今夜のジャズは『Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk』。
タイトル通り、ジャズの巨人の2人、セロニアス・モンクとアート・ブレイキーが共演した1枚です。
なんて贅沢な1枚。
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アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク (+3) |
ワーナーミュージック・ジャパン | |
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01. Evidence
02. In Walked Bud
03. Blue Monk
04. I Mean You
05. Rhythm-A-Ning
06. Purple Shades
Bill Hardman (tp)
Johnny Griffin (ts)
Thelonious Monk (p)
Spanky DeBrest (b)
Art Blakey (ds)
タイトル見るからにジャズメッセンジャーズ(以下)にモンクが加わっているのですが、正直グリフィン以外は知らないっす。
JMのtpと言えばケニー・ドーハム、ドナルド・バード、リー・モーガン、フレディ・ハバードなど超有名人だらけ。
ハードマンくらいではないでしょうか、あまり知られてないの・・・。
しかしJMの歴史を紐解くと、ブレイキーが金銭的にキツイ時代に彼を助けにきたかのごとくやってきて、なんとかJMを継続できることができました。
そしてその後将来有望なモーガンに引き継いでいく・・・なんて書くとちょっとカッコいいでしょうか。
bのデブレストも同様にJMの不遇時代を背負って立った人物です。
アルバムは1から5曲目までモンクのオリジナル、ラストはグリフィン作です。
やはりモンク先生は好き勝手過ぎてなかなかですが(笑)、絶妙なタイミングで入ってくるピアノの音はいつの間にか不思議と聴き入ってしまいます。
グリフィンの曲のソロを聴くとやっぱりいいです。
そして何と言ってもブレイキー。
リーダーは俺だ、とばかりにガツガツドラミングしています。
先述のハードマンのソロもいいスレ具合じゃないかと思います。
インパクトには欠けてますけど。
グリフィンは上品で滑らかな音を出します。
自分の曲のソロではかなり聴かせます。
残念ながらデブレストのソロは盤のせいか録音のせいか分かりませんが、あまり聴こえてこないです。
まるでベースレス・・・・。
という具合で、bは残念ですが、全体的にはなかなか面白いアルバムです。
おススメは6曲目かな。
Art Blakey & Thelonious Monk Purple Shades Art Blakey's Jazz Messengers W 1957
さびれ具合・各人のソロがおススメです。