久々に今宵のジャズ。
「久々」と言ってもジャズ自体は聴いてはいたのですが、前回紹介したサヒブ・シハブのアルバムやこれまで紹介したアルバムなどを聴いていました。
スーパームーンの今宵、アロマを炊いて『Django』を聴いてゆったり過ごしています。
久しぶり(3年ぶり?)に聴く一枚。
この一枚は何と言ってもタイトル曲である1曲目「Django」です。
物悲しげな曲ですが、ミルト・ジャクソンのヴィブラフォン(金属の鍵盤をばちで叩いて音を出す楽器です。鍵盤下に共鳴用のパイプがあり、パイプと鍵盤の間に回転する羽根があります。この羽根の回転で、独特のヴィブラートを出します。)がさらに雰囲気を作ります。
楽器として珍しいだけに、その音を含んだメロディーも今まで紹介したようなジャズとは変わったものに感じます。
このヴィブラフォンの音が何とも言えず心を落ち着けてくれます。
ヴィブラートが気持ちいい。
全てで8曲収録されていますが、外れがない。
ウキウキするような曲ではなく、夜しっとりとしながら聴く曲です。
カルテット(vi・p・b・ds)のバランスもとてもよく、bのソロ(2曲目)も現在のロン・カーターのように押しつけがましいものではなく、すんなり入ってきます。
んー良い気持ち。
3年聴かなかったのはもったいないと初めて思った。
さてもう一度普段よりも明るく綺麗な月を見てこよう。
Django (Reis) | |
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