先週はちょっと調子が悪かった。
朝結構早起きなのですが、そこから出社するために家を出るまでの時間に体がダルくなってしまうのです。
主治医は「仕事に意欲がわかないからかな?」と推測してくれましたが、私自身異動したてで割と仕事への意識は高く前向きなんですけどね・・・。
季節の変わり目(三寒四温)・花粉症・首や肩の痛みなども要因かも知れません。
そして異動して張り切っているのも原因なのかな。
今朝はとにかく家を飛び出して行きました。
最後の手段は勢いです。
さて今夜のジャズはサックス奏者デヴィッド・マレイ5年ぶりのリーダー作で『Blues for Memo』
Blues for Memo | |
Motema Music | |
Motema Music |
1.Kush
2.A Mirror Of Youth
3.Cycles And Seasons
4.Blues For Memo
5.OBE
6.Citizens
7.Positive Message
8.Red Summer
9.Enlightenment
10.Deep In Me
11.Music Of The Mind
12.Forever Brothers
David Murray(ts,b-cl)
Orrin Evans(p)
Nasheet Waits(ds)
Jaribu Shadid(b)
Saul Williams(poetry,spoken words)
Craig Harris(tb:4,5,6,9)
Pervis Evans(vo:8,10,12)
Jason Moran(rhodes:4,6)
Aytac Dogan(kanun:4)
Mingus Murray(g:6)
タイトルの”Memo”ですが、トルコのAhmet de Pozitif Musicの共同設立者のウルグ兄弟の兄Mehmet "Memo" Uluğへの賛辞とのこと。
Pozitif Musicはマレイやサン・ラ、ファラオ・サンダースなどのアーティストとともに、トルコにおける実験的なたジャズに門戸を開いたことで知られているそうです。
演奏に関して言えば、オリン・エヴァンスやナシート・ウェイツ、ジャリブ・サヒドのカルテットに加え、参加曲によってはクレイグ・ハリスやジェイソン・モラン、そしてアラブの弦楽器カーヌーンの使い手アイタッチ・ドガン、そしてマレイの息子ミンガスがギターで参加しています。
そして特筆すべきはヴォーカルのパービス・エヴァンスとともに参加している詩人でありラッパーのソウル・ウィリアムズですね。
割としっかりした演者たちの演奏の中で自由に言葉を紡いでいくウィリアムズはパンチがあります。
やはりそこでは黒人差別による(と思われる)警察から少年への銃撃など、現代アメリカが抱える人権問題をテーマにした”声”が多いです。
これこそ正にブルースなのでしょうか。
David Murray feat. Saul Williams 'Blues for Memo' Teaser
David Murray feat. Saul Williams 'Blues for Memo' Teaser 2
マレイのサックスはラップやヴォーカルとともに歌い上げるような音がします。
おそらくは相当にマレイの思い入れが強い作品なんでしょう。
正直歌詞はよく理解できないですが、聴いていてその”圧”を強く感じます。
これはいい作品。
今日の行き帰りの電車で何度もリピートさせました。