし、
甲府市内の限られた地点に到達していることが分かった。
受信好適地点を選べば東京都内で見ているのと何等変わりなく
甲府市内において東京の番組がみられる・・・・・
市民県民の福祉の向上に寄与したい。
山日年鑑 1972年 昭和47年
NNS甲府CATV局
45年2月3日 郵政省から許可
2月6日 正式に会社設立
3月10日 社員入社
3月11日 受信地点を甲府市下飯田・荒川河川敷に決定
5月8日 第一区内営業開始
7月12日 加入世帯500件達成
8月29日 東京三局のテレビ放送をキャッチ
10月27日 開局記念パーティー(高松宮様・県知事ら迎え)
46年3月23日 古河電工・ミハル通信・NNSの3社共同で自主放送実験。
5月20日 放送局テレシネ装置を利用した自主放送実験に成功。
6月1日 加入者に双方向中継による自主放送を送る(甲府北口2丁目・甲府幼稚園より)
8月6日 CATVを利用した教育放送実験を始める
※第一区 (甲府市の)朝日・北口・愛宕
第二区 武田・元紺屋・宮前・天神・美咲・緑ヶ丘
第三区 丸の内2丁目・宝1丁目
以上山日年鑑からです。
S46年の年鑑にはCATVについての解説みたいな記事が書かれており
山日は山岳回折現象によって限定的に東京波を受信できることを
知っており、地元波と東京波をミックスさせて発信するという
構想を持っていたことがうかがえます。
YBSのCATV構想が動いた時代でもある。
以前にもNNS甲府CATVの開局経緯というものは
調べて記事にしてあるが
(https://blog.goo.ne.jp/tvdx5/e/5b6e1b898ec0d3a47bdaea630ebb640d
PDFのリンク先は参照できなくなったみたい)
改めて山日年鑑に書かれている記事をまとめてみる。
山日年鑑 1971年 昭和46年
45年2月、山梨文化会館内に日本ネットワークサービス株式会社が設立。
山梨放送などが中心となって設立したもので、株式会社組織としては日本で初めて。
日本初のCATV会社発足
45年2月5日 発起人7名が出席し創立総会開催(資本金一千万円)
(CATV解説記述から)
辺地あるいは大都市のCATVの目的はテレビ難視救済にあるから、
当該地域の放送局の再送信をすることが第一の任務となる。
一方でこれらの目的と異なったCATVが存在する。
放送電波は、放送区域を越えて隣接に及ぶ現象が見られる。
この特殊現象を利用して当該区域外の放送番組をCATVによって移入し
地元の番組と併せて送り届けることができればCATVはその多様性に
大きく貢献することとなる・・・・・
特殊現象は甲府市内に見受けられる。東京からの発射電波が
県境の山岳に当たり、いわゆる山岳回折現象を起こし、
甲府市内の限られた地点に到達していることが分かった。
受信好適地点を選べば東京都内で見ているのと何等変わりなく
甲府市内において東京の番組がみられる・・・・・
市民県民の福祉の向上に寄与したい。
山日年鑑 1972年 昭和47年
NNS甲府CATV局
45年2月3日 郵政省から許可
2月6日 正式に会社設立
3月10日 社員入社
3月11日 受信地点を甲府市下飯田・荒川河川敷に決定
5月8日 第一区内営業開始
7月12日 加入世帯500件達成
8月29日 東京三局のテレビ放送をキャッチ
10月27日 開局記念パーティー(高松宮様・県知事ら迎え)
46年3月23日 古河電工・ミハル通信・NNSの3社共同で自主放送実験。
5月20日 放送局テレシネ装置を利用した自主放送実験に成功。
6月1日 加入者に双方向中継による自主放送を送る(甲府北口2丁目・甲府幼稚園より)
8月6日 CATVを利用した教育放送実験を始める
※第一区 (甲府市の)朝日・北口・愛宕
第二区 武田・元紺屋・宮前・天神・美咲・緑ヶ丘
第三区 丸の内2丁目・宝1丁目
以上山日年鑑からです。
S46年の年鑑にはCATVについての解説みたいな記事が書かれており
山日は山岳回折現象によって限定的に東京波を受信できることを
知っており、地元波と東京波をミックスさせて発信するという
構想を持っていたことがうかがえます。